2017年09月22日

今年も完売、武蔵野シティバレエ『くるみ割り人形』の詳細。

今年も完売しました。しかも発売日当日に。毎年のように完売している武蔵野シティバレエの今年の公演は、『くるみ割り人形』です。完売してしまったんですが、詳細が出ていたので書いておこうかな、と。気になる名前もチラホラあったし。

今回の『くるみ割り人形』は、風間無限さん演出・振付による新版だそう。バレエマスターは東バの岡本壮太さん。ゲストダンサーの中には同じく東バの崔美実さん、そして森田雅順さんのお名前もあります。主演はKバレエの浅野真由香さんと堀内將平さん。役名が「ドラジェ」となっているんですが、ドラジェって確かお菓子の名前ですよね? ということは、この「ドラジェ」が金平糖の精にあたるのかな?と。どんな新版になるのか、気になるところです。

■ 第31回 武蔵野シティバレエ定期公演
  〜新版『くるみ割り人形』ドロッセルマイヤーと夢の国〜<全幕>

11月19日(日)15:00
会場:武蔵野市民文化会館大ホール

S席:4,000円 A席:3,000円 B席:1,000円
チケット発売:9月2日(土)【完売しているようです】→こちら

演出・振付:風間無限
バレエマスター:岡本壮太

ドラジェ:浅野真由香(Kバレエカンパニー)
王子:堀内將平(Kバレエカンパニー)
ドロッセルマイヤー:風間自然

【ゲスト出演者】
石井久美子、川上寛子、崔美実、高田麻名、渡久地真理子
愛澤佑樹、石井潤太郎、木原浩太、保志克巳、森田雅順


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2017年09月21日

佐々木三夏バレエアカデミーJr.カンパニー『くるみ割り人形』公演情報

佐々木三夏バレエアカデミーJr.カンパニーの、『くるみ割り人形』の公演情報が出ていました。今年のゲストはABTの相原舞さん。昨年のゲストはBRBの平田桃子さんでしたよね〜。相原さんは佐々木三夏バレエアカデミーの卒業生なんですね。王子は昨年に引き続き、橋本直樹さんです。他に、谷桃子バレエ団、スタダン、牧阿佐美バレヱ団からもゲストが出演。新国の江本拓さん、小林恭バレエ団の小林貫太さんのお名前もあります。

■ 佐々木三夏バレエアカデミーJr.カンパニー『くるみ割り人形』全幕

12月24日(日)17:00
会場:大和市文化創造拠点シリウス 芸術文化ホール メインホール

S席:4,000円 A席:3,000円 B席:2,000円
イープラス:9月下旬発売予定
芸術文化ホール チケットデスク:10月上旬発売予定

金平糖の精:相原舞(アメリカン・バレエ・シアター)
王子:橋本直樹
クララ:刀祢平美咲

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2017年09月20日

牧『眠り』にエリザベス・マクゴリアン/井上バレエ団『くるみ』

10月の牧の『眠り』に、ロイヤルのエリザベス・マクゴリアンが王妃役で出演することが決定したそうです。マクゴリアンって確か、とっても美しいあの人ですよね。いや、すぐに顔が浮かばなかったんですが、「美しい人」という印象が強く残っているもので、、。出演するのは、主演がゲストの10月7日(土)の公演のみのようです。

■ 牧阿佐美バレヱ団『眠れる森の美女』

10月7日(土)15:00
  オーロラ姫:ヌーツァ・チェクラシヴィリ
  フロリモンド王子:フィリップ・フェドゥーロフ
  リラの精:佐藤かんな
  カラボス:保坂アントン慶
  フロリン王女:青山季可
  ブルーバード:清瀧千晴
  王妃:エリザベス・マクゴリアン

10月8日(日)14:30
  オーロラ姫:中川郁
  フロリモンド王子:菊地研
  リラの精:三宅里奈
  カラボス:保坂アントン慶
  フロリン王女:米澤真弓
  ブルーバード:清瀧千晴
  王妃:(不明)


井上バレエ団『くるみ割人形』の公演情報がチケットぴあに出ました。バレエ団のサイトにはまだ出ていないようです。

■ 井上バレエ団『くるみ割人形』全2幕

12月9日(土)18:00
12月10日(日)15:00
会場:文京シビックホール 大ホール

演出・振付:関直人
ゲスト:江本拓、浅田良和

指揮:御法川雄矢
演奏:ロイヤルチェンバーオーケストラ

S席:8,500円 A席:7,500円 B席:5,500円 C席:3,000円
一般発売:10月16日(月)

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2017年09月17日

ハンブルク・バレエ団のチケット取りました。

15日(金)開始の先行発売で、ハンブルク・バレエ団のチケットを取りました。2演目もしくは3演目セットで購入するとS席が3,000円引きとのことだったので、一気に取ってしまいました。23,000円の公演が全部20,000円で見られるって、お得すぎる〜。席は予想通りの範囲です。祭典会員の席と、会員の追加席の分で、真ん中がポッカリ埋まっているという、いつもの感じ。私の印象では、他の来日公演よりもちょっと残席は少なかったような気がします。やはり、コジョカルの『椿姫』とリアブコの『ニジンスキー』の売れ行きがいいみたいですね〜。
最近は祭典会員になっていないので、まあこの辺りだろうな〜という感じで、諦めがついてます。座席が選べるというのは大きいですよね。会員席や会員の追加席のほうがいい席なのはわかっているんですが、自分で選べたほうが精神衛生上はいいかもしれない。ただ、ウジウジする性格の私は、自分の選択が本当に正しかったのか、しばしモヤモヤします。残席は予想範囲内なので、諦めはついているんですが、その中で自分で選んだ席が、本当にそこでよかったのかと、悶々としてしまうんです。「やっぱり、通路沿いにすればよかったかな」とか、逆に「やっぱり少しでもセンター寄りにしておけばよかったかな」とか。もう取ってしまったので、考えても仕方のないことを、数日間は悶々と考えてしまうんです。はぁ、面倒くさい性格、、、。

もう日本公演まで半年を切ってるんですね〜。約5か月後にはハンブルク・バレエの公演を見ているなんて、なんだか実感がわかないというか、不思議な感じです。まだ前回の公演の余韻を少し引きずっているような気がして、次の公演に対する心の準備ができていない感じと言いますか、、。なんとなくまだ、「7年ぶりの日本公演、やっぱり楽しかったな〜」とボーッと考えてたんですが、「そろそろギアチェンジしなくちゃ!」、みたいな感じです。

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2017年09月13日

東バ<20世紀の傑作バレエ>3日間。

東京バレエ団<20世紀の傑作バレエ>の公演に、3日間行ってまいりました。とっても楽しかったです♪ いいプログラムだった〜。ベジャールの「春の祭典」は何度見ても飽きないし、キリアンの「小さな死」は初めて全編を見たんですが、とてもいい作品でした。ダンサーたちのパフォーマンスもよかったし、是非再演してほしいです。プティの「アルルの女」は、正直、「水香さんのためにレパートリーに入れたんだろうな、、」なんて、ちょっとひねくれた見方をしていたんですが、実際そういう側面もあるとは思うけど、全編を見る貴重な機会になったし、作品としても面白かった。何より、川島さんのヴィヴェットと弾さんのフレデリを見ることができたのが嬉しかったです。登場人物が少ないので、全員がプティの作品に触れることができたかどうかはわかりませんが、新しい振付を踊ることで必ずやダンサーたちが成長できるに違いないという、友佳理さんの信念を信じたいと思いました。セットも比較的シンプルだし、登場人物も多くないし、抜粋でも上演できるし、全国公演に持って行きやすいんじゃないかな〜と思ったんですが、今はギエムのツアーがないから、東バが全国でガラを上演することって、あまりないんですよね、、。ボッレが来るまでは秋元さんが水香さんのパートナーとしてリハーサルに参加していたようなので、いつか秋元さんのフレデリも見られるかな〜なんて思ってしまいました。

とりあえず、ツイッターの字数制限の140字で感想いきます。サクッと書こうと思うと、どんどん止まらなくなっちゃうんだけど、じゃあちゃんと感想書こうと思うと止まっちゃうんですよね、、、。なので、作品ごとに140字で!(謎の縛り・・・)。

「小さな死」
流麗で美しい作品。1stキャストでは、ダンサーの充実を実感。今このメンバーで見られる幸せを噛みしめた。2ndキャストは所々ぎこちないところがありつつも、瑞々しくてよかった。ただ、2ndの中で唯一1stの崔&アルバレスが頭一つ出てる感はある。東バの女性陣は静謐な雰囲気の作品が合う。

「アルルの女」
ボッレの変わらぬ若々しさに、42歳と知り驚く。ファランドールは美しかった。水香さんは私的に苦手な部分が控えめでよかった。ぶりっ子しない彼女のほうがいい。川島さんのヴィヴェットが切なくて美しかった〜。弾さんはドラマチックで若さ溢れるフレデリ。ファランドールでは舞台を支配していた。

「春の祭典」
3日間、総じてGOOD! 奈良さんがすごくよかった〜。岸本さんは弱いというよりピュアな印象。伝田さんは若々しく生命力ある生贄で格好いい。入戸野さんの弱っちい(褒めてます)生贄もよかった。理恵さんの、表面張力のように張り詰めた空気が印象的。それがこぼれた後半がまたよかった。
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2017年09月08日

小林紀子バレエシアター第112回公演<マクミラン没後25周年記念公演>8月26日

8月の小林紀子バレエシアター<マクミラン没後25周年記念公演>の、初日の公演を見てまいりました。相変わらず期待を裏切らない、興味深いトリプル・ビル。それにしても、『The Invitation』、『ザ・レイクス・プログレス』、『マノン』、『アナスタシア』等、そして今回の『春の祭典』も、小林紀子バレエシアターの意気込みを感じる上演を見るのは本当に気持ちがいいです。

小林紀子バレエシアター第112回公演<マクミラン没後25周年記念公演>
2017年8月26日(土)17:00 新国立劇場オペラパレス

「バレエの情景」
振付:フレデリック・アシュトン
ステイジド・バイ:アントニー・ダウスン
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
美術:アンドレ・ボールペール

  萱嶋みゆき
  アントニーノ・ステラ
  上月佑馬、冨川直樹、荒井成也、望月一真

LA FIN DU JOUR」(ラ・ファン・ドゥ・ジュール)
振付:ケネス・マクミラン
ステイジド・バイ:アントニー・ダウスン
音楽:モーリス・ラヴェル
美術:イアン・スパーリング

  島添亮子、高橋怜子
  アントニーノ・ステラ、ジェームス・ストリーター

ピアノ演奏:中野孝紀

「春の祭典」
振付:ケネス・マクミラン
ステイジド・バイ:アントニー・ダウスン
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
衣裳デザイン:キンダー・アグジニー

第1部 大地の礼賛
第2部 生贄の儀式

  生贄:望月一真


「バレエの情景」

女性陣のモダンな衣裳が可愛い。プリンシパルは黄色、コール・ドは水色。どちらかというと水色の衣裳のほうが好みでした。萱沼さんは華やかな人。実は難しそうな振付を、サラサラてきぱき、そしてエレガントに踊っていきます。アントニーノ・ステラは陽性の雰囲気があって素敵。それにしても、男性プリンシパルの踊りの、ザンレールの多いこと。ステラの、スプリングのように弾むザンレールが印象的でした。
「バレエの情景」はフォーメーションが面白くて、見ているのが楽しい。男性のソリスト4人を、どうしてそこは3対1でわけたの?とか。いろいろと興味深かったです。4人のソリストのうち、一番背の高い彼が、この日「春の祭典」で生贄を踊った望月さんではないかな、と。
それにしても、小林紀子バレエシアターの女性陣はポワントの音がほとんどしません。使っているポワントの違いなのか、床の違いなのか。でも、他の会場で見てもいつも音がしないので、少なくとも床は関係がない。今回は男性陣の着地音が静なのも印象的でした。

「LA FIN DU JOUR」

なんだか不思議な作品でした〜。特に衣裳。というか衣裳。もし普通の衣裳で踊っていたら、印象は違ったんでしょうか?
タイトルの「LA FIN DU JOUR」(ラ・ファン・ドゥ・ジュール)は、「日の終り」とうい意味だそう。登場人物は、「1930年アールデコ時代の華麗なる有閑階級」の人たちです。そして衣裳は全員スポーツウェア。ゴルフ、テニス、水泳、etc。スポーツを楽しんだ後の一時、という感じ。スポーツにはお金がかかるわけで、当時はお金持ちの娯楽だったのかもしれません。最初は「なんでスポーツ?」と思ったんですが、つまり、スポーツウェアを着ているということが、イコール有閑階級とういことなんだなと思いました。でも、主演の女性陣2人の衣裳がちょっと謎でした。最初は水着だと思って見てたんですが、よく見ると水泳のキャップではなく、パイロットキャップ(ゴーグル有り)なんです。謎〜。私が無知なだけで、何かああいうスポーツがあるんでしょうか?
ラヴェルの音楽に乗せ、一部の特別な階級の人たちが、他と一線を引いた閉ざされた空間で、現実と切り離された時間を過ごしているような作品。優雅で華やかだけど、どこか儚くて、少し暗い。時代の閉塞感のような、やや陰鬱な空気が漂います。三方を高い壁のような装置で囲んだ舞台も、その閉塞間を表現していたのかもしれません。外へ繋がる唯一の扉は、しかし最後に女性の手によって閉められてしまいます。
5人の男性が一人の女性をリフトする場面などは、「マノン」を思い出させて、マクミランぽいな〜と思うところでもありました。もう一人のゲスト、ジェームス・ストリーターも陽性の雰囲気のダンサー。踊りはややステラのほうが丁寧だったような気がします。
しかし、どんな衣裳でも、「何か?」みたいに涼しい顔して踊りこなす(そして着こなす)小林紀子バレエシアターのダンサーたちは天晴れでした。

「春の祭典」

「LA FIN DU JOUR」も初演でしたが、やはり「春の祭典」が今回の見所と言っていいのではないでしょうか。
とにかく、群舞。群舞!群舞!群舞!です。実際、何人いたんだろうか? 圧倒的な量の群舞が主役と言ってもいいかもしれません。衣裳はロイヤルのオレンジ色のものではなく、黒いタイツに赤茶色の文様が縫い付けられている衣裳でした。ロイヤルの鮮やかなオレンジにスキンヘッドという異様な感じに比べると(写真でしか見たことないけど)、ややスタイリッシュだったかもしれません。群舞の踊りは、一人一人の動きが格好いいかと言ったら、そうではなく、やはり全員で動くから面白い、という感じでした。
ベジャールの野生ではなく、とても原始なイメージ。民族的な要素が強かったです。圧倒的な群舞と神秘的な儀式が、選ばれし者を生贄へと導くトランス状態のラストまで、目が離せませんでした。

前半は群舞。おそらく生贄の男性(翌日は女性でした)も混ざっていると思うんですが、人数が多くてメイクもしている上に、東バほどダンサーを認識していないので、どこにいるかは本気でわからず。それもまた面白い体験ではありました。顔を知っていると、「あ、あそこにいる」とか考えちゃったりするので。
後半は儀式。群舞が半円形に舞台を囲み、中央には儀式を取り仕切る3人の人物がいます。群舞とは衣裳が違い、踊ることもありません。この3人のお偉いさんが、ちょっと面白かったです。全員がグルリと周囲を囲んで見守る中、数人の男性が中央で踊ります。やがて、お偉いさん3人が歩み出てきて、一人の男性に手をかざし、音楽と光と手のひらの動きが融合し、彼が生贄に選ばれたことがわかります。翌日は女性が生贄を踊ったので、その場合、選ばれる前に数人の生贄候補たちが踊る場面は、全員女性なのかどうか、非常に気になりました。
ベジャールのように、強い、あるいは弱いといった「個性」で選ばれた生贄ではなく、神の意思とでもいうべきもので選ばれた生贄。儀式と踊りの中でもっともトランス状態に陥ったものが、神が降りてきたと見なされて選ばれたような、そんな感じでした。
生贄のソロがあり、再び群舞が躍動し、最後は舞台中央に倒れた生贄を群舞全員で掲げて、幕。
生贄は大役だな、と。群舞も見所とはいえ、やはり一人で踊る生贄の重圧はどれほどだろうか、と。思わず、生贄に化せられた重圧と注がれる視線を、ダンサーのそれと重ね合わせてしまいました。初日に生贄を踊った望月一真さんは、とてもよかったです。虚ろに見開いた目が印象的でした。
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2017年09月05日

東京バレエ団『ラ・バヤデール』全3幕 2017年7月2日

そして、3日目。東バの『ラ・バヤデール』の感想です。今週末の<20世紀の傑作バレエ>の前にUPしたかったので。初日と中日に関しては、公演後にある程度書いていたので記憶を辿りやすかったんですが、もう3日目に至っては何もメモがなかったので、感想と言えるほどのものは書けず、、、とりあえず、キャストだけでも残しておければな、と。

東京バレエ団 マカロワ版『ラ・バヤデール』全3幕
2017年7月2日(日)14:00 東京文化会館

ニキヤ(神殿の舞姫):上野水香
ソロル(戦士):ダニエル・カマルゴ
ガムザッティ(ラジャの娘):川島麻実子 → 奈良春夏

ハイ・ブラーミン(大僧正):森川茉央
ラジャ(国王):木村和夫
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):岡崎隼也
アヤ(ガムザッティの召使):矢島まい
ソロルの友人:和田康佑
ブロンズ像:宮川新大

【第1幕】
侍女たちの踊り(ジャンベの踊り): 二瓶加奈子、三雲友里加
パ・ダクシオン:
  沖香菜子、岸本夏未、浦由美子、中島理子
  伝田陽美、三雲友里加、政本絵美、崔 美実
  宮川新大、ブラウリオ・アルバレス

【第2幕】
  影の王国(ヴァリエーション1): 足立真里亜
  影の王国(ヴァリエーション2): 伝田陽美
  影の王国(ヴァリエーション3): 政本絵美

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

3日間たっぷり堪能したので、終ってしまった寂しさが大きかったです。この日、ガムザッティを踊る予定だった川島さんは、右足指剥離骨折のため降板。代役は奈良さんでした。川島さんのガムザッティをとても楽しみにしていたので残念でしたが、奈良さんのガムザッティはこの日もとっても素敵でした。踊りも美しさも進化している気がします。イタリアン・フェッテのときの、なんとも晴れやかな笑顔が印象的。奈良さんはカーテンコールでもすごくいい笑顔をしていました。
舞台全体としては少し不安定な部分もあり、やや疲れが出たのかな〜と。一番ヒヤッとしたのは、2幕の水香さんとカマルゴ。サポートのタイミングが合わなかったのか、失敗とまではいかないけど、結構グラっとしたので、一瞬ヒヤリとしました。2幕のコール・ドは3日間ともバッチリでした。
熱い演技の岡崎マグダヴェーヤもよかったし、友人の和田さんも素敵だったし、宮川さんはこの日もブラボーだったし、ヴァリエーションの3人もフレッシュでとてもよかったです。そして何より、自分の娘(ガムザッティ)に胸熱な木村ラジャが最高でした♪ 自分の娘で酒が飲めるという。ソロルとのパ・ド・ドゥを見ながら、娘の姿に胸を熱くし、酒が進む、進む。3幕のパ・ド・カトル(と言っていいんでしょうか)でも、ガムザッティに対してのサポートや眼差しが優しくて、娘には本当に優しいパパでした。
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2017年09月04日

東京バレエ団『ラ・バヤデール』全3幕 2017年7月1日

続いて、2日目の感想。2ヶ月前の東バの『ラ・バヤデール』の感想です。

東京バレエ団 マカロワ版『ラ・バヤデール』全3幕
2017年7月1日(土)14:00 東京文化会館

ニキヤ(神殿の舞姫):川島麻実子
ソロル(戦士):柄本 弾
ガムザッティ(ラジャの娘):伝田陽美

ハイ・ブラーミン(大僧正):ブラウリオ・アルバレス
ラジャ(国王):森川茉央
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):井福俊太郎
アヤ(ガムザッティの召使):矢島まい
ソロルの友人:宮川新大
ブロンズ像:入戸野伊織

【第1幕】
侍女たちの踊り(ジャンベの踊り): 政本絵美、崔美実
パ・ダクシオン:
  金子仁美、中川美雪、秋山 瑛、足立真里亜
  吉川留衣、二瓶加奈子、加藤くるみ、波多野渚砂
  岸本秀雄、和田康佑

【第2幕】
  影の王国(ヴァリエーション1): 秋山 瑛
  影の王国(ヴァリエーション2): 三雲友里加
  影の王国(ヴァリエーション3): 二瓶加奈子

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

東バ『ラ・バヤデール』2日目は、待望の川島さんのニキヤデビューでした。それはもう至福のときでした〜。
友佳理さんが芸監になってから、プログラムの挨拶文を読むのを何気に楽しみにしてます。今回もまた舞台芸術に対して真剣な、そして愛情あるコメントでした。特に、川島さんに言及している部分では、彼女のことを「心強い存在となってきた」と表現していて、「心強い存在」と言い切らないところに、友佳理さんの厳しさと優しさを感じて、とても印象的でした。

とにかくニ川島さんが美しかったです。彼女のニキヤは、大袈裟じゃないのに、とても雄弁。指先から足の先まで、無駄がなく流麗で、一挙手一投足に意味があり、ニキヤが宿っているようでした。いや本当に、終始ウットリ。初役を演じるたびに予想を超える完成度で感動させてくれる川島さんを、毎回のように「やっぱりすごい人かも」と思ってしまいます。この日の川島さんも確かに素晴らしくて大感激したんですが、彼女ならもっと上を目指せると思ったんです。どこが駄目だったとかじゃなくて、なんとなくそう思った。川島さんをもってしてもニキヤって難しいのかなぁ、と。ところが、翌日に知ることになったんですが、この日の川島さんは右足指の剥離骨折をおしての出演だったそうで、「彼女ならもっと上を目指せる」と思ったのは、その辺りの影響もあったのかなと思いました。それであの完成度って、川島さんってすごい人かもと、やっぱり思ってしまいました。

すっかり頼れる存在になった弾さん。やっぱり、場数を踏むって大事なんだなと思ったりしました。一番安心して見ていられるのが弾さんだったという意味では、弾さんが川島さんと伝田さんの2人をを支えている部分もあったのだと思います。そしてやはり、サポートが上手いというのは、きっとパートナーも、そして見ている私たちも安心できる部分だと思います。今回、キャスト表の裏にシュツットガルト公演の現地評が載っていたんですが、弾さんについて、「天の星を取ってあげるかのように、軽々とリフトしていた」という表現があり、とても印象的でした。確かに、正面から走ってきた川島さんを頭上高くリフトしたとき、持ち上げるというより、伸ばした腕の先に川島さんを捕まえたみたいというか、弾さんの腕に川島さんが舞い降りたみたいな、そんな浮遊感があり、まったく力みを感じさせなかったんです。ダイナミックで華のある踊りも、情熱的な演技も、とてもよかったです。

伝田さんのガムザッティもよかったです〜♪ 気が強くて、賢いお嬢さま。2幕のソロルとのパ・ド・ドゥでは、しなやかで強い身体と高い身体能力から生み出される技術力を、遺憾なく発揮。伝田さんにしては、やや緊張してるかな〜という感じがしなくもなかったんですが、この日も実に清々しい踊りっぷりでした。弾さんとの並びは、ちょっと新鮮でよかったです。パ・ド・ドゥの最中、心晴れない様子のソロルが、スッと踊りの場を離れます。弾さんのソロルは巫女のポーズを真似て、ニキヤを思っていることを表現します。なかなかそこまではっきりと表現するソロルはいなかったと思うんだけど、わかりやすいっちゃあ、わかりやすい。何より、弾さんの試行錯誤が窺えたのがよかった。そんなソロルに、ジリジリ、ジリジリと詰め寄るガムザッティ。思わず後ずさりするソロルのほうへ手を伸ばし、頬に触れ、踊りの中に連れ戻します。印象的な場面でした。
伝田さんが踊ると、3幕のソロがときどきコンテンポラリーのように見えるから不思議です。ポワントで立った状態からフワッと次の動きに移行するとき、一瞬オフバランスに見えるような瞬間があって、その溜めの部分にガムザッティの複雑な心情が乗っているようでした。

アルバレスの大僧正は、その風貌が格好いいことは言うまでもなく。なんでも似合っちゃうのね〜。とても威厳のある佇まい。聖人の仮面の下に狡猾さを隠したような大僧正で、とてもよかったです。ニキヤのヴェールを外した瞬間、「んはぁぁぁっ」と大きめにトキメクも(ちょっと面白い)、慌てて冷静な態度に戻ります。彼女が踊っている最中は、彼女の存在を全身で感じながら、胸の高鳴りを表すように大きく胸で域をするのが印象的。そして周囲に気付かれぬようにヴェールの香りを嗅ぎ、袖に隠します。2人の逢引を目撃した後の怒りは、結構怖い。普段は威厳があり、落ち着いた立派な人物だけに、怒ると本気で怖い、、、みたいな幕切れでした。そして、ラジャに密告したあと、立ち去るラジャに「違う、違う、そうじゃ、そうじゃない」と、ニキヤに手を下してほしいのではないということを、何度も何度も訴える姿が印象的でした。

2幕、毒蛇に噛まれたニキヤを残してソロルが去る場面。初日のカマルゴは身体ごとニキヤのほうに振り返ったのが印象的だったんですが、弾さんはニキヤのほうにやや顔を向けそうになるも、振り向かずに消えていきました。その、力なく丸めた肩が消えていくのを見つめるニキヤ。あの後姿が最後に見た愛する人の姿だと思うと、とても切ない。何もかもに絶望したように首を横に振り、解毒剤の瓶を捨て息絶えるニキヤ、、、。ニキヤの恐ろしいほどの絶望感が伝わってきて、グッと心を掴まれる瞬間でした。
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東京バレエ団『ラ・バヤデール』全3幕 2017年6月30日

公演から2ヶ月経ってしまいましたが、東バ『ラ・バヤデール』の感想です。

東京バレエ団 マカロワ版『ラ・バヤデール』全3幕
2017年6月30日(金)18:30 東京文化会館

ニキヤ(神殿の舞姫):上野水香
ソロル(戦士):ダニエル・カマルゴ
ガムザッティ(ラジャの娘):奈良春夏

ハイ・ブラーミン(大僧正):森川茉央
ラジャ(国王):木村和夫
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):入戸野伊織
アヤ(ガムザッティの召使):矢島まい
ソロルの友人:和田康佑
ブロンズ像:宮川新大

【第1幕】
侍女たちの踊り(ジャンベの踊り): 二瓶加奈子、三雲友里加
パ・ダクシオン:
  沖香菜子、岸本夏未、浦由美子、中島理子
  伝田陽美、三雲友里加、政本絵美、崔 美実
  宮川新大、ブラウリオ・アルバレス

【第2幕】
  影の王国(ヴァリエーション1):中川美雪
  影の王国(ヴァリエーション2):三雲友里加
  影の王国(ヴァリエーション3):二瓶加奈子

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

とってもいい公演でした。
格好良かったです〜♪、奈良さん(ガムザッティ)が! いや、ゲストのダニエル・カマルゴはもちろん素敵だったんですが、なんと言っても初日は奈良さんの格好良さに尽きました。初演からガムザッティを踊っているだけあって、さらに深く奈良さんの中にガムザッティが入り込んでいるようでした。
この日、会場の拍手が大きかったな〜と感じたのは、1幕のマグダヴェーヤの踊り(入戸野さん)、2幕の第1ヴァリエーション(中川さん)、そして3幕のブロンズ像(宮川さん)でした。

入戸野さんのマグダヴェーヤがとてもよかった。いつもシャープな印象の入戸野さんですが、今回は力強い踊りが印でした。細かな演技も丁寧でわかりやすかった。1幕ソロでは大きな拍手が起こりました。2幕冒頭では、ソロルのベッドを丁寧に整える入戸野マグダヴェーヤ。枕をきちんと並べます。ダンサーによっては枕には触らなかったり、触るけど綺麗に並べるわけではなかったり、それぞれでした。水タバコを吸ってウットリ〜とう演技も丁寧。

森川さんの大僧正は、あの憎めない小者感がいいんですよね〜♪(褒めてます)。ニキヤとソロルの逢い引きを目撃して、炎の前で怒りを露わにする幕切れの場面では、ちょっと駄々っ子じゃないけど、感情を抑えられなくて「やだ、やだー!」っていう感情が表情に出ちゃうのが面白いです。

宮川さんはブロンズ像とパ・ダクシオンで活躍。パ・ダクシオンでは、以前よりも着地の「ドスン」がなくなった気がしました。ブロンズ像では、ともてクラシカルな踊り。しなやかで、ブロンズの重さを感じさせる踊りが印象的。踊りが重たいという意味ではなく、軽やかというよりは重厚感があってよかったです。最後、階段を駆け上り、元の位置に座ってポーズをする際、余裕があって音楽にピッタリと合わせたのがとてもよかった。いつもちょっとヒヤヒヤするのは私だけでしょうか、、。

2幕のコール・ドは本当によく揃っていて、素晴らしかったと思います。腕の角度や、上げる脚の高さが揃っていうるのは言うまでもなく、動きの繋ぎの部分っていうんでしょうか、振りの最初や最後のちょっとした動きまでピッタリで、見ていてウットリでした。ああいう繋ぎの部分の動きまでピッタリということは、呼吸が一致しているということですよね。もう純粋に、すごいなぁと思ってしまいました。先頭で下りてきた比較的長針のダンサーが、誰だかわからなかったんですが、どうやら柿崎さんだったようです。

第1ヴァリエーションを踊った中川さんがとってもよかったです♪ 本当に、会心の踊りではなかっただろうかと。彼女の持ち味を生かした明るく軽やかな踊り。とにかくステップが弾むように軽やかで、ポワントが床に着いている時間が短く感じるほど。床に着いているときでさえ、触れている部分に体重がかかっているとは思えないような軽やかさでした。後半ではさらに、しっかりとしたポワントの安定感も見せてくれました。あ〜、幸せだった♪
第2ヴァリエーションの三雲さんは、安定感のある伸びやかな踊りで、ゆったりしたテンポでのバランスも余裕があり、底力を証明した感がありました。第3ヴァリエーションの二瓶さんも、安定したテクニックと伸びやかな踊り、そして華のある存在感を遺憾なく発揮。二瓶さんはソロを踊るようになってから、常に安定した踊りを見せてくれる、すごいなぁといつも思います。3人ともとてもよかったです。

2幕のラスト、婚礼の衣裳でソロルに歩み寄る奈良ガムザッティが、ソロルを責めたり、決意を促すような強い表情ではなく、悲しげな表情をしていたのが印象的でした。奈良さんの、そういう女性らしい表現をするところも大好き。

水香さんは流石だな、という印象。初演から演じているだけあって演技にも迷いがなく、とても感情がハッキリしているし、テクニックでも見せられるし、華もある。2幕のヴァリエーションでは、ピルエットを繰り返しながら後方に下がっていくところで、ややバランスに安定感を欠く部分も見られたけど、それも3日目には完璧に修正してきて格好いいな、と。ただ、水香さんのニキヤに心揺さぶられるかというと、私は彼女はキトリとかのほうが好きかもしれません。婚約式の場面のソロで、ポワントのバランスを披露してくれるんだけど、あれをやられてしまうとその瞬間「ニキヤ」ではなく「上野水香」になってしまうので、私としては感情移入できない部分でもありました。

ダニエル・カマルゴは踊りもマナーも素晴らしく、終始丁寧な佇まいは好青年という印象。サポートやリフトも申し分なく、自身の踊りの見せ場ではサービス精神も忘れない。見る価値のあるダンサーだなと思いました。水香さんのニキヤの情熱に応え、敬意を持って接している、そんな様子も高感度が高かったです。
1幕のラスト、毒蛇にかまれたニキヤを残してガムザッティと去る場面で、カマルゴのソロルが身体ごとニキヤの方を向いたのが印象的でした。振り向かないソロル、顔だけ振り向くソロルなど、ダンサーによって様々ですが、身体を180度回転させて、ニキヤと正面から向き合ったソロルは初めて見たかもしれません。あれは、ニキヤへの断ち切れない思いを表していたのでしょうか。正面で対峙した瞬間だけ、2人の時間が流れたような気がしました。そして、小さく首を横に振ると、ニキヤに背を向けて消えていきます。首を横に振ったソロルの心情が、「違うんだ」なのか、「仕方ないんだ」なのかはわかりませんが、とても悲しい仕草でした。
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2017年09月03日

「蘇るモーリス・ベジャール」ツイッターキャンペーン 9月のお題/他

「蘇るモーリス・ベジャール」ツイッター・キャンペーンの、9月のお題が発表されましたね。

≪9月のお題≫
【お気に入りのベジャール振付作品】

なるほど〜。5回以上つぶやけばいいらしいので、5回しかつぶやかないことにしているんですが、好きな作品はたくさんあるからな〜。とりあえず、ポストカードのために何かしら5回つぶやかなければ、、。4か月分のツイートをどうやって提示しようかずっと考えていて、ツイッターのモーメントというのを作成してみたんですが、日付が出ないんですよね〜。下書きだから?公開すれば日付も出るんでしょうか? よくわからなくて困っていたところ、Seesaaブログに「おまとめ投稿」というのがあることを知りました。「これでしょ〜♪」と。ブログの記事に自分のツイートをまとめて貼り付けられるので、これなら4カ月分、20個のツイートを一気に見せられるな、と。ありがとう、Seesaaブログ〜。でもこの機能、私がその存在を知らなかっただけで、きっと他のブログでもできることなんですよね(苦笑)。はぁ〜、でもなんか、ホッとした。
→ NBS

「アルルの女」に出演するボッレがもう来日しているようで、ちょっとビックリしました。東バのインスタによると、8月30日には到着していたようなので、2週間近く日本にいることになるんですね。公演の1週間以上前に来るゲストって、珍しいような? そのときの演目とかご本人のスケジュールとか色々あるんだとは思いますが、なんとなく「気合入ってるのかな?」と思うと、より楽しみになります。
「小さな死」のリハーサルレポートの写真に、木村さんがいるんですよね〜。あのラインジャージは木村さんのはず。
指導もする立場として、振付を把握しておかなくちゃいけないのかな〜とは思うんですが、踊ってほしいです〜。
その他、「春の祭典」ダンサーインタビューというのも始まっていて、岸本(秀)さんも伝田さんもシュツットガルト・バレエのTシャツを着てるのが面白い。東バのダンサーたち、よくこのシュツットガルト・バレエのTシャツ着てる気がするんですよね。カブキTシャツも登場率が高い気がします。伝田さんがジルのリハーサル指導で、「もう少し女性らしく」と言われた話も面白い。伝田さんの目力、楽しみです。東バに入団してからコンテンポラリーがどんどん好きになっていったという行も印象的。だから伝田さんのコンテは素敵なんだな〜と思ったりしました。
posted by uno at 23:31| Comment(0) | バレエ日記2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする