2018年03月08日

東京シティ・バレエ団 創立50周年記念公演『白鳥の湖』〜大いなる愛の賛歌〜 3月6日

東京シティ・バレエ団『白鳥の湖』の公演に行ってまいりました。団創立50周年記念公演として、大野和士さんの指揮と東京都交響楽団の演奏、そして藤田嗣治の美術で上演という、豪華な舞台でした。

東京シティ・バレエ団創立50周年記念公演
『白鳥の湖』〜大いなる愛の賛歌〜
2018年3月6日(火)18:30 東京文化会館

演出・振付:石田種生
音楽:P.I.チャイコフスキー
美術:藤田嗣治
照明:足立恒

指揮:大野和士(東京都交響楽団 音楽監督)
演奏:東京都交響楽団

オデット/オディール:ヤーナ・サレンコ
ジークフリード王子:ディヌ・タマズラカル
ロートバルト:李悦
王妃:高木糸子
ボルフガング(老家庭教師):青田しげる
パ・ド・トロワ:佐合萌香、飯塚絵莉、沖田貴士
三羽の白鳥:清水愛恵、平田沙織、植田穂乃香
四羽の白鳥:名越真夕、松本佳織、飯塚絵莉、新里茉利絵

スペイン:土井靖子、平田沙織、春野雅彦、濱本泰然
チャルダッシュ:岡博美、井将伍
ナポリ:佐合萌香、沖田貴士
マズルカ:
  若林美和、若生加世子、友利知可子、渡邉優
  浅井永希、中弥智博、福田建太、吉岡真輝人

とっても楽しかったです〜♪ 東京シティ・バレエ団をきちんと見るのは初めてだったんですが、全体的にダンサーさんたちの成熟度が高いなぁという印象でした。大人っぽいと言うか、「〜ちゃん」とか「〜くん」という雰囲気がなかったんですよね。ちょと遠かったので定かではないんですが、男女ともに身長も高そうだし、スタイルも良さそう。白鳥のコール・ドも揃っていて、見応えがありました。

藤田嗣治の美術は絵画のようで、足立恒さんの刻々と変化する絶妙な美しい照明と相まって、とてもドラマチックな舞台でした。絵画の中に入り込んだような、いや絵画の中の人たちが動き出したような、そんな想像をしてしまう背景画でした。
似ているわけではないと思うんだけど、ふとブルメイステル版を思い出す瞬間があり、こんなにドラマチックな版があったんだな〜と思いながら見ていました。そこには藤田嗣治の美術と足立さんの照明が大きな役割を担っていたと思います。

一幕は新緑が美しい緑の舞台。しかし、石造りの建物には蔦が伸び、苔むしていて、廃墟ではないけど忘れられた楽園のような、幻想的な雰囲気もあり。森というよりは、谷? 遠くに高い岩山に挟まれた空が見えています。2幕でも、湖の向こうには左右にそびえる岩山。夜の湖畔は暗い木々が包む静寂の森。背景幕よりも奥にロートバルトが立つ場所が設置されているのが、奥行きを感じさせてすごくよかった。そして3幕は、黒味を帯びた圧倒的な赤。何より印象的だったのは、背景幕の下手半分を占拠する大階段です。実際に上るには不自然な急角度で、天井まで続いているので行き先が見えない(上から見ていたからそう見えたのかもしれませんが)。その威圧的な存在感と不安感が印象的でした。4幕の湖畔(2幕と同じ)では、ラスト、岩山に挟まれた空から太陽が昇り、明るい光を放ちます。戦後間もない初演時には、赤いペンキが手に入らなかったそうで、3幕の背景幕は実現しなかったんだそうです。
今回の上演に際して、衣裳は変えていないんですよね? 藤田嗣治の美術と違和感がなくて驚きました。プログラムの写真を見る限り、サレンコとタマズラカルは自前の衣裳だったようです。1・2幕の王子の衣裳がよかった。身体の線がスッキリ出るデザインで、タマズラカルの美しい立ち姿が際立ちます。シンプルだけど上品で、タマズラカルに合っていたな〜と。

石田種生版の『白鳥の湖』は、プログラムによると幾度かの改作と試行錯誤を繰り返し、1・3幕は手を加え、2幕はプティパ/イワノフ版に手をつけず、4幕はまったくのオリジナルという版になったんだそう。確かに、独創的で印象に残る4幕です。
じっくり聴かせる間奏から、緞帳が上がると紗幕と照明によって絵画のような白鳥たち。ドガの絵のようでした。王子登場ののち、「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」のアダージオの音楽に乗せてオデットと王子のパ・ド・ドゥが踊られます。一瞬「チャイパド?」と思ったけど、あまり違和感なく受け入れられました。王子の深い悔恨と懺悔、そしてオデットの許しのパ・ド・ドゥ。
自らの意思でロートバルトと闘った白鳥たちは、オデットと同じように人間の姿に戻ります。オデットが人間の女性の姿に戻る版はあるけど、白鳥たちまで人間の姿に戻る演出は初めて見ました。確かに、そこ気になってました。オデットが助かった後、同じようにロートバルトによって白鳥の姿に変えられていた彼女たちはどうなったんだろうって。人間の姿に戻り互いに喜び合う様子は、とても感動的でした。
しかしそうなると今度は、彼女たちの今後が気になってしまった(笑)。もしかしたら、既に何十年とか経っていて、家族はこの世にいないかもしれない。あるいは娘が行方不明になったことで、悲しみにくれた一族は崩壊しているかもしれない。領主だった父親は酒びたりになり、家族は出て行き、村も家も荒れ果て、、、みたいな。でも、サレンコのオデットなら、まとめて面倒を見てくれるかもしれない。きっとオデットが、全員とりあえずお城で面倒を見ながら、家族を探したり、いい縁談をまとめたりしてくれるに違いない。そう思わせるようなサレンコのオデットでした。家族と再会したり、恋人が待っていてくれたり、他国の王子に嫁いで行ったり、一人一人幸せになっていく姿が浮かぶような幕切れでした。

サレンコは本当に磨き上げられているな〜という印象。強くしなやかで美しく、無駄や隙がない。惚れ惚れしました。テクニックと内面の両方が充実しているのが感じられました。美しく弧を描く爪先も印象的。もしかして、小柄な身長のわりには足が大きいのかな〜と。艶やかなオデットと、強いオディール。どちらもよかったです。黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥでは、ダブルとトリプルを混ぜたグラン・フェッテを披露。しかも安定感抜群でした。
今回のお目当ての一つだったタマズラカル。久々に見たけどやっぱりよかった〜。立ち姿が本当に美しい。踊りは柔らかくて上品。とっても育ちの良さそうな王子でした。

道化の玉浦さんは回転も見事だし、着地も柔らかくて音がしませんでした。老家庭教師にボルフガングという名前があった! 家庭教師がからかわれる場面があるヴァージョンでした。頭にお花の冠を被って踊っているところに王妃が。それにしてもお花の冠が似合うタマズラさん。母親である王妃に「それは?」と聞かれ、慌てて外して道化にポーン。オデットに最初に出会う場面では、王子は弓矢は持っていませんでした。身の上を語るオデットのマイム有り。

民族舞踊が気迫とエネルギーに満ちていて、どれもよかった。格好よかったな〜と感激していたら、プログラムの安達さんの挨拶の中に、「日本で数少ない民族舞踊指導者の小林春江氏にもご指導いただき」とあったので、今回さらに磨きがかかった感じだったのかもしれません。ブーツの踵がしっかり鳴ると、本当に気持ちがいい。去り際オーディールが、王子からの求婚の花束をバサーッと王子に向って投げるんですが、真っ赤な薔薇の花がバーっと飛び散る様子はとてもドラマチックでした。オデットの元に走る王子。気を失う王妃という幕切れ。

4幕のコール・ドは、2幕と違ってアシンメトリーが肝だそうです。なるほど、見慣れないフォーメーションだったし、白鳥たちの意思を感じるような演出でした。オデットが隊列に加わって見分けがつかなくなる瞬間があって(遠かったからかもしれないけど)、オデットも仲間なんだという感じがして、なんだかよかった。王子が登場する直前、白鳥たちがオデットを守るように彼女の周囲に集まってくるのも素敵でした。

ロートバルトと王子の闘い。そして寄り添うオデットと王子の2人を守るように、自分たちもロートバルト闘う白鳥たち。ストロボ効果の中、白鳥たちが交差し、ロットバルトの断末魔が描かれます。すると、王子と寄り添っていたオデットが人間の姿に戻っているじゃないですか! 王子にリフトされ明るい世界へと戻ってきたオデットは、フワッとした白いドレスを着て、とても幸福そう。というか、ずっとそこにいましたよねぇ? 早替えどうなってるの? もしかして、白鳥たちとロートバルトが闘っている間、後ろで王子と寄り添っていたオデットは替え玉で、最後のストロボのところで着替えてきたサレンコと入れ替わったとか? それとも一旦捌けたときに、早替え用の衣裳に着替えてきて寄り添ってたの? と不思議に思っていたら、Twitterのほうで教えてくださった方がいました(ありがとうございます♪)。王子と寄り添っていたのはオデット役のダンサーではなく、別のダンサーだそうです。そうだったんだ〜。いや、知らなかったので本当にビックリしました。こういうのって、最初しかビックリできないんですよね。普通にビックリして楽しかったです。白鳥たちも半分は着替えにいって、残りの半分がロートバルトと闘っていたようです。
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2018年03月07日

全幕特別プロ『ドン・キ』、大阪公演はアレクサンドロワ&ラントラートフ!

バレエ・フェスの出演者が発表されて、アレクサンドロワが来る〜♪と喜んでいたら、なんと大阪の全幕特別プロはアレクサンドロワとラントラートフによる『ドン・キ』とのこと! 大阪で全幕特別プロが上演されるのはTwitterのほうで聞いていたんですが、まさか別キャストで上演するとは。しかもアレクサンドロワ!! これはちょっと行きたいです〜。彼女の全幕自体が貴重ですよね。何より、彼女の舞台はこの上なく幸せな気持ちにさせてくれます。
チケットぴあは昨日から抽選が始まっています。イープラスは明日から座席選択の先行販売がスタート。大阪の『ドン・キ』はアッサンブレでは扱ってくれないですよね〜、、、。どうしようかな。というか、S席って16,000円もしましたっけ?と思って確認したら、前回も同じでした(私は見に行っていない)。因みにその前の2012年は15,000円。ジワジワと(笑)。

■ 世界バレエ・フェスティバル<全幕特別プロ>【大阪公演】 『ドン・キホーテ』

2018年8月18日(土)15:00
会場:フェスティバルホール

出演:
マリーヤ・アレクサンドロワ、ウラディスラフ・ラントラートフ、東京バレエ団

BOX席:20,000円 SS席:18,000円
S席:16,000円 A席:14,000円 B席:12,000円
C席:10,000円 D席:8,000円

チケットぴあ抽選:受付中〜3月13日(火)11:00
イープラス座席選択先着先行販売:3月7日(水)12:00〜14日(水)18:00
一般発売:3月31日(土)

東京の全幕プロの詳細も出たので書いておきます〜。キャストは2月の半ば頃に祭典会員向けのアンケートで判明していました。私は非祭典会員なので、Twitterで知りました。公演概要のページにアッサンブレの先行販売期間も出ていたんですが、いつも出てましたっけ? 私が見逃していただけ? いずれにしても助かります〜。

■ 第15回 世界バレエ・フェスティバル<全幕特別プロ> 『ドン・キホーテ』

2018年
7月27日(金)19:00
  キトリ:ミリアム・ウルド=ブラーム
  バジル:マチアス・エイマン
7月29日(土)14:00
  キトリ:アリーナ・コジョカル
  バジル:セザール・コラレス

東京バレエ団
指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京フィルハーモニー管弦楽団

S席:16,000円 A席:14,000円 B席:12,000円
C席:9,000円 D席:6,000円 E席:4,000円

【全幕プロ+Aプロ+Bプロ 2演目・3演目セット券(1枚につき1,000円早得)】
3演目セット券:3月27日(火)21:00〜4月2日(月)18:00
2演目セット券:3月30日(金)21:00〜4月2日(月)18:00

【単独券】
NBS WEB先行販売:4月4日(水)21:00〜4月7日(土)18:00

【アッサンブレ先行販売】 ※全席1割引
3月30日(金)21:00〜4月7日(土)18:00

一般発売:4月14日(土)10:00

→ NBS
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2018年03月06日

バレエ・フェス、出演者発表。ガラの日程も。

バレエ・フェスの出演者が発表になりましたね〜。まさかアレクサンドロワが出演するとは! コボーも来てくれるとは思わなかったので、久々にコジョカルとのパートナーシップが見られそうで楽しみです。そして、ボネッリが来る〜(♪)。できればエドワード・ワトソンも呼んで、ドロドロしたの踊ってほしかった、、、なんて。ハンブルク・バレエから2組参加も嬉しいし、「元」も含むシュツットガルト組も楽しみ。ラドメーカーもカマルゴも、オランダ国立バレエに行ってしまったので、なかなか見る機会がないですもんね。フォーゲルはポリーナと踊るのかな? アマトリアンも見たかったな〜。もちろんポリーナは楽しみだけど。今回発表されたメンバーの他に、BBLから参加予定だそうです。よかった、、、。最初、誰も来ないのかと思ってガッカリしていまいました。誰が来るのかな〜♪ ロスとジュリアンでしょうか。大貫さんも見たい! 

女性より男性のほうが数が多いんですよね〜。
私なりに組み合わせを考えてみました。こういうのは大体、当たらないんですけど(苦笑)。

アレクサンドロワ − ラントラートフ
アッツォーニ − リアブコ
バデネス − カマルゴ
ボラック − ルーヴェ
コジョカル − コボー
オレリー − ボッレ
アイシュヴァルト − ラドメーカー
ドロテ − マチュー
コチェトコワ − シムキン
サラ・ラム − ボネッリ
ラウデール − レヴァツォフ
ミリアム − エイマン
ロホ − エルナンデス
サレンコ − マックレー
ポリーナ − フォーゲル

男性が3人多いんです。
コラレス
ホールバーグ
サラファーノフ

コラレスはBプロのみなので、コジョカルがコボーとコラレスと踊るのかな?と思ったんですが、コボーは両プロ出るみたいだし。シムキンがどちらかでソロを踊って、サラファーノフがコチェトコワと踊るのかな?とか。でもホールバーグが残る。オレリーがAプロのみなんですよね〜。ボッレと『椿姫』でも踊るのかな〜と思って組んでみたんですが、なんかしっくりこない。女性の追加があったりするんですかね〜。あー、モヤモヤする〜。

ガラの日程も発表になりました。今回のガラは、佐々木さんを記念して<ササキ・ガラ>というタイトルで上演されるとのこと。バレエ・フェスの出演者や関係者の間で長年「ササキ・ガラ」と呼ばれていたことに因んでいるそうです。

<第15回 世界バレエフェスティバル>

【Aプログラム】
8月1日(水)18:00
8月2日(木)18:00
8月3日(金)18:00
8月4日(土)14:00
8月5日(日)14:00

【Bプログラム】
8月8日(水)18:00
8月9日(木)18:00
8月10日(金)14:00
8月11日(土)14:00
8月12日(日)14:00

会場:東京文化会館

【出演者】
マーリヤ・アレクサンドロワ(ボリショイ・バレエ)
シルヴィア・アッツォーニ(ハンブルク・バレエ団)
エリサ・バデネス(シュツットガルト・バレエ団) 
レオノール・ボラック(パリ・オペラ座バレエ団) 
アリーナ・コジョカル(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
オレリー・デュポン(パリ・オペラ座バレエ団)【Aプロのみ】
マリア・アイシュヴァルト(元シュツットガルト・バレエ団)
ドロテ・ジルベール(パリ・オペラ座バレエ団) 
マリア・コチェトコワ(サンフランシスコ・バレエ団)
サラ・ラム(英国ロイヤル・バレエ団)
アンナ・ラウデール(ハンブルク・バレエ団)
ミリアム=ウルド・ブラーム(パリ・オペラ座バレエ団) 
タマラ・ロホ(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
ヤーナ・サレンコ(ベルリン国立バレエ団)【Aプロのみ】
ポリーナ・セミオノワ(ベルリン国立バレエ団)

ロベルト・ボッレ(ミラノ・スカラ座バレエ団/ABT)
フェデリコ・ボネッリ(英国ロイヤル・バレエ団)
ダニエル・カマルゴ(オランダ国立バレエ団) 
セザール・コラレス(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)【Bプロのみ】 
マチュー・ガニオ(パリ・オペラ座バレエ団)
デヴィッド・ホールバーグ(アメリカン・バレエ・シアター) 
イサック・エルナンデス(イングリッシュ・ナショナル・バレエ) 
マチアス・エイマン(パリ・オペラ座バレエ団)
ヨハン・コボー
ヴラディスラフ・ラントラートフ(ボリショイ・バレエ)
ジェルマン・ルーヴェ(パリ・オペラ座バレエ団) 
スティーヴン・マックレー(英国ロイヤル・バレエ団)【Aプロのみ】
マライン・ラドメーカー(オランダ国立バレエ団)
エドウィン・レヴァツォフ(ハンブルク・バレエ団)
アレクサンドル・リアブコ(ハンブルク・バレエ団)
レオニード・サラファーノフ(イハイロフスキー・バレエ団)
ダニール・シムキン(アメリカン・バレエ・シアター)
フリーデマン・フォーゲル(シュツットガルト・バレエ団)

※このほか、モーリス・ベジャール・バレエ団より参加予定です

第15回 世界バレエ・フェスティバル ガラ公演 <ササキ・ガラ>

8月15日(水)
会場:東京文化会館

→ NBS

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2018年03月04日

BBL『テム・エ・ヴァリアシオン』放送/高田茜&平野亮一ドキュメンタリー/他

BBL『テム・エ・ヴァリアシオン』のWOWOWでの放送日が近づいてまいりました。ブログにも書いた気になっていたんですが、Twitterでつぶやいただけだったみたいです。『ベジャール・セレブレーション』の再放送もあります。

【WOWOWライブ】

3月11日(日)17:00 【初回】
モーリス・ベジャール・バレエ団 『テム・エ・ヴァリアシオン』
(収録 2017年11月22日 東京文化会館)

3月11日(日)18:00 【再放送】
モーリス・ベジャール・バレエ団&東京バレエ団 特別合同ガラ
『ベジャール・セレブレーション』
(収録 2017年11月22日 東京文化会館)

そして、『バレエ☆プルミエール』は5回目を迎えます。

【WOWOWライブ】

3月11日(日)16:30 【初回】
『バレエ☆プルミエール #5』 

さらに、NHKのBSプレミアムでは、ロイヤルの高田茜さんと平野亮一さんのドキュメンタリーが放送されるそうです。2人が挑む『くるみ割り人形』の舞台裏に迫るドキュメンタリーとのこと。楽しみすぎますー! 吉田都さんも出演されるみたいですね。もう、バレエ関連のドキュメンタリーが大好物なので、楽しみでならない(♪)。

【NHK BSプレミアム】

3月10日(土)21:30〜23:00
『英国ロイヤルバレエ〜茜と亮一 プリンシパルの輝き〜』


まだ少し先ですが、プレミアムシアターの放送予定も更新されたそうで、シュツットガルト・バレエ団の『オネーギン』が放送されるとのこと。つ、ついに『オネーギン』が放送されるんですね〜。『オネーギン』って、市販の映像も出てないんでしたっけ? NHKさんに感謝です。キャストはアマトリアンとフォーゲル。私は2人の日本公演は見ていないので、とても楽しみです。ハンブルク・バレエ団『タチヤーナ』の再放送もあります。

【NHK BSプレミアム】

プレミアムシアター
4月22日(日)深夜0:00

シュツットガルト・バレエ団『オネーギン』全3幕
(収録 2017年11月3日・5日 ドイツ、シュツットガルト国立歌劇場)

タチヤーナ:アリシア・アマトリアン
エフゲーニ・オネーギン:フリーデマン・フォーゲル
オリガ:エリサ・バデネス
レンスキー:デーヴィッド・ムーア

指揮:ジェームズ・タグル
管弦楽:シュツットガルト国立歌劇場管弦楽団

ハンブルク・バレエ団『タチヤーナ』全2幕 【再放送】
(収録 2015年6月5日・6日 ドイツ、ハンブルク国立歌劇場)

タチヤーナ:エレーヌ・ブシェ
エフゲーニ・オネーギン:エドヴィン・レヴァツォフ
レンスキー:アレクサンドル・トルーシュ
オリガ:レスリー・ヘイルマン
N公爵:カーステン・ユング

指揮:サイモン・ヒューイット
管弦楽:ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団

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2018年03月03日

山海塾、東京公演は『卵熱』と『金柑少年』を上演。

山海塾の東京公演の情報が出たことをTwitterのほうで知りました。東京では『卵熱』の他に『金柑少年』を上演。やった〜♪ 『金柑少年』が久々に見られる〜♪ 2016年に北九州芸術劇場で上演されたときは、東バのブルメイステル版『白鳥』と重なっていて見に行けなかったので、2009年のフェスティバル/トーキョー以来です。実に9年ぶり! あのときはまだ舞踏手さんの顔と名前が一致していなかったんですが、「豆太郎」(X景)は市原さんだったはず。「孔雀」(V景)は松岡さんんじゃなかったかな。最初の景「金柑少年」は長谷川さんだとコメントで教えていただ来ました。最後の「金属製の飛鳥」の逆さ吊りは誰かわからなかったな〜。はぁ〜、それにしても楽しみだ〜。

一般発売は3月31日(土)、山海塾チケットの先行販売は3月17日(土)12:00からです。最終日にポストパフォーマンストーク有り。

■ 山海塾 東京公演 『卵熱』/『金柑少年』

2018年

『卵熱』(リ・クリエーション 東京初演)
6月1日(金)19:00
6月2日(土)15:00
6月3日(日)15:00

金柑少年(リ・クリエーション 再演)
6月5日(火)19:00
6月6日(水)19:00 ★ポストパフォーマンストーク有り
会場:世田谷パブリックシアター

S席:4,500円(1・2階) A席:3,000円(3階)
U24:2,500円

一般発売:3月31日(土)
山海塾チケット会員先行販売:3月17日(土)12:00

→ 山海塾
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2018年02月27日

首藤康之×CAVA「レニングラード・ホテル」再演+ダンスプログラム/他

昨年の7月に公演が行われた、首藤康之さんとCAVAによるコラボレーション『レニングラード・ホテル』の再演が決定したそうです。さらに今回は、特別プログラムとして「魅力的なキャストによる」ダンス公演も行われるとのこと。『レニングラード・ホテル』2回、ダンスプログラム2回を予定しているそうです。魅力的なキャスト! 気になります〜。

レニングラード・ホテル 再演決定

2018年7月5日(木)〜8日(日)
会場:青山スパイラルホール

レニングラード・ホテル×2回、ダンスプログラム×2回を予定。


『兵士の物語』の再演のほうの情報は、まだ出ないですね〜。


スタダンのサイトに、退団情報が出ていました。吉瀬智弘さんが退団されるとのこと。え〜。ちょっとビックリしました。


そして、NBAバレエ団の『海賊』にキャストの変更が出ています。アリ役でゲスト出演が予定されていたオーストラリア・バレエ団プリンシパルのチェンウ・グオが怪我のため降板。代役は新国の奥村康祐さんだそうです。

3月17日(土) アリ:チェンウ・グオ → 奥村康祐

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2018年02月23日

ハンブルク・バレエ団『ニジンスキー』3日間【Twitter感想】

ハンブルク・バレエ団の『ニジンスキー』を3日間、見てまいりました。すぐに感想が書けそうにないので、『ニジンスキー』に関する自分のツイートをまとめておきました。基本、そのまま貼り付けているので、読みづらい部分もあると思いますが、、。キャストは最後に載せてあります。3日目だけ、アレクサンドル・トルーシュの降板による当日変更がありました。

ハンブルク・バレエ団『ニジンスキー』
2018年2月10日(土)14:00
2018年2月11日(日)14:00
2018年2月12日(月・祝)14:00
東京文化会館

【Twitterより】

<2月10日>
2005年の『ニジンスキー』、東京文化会館2回を見て「これはヤバい」と思い、「風邪をひきました」と職場に嘘をついて神戸国際会館こくさいホールまで急遽足を運んでから13年。もう二度とこの目で見ることはないかもしれないと本気で思っていたんですが、こんな日が来るとは。
そして、ハンブルク・バレエ団2005年日本公演の最初の地、神奈川県民ホールの『眠り』で、上演が始まってもお喋りをやめないマダムたちに、ピシッと注意してくれたあの女性。彼女も今でもバレエを見ているだろうかと、日本公演の度に懐かしく思い出します。

『ニジンスキー』幕間。13年ぶりにこの目で目撃するために映像は見ずに我慢してたんですが、1幕の幕切れがあんな感じだったことを結構忘れていた。2幕ラストの混沌は記憶していたんだけど、1幕の戦慄の幕切れに瞬きができなかった。

なんかもう、ノイマイヤーの才能が怖い(最大級に褒めてます)。

『ニジンスキー』初日終了。ちょっと放心。でも、変な言い方かもしれないけど、私自身やっと『ニジンスキー』の呪縛から解放されたような気がします。ずっともう一度見たくて苦しかったので。
ノイマイヤーの才能と知性と発想の煌めきが、ものすごい純度で作品を貫いていて、しかもそれらが、まるで真空状態で保たれているみたいに新鮮。ノイマイヤーが作品を生み出した瞬間のエネルギーがそのまま閉じ込められているようでした。
動く映像はなく、写真しか残されていないニジンスキーですが、「今の、写真で見たことあるぞ」みたいなシーンがたくさんあって、その辺も純粋に楽しい。

帰宅。ノイマイヤーと同時代に生きていることを感謝せずにはいられない、そんな帰り道。そういえば、初めてハンブルク・バレエ団を見た帰り道(神奈川県民ホール『眠り』)も、あまりに感動して、「人生ってなんて素晴らしいんだろうう♪」などと考えていたことを思い出しました。生きててよかった。
ペトルーシュカの歪んだメイクをしたリギンズが、その後メイクを落としても怖い(褒めてます)ことが衝撃だった。
ニジンスキーが踊ってきた作品が物語と見事に絡み合っていく中で、ペトルーシュカがニジンスキーの感情に寄り添っていたのが印象的。ニジンスキーはきっと、ただ愛されたかっただけなんだと思いました。最後、ディアギレフが指先でキスを贈り、そして母エレオノーラが額にキスをする場面で滂沱。
露出度高めのトルーシュの薔薇の精も、エキゾチックで色気のあるフベーテの金の奴隷も、ディアギレフの新しい恋人で次のスターとなるマシーンを踊った、意味深な眼差しのベルーシも、とてもよかった。終盤、全キャラクターが登場する場面では牧神をユング、アルルカンをエヴァンス(たぶん)が担当。
母エレオノーラのラウデールがよかった。ソロはないし、派手な見せ場はないんんだけど、ジワジワよくて、最後のキスで泣いた、、、。
後にバレエ・リュスの公演を訪れたニジンスキーが、『ペトルーシュカ』のバレリーナ役のカルサーヴィナやディアギレフたちと写った写真を再現したと思われる場面のすぐ後、両腕を広げてポンっとジャンプするんですが、あれもやはり後年のジャンプするニジンスキーの写真の再現なんでしょうか。

『ニジンスキー』のラスト。黒い布が椅子に絡まってリアブコの動きを阻んだのはアクシデントだと思ってたんだけど、意図的らしいというツイートを読んで戦慄している。彼に孤独を強いた現象世界との接点であるようなあの椅子が、最後までニジンスキーを苦しめていたなんて、、。
純粋に演出的にもあの混沌に計算を感じさせない効果があったような気がする。綺麗に終わらせないことで、本当は絶妙に組まれた完璧な混沌を生み出しているんだけど、そうとは感じさせない効果があったのではないか、と。
この作品でノイマイヤーは、『人魚姫』のラストのような救いを用意していない気がします。でも、それこそがノイマイヤーの考える救いだったではないかと思うんです。ニジンスキーの絶望を描ききることこそが、本当の意味での鎮魂になるではないか、と。

<2月11日>
『ニジンスキー』2日目、終了。今日も今日でとてもよかった。どちらかというと童顔で可愛らしい感じのトルーシュの、人相が変わっていくのが辛かった。それにしても、寂しい。
今日のラスト、緞帳の前にポツンと椅子が残ったのは、やっぱり演出ですよね? 物語は終わり、カーテンコールも終わったのに、あの椅子がポツンとそこにあることで、まるでニジンスキーの魂が彷徨っているようでした。振り返るとまだ物語の余韻が残っていて、帰り難かった。

エヴァンスの薔薇の精もよかった。彼がアルマンを踊る予定だったんですよね。見てみたかったな〜と。リバオの金の奴隷もクネクネしててよかった〜。中性的で妖艷。赤い唇が印象的だったんだけど、フベーテも赤くしてたっけ? 終盤のアルルカンはベルーシ、牧神はフランコーニでした。
シャープで知的なフリッツァに対して、リオスのニジンスカは柔らかくて可愛い。と思ったら、生贄では予想以上の迫力に「あわわ、、、」と戦いた。
リギンズのペトルーシュカがぶっ倒れている、あの目の前の席に座ってみたい、、、。

ところで、昨日はシャンデリアから「パーンッ」と音がして煙が上がってたし、今日は今日で火の粉らしきものが落ちてきたけど、だ、大丈夫かな、、、。

船上のシーンで、ディアギレフがセットのパネルを「バーン!」「バーン!」と音をさせながら一枚一枚倒していくの、怖い。でも、ユングはやっぱりどうしてもいい人。そこが好きなんだけど。ウルバンが悪い人っていう意味ではないけど、でもオールバックに撫で付けたウルバンのディアギレフは怖い。
2幕に不安しか感じさせない1幕ラスト。それでも母エレオノーラが優しくニジンスキーの頭を抱くんですが、そのニジンスキーの膝に息絶えた兵士が倒れてくるという容赦のなさ。たぶん、そのノイマイヤーの容赦のないところも私は好きなのかも。それは妥協のなさにも繋がってくるような気がする。

今日の『ニジンスキー』、アグエロのロモラもよかったな〜。美しくて知的。とても丁寧にロモラの感情に寄り添っている感じがして、憑依型とかではないかもしれないけど、彼女のロモラにスッと入っていくことができた。業の深さではブシェだったかな〜。
2幕の橇のシーンは、ノイマイヤーの眼差しがロモラにも平等に注がれているのを感じるので好きな場面です。夫婦には、その二人にしかわからない感情があるのだと思います。彼らの間にも、第三者には計り知ることのできない関係が築かれていたはず。
悪く言われがちなロモラだけど、ノイマイヤーの描く2人のパ・ド・ドゥには確かに愛がありました。一般的なものではないかもしれないけど、やはりあれも愛のパ・ド・ドゥだったと思います。あの状態のニジンスキーを抱えて戦争をくぐり抜けてきたことを思うと、ロモラを責める気にはなれないな、と。
でも、そのロモラの引く橇がニジンスキーをあの最後の場面に連れてくるのが、何とも言えない気持ちになるんですよね、、、。

<2月12日>
『ニジンスキー』東京公演、終了。とりあえず、3日間三様だった幕切れ。黒い布が椅子に絡まった初日。椅子が緞帳の前に残った中日。そして今日は、リアブコが黒い布を敷き終わったところで、兵士の一人が椅子を布の後ろまで運んでました。

狂ってしまったのは世界のほうで、ニジンスキーは正気を失うことで自分の精神を守ったのかもしれない。その現実との決別が最後の踊りだったのかもしれません。
最後に母エレオノーラが額にキスをすると、リアブコはそれまで空を見つめていた瞳をスッと閉じるんですよね。そして、母がキスをしたところをそっと指で触れ、天を仰ぎます。幻想の母なので感触があるわけはないんですが、でも感じたんだろうなと。あの場面が唯一の救いだったのかな、、、。

『ニジンスキー』。リアブコのことをどう書いていいかわからなくて、結局何も書いていないんですが、とりあえず言えるのは、本当にいいダンサーだな、と。語彙力なくてスミマセン。いや、でも大袈裟じゃなく、今世界で最も充実したダンサーの一人なんじゃないかと思うんです。
単に私はリアブコがとても好きで、その踊りも、佇まいも、役柄に注ぐ愛情も、舞台に滲み出る人柄も、本当にすごい人だなぁといつも思ってしまいます。初めて「ゲッティング・クローサー」でリアブコを見たとき、均整のとれた美しい身体と美しい踊り、そして何より溢れ出る情感に魅了されたんです。
前回『ニジンスキー』を見たときは、常に狂気と紙一重のようなイリに対して、リアブコの真面目さが滲み出るようなニジンスキーで、それはそれで本来壊れるはずじゃない人が壊れていく痛々しさがあってよかったんですが、今回のリアブコはかなりアウトサイダーだったなぁ、と。
リアブコとニジンスキーがどんどん同一化していくようで、後半はリアブコじゃなくてニジンスキーを見ている感覚に。でもそれは、私が昔見たリアブコのニジンスキーではなかったし、史実に忠実なニジンスキーとも違うかもしれないし、ノイマイヤーが最初に彼に与えたニジンスキーでもないかもしれない。
ああ、リアブコは、ニジンスキーという役を真に自分のものにしたんだなと思いました。
リアブコがニジンスキーに同一化するにつれ、ニジンスキーが狂気に足を踏み入れて行くようで、「(リアブコもニジンスキーも)行かないで〜」と思いながら見ていたんですが、そのうちに、あちら側とこちら側がわからなくなってきたんです。
ニジンスキーが足を踏み入れたのはあちら側の狂気の世界だったはずなのに、気付いたら最後、リアブコのニジンスキーはこちら側にいたんです。で、世界があちら側にいた。
一般的には、ニジンスキーは精神を病み、時代の表舞台から消えた人だけど、リアブコを見ていたら、世界の狂気は結局のところ彼の精神までは犯せなかったんじゃないかと思った。彼は闇に沈んだのではなく、飛翔したのかもしれません。

【主な配役】
2月10日(土)14:00
ニジンスキー:アレクサンドル・リアブコ
ロモラ:エレーヌ・ブシェ
ブロニスラヴァ・ニジンスカ:パトリシア・フリッツァ
スタニスラフ・ニジンスキー:アレイズ・マルティネス
ディアギレフ:イヴァン・ウルバン
エレオノーラ・ベレダ:アンナ・ラウデール
トーマス・ニジンスキー:カーステン・ユング
タマラ・カルサーヴィナ:シルヴィア・アッツォーニ
レオニード・マシーン:ヤコポ・ベルーシ

『謝肉祭』のアルルカン:アレクサンドル・トルーシュ
『ばらの精』:アレクサンドル・トルーシュ
『シェエラザード』の金の奴隷:マルク・フベーテ
『牧神の午後』の牧神:マルク・フベーテ
『遊戯』の青年:ヤコポ・ベルーシ
ペトルーシュカ:ロイド・リギンズ

2月11日(日)14:00
ニジンスキー:アレクサンドル・トルーシュ
ロモラ:カロリーナ・アグエロ
ブロニスラヴァ・ニジンスカ:ルシア・リオス
スタニスラフ・ニジンスキー:コンスタンティン・ツェリコフ
ディアギレフ:カーステン・ユング
エレオノーラ・ベレダ:アンナ・ラウデール
トーマス・ニジンスキー:ダリオ・フランコーニ
タマラ・カルサーヴィナ:リン・シュエ
レオニード・マシーン:リロイ・ブーン

『謝肉祭』のアルルカン:クリストファー・エヴァンス
『ばらの精』:クリストファー・エヴァンス
『シェエラザード』の金の奴隷:マルセリノ・リバオ
『牧神の午後』の牧神:マルセリノ・リバオ
『遊戯』の青年:リロイ・ブーン
ペトルーシュカ:ロイド・リギンズ

2月12日(月・祝)14:00
ニジンスキー:アレクサンドル・リアブコ
ロモラ:エレーヌ・ブシェ
ブロニスラヴァ・ニジンスカ:パトリシア・フリッツァ
スタニスラフ・ニジンスキー:アレイズ・マルティネス
ディアギレフ:イヴァン・ウルバン
エレオノーラ・ベレダ:アンナ・ラウデール
トーマス・ニジンスキー:カーステン・ユング
タマラ・カルサーヴィナ:シルヴィア・アッツォーニ
レオニード・マシーン:リロイ・ブーン

『謝肉祭』のアルルカン:ヤコポ・ベルーシ
『ばらの精』:ヤコポ・ベルーシ
『シェエラザード』の金の奴隷:マルク・フベーテ
『牧神の午後』の牧神:マルク・フベーテ
『遊戯』の青年:リロイ・ブーン
ペトルーシュカ:ロイド・リギンズ
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2018年02月19日

京都に行ってきました/京都のキャスト、雑感。

ハンブルク・バレエ団<ジョン・ノイマイヤーの世界>、京都公演に行ってきました。ロームシアター京都は初めてだったんですが、とてもいいホールでした。4階席まであるわりにはこじんまりしているというか、凝縮感があって、舞台が近く感じました。写真↑のような立派なパネルまで用意してくれて、オールカラー4ページのプログラムも無料配布していました。

京都はコジョカルの出演がなかったので、コジョカル部分の変更に伴う押し出しなどもあり、東京とはだいぶ違うキャストになりました。コジョカルも好きだけど、この日のキャストが見られてよかったです。東京では見なかったラウデールとレヴァツォフの『椿姫』も見られたし♪ アッツォーニの出番も増えて、『ニジンスキー』で金の奴隷を踊ったマルク・フベーテとの『ハムレット』が見られたのも嬉しかったです。

雑感と、キャストを載せておきます〜。

演出が変わったのか、私が東京で気付かなかったのか、『ハムレット』が始まってもまだ『ニジンスキー』の兵士たちが後方を歩いていました。さらに、上手から兵士が2人現れて、ハムレットが無造作に荷物を置いた場所に、鞄などの荷物を増やしたんです。「え、増やしてどうするの?」と思ったら、ラスト、ハムレットが荷物を抱えて退場するときに、先ほどの兵士が再び現れて、自分たちの荷物を持ってハムレットと一緒に退場していきました。幸せな音楽で始まる『ハムレット』の冒頭に、不吉に重なる『ニジンスキー』の行進する兵士の列。そして、ハムレットと一緒に出発する無表情な兵士たち。まるで、戦争に行く恋人を見送っているようでした。

ラウデールとレヴァツォフの『椿姫』がとてもよかったです。とてもナチュラルで愛があって、本当に美しかった、、、。幸福であればあるほど、この時間が長く続かないことへの不安が過ぎる場面なんですが、彼らにはあまり暗い予感は感じませんでした。それは、今この瞬間の幸福を信じようという覚悟のようで、その思いの強さに胸がいっぱいになりました。ラウデールは「大人の女性」という感じ。走ってアルマンのもとに滑り込む場面など、大人の女性の無邪気さが美しくて愛らしくて、とても素敵でした。レヴァツォフのアルマンは、ときどきとても大人びた目をする青年で、彼にはすべてわかっているのかな、、、なんて思わせる雰囲気がありました。
背中合わせに座って、互いに回転してまた背中を合わせるというところで、コジョカルとトルーシュは背中を合わせる度に一回一回止まっていたんですが、ラウデールとレヴァツォフはそれほど厳密に止まることなく自然にクルクルと回転していました。
背中合わせになって相手の肩に頭を預けると、コジョカルの横顔から首にかけてのラインがとても綺麗で印象的だったし、互いの阿吽の呼吸で回転するラウデールとレヴァツォフはとてもナチュラルで、心の赴くままに戯れている感じがして素敵でした。やはり、ラウデールとレヴァツォフの全幕も見ればよかったと後悔しました。

ところで、この日の『ペール・ギュント』のレヴァツォフは、オーバーオールのサイドのボタンを全部とめてました。東京で踊ったユングは、両サイドのボタンをすべてはずしていたので、ウエストから脚にかけての「肌見せ」がセクシーで、セクシーで、、、(♪)。ユングはボタン止め忘れたの?そのほうが踊りやすいの?それともある種のサービスだったの?(それはない) 教えて〜。
それを言うなら、『マーラー3番』ではヤコポ・ベルーシの胸が気になってしまって、、。そういう衣裳なのかな?と思ったら、胸がはだけているのはベルーシだけなんですよ〜。どうして?うっかりなの?それとも衣裳がちょっと大きかったの?教えて〜。

アッツォーニの『ハムレット』をまた見ることができて嬉しかったです。本当にいつまでも可憐で、詩情があって、そしてすべてを語ることができる雄弁な踊り。もう胸が苦しくなるくらい素敵でした。『ニジンスキー』の金の奴隷がとてもよかったマルク・フベーテ。あのセクシーな金の奴隷の面影は何処やら(褒めてます)。身体は大きいのにどこか頼りなくて、でも無邪気で愛おしくなるようなハムレット。小柄なアッツォーニと長身のフベーテは、本来ならベストなバランスではないのかもしれないけど、その身長差が妙によかったんですよね。彼女の顔を覆った手にキスをする場面では、かなりフベーテが屈まないといけなくて、そのぎこちなさが作品の切なさに合っていました。
ハムレットが置いていった手紙(?)を読むアッツォーニが本当に素敵で、、、。あの単純無邪気(褒めてます)なハムレットのことだから、きっと愛の言葉なんて書いていないんだろうな、と。でもそれがかえって愛おしいというか。読みながらちょっとクスッと笑って、手紙にキスをしてから、愛おしそうに胸に抱きます。

『マタイ受難曲』。東京ではレヴァツォフを肩に担いで登場したリギンズ。この日はユングを担いでいました。そこは『ペール・ギュント』とのダブル・キャストなのか?と。東京でも思ったんですが、よりによって何故わざわざ体格のいいダンサーを選ぶんだ?と思ったんですが、そこはやはり敢えてなんでしょうか。

『くるみ割り人形』。チラネートとトルーシュのパ・ド・ドゥの間、リギンズは一旦退場。終わりの頃に上手からノイマイヤーとともに再び登場します。そして、2人で目を見合わせると、今度はバーを見つめ感慨深げにそっとバーに触れる2人。バーに触れた瞬間の感動が伝わってくるような、とても素敵な場面です。
ラウデールとユングのパ・ド・ドゥの終盤、彼女のサポートをするようにユングに促されたリギンズが、「え、え? 私が?」という戸惑いと喜びを見せる場面もとても素敵です。

『ニジンスキー』で、ロモラの周囲を大きな音をさせて足踏みをしながら、追い詰めるようにグルグルと周るリアブコの目が怖くて怖くて、、(褒めてます)。その後『作品100』を踊るリアブコと同一人物というのが不思議なほど。その『作品100』の最後、肩を抱きながら退場する2人をリギンズが迎え入れたときの、3人の「言葉はいらない」交流がなんとも言えず感動的。本来は存在しない場面だけど、このガラでは見られる演出で、それがこの『作品100』に限らず随所に見られるんですよね。登場人物たちは本来ならしない動きや交流をするんですが、それが元の作品の世界観を壊すことなく、全体に一貫した世界観を築いているのがすごいなと思いました。

どこにいても目を引く菅井円加さんの踊りも印象的です。弾けるような生命力溢れる踊り。スパンスパンとキレがよく、それでいてバネのある柔軟な身体。身体能力と、身体のコントロール力が高いんだろうな、と。

そして、この日も『マーラー交響曲第3番』のアッツォーニは神懸かっていて、最後は勿論なんですが、その前に一旦上手に退場するときから只ならぬ空気を漂わせていました。ゆっくりと上手の袖に向って歩いていくだけなんですが、もうなんか違うステージにいるなという感じ。そして最後の舞台を横切る場面。この日はサイドの席から見ていたので、ゆっくりとスタートするアッツォーニが見えたんですが、まだ観客からは見えていないであろう袖の中でも、既にあの佇まいだったんです。なんか、ゾクっとしてしまいました。

『マーラー3番』。序盤でリギンズは客席に降り、通路を上って退場していきます。あのときのリギンズの目。遠くを見つめる瞳はとても澄んでいました。でもそれは、何か答えを見つけた眼差しではなく、まだこれからも探していくような、これからも旅は続くような、そんな眼差しでした。それは、作品のラスト、遠くを行くアッツォーニに向かってありったけの腕を伸ばすノイマイヤーに重なるようで、「ああ、ノイマイヤーの旅はこれからも続くんだな」と思いました。あのリギンズの眼差しを忘れたくないです。


ハンブルク・バレエ団
ガラ公演<ジョン・ノイマイヤーの世界>
2018年2月17日(土)14:00 ロームシアター京都メインホール

【第一部】

『キャンディード序曲』
(『バーンスタイン・ダンス』より)
ロイド・リギンズ、菅井円加
有井舞耀、コンスタンティン・ツェリコフ
フロレンシア・チラネート、アレイズ・マルティネス、他

『アイ・ガット・リズム』
(『シャル・ウィ・ダンス?』より)
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ、ほか

『くるみ割り人形』
ロイド・リギンズ
フロレンシア・チラネート−アレクサンドル・トルーシュ
アンナ・ラウデール−カーステン・ユング

『ヴェニスに死す』
(トーマス・マンの小説に基づく)
ロイド・リギンズ、カロリーナ・アグエロ、
アレクサンドル・リアブコ

『間奏曲』
(「オルフェウス」「シルヴィア」「オデュッセイア」「アーサー王伝説」より、神話の登場人物たち
アレクサンドル・リアブコ(オルフェウス)
パトリシア・フリッツァ(ディアナ)、菅井円加(シルヴィア)
カーステン・ユング(オデュッセイア)
ロイド・リギンズ(アーサー王)

『ペール・ギュント』
(ヘンリック・イプセンに基づく)
アンナ・ラウデール、エドウィン・レヴァツォフ

『マタイ受難曲』
ロイド・リギンズ、ダリオ・フランコーニ、他

『クリスマス・オラトリオT-XT』
ロイド・リギンズ、ルシア・リオス、パク・ユンス
ワン・リズホン、菅井円加、ヤコポ・ベルーシ、他

【第二部】

『ニジンスキー』
ロイド・リギンズ
ニジンスキー:アレクサンドル・リアブコ
ロモラ:エレーヌ・ブシェ
スタニスラフ:アレイズ・マルティネス
ニジンスカ:パトリシア・フリッツァ


『ハムレット』
(サクソ・グラマティクスおよびウィリアム・シェイクスピアに基づく)
シルヴィア・アッツォーニ、マルク・フベーテ

『椿姫』
(アレクサンドル・デュマ・フィスの小説に基づく)
アンナ・ラウデール、エドウィン・レヴァツォフ

『作品100−モーリスのために』
アレクサンドル・リアブコ、イヴァン・ウルヴァン

『マーラー交響曲第3番』
シルヴィア・アッツォーニ、カーステン・ユング、他
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2018年02月16日

チケ取り/『ニジンスキー』など。

東バのブルメイステル版『白鳥の湖』のアッサンブレ先行販売が14日(水)から始まりました。スタートの21:00にスタンバって、無事にチケットを確保。座席選択でチケットを取るときって、「前の人があまり大きくありませんように!」と祈りながら取ってしまいます。そこで祈っても仕方ないんですけど、ついね、、、。今回の再演は新しく製作した衣裳で上演するそうなので、そちらも楽しみです。
で、今思い出したんですが、そういえば小林紀子バレエシアターの『シアトリカル・ダブルビル』が6月30日(土)と7月1日(日)に予定されていましたよね。しまった、見に行けない、、、。いや、考えても迷っても、きっと東バを見に行ったと思うんですが、ちょっと残念です。

ハンブルク・バレエ団の東京公演が終わりましたね。『ニジンスキー』を3日間、見てまいりました。2005年の日本公演で衝撃を受けて以来、もう一度見たいと思い続けた作品です。あの頃、ハンブルク・バレエ団は同じ作品は持ってこないという噂を聞いていたので、常に新しいもの、日本の観客が見たことがないものを見せたいというノイマイヤーの姿勢は格好いいなと思う反面、もう二度と『ニジンスキー』は見られないんだと半ば本気で思っていたんです。でも、民音招聘時代の2009年、『椿姫』を再演したんですよね。そして、前回のNBS主催の公演でも『真夏の夜の夢』を再演。今後もNBSの主催が続くのなら、わりと再演があるんじゃないかな〜という気がします。嬉しくもあるんだけど、まだ知らない作品も見たいという気持ちもあります。とはいえ、是非『幻想〜「白鳥の湖」のように』と『人魚姫』は再演してほしいですね〜。『マタイ受難曲』とか『クリスマル・オラトリオ』も。あと『くるみ』も見たいし、マーラーも全部見たい。遅れてきたバレエ・ファンなので、見てない作品がいっぱいあるんですよ〜。結局、再演してほしいという(苦笑)。

ちょっと気になって、ハンブルク・バレエ団の日本公演を調べてみました。苦労して調べたわけではなく、民音さんが招聘公演一覧を出してくれているので。助かる〜。

【1986年】 4プログラム
『真夏の夜の夢』
『マーラー交響曲第4番』『モーツァルト338』『バッハ組曲第3番』
『マタイ受難曲』
『マーラー交響曲第3番』

【1989年】 3プログラム
『アーサー王伝説』
『お気に召すまま』
『くるみ割り人形』

【1994年】 3プログラム
『幻想〜「白鳥の湖」のように〜』
『オテロ』
『春の祭典』『マーラー交響曲第5番』

【1997年】 3プログラム
『椿姫』
『オデュッセイア』
<ノイマイヤーの世界・傑作選>
 『スプリング・アンド・フォール』『ナウ・アンド・ゼン』
 『バーンスタイン・セレナーデ』

【2005年】 3プログラム
『眠れる森の美女』
『ニジンスキー』
『冬の旅』

【2009年】 2プログラム
『人魚姫』
『椿姫』

【2016年】 3プログラム ※NBS
『リリオム』
ガラ公演<ジョン・ノイマイヤーの世界>
『真夏の夜の夢』

【2018年】 3プログラム ※NBS
『椿姫』
ガラ公演<ジョン・ノイマイヤーの世界>
『ニジンスキー』

こう見ると、やはり2009年の『椿姫』まで再演はしていないんですよね〜。
私としては是非『ヴェニスに死す』を持ってきてほしいんですが、もう無理なんでしょうか、、、。「この目で見るまでは!」と思って、買ったDVD、まだ見てないんですよ〜。「何年前に買ったんだよ」って話ですよ。発売と同時に買ったんですが、今調べたら2012年に発売されてました。辛抱しすぎ、、、。もう見ちゃおうかな〜と何度も思うんですが、どうしても先に実際の舞台で見たくて、見ることができません。もう、諦め時がわからなくなってます(苦笑)。
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2018年02月09日

『ロシア・バレエ・ガラ2018』公演情報

ルジマトフが出演する『ロシア・バレエ・ガラ201』の公演情報が光藍社のサイトに出ていました。公演は2日間なんですが、演目が違うんですね〜。ルジマトフは『ムーア人のパヴァーヌ』(両日)、『レクイエム」(1日)、『ボレロ』(2日)、そしてマハリナと『牧神の午後』(両日)を踊ります。光藍社が実施する先行販売期間中にS席を購入すると、割引価格の他、リハーサル見学の特典もつくそうです。

■  『ロシア・バレエ・ガラ2018』

9月1日(土)15:00
9月2日(日)15:00
会場:文京シビックホール

S席:13,000円  → 先行販売価格12,000円(リハーサル見学つき)
A席:10,000円 B席:7,000円 C席:5,000円
※A席〜C席には「リハーサル見学」特典、割引販売はありません。

光藍社先行販売:
  【インターネット】2月16日(金)〜27日(火)
  【電話】2月21日(水)〜27日(火)
一般発売:2月28日(水)

<予定プログラム>

9月1日(土)  上演時間:約3時間(休憩あり)

【第1部】
  「パ・ド・カトル」
  パンコーヴァ、ペレン、ゴリャチェワ、チェブキナ
  日本初演作品(タイトル未定)
  ペレン&シェミウノフ
  「牧神の午後」
  マハリナ&ルジマトフ
【第2部】
  「ムーア人のパヴァーヌ」〜『オテロ』のテーマによるヴァリエーション〜」
  ルジマトフ&ペレン&オマール&マフヴィラーゼ
【第3部】
  「薔薇の精」
  パンコーヴァ&ヤフニューク
  「オネーギン」よりパ・ド・ドゥ
  ゴリャチェワ&ヴェンシコフ
  「confession」(日本初演作品)
  マハリナ
  「レクイエム」
  ルジマトフ
  「ドン・キホーテ」第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
  ボンダレワ&マヌイロフ

9月2日(日) 上演時間:約3時間(休憩あり)

【第1部】
  「パ・ド・カトル」
  パンコーヴァ、ペレン、ゴリャチェワ、チェブキナ
  「メロディー」
  ペレン&シェミウノフ
  「牧神の午後」
  マハリナ&ルジマトフ
【第2部】
  「ムーア人のパヴァーヌ」〜『オテロ』のテーマによるヴァリエーション〜」
  ルジマトフ&ペレン&オマール&マフヴィラーゼ
【第3部】
  「薔薇の精」
  パンコーヴァ&ヤフニューク
  「オネーギン」よりパ・ド・ドゥ
  ゴリャチェワ&ヴェンシコフ
  「瀕死の白鳥」
  マハリナ
  「ボレロ」
  ルジマトフ
  「ドン・キホーテ」第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
  ボンダレワ&マヌイロフ

→ 光藍社
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