2005年12月17日

セェリ・ユース・バレエ団『くるみ割り人形』

セェリ・ユース・バレエ団
第18回定期公演『くるみ割り人形』
グリーンホール相模大野

行ってまいりました。さんざん騒いでいた、後藤和雄さんの『くるみ割り人形』です。久しぶりに見る後藤さんはすーごく素敵でした♪ やっぱりいいですね〜、あの憂いのある眼差しが…。
くるみ割り人形が王子に変身するところって感動しませんか?マスクを外したり、顔を覆っていた手を放した時に、「王子オーラ」を感じさせられるかどうかって、大事だと思うんですよね。今日の後藤さんは充分に「王子」していたので、大満足でした。
ちょっとリフトで危なっかしいところや、アダージョではキレの悪いところもあったけど、その辺は気にしません!やっぱりヴァリエーションになると俄然輝きますよね。とても丁寧で綺麗な踊りだったし、着地もふんわりで好かったです。ヴァリエーションで元気になる男性ダンサーが多いってことは、それだけサポートって難しいんでしょうね〜。そりゃあルグリじゃないんだから、サポート完璧で女の子を輝かせて、しかも公演全体の雰囲気も左右するなんて、なかなか出来るものじゃないですよね。
後藤さんは相変わらず素敵だったし楽しかったんだけど、なんだか寂しい気持ちにもなりました。なんでだろう〜、うまく説明できないんですけど、複雑な心境なんです。東バにいたら踊る機会があるかどうかわからない役を踊ってくれるのは、本当に嬉しいんだけど、やっぱり大好きな東バで踊る姿を見たいなぁ、、というか…。フリーで踊っていくのって、どういうものなんだろうか?これからどうなるのかな〜と思ったら、なんだかちょっとだけ暗い気持ちになったんです。できれば、後藤さんが心から「ここだ」と思える場所を見つけて踊っていってほしいというのが私の希望かな〜。

グリーンホール相模大野は初めて行くホールでした。
段差は7列目から。比較的傾斜が急で見易かったです。2階席までしかないわりと小さめのホールなので、ここでギエムの『愛の物語』を上演したのか〜と、羨ましく思ってしまいました。しかも唯一ジョナサン・コープが出演してくれた日ですよね。行けばよかったと激しく後悔…。椅子もゆったり広めだし、前の座席との幅も広いのでとても好かったです。私にとっては相模大野は遠くはないので使えるホールかも。上野や五反田の方が気分的には近いんですけど、距離的には相模大野の方が近いんですよね〜。
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2005年12月07日

『シルヴィ・ギエム最後のボレロ』12月6日

行ってまいりました。『シルヴィ・ギエム最後のボレロ』東京最終公演。
公演はこの後も続くけど、私の中ではかなり完全燃焼でした。なんていうか、思い残すこと無し。舞台には、すごく清潔感があって純度の高い空気が満ちていて、渦巻く欲望とかそういう類のものではなく、明るくて開放的な、とても前向きなイメージを受け取りました。
今日はかなり早い段階からスタンディングオベーションでした。最初は円卓の上のギエムにスポット。次にリズムが椅子に戻った状態で明転。そこまでは作品の一部のような感じじゃないですか?。その次、完全に舞台が明るくなった途端にスタンディング。上の方は見なかったけど、1階席はは99%立ってたんじゃないかな? 紙吹雪と赤い紙テープ、そして
「シルヴィ・ギエム最後のボレロ 東京最終公演おめでとう!」
という板(?)が下りてきました。最後はギエムが大きく手を振ってもまだ拍手が止まないので、もう一度幕が上がった時にはリズムの男性陣もみんな手を振ってくれました。なんか笑っちゃった。とても明るく幕が下りましたね〜。

『Push』を見るのは3回目。
初回はちょっとウトウト…。2回目で開眼!今日はムッルまで堪能できました〜♪
正直ムッルって、あまり興味のあるダンサーではなかったんです。それが180度変わったきっかけが、ギエムと踊った「田園の出来事」のベリヤエフです。(←こういう人、かなり多いと思います)。今日のムッルも素敵でしたよ〜。とにかく支える支える。それが妙にセクシーでした。と思ったのは私だけかしら…?
前半はどこかプリミティブな雰囲気。後半になると二人の間に関係が生じてくる感じ。3回目にして初めて、後半辺りから官能的な空気を感じたのは、ムッルのせいかしら…。白いシャツとオールバックの無表情がとても素敵でした。これまではギエムの影のようで、支える仕事って感じだったんだけど、今日はムッルが主導権握ってんのか?って雰囲気も醸し出していてとても好かったです。

今日の『スプリング・アンド・フォール』は、長谷川智佳子木村和夫ペア。いや〜、木村さんを堪能。素敵でした♪ 相変わらずの綺麗な踊りで、脚にウットリですよ。長谷川さんも好かったです。この役とても彼女に合ってますよね。透明感や清潔感と、優しい雰囲気を持っていて、作品の空気にぴったり。(いつか吉川留衣さんにも踊ってほしいな〜)。長谷川さんと木村さん以外は5日と同じキャストでした。

『シンフォニー・イン・D』は、5日とがらりとキャストが違いました。
メインの二人は吉岡美佳さんと後藤晴雄さん。今日の方が比較的ベテラン勢で、見応えがありました。西村真由美さんは昨日と同じで、いい味出してたな〜。男性陣は、高橋・古川・平野・中島が入っているので、かなり安定。「真夏の夜の夢」のパックで活躍していた松下さんも好かったな。あとなんと言っても高橋さんね♪ 「スプリング・アンド・フォール」も、この「シンフォニー・イン・D」も、ついつい高橋さんを見てしまう自分がいました、、。

私にとっては、ギエムはもちろんだけど、東バを堪能した公演でもありました。
さて、この次はギエムは何を日本で踊ってくれるんでしょうか?とっても楽しみです。
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2005年12月06日

『シルヴィ・ギエム最後のボレロ』12月5日

急遽、行ってきてしまいました。『シルヴィ・ギエム最後のボレロ』追加公演第1日目。
本当はこの東京の追加公演は明日6日のチケットしか取っていなかったんですが、朝NBSのサイトでキャストを確認したら、なんと小出さんと後藤さんが「スプリング・アンド・フォール」を踊るじゃないですか!! ネットで探したら運良くチケットを入手できたので、見に行くことにしたんです。
席は4階のL列。この高さから「ボレロ」を見るのは初めて。知らない景色が広がっていました。二つのスポットライトが重なって、まるで赤い星雲のようでした。暗闇に赤い星雲がボウっと浮んでいて、その中央にギエムがいるんです。初めて神々しいと思いました。
日を追うごとに会場の熱も高まってきているようでした。東京はこの2日間が最後ですもんね。「ボレロ」を見つめる客席にも今日はかなり緊張感があって、張りつめた空気が心地良かったです。クライマックスでは、ギエムと一緒に客席も緊張から解き放たれた感じがして、清々しかった。歓声に応えるギエムも憑き物が落ちたように爽やかでした。

そして今日のお目当て「スプリング・アンド・フォール」小出領子&後藤晴雄
素敵でした〜♪ 無理して見に行った甲斐がありましたよ。まずこの作品自体がとても好きなんです。やっぱりノイマイヤーは最高です〜。音楽と振付とダンサーの身体と、全てが一体となって、作品の世界が舞台からワーッと押し寄せてくるんです。今日もウットリさせてもらいました♪ 所々バタバタしているというか、振りを追うのでいっぱいいっぱいな場面も見うけられたけど…。その辺は今後に期待ということで…。
幕開き、徐々に照らし出される後藤さんの姿にまずやられてしまいました。ちゃんと他のダンサーとは違う空気を感じさせてくれた。あんなに上半身が逞しかったけ?素敵でした。でもそれよりも、小出さんが素晴らしかったです。登場しただけですごいオーラがあった。今日の小出さんは、他の女性ダンサーと違うステージにいました。ノイマイヤーの作品の世界に、違和感なくしっかり生きていたと思います。小出さんと後藤さんのペアを久しぶりに見た気がします。やっぱり素敵ですね♪ 二人の間にとてもいい空気が流れているのが好きなんですよね〜。
古川さんと平野さんは、8月の『ユカリューシャ』の時と(確か)同じ役どころ。この二人の男性ダンサーの使い方がとても好きです。要所、要所で作品をより美しくしていると思います。。群舞では、やっぱり高橋さんに目が行ってしまいますね〜。今日も素敵でした。中島さんも好かったです。
小さいことなんだけど、女性ダンサーが一人ずつ走って登場するところで、吉川留衣さんの足音が全然しなくてちょっと感動しちゃった〜。まあ、4階だからってのもあると思うけど、かなり響いちゃってる人もいたので…。

『シンフォニー・イン・D』は初めて見る作品。とっても楽しかったです。会場からは結構笑いが起こっていましたね〜。バレエでほとんど笑わない私も、思わず笑顔になりました。やっぱりキリアンは面白いなぁ。雑誌DDD(ダンスダンスダンス)でキリアンのインタヴューを読んだばかりだったので、今日の「小さな死」も「シンフォニー・イン・D」も、とても興味深く見ることができました。

私にとっては明日の東京公演が最後の「ボレロ」です。楽しんできます!
明日の「スプリング・アンド・フォール」は木村さんと長谷川さんかな〜♪
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2005年11月28日

続・ギエム、川口公演

この日、川口の公演は大盛況のうちに幕を閉じました。
客席は比較的早い段階からスタンディング。帰ろうとする人たちがそのまま拍手して…っていうのではなく、純粋にスタンディングでした(純粋にって変な言い方ですけど)。「Two」の時点でかなり客席は熱かったです。オーケストラピットがなかったので、もう花束を渡す人が続出。みんな狙ってたんですかね? (そういえば、東京文化会館でも、1日に一人は脇から花束を渡す人がいたなぁ。) ずらりと並んだファンの人たちに、一人一人握手をしていました。最後の最後に一人で花束を渡した方は、ハグしてもらっていましたよ〜。最後は、ギエムが大きく手を振って終了。なんだか暖かい雰囲気でした。

川口リリア・メインホールは初めて行くホールでした。
今後また行くことがあるかもしれないので、ちょっと自分のためにメモを。
私は2階の最前列で見ました。舞台との距離が近くて、手すりも邪魔にならない、とても見やすい席でした。1階の前方はほとんど段差が無さそうだった。後方はしっかり段差有り。
クロークを女性が一人で切り回していてびっくり。さすがに終演後は一人じゃないだろうけど、窓口はかなり狭いし、混雑を恐れて「ボレロ」の前の休憩の時に取りに行っちゃった…。
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2005年11月27日

『シルヴィ・ギエム最後のボレロ』11月26日、川口

今日は『シルヴィ・ギエム最後のボレロ』川口公演へ行ってまいりました。

今日の私の一番は、ギエムのソロ『Two』です。
とにかく格好よかった! これが今のギエムなんだなぁと思いました。
天井からのスポットのみの舞台。スポットは四角い輪になっているので、その中央に立つギエムには当っていません。光の壁に四方を囲まれた狭い空間の中だけで踊ります。一点から動かずに、時間にして15分弱(たぶん)の短いソロなのに、圧倒的な存在感で強烈な印象を残してくれました。
上半身、中でも腕の動きで見せてくれます。ギエムの腕が空間を切ると、その軌跡が鮮やかに残るんです。今も思い出すと腕の残像が浮かんできます。後半は動きが大きくなり、差し出された腕や脚の手首から先、足首から先だけが周りを囲むスポットの中に瞬間浮かんでは消えるのを繰り返します。これが格好いいんですよ〜。手先、足先だけが照明の中にひらひらと飛ぶんです。
前回2004年の『シルヴィ・ギエム コンテンポラリーを踊る』でこの「Two」を見たときは、髪を一本に三編にしていたんだけど、今回は「Push」と同じ赤い髪のショートカットでした。衣裳も違った。背中が大きく開いていて、その背中がまた格好いいんですよ〜。

今日のギエムの「ボレロ」は、とても熱が入っていたように感じました。いつものクールな印象より、やや“ホット”と言うか。特に後半は、感情が溢れ出しそうな緊張感があってすごく好かったです。

東バの演目のキャストはこんな感じ。
「ギリシャの踊り」
ソロ:中島周
バ・ド・ドゥ(二人の若者):大嶋正樹、古川和則
パ・ド・ドゥ:吉岡美佳、平野玲
ハサピコ:井脇幸江、木村和夫
「ドン・ジョヴァンニ」
ヴァリエーション6:吉岡美佳

昨日の日記で、バレエ団ピッコロの『コッペリア』を大嶋さんが降板したと書いたんですが、どうやら原因は怪我ではないようですね。今日普通に踊ってたし。怪我ではなくてよかったです。
余談ですが、宮本祐宜さんが散髪してました〜。最近すっかり気になる人になってしまった宮本さん。(前から気になる顔だな〜とは思ってたんだけど…)。ちょっと素敵だと思ってしまいましたよ。東バが好きでなければ、本当にどうでもいい話題でした、、、すみません。

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2005年11月22日

『シルヴィ・ギエム最後のボレロ』11月21日

今日のギエムは、私が通った四日間の中で一番いい笑顔をしていました。
昨日までの三日間もすごく素敵な笑顔だったんだけど、今日のギエムを見たら、「そうそう、これだよ〜♪」って思いました。あの笑顔を見ると、本当に清々しい気持ちになります。追加公演がなければ、今日が東京の最終公演だった訳で、熱心なファンも多かったんでしょうか。客席の反応も一番大きかったかも。

昨日は“ウトウトした”とか書いて反省! 『Push』すごく好かったです。テーマ的なこととかは私は解らないんだけど、とにかく二人の動きが面白かった。二人の人間のスリリングな関係から目が離せませんでした。ん〜、うまく言えないんだけど、例えば物語や役柄からくるスリリングではなくて、二つの身体が生み出す緊張感がすごく心地良かったんです。

『テーマとヴァリエーション』、今日はすごく楽しめました〜。綺麗な作品ですよねぇ。
エトワールは吉岡美佳木村和夫ペア。久しぶりにクラシックな木村さんを堪能しました。素敵だったぁ♪ 相変わらず脚先が美しかったです。吉岡さんもとっても好かったです。美しくて、キラキラしたオーラがちゃんとある。登場しただけで、他とは違う雰囲気をちゃんと背負ってくるんです。しかも、見る側が感動する時って、やっぱり内側から輝いてるのを感じた時なんですよね。で、思ったんだけど、昨日の上野水香は私には表面的に見えてしまうんです。中身があまり感じられないと言うか…。これは単に好みの問題だと思うので、こういうとをはっきり書くのはあまり気が進まないんだけど…。
今日のソリストは、横内国弘、宮本祐宜、辰巳一政、長瀬直義という若手組みなので、ちょっと不安だったんだけど、みんな頑張っていて好かったです。こうやって徐々に世代交代していくんだね〜。楽しみだけど、少し寂しくもあります。

大嶋さん『春の祭典』の生贄は初役だと思うんだけど、違ったらすみません…。
すごく好かったです。大嶋さんの持つ危うい、ナイーブな面がとても活かされていました。そして踊りに不安がない。大嶋さん自身もきっと満足な出来だったんだと思います。カーテンコールで井脇さんと力強く手を取る姿が印象的でした。その井脇さんもやっぱり素敵でした〜♪ 今日の井脇さんは、とても静かな眼をしていました。もちろん力強いんだけど、凛としていたのはどちらかというと吉岡さんのほうで、井脇さんの眼差しには自分の運命を全て受け入れた後の静けさが漂っているようでした。
二人のリーダーは横内国弘・平野玲、二人の若い男は小笠原亮-長瀬直義という新しめの顔ぶれです。小笠原さんは、「ギリシャの踊り」で二人の若者のパ・ド・ドゥを踊ったりと、今回は活躍してました。気になる存在ではあったけど、ちょっと小柄なこともあってノーブルな役は難しいかなぁと思ってたんだけど、ベジャールという手がありましたね。「ギリシャの踊り」より「春の祭典」の若い男が好かったと思います。平野さんもあちこちで大活躍ですねぇ。何を踊っていても目が平野さんを追ってしまうことが結構あります。「ボレロ」でも素敵でしたよ〜。

次は川口公演です。
当初、川口ではギエムの『ラシーヌ・キュービック』が演目に入っていたんだけど、変更になってしまいました。見たかったなぁ…。
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2005年11月21日

『シルヴィ・ギエム最後のボレロ』11月20日

『テーマとヴァリエーション』
エトワールは上野水香と高岸さんでした。
全体的にちょっとバタバタしていたような気がしました。特にコール・ド・バレエが…。新しめの顔が多いようだったので仕方ないのかなぁ。東バの男性陣には、もっともっとクラシックを頑張ってほしい!! って、偉そうなこと言ってすみません。好きだからこそです!
高岸さんはやっぱり素敵でした♪ ソリストの女性陣も華やかで好かった。平野玲さんが素敵だったな〜。最近、活躍してますね。
最後の最後、高岸さんの肩にリフトされてポーズするところで、ちょっと上野さん気合が入り過ぎちゃってた気が…。「どうよ!!」みたいな感じで、コブシ入ってました。あそこだけ演歌だったな…。
東バが大好きな私は楽しめましたが、全然東バに興味が無い方たちは楽しめたんだろうか…。
一つ気になったことがありまして、、。ダンスマガジンのインタヴューで小出さんが、後藤さんと「テーマとヴァリエーション」を踊るって言ってたんだけど、今日と明日のキャストには入っていないんです。東京では踊らないんでしょうか?楽しみにしてたのに…。

そして、私がとても好きな作品、ベジャール版『春の祭典』
やっぱり好かったです〜。今日の帰りは、頭の中のBGMはストラヴィンスキーでした。
中島さんは、この生贄と「ギリシャの踊り」は当たり役ですね。(私もいい加減しつこいけど、後藤和雄さんの生贄が見たいなぁとまた思ってしまいましたよ…) 東バの男性陣は、ベジャール作品で輝くなぁといつも思います。と言うより、ベジャールが人間の身体を輝かせるのかもしれませんね。ベジャールだけでなく、現代の振付家の方が現代の人間の感覚や感情と通じるものがあるのは当たり前なのかもしれない。と言いつつも、『春の祭典』もちょっとバタついてるところはあったけど。
吉岡さんは美しかったです。あの澄んだ透明感がとても好い。明日の井脇さんの、凛とした生贄も大好きなので楽しみです。

マリファント振付の『Push』
すみません…、ちょっとウトウトしてしまいました。ゆっくりした作品で、照明も薄暗くて、ついつい…。音楽がカッコいいな〜とか、白いシャツのムッルが素敵だな〜とか、ギエムの赤い髪のショートカットが可愛いな〜とか考えながら見てました。

『ボレロ』はですねぇ、いつも困ることなんですが、リズムも見たくて仕方がないんですよね〜。照明が明るくなって、ズラッと男性のリズムが囲んでいるのが現れるところは、いつもゾクっとして好きなところです。リズムのソリスト(って言うのかな?)の四人が円卓を回りながら、みんな好い顔してリズムを見つめてるんですよ〜。今回は飯田さんがいないのが寂しい限りです。もう今後リズムは踊らないのかな。
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2005年11月20日

『シルヴィ・ギエム最後のボレロ』11月19日昼

今日も行ってまいりました。『シルヴィ・ギエム最後のボレロ』昼公演です。

今日もギエムの「ボレロ」はカッコよかったですよ〜。
始めから終わりまで、表面的にはあまり表情が変わらないのが好い。表情に大きな動きがなくても、徐々に高まる感情が内側から表情に表れてくるんです。そしてラストのあの気迫がすごい。ダンサーのあの気迫に、こちらも心を動かされてしまうんだと思います。いよいよラスト、膝をついて手を前に差し出すところで、少し高いところに投げている視線がとても澄んでいて印象的でした。
前にバレンボイムとの「奇跡の響演」で見た時より、髪に手をやらないのが、私的には好かったです。あの時より印象としてはナチュラル。飾らず、自然体の、今の年齢のギエムがカッコよかったです。そしてやっぱり、終わった後のあの笑顔がすごく素敵なんだよね〜。

「小さな死」は、あまりにスムーズで、二人が触れている時と離れている時の差が感じられないんです。サポートの手を離れた瞬間が判らない。
美しい作品ですよね〜。実はすごく好きな作品です。衣裳も好き。

「ギリシャの踊り」、今日のソロは大嶋さん。
すごく素敵だったんだけど、今回は私は昨日の中島さんにやられてしまいました。中島さんの方が踊りを自分のものにしている感じがした。まあ、大嶋さんより長く踊っている訳だから、当然と言えば当然なんだけど…。大嶋さんは、ウェットな色気が出過ぎていたような…いや、そこが魅力だから仕方ないんだけど。しかも私もそこが好きな訳だし。二人の若者は高橋さん。素敵でした〜。でもやっぱり、大嶋・古川組には敵わないかな、と。。。今日の二人には、倒錯的な空気があまり感じられませんでした。あそこはやっぱり、満面の笑みで爽やかに踊っているけど、そこはかとなくウェットなのが好いんだよね。(と思ってるのは私だけ?) 初日の高橋・古川の二人の若者を是非見てみたかったです。
「ドン・ジョヴァンニ」の上野水香は、まずまずだったかな…(偉そうですみません)。まだ東バに馴染んでない気がするのは私だけでしょうか?身体のラインは綺麗だし、柔らかいし、好かったんだけど。(目のメイク、なんとかならないかなぁ…) まあでも、最初の頃に比べたら馴染んできたかもなぁ〜。
最近注目株の吉川留衣がシルフィード。可愛かったです♪ いっそのこと、シルフィードにベテランを使うってのはどうでしょう?かなり雰囲気が出て、作品が変わる気がするんだけど…。
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2005年11月19日

『シルヴィ・ギエム最後のボレロ』11月18日

ギエムの「ボレロ」、カッコよかったです。
ギエムが動く度に、腕や脚がはっきりとした軌跡を描くのが、私はいつも好きです。あの赤い円卓の上でギエムが腕を回す時、残像のようなその軌跡がスパッと空間を切り取るのがとても気持ちが良いんです。さらに今日、印象的だったのは視線です。あんなに視線を使っていたんですね〜。
ギエムのボレロはエロティシズムとかではなく、凛とした清潔感を感じさせました。「小さな死」にも感じたことなんだけど、ドライなんです。もちろん悪い意味ではなくて。余分なものを削ぎ落とした、研ぎ澄まされた感じが、私にドライという印象を抱かせるのかもしれません。「小さな死」は、ギエムとムッルが踊ると、「すごくカッコいいコンテンポラリーだな〜」という感じ。ルグリとデュポンが踊る「小さな死」は、もっと生々しい身体感覚があって、そして何より美しくてウットリしたんだけど、今日は違う意味で感心。まめにパートナーに選ぶだけあって、ムッルとの息もぴったりだし。二人が一つの生き物のように動く様は目が離せませんでした。(でも私的にはルグリとデュポンが好みかも…。ギエムとムッルもすご好かったんですけど、、。)

「ギリシャの踊り」久しぶりに見たんだけど、好かったです〜。今日のソロは中島周さん。最初のソロでちょっと鳥肌立っちゃいました。私は後藤和雄さんのソロがすごく好きだったんだけど、やっぱり中島さんも好いです。ベジャールは心得てますね。あのラストの畳み掛けと、静寂。がっちり掴まれてしまいます。二人の若者は大嶋さんと古川さん。眼福です。パ・ド・ドゥの平野さん、ハサピコの井脇さん木村さんがとても素敵でした。吉岡さんは痩せすぎなのが気になったな〜。
ちょっと余談ですが、今日の「ギリシャの踊り」がとても好かったので、やっぱり後藤和雄さんで見たくなりました。と言うか、もう後藤さんで見ることができないのが悲しくなりましたよ…。中島さんは爽やかで素敵なんですけど、もう少しウェットな憂いがほしいんですよね。後藤さんはそれが抜群でした。あくまで私にとってですが…。
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2005年11月13日

シュツットガルト・バレエ団『ロミオとジュリエット』

行ってまいりました、シュツットガル・バレエ団『ロミオとジュリエット』
アマトリアン&フォーゲル組も、スー・ジン・カン&バランキエヴィッチ組も、とても好かったですよ〜。
久しぶりに見たフォーゲルは、可愛くてびっくりしました!こんなに可愛かったっけ〜。(あのプロフィールの写真はいい加減どうにかしてほしい)。アマトリアンもとっても可愛くて、いい二人でした。彼女のジュリエットは、やんちゃで甘えん坊な雰囲気がよく合っていて可愛い。ちょっと垂れ目で、アヒル口。いい表情してました。子供から少女へ、でも最後に大人の女性にはならなかったかなぁ…。それに対してスー・ジン・カンは、最初から大人な感じ。バランキエヴィッチもちょっと大人のロミオだったかも。まあ私は、そんな大人の男の余裕を感じさせるバランキエヴィッチが好きな訳で、相当素敵でしたけどね〜♪ 身体が大きいこともあって、切り取る空間が広いからダイナミックだし、雑なところがないので気持ちよかったです。
アマトリアン&フォーゲル組は、その若々しさと可愛らしさ満載の雰囲気が、結末の切なさを際立たせていて好かったし、スー・ジン・カン&バランキエヴィッチ組のしっとり静かに沁み込むようなロミジュリも好きでした。

主役の4人以外では、ティボルトのイリ・イェリネクとマキューシオのアレクサンドル・ザイツェフが好かった。イェリネクの不敵な雰囲気が素敵。考えてみたらティボルトって、ほとんど踊りらしい踊りはないんだよね。そうなると、その存在感とか雰囲気とか、そういうものもかなり重要ですよね〜。イヴァン・ジル・オルテガのティボルトも濃くて好かった。性格悪そうなティボルトだったけど。二人ともティボルトもいいんだけど、できればオネーギンを見てみたいなぁ。プログラムで知ったんだけど、9日に『オネーギン』の貸切公演というのがあったみたい。キャストは、オネーギン:イリ・イェリネク、タチヤーナ:ブリジット・ブライナー、レンスキー:フォーゲル…の様子。これも見たかったな〜。ルグリはもちろん見たいけど、バレエ団のダンサーの『オネーギン』も混ぜてほしかったです。

クランコの『ロミジュリ』は、『オネーギン』と同様すっきりコンパクトな印象でした。とても見易いんです。『ロミジュリ』は私はとても好きなんだけど、正直ときどき退屈してしまう場面もあります。クランコの場合はそれがなかった。あとクランコの振付で好きなのは、パ・ド・ドゥなどの感情が溢れるシーンに、過剰さや押し付けがましさがないところです。振付は激しいしとても感動するんだけど、でも過剰ではないんだよね。

今日は、昼と夜の公演の間に、神田のガヴィアルにカレーを食べに行きました。チキンカレーにチーズをトッピング。美味しかった〜♪ 土曜日の神田は人が少なくてよかったです。土・日の上野でご飯食べる気がしなくてさ〜。
posted by uno at 01:50| Comment(0) | TrackBack(0) | バレエ公演2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする