2015年03月03日

上野水香プロデュースバレエ『Jewels from MIZUKA』11月29日

ツイッター貼り付け感想です。遡るのはこの辺にしておこうかな、と。
水香さんのプロデュース公演、今思い出しても楽しかったな〜と。次回があることを願います。

第21回神奈川国際芸術フェスティバル 神奈川県民ホール開館40周年記念
上野水香プロデュースバレエ 『Jewels from MIZUKA』
2014年11月29日(土)神奈川県民ホール 大ホール

<オープニング>
構成・映像:高橋竜太/音楽:G.ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」
  全員

『レ・トロワ・ジムノペディ』
振付:ローラン・プティ/音楽:E.サティ
  上野水香、柄本弾
  ピアノ演奏:松木慶子

『パリの炎』より パ・ド・ドゥ
振付:ワシリー・ワイノーネン/音楽:B.アサフィエフ
  沖香菜子、松野乃知

『QLOCK』 *新作初演
振付:高橋竜太/音楽:SINSKE「運命のドア」
  高木綾、奈良春夏、吉川留衣、河合眞里、伝田陽美
  高橋竜太、氷室友、杉山優一、松野乃知、岸本秀雄

『瀕死の白鳥』
振付:マウロ・デ・キャンディア/音楽:C.サン=サーンス
  ウラジーミル・マラーホフ

『シャブリエ・ダンス』
振付:ローラン・プティ/音楽:AM.シャブリエ「ハバネラ」
  上野水香、柄本弾
  奈良春夏、木村和夫

― 休憩 ―

『ジゼル』より 第二幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー/音楽:A.アダン
  渡辺理恵、木村和夫

『白鳥の湖』より アダージョ
振付:レフ・イワーノフ/音楽:P.I.チャイコフスキー
  吉岡美佳、ウラジーミル・マラーホフ

『ドン・キホーテ』第三幕より グラン・ディベルティスマン
振付:マリウス・プティパ/音楽:L.ミンクス
  上野水香、柄本弾
  乾友子、村上美香、吉川留衣、岸本夏未
  川島麻実子、河合眞里、河谷まりあ、伝田陽美
  木村和夫、梅澤紘貴、松野乃知
アントレ
  乾友子、村上美香、吉川留衣、岸本夏未、河合眞里、伝田陽美
アダージョ
  上野水香、柄本弾
パ・ド・トロワ
  乾友子、吉川留衣、梅澤紘貴
ヴァリエーション1
  河谷まりあ
バジルのヴァリエーション 
  柄本弾
キトリのヴァリエーション 
  上野水香
ヴァリエーション2 
  川島麻実子
コーダ
  上野水香、河谷まりあ、川島麻実子
  木村和夫、柄本弾、梅澤紘貴、松野乃知 ほか

『チーク・トゥ・チーク』
振付:ローラン・プティ/音楽:I.バーリン
  上野水香、ルイジ・ボニーノ

<フィナーレ>
  全員

【ツイッターより】

水香さんプロデュース公演終了。とってもいい公演でした! 水香さんの、「やりたいこと全部詰め込みました」的公演。キトリにしても、ワシーリエフ版ではやれなかったことをやる、という。座長の気合が伝わってきました♪
10年前、水香さんが東京バレエ団に移籍してきたとき、思うところがなかったと言えば嘘になりますが、今日の公演の楽しさを思うと、10年経てば色々なことが変わるものだなぁと思ったりしました。
岩国でしか見られなかった梅澤さんのバジルを披露してくれたし、木村さんのバジルも見せてくれた(涙)。馴れ合いではないアットホームな雰囲気で、若手からベテランまで生き生きと踊っていて、水香さんの東京バレエ団への愛情も感じられた気がします。

コンテンポラリーダンスあるある。振付家本人が一番振付を自分 のものとして生き生きと踊っている。つまり、高橋竜太さんがとってもカッコよかったんです!
高橋竜太さんの振付作品もとてもよかったです。東バの若手がコンテを生き生きと踊っているのを見ると、妙に嬉しくなる。奈良さんはクールでカッコいいし、岸本(秀)さんも素敵。伝田さんも可愛い。
メインのカップルを高木さんと岸本さん。プラス3カップルは、河合‐氷室、吉川‐杉山、伝田‐松野。奈良‐高橋は現実の存在ではなく、時の使者?的な感じ。
冒頭、高木さん演じる女性になかなか声をかけられない岸本さん。ラスト、突然の雨に、散り散りに退散するカップルたち。高橋さんから渡された傘を、意を決して高木さんのほうへスッと差し出す岸本さん。二人の時間がやっと 重なった瞬間で、暗転。岸本さんがいい表情してました。

水香さんはプティが合ってるのかもな〜。プティ作品だと表情も気にならないかも。「チーク・トゥ・チーク」は以前見たときよりもずっとよかった。
こんな公演でもなければ絶対に見られなかっであろう、沖さんと松野さんの「パリの炎」。とってもよかったです♪ 松野さんの清々しい跳躍の数々。とても上手に音楽を捉える沖さんの、明るく軽やかな踊りと、堂々とした佇まい。
ふんわりと空気に漂うような渡辺さんのジゼルは本当に素敵。木村さんのサポートが更にそれを助けます。木村さんのアルブレヒトを見られたことに感謝。渡辺さんと木村さんの全幕も見てみたかったなぁ、と。

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2015年02月16日

東京バレエ団『くるみ割り人形』12月20日

東バ『くるみ』(2014年)の2日目の感想です。ツイッターのつぶやきをそのままコピーしていますので、「今日」とか「昨日」とか、ときどきピンと来ない表現がありますが、基本的にいじらずに貼り付けてます。誤字脱字は直してますが。

東京バレエ団『くるみ割り人形』全2幕
2014年12月20日(土)14:00 東京文化会館

クララ:沖香菜子
くるみ割り王子:梅澤紘貴

【第1幕】
クララの父:永田雄大
クララの母:高木綾
兄フリッツ:吉川留衣
くるみ割り人形:中村祐司
ドロッセルマイヤー:柄本弾
ピエロ:岸本秀雄
コロンビーヌ:金子仁美
ムーア人:吉田蓮
ねずみの王様:原田祥博

【第2幕】
スペイン:川島麻実子-木村和夫
アラビア:三雲友里加-松野乃知
中国:金子仁美-岡崎隼也
ロシア:伝田陽美-入戸野伊織
フランス:村上美香-河合眞里‐杉山優一
花のワルツ(ソリスト):
  渡辺理恵、小川ふみ、二瓶加奈子、崔美実
  森川茉央、原田祥博、和田康佑、岸本秀雄

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:シアターオーケストラトーキョー

プロジェクションマッピング
アート・ディレクター:村井保介
VFXスーパーバイザー:高井了治(studiobokan)
VFXアーティスト:村山智洋(studiobokan)

【ツイッターより】

東バ『くるみ』2日目は、いよいよ沖さんと梅澤さん。それにしても、きのうのネズミの王様は史上最大だったな〜、と(森川さん)。
東バ『くるみ』より帰宅。今日も楽しかった〜♪ 木村さん(スペイン)はキレッキレ♪ 回転の最後は勢い余ってバランス崩して手をついちゃったけど、最後まで楽しそうでした。どこか痛めてないかとドキドキしました。
沖さんと梅澤さんはこれまで何度も組んでいるだけあって、とてもいい雰囲気。交わす視線に親密感があって素敵です。既に何度も東京で主演の舞台を踏んでいる沖さんよりも、梅澤さんのほうが初々しかったりしました(♪)。梅澤さんがやっと東京で古典の主演デビューを果たしたことが感慨深いです。
少し心配だった持ち上げ系のリフトも、飛び乗り系のリフトも、予想以上にバッチリ! 王子に変身した後のPDDでは、直立した体勢のクララを頭上高く持ち上げるリフトを無事にクリアして、幸先のいいスタート。因みに初日のラドメーカーはここで片手を離してました。
ピルエットのサポートから、クララのウエストをサッと抱きかかえてくるくる回るところも、スムーズかつ、ちゃんと高揚感を感じさせてくれました。あそこって、意外ともたもたしがちだったりしません? クララを頭上に掲げて下手に退場するところも余裕。雪の場面でのマネージュも大きくて綺麗でした。
しかし何より、落ち着いた佇まいで、終始エレガントに、夢の中の王子を演じてくれたことがよかった。夢の中のというより、夢見る王子だったかもしれないけど(♪)。
沖さんは、安定感のあるテクニックと、遠くからでも伝わるような豊かな表情で、愛らしく瑞々しいクララを演じてくれました。投げたスリッパは、ネズミの王様の顔にヒット(笑)。
若いうちに大抜擢されて、東バの顔と呼べるような存在になっていくというストーリーを、私はまだ目撃していないので、沖さんの今後が楽しみです。男性では弾さんが早くに抜擢されてプリンシパルになりましたもんね。もちろん、すべてのダンサーの今後が楽しみなんですけど♪
早くにプリンシパルになっても、長い下積みを経てプリンシパルになっても、またそのいずれでもなかったとしても、長く遠い道のりであることには変わりがないんだろうなぁと思ったりしました。

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東京バレエ団『くるみ割り人形』12月19日

調子に乗ってツイッター貼り付け感想。去年の東バの『くるみ』の感想です。ツイッターって、どこまで遡れるんですかね。

東京バレエ団『くるみ割り人形』全2幕
2014年12月19日(金)東京文化会館

クララ:エフゲーニャ・オブラスツォーワ
くるみ割り王子:マライン・ラドメーカー

【第1幕】
クララの父:永田雄大
クララの母:高木綾
兄フリッツ:乾友子
くるみ割り人形:氷室友
ドロッセルマイヤー:木村和夫
ピエロ:杉山優一
コロンビーヌ:岸本夏未
ムーア人:岡崎隼也
ねずみの王様:森川茉央

【第2幕】
スペイン:川島麻実子-柄本弾
アラビア:渡辺理恵-森川茉央
中国:岸本夏未-氷室友
ロシア:乾友子-原田祥博
フランス:吉川留衣-河谷まりあ‐岸本秀雄
花のワルツ(ソリスト):
  小川ふみ、伝田陽美、政本絵美、三雲友里加
  安田峻介、杉山優一、永田雄大、松野乃知

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:シアターオーケストラトーキョー

プロジェクションマッピング
アート・ディレクター:村井保介
VFXスーパーバイザー:高井了治(studiobokan)
VFXアーティスト:村山智洋(studiobokan)

【ツイッターより】

東京バレエ団『くるみ』初日終了。楽しかった〜♪ ラドメーカーは2015年1月1日付でオランダ国立バレエに移籍するらしいので、日本で見る機会は減りそうですね…。見ておいてよかった。
オブラスツォーワもラドメーカーもとっても丁寧な踊り。一つ一つがゆったりと伸びやかで、正確、丁寧。特にGPDDのアダージオでは、そんな二人の真摯な姿勢が感じられてとても嬉しくなりました。素敵な舞台をありがとう、という気持ちになった。
因みに、オブラスツォーワは全て自前の衣裳。ラドメーカーはくるみ割り人形のときは東バの衣裳、GPDDのときは自前の衣裳でした。白の上着は、金の刺繍とブルーのラインが施されていて、彼にとてもよく合っていて素敵。
1幕では、マスクをかぶっていたせいで髪がやや乱れていたラドメーカーですが、2幕ではきっちりセットしてきて王子度アップ(♪)。踊るたびにサラサラとなびくブロンドが美しいー。
木村さんのドロッセルマイヤーも素敵。そして、ご本人が楽しそうなのが何よりです。なんかもう、どこが好きとか、うまく言えなくなってきた気がします。ただ舞台にいるだけで嬉しい。
東バのソリストの面々は、最後のポーズでヨロっとなるダンサーがチラホラいて、たまたまなのか、みんな疲れているのか、舞台のコンディションなのか、ちょっとだけ気になりました。が、みんな贔屓なので楽しすぎました♪
スペインの川島・柄本がとてもよかった。踊りも揃っていたし、二人ともキレがありました。川島さんは、渡辺さんとダブルキャストでオディールを踊ったときから押し出しの強さがあったけど、それが洗練されてきた印象。
オブラスツォーワは完璧すぎるというか、最初から出来上がっているような感じがして、クララという少女の心の変化に感情移入しきれない面はあったも。そこはいままでの『くるみ』体験で補完するというか…。
これまで、ワイノーネン版でデビューする東バの女性陣の姿に感動しすぎたせいかもしれないな(苦笑)。
フランスの岸本(秀)さんもよかった♪ エレガントで柔らかい踊り。ブルーバード・デビュー(子ども版『ねむり』) のときから変わらない音のしない着地は、マラーホフも気に入ってくれたはず(一回だけドスンっていっちゃったけど)。岸本さんと河谷さんの並びもいいなぁ♪
花のワルツはとっても幸せ。ソリスト4人(小川・伝田・政本・三雲)が、よかった。伝田さんの踊りは、見ている人をなんだか楽しい気持ちにしてくれます。これって天性のものだったりするから、貴重な存在。
パーティー客が帰った深夜の広間、ずっと紗幕がかかっていて見づらいな〜と思っていたら、クリスマスツリーが大きくなったところで紗幕はなくなりました。ツリーだけじやなく、フクロウの時計と、くるみ割り人形が座っていた椅子、燭台も大きくなってました。これ、今回からだよね?

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今回からプロジェクションマッピングが使用されました。前奏中、パーティーの準備をしているところへネズミが現れてドタバタする様子が、影絵風の映像で緞帳に投影されたり、船で夢の国へ向う途中の海が映像になっていたり、ツリーをマッピングしていたりと、様々に駆使されていて、なかなかに楽しかったです。
真夜中の広間の場面では、映像を投影するためか紗幕が下りていて、このままだったら嫌だなぁと思いながら見ていたんですが、途中でなくなったのでホッとしたり。正確にどこで上がったかは忘れてしまったんですが、王子がマスクを取る場面では紗幕はなかったはず。上のツイートで触れていますが、ツリー以外のセットが巨大化したのって、以前からでしたっけ? 最近、その辺の記憶がことごとく曖昧です、、、。
posted by uno at 17:45| Comment(0) | バレエ公演2014 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月26日

東京バレエ団『ドン・キホーテ』9月19日

東京バレエ団『ドン・キホーテ』の公演に行ってまいりました。初日と中日です。とっても楽しかったです〜♪ ワシーリエフ版は、華やかで疾走感があり、温かみのある色彩に溢れた、とてもよいプロダクションです。なんですが、あまり頻繁に上演するイメージはないんですよね〜。もうちょっと上演してくれても嬉しいんですが。

オブラスツォーワに続きホールバーグも降板してしまい、主演がガラリと変わってしまったわけですが、私は元々ゲスト日のチケットは取っておらず、その他の配役が発表されてから初日のチケットを追加する形になりました。スタシュケヴィチもロパーティンもとてもいいダンサーで、自分で選択して見ることはないであろうダンサーを見ると、世界にはまだまだいいダンサーがたくさんいるんだなぁと実感させられます。ファンの方にとってはダブル降板のショックは大きいとは思いますが、彼らに対すら拍手には何ら影響はなく、代役の2人に熱い拍手が送られるのを見て、素敵だなぁと思ったりもしました。

東バの面々にもいくつか変更がありました。初日にジプシーの娘を踊る予定だった吉岡さんが降板し、代役は高木さん。高岸さんは初日・2日目ともドン・キホーテを降板し、木村さんが3日間キホーテ連投。2日目のエスパーダが森川さんから高岸さんに変更。森川さんは場面転換に登場する公爵役で出演していました。プログラムでは公爵は高岸・木村のダブルキャストになっています。おそらく森川さんが軽い怪我でもされたのではないか、と。森川さんのエスパーダを楽しみにしていたのでとても残念でしたが、高岸さんのエスパーダの健在っぷりに驚かされたりもしました。岩国のエスパーダがどうなるのか、気になるところです(予定では森川さん)。

初演の翌年以来、12年ぶりに来日するワシーリエフと、斎藤友佳理さんの指導が入ることも話題の1つだった今回の公演。演出や振付に変更があったことはもちろんですが、それよりもやはり、全体の緊張感が増したことが一番の意義だったと思います。ピンと張った一本の糸が最初から最後まで緩むところなく通っているような印象でした。

カーテンコールにはワシーリエフと友佳理さんだけでなく、飯田さんと佐野志織さんの姿も! どうやら3日間登場してくれたようです。花束は初日だけのようでした(少なくとも2日目はなかった)。女性職員(1人)がスタシュケヴィチとロパーティンに、事務局長の高橋さんがワシーリエフに花束を渡すと、いきなり駆け出すロパーティン。上手の端にいた友佳理さんに自分の花束を渡しました。できる男だ、ロパーティン。

<東京バレエ団創立50周年記念シリーズ 6>
『ドン・キホーテ』プロローグ付き全2幕
2014年9月19日(金)ゆうぽうとホール

台本:ミゲル・デ・セルバンテスの小説に基づくマリウス・プティパ原型によるウラジーミル・ワシーリエフ版
振付:マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴールスキー、カシアン・ゴレイゾフスキー、ウラジーミル・ワシーリエフ
新演出・振付:ウラジーミル・ワシーリエフ
音楽:レオン・ミンクス、アントン・シモーヌ、ヴァレリー・ジェロビンスキー、リッカルド・ドリゴ、ユーリ・ゲルバー、エドゥアルド・ナプラヴニク

<主な配役>
キトリ/ドゥルシネア姫:アナスタシア・スタシュケヴィチ
バジル:ヴャチェスラフ・ロパーティン
ドン・キホーテ:木村和夫(←高岸直樹
サンチョ・パンサ:氷室友
ガマーシュ:梅澤紘貴
メルセデス:奈良春夏
エスパーダ:柄本弾
ロレンツォ:永田雄大

【第1幕】
2人のキトリの友人:川島麻実子‐河谷まりあ
闘牛士:
  安田峻介、杉山優一、松野乃知、原田祥博、和田康佑、岸本秀雄、宮崎大樹、入戸野伊織
若いジプシーの娘:高木綾(←吉岡美佳
ドリアードの女王:渡辺理恵
3人のドリアード:乾友子、矢島まい、小川ふみ
4人のドリアード:村上美香、岸本夏未、河合眞里、沖香菜子
キューピッド:松倉真玲

【第2幕】
ヴァリエーション1:河谷まりあ
ヴァリエーション2:川島麻実子

協力:東京バレエ学校

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

プロローグ。ドン・キホーテのもとへやって来ている床屋のバジルと、彼を待つキトリ。きっとこの後デートなんでしょうね。何とか彼の気を引こうとするも、「仕事中だろ」と諭される。怒ったキトリは髭そり用のクリームが入った入れ物を、「もう!」とドン・キホーテの頭に被せてしまいます。以前は本当にクリームが入っていたんですが、ここ最近は入れていないようでした。なので、小間使いの女性たちは掃除をしている“ふり”をするだけ。ところが、今回はちゃんとクリームが入っていました。その後の進行が心配になるので(ダンサーが滑らないかと)、クリームは省略でもいいかな〜と思っていたんですが、やっぱり緊張感が違いますね。「はい、ここはクリームが入っていると思って見てくださいね〜」という緩い同意がないことで、純粋に舞台のワクワク感が存在します。ドン・キホーテの頭も背中も、椅子も床も、2日目には水香さんのスカートにも、クリームがいっぱいついてしまいましたが…。

クリームはさておき、プロローグの演出が大幅に変わり、キューピッドが登場しました。びっくりした〜。ドン・キホーテにクリームをかけてしまった2人は、手を取り合ってこ〜っそり退散しようとします。呼び止めるドン・キホーテ。すると舞台がスッと薄暗くなり、上手からキューピッドがパ・ド・ブレで登場します。もちろん、彼らにはキューピッドは見えていません。キトリをドゥルシネア姫と思い込んだドン・キホーテが、彼女に恭しくお辞儀をすると、キトリもまんざらでもない様子。お姫様扱いされれば誰でも嬉しい。呆れるバジル。といういつものやり取りの中、椅子に腰掛けたキューピッドがドン・キホーテに矢を放ちます。キトリにブルーのスカーフを首に巻いてもらったドン・キホーテは、雷に打たれたようにハッとする。この、木村さんの「ンハッ」が素敵でね〜♪ 正面を向いて目を大きく開き、左手を胸に、右手を天にかざして、「ンハッ」!! はぁ〜、何度でも見たい。

机に置いてある西洋甲冑の兜をドン・キホーテが剣で割ると、ガシャーンの床に落ちのは、落ちて正解なんですよね。因みに、バジルが狂言自殺をするシーンで、登場するときにガシャーンとテーブルから食器類が落ちる音がするんですが、あれはどうやら袖の奥スタッフがやっているようでした。ちょっと話が逸れましたが…。

プロローグが明けて、軽快な音楽とともにバルセロナの街の活気が広がるシーンは、本当にワクワクします。好きなバレエ団なら尚更です。この日の東バは幕開きから眩く、熱気に溢れていました。改めて指導が入ったためか、いつにもまして活気ある群集。何気ない日常も、中央の踊りを盛り上げるときも、群集が個でありながら集団として動いて、空気を動かすのがわかります。そこに風や熱が生まれる。

キトリの友人を踊った川島さんと河谷さんが、とてもよかった!! スレンダーでクールビューティー、綺麗なお姉さんタイプの川島さんと、エレガントで愛らしく、温かみのあるラインが素敵な河谷さん。でも、2人とも何がよかったって、踊りも然ることながら、端々に熱いスペインの気質を感じさせてくれたところです。しかも、それが最初から最後のヴァリエーションまで一切失われることがなく、身体に染み付いていたこと。踊りの最後の止めのポーズなど、常に粋に、いかにも『ドン・キ』らしくキメてくれます。川島さんがチャキチャキ踊るのは想像がついたんですが、河谷さんがあんなに粋に踊ってくれるとは思わなかったな〜。確か河谷さんは、友佳理さんが『ラ・シルフィード』の指導をしたときに、友佳理さんから指導を受けるのをとても楽しみにしていると語っていたことがあったと思います。神奈川県民ホールが開催した友佳理さんのトークイベントにも来ていたし。きっと今回も、身体中を耳にして友佳理さんの指導を受け止めていたのではないかと想像して、勝手に嬉しくなってしまいました。

木村さんのドン・キホーテがとにかく素敵でした。トリッキーなお爺さんではなく、気品があり、紳士で、ややおっとりしたところはあるけど、本人はいたって真面目。常に心は冒険心や探究心で溢れています。かぼちゃ一つとっても興味津々。テーブルのミニかぼちゃを手に取り、目線より上までゆっくりと持ち上げてあらゆる角度から観察。「う〜む、これは…。はて、これは一体…」とでも言うように、しげしげと眺めた後、ヘタを摘んでゆっくりとテーブルに戻す。で、隣のガマーシュに「何やってんの? これはかぼちゃ。食べる物でしょ」みたいな扱いを受ける。
熱い心を持った正義感の強い男でもあります。ガマーシュが目隠しで女性たちにからかわれたり、大きな布でトランポリン状態で飛ばされると、本気で剣を振り回してガマーシュを守ろうとします。アルブレヒトが暴れるときも本気だったもんな〜、、、。
正直、自分の好きなダンサーがドン・キホーテを演じていると、こんなに楽しいとは思いませんでした。その幸福感は想像以上。野辺さんのときも楽しかったけど(♪)。

と、とりあえずこれだけ、、、。せっかく書いたので、中途半端でもUPしてみることにしました。途中まで書いてお蔵入り…という感想が結構ある、、、、。
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2014年09月12日

東京バレエ団<創立50周年祝祭ガラ>8月31日

<東京バレエ団創立50周年祝祭ガラ>、東京公演の最終日に行ってまいりました。土・日の公演は完売したらしく、来場者全員に大入袋が配られました。中身はキーホルダータイプのライト。50周年本の販売も開始していましたが(9,000円)、とりあえず見送りました。

オーケストラピット使用時のNHKホールの座席数は3,400。満席の大喝采は迫力があります。ゲストがカーテンコールに登場すると一際大きな拍手が起こるんですが、中でもやはりギエムの『ボレロ』への喝采は風圧を感じるほどの迫力がありました。ギエムの『ボレロ』はいつでも人気ですが、やはり来年の引退が発表されたことも大きかったのでしょうか。私としても、もしかしたら見納めかもしれないと思うと、感慨深いものがありました。最後のカーテンコールには、出番を終えたダンサーたちも登場。指揮者のオブジャニコフさんはもちろん、振付指導のオルガ・エヴレイノフさんやジャン=マリ(・ディディエール)さんの姿もありました。そして、下手の一番端には木村さんの姿が♪ ジャン=マリさんや高岸さんと並んで穏やかな笑顔の木村さんに、なんだかホッとしました。エヴレイノブさんと水香さんの親しげな姿も印象的。

本編の前に、東バの50年の歴史を綴った映像が流されました。音楽はオーケストラによる『眠り』。こういう場で、動いているベジャールさんの姿を見るのはまだ少し辛いですね、、、。また、各演目の幕開けにも作品のタイトルが映像で流され、なんだか特別感がありました。タイトル映像に使われていたバレリーナは渡辺理恵さんだそうです。レッスン用のチュチュで踊る姿がスローで映し出され、とても綺麗でした。

東京バレエ団創立50周年記念シリーズ5  
■ 東京バレエ団創立50周年 <祝祭ガラ>


『ペトルーシュカ』
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー

ペトルーシュカ: ウラジーミル・マラーホフ
バレリーナ: 川島麻実子
ムーア人: 森川茉央
シャルラタン: 高岸直樹

『スプリング・アンド・フォール』
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:アントニン・ドヴォルザーク

沖香菜子 - 梅澤紘貴
村上美香、吉川留衣、岸本夏未、矢島まい、河合眞里、三雲友里加
岡崎隼也、森川茉央、安田俊介、杉山優一、永田雄大、吉田蓮、原田祥博、岸本秀雄、入戸野伊織

『オネーギン』より第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ
音楽:P.I. チャイコフスキー

オネーギン: マニュエル・ルグリ
タチヤーナ: 吉岡美佳

『ラ・バヤデール』より"影の王国"

振付:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパ版による)
音楽:レオン・ミンクス
編曲:ジョン・ランチベリー

ニキヤ: 上野水香
ソロル: 柄本弾
第1ヴァリエーション: 岸本夏未
第2ヴァリエーション: 奈良春夏
第3ヴァリエーション: 高木綾

『ボレロ』
振付:モーリス・ベジャール
音楽:モーリス・ラヴェル

シルヴィ・ギエム
森川茉央、杉山優一、永田雄大、岸本秀雄   ほか

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノ:菊池裕介(「ペトルーシュカ」)
協力:東京バレエ学校(「ペトルーシュカ」)


『ペトルーシュカ』の群集がいつもよりなんとなく寂しく感じたのは、舞台が広かったからでしょうか。横幅も奥行きも、いつもより広く感じました。奥行きというより、むしろ舞台の前面。緞帳よりも前の、踊りでは使わないスペースが広かったような気がします。舞台の広さが気になったのは、私が上から見ていたからかもしれません。今回は2階席から見ていたので、いつもと少し印象が違いました。オーケストラピットも手前に広かったような気がします。なんとなく舞台が遠そうというか。舞台と同じ高さで見ていたら、群集は重なり合って活気を感じたのかもしれません。

マラーホフのペトルーシュカは瞳がキラキラしていて、どこか愛らしい。目が死んでいないんですよね。そこがまた悲哀を誘う部分でもありました。ペトルーシュカのメイクって、ダンサーによって少しずつ違いますよね。首藤さんなどは、面影がないくらいくらい歪めていて、その徹底ぶりが実に首藤さんらしいなと思った記憶があります。カーテンコールで緞帳前に出てくるとき、両手でカーテンを握ってちょこっと顔を覗かせたマラーホフの、茶目っ気のある悪戯っぽさが忘れられません。そしてあの、両手でする投げキッス。あぁ、マラーホフだなぁ、と。
川島さんのバレリーナは、目をパッチリと見開いていて、疲れないかな〜と心配に(笑)。そんな無機質な人形の表情が、時おり人間のような感情を覗かせるのが、ちょっと怖くてよかったです。基本的には、可愛いんですけど。
乳母は高木さん。御者はわからず。馬丁コンビは岸本-吉田。踊り子は岸本夏未さんと河合さん。ジプシーは矢島さん、奈良さん。終盤に登場する悪魔は入戸野さんでしたね。カーテンコールまで顔が見えないので、モヤモヤしました。かなりキレのある踊りで、「誰?!」と思わせるインパクトがありました。それにしても入戸野さん、細いんだな〜。

『スプリング・アンド・フォール』は初役の2人(沖&梅澤)以外にも新しいキャストが多かったと思います。始めに断っておきますと、私はすごく楽しめたんです。すごくよかったんですが、やっぱりノイマイヤーは難しいんだな〜と思いました。作品自体に力があるので、ある程度は見せるこができると思うんですが、一歩突き抜けたその先を見せるのはすごく難しいんだな、と。
そんな中でも、沖さんの安定感はすごいなと思いました。よく身体が動いて、迷いがない。一歩先、半歩先を心配しないで見ることができます。サポート/リフトされても安定しているので、フォルムが綺麗だし、パートナーも助けられる部分もあるのではないでしょうか。印象的だったのは、駆けていって相手に飛び込む場面。梅澤さんの腕をめがけて思いっきり飛び込みます。そういう振付と言えばそれまでなんだけど、その迷いのない思い切りのよさは、パートナーに対して信頼を示すことにもなると思うんですよね。信頼されると人は頑張る。相手に力を与えることのできるダンサーは素敵だなぁと思ったんです。

梅澤さんも、表現しようという気持ちが強く感じられて、とてもよかったです。その気持ちが、身体中から溢れていたと思います。彼自身が音楽や風や、心かき乱す何かになっていたかと言ったら、もう一歩だったかもしれません。でも、何かを掴もうとしていて、それが以前よりも確実に近づいているのを感じずにはいられませんでした。踊りも、以前よりもクリアに目に入ってくるようになった。細部まで神経を行き届かせようとしている表れだと思います。踊りが変わると意識も変わるだろうし、その逆も同様ではないか、と。そういう意味で、今大切な時期なのではないかな〜と、勝手に思ったりしたんでした。

沖‐梅澤と3人で踊る役は岸本さんでした。やっぱりいいなぁ、岸本さん。踊りも綺麗でとても好きなんですが、何より雰囲気がある。ピュアな雰囲気の中に、切なさや哀しみや孤独を表現できるダンサーではないかと思うんですよね。そんな期待を寄せずにはいられない雰囲気があるんです(私的には)。梅澤‐岸本と3人で踊るのが杉山さん。なんて爽やかなの〜♪ 杉山さんと岸本さんの、逆ヴァージョンも見てみたいなぁと思いました。
『スプリング・アンド・フォール』は男性陣が難しそうだなぁ、と。どうしてもバタバタしちゃうんですよね。

考えてみたら、ルグリと吉岡さんの組み合わせって、あまりないんですよね。でも、美佳さんは誰と踊っても溶け込める人だし、体型の違いなどの心配もないし、もともと不安はなかったんですが、まるで何度も踊ったことがあるかのように違和感がありませんでした。2人が初めて『オネーギン』のパ・ド・ドゥを踊っているなんてことは、まったく思い出さなかった。ルグリはやっぱり特別な人だし、私の東バ鑑賞歴の中で美佳さんもやはり特別な存在だし、そんな2人の舞台は感動的で、あっという間の時間でした。

ソロル初役の弾さん、すごくよかったです〜♪ 見る度に、「立派になったな〜」と思ってしまう。もちろん、まだ課題はあると思うんですが、毎回成長を見せてくれる弾さんには期待を寄せずにはいられません。指先まで丁寧な大きな踊りで、佇まいも堂々として、ヴァリエーションはパワフル。水香さんのサポートも問題ないように思えたし、何より対等な関係に見えました。体格のせいもあるのか、もともとサポートは上手だったけど、水香さんを肩に乗せてウロウロしてもビクともしない様子には感心しました。長身で体格がよくてもサポートが上手とは限らないので、やっぱり弾さんは上手なんだろうなぁ。ヴァリエーションでは、広い舞台を目いっぱい使って大きなマネージュを見せてくれました。上から見ていたせいか、両サイドにコール・ドも整列していない舞台はとても広く感じられて、その舞台を大きく大きく切り取っていく姿に驚きました。「より前へ、より前へ」、そんな意識が聞こえてくるようでした。ずっと以前、首藤さんのボーイズクラスの様子が放送された番組で、大きくマネージュをするようにと、スタジオに椅子を4つ置いてその外側を回るように指導していたのを思い出しました。大きく回るのって大変なんだなぁと思ったのが、とても印象的だったんですよね。弾さんのソロルは是非、全幕で見てみたいです。その前にバジルとエスパーダですね。楽しみです。

コール・ドの前列6人は、上手から小川さん、伝田さん、矢島さん、政本さん、?、三雲さんだったと思います。?のところは崔さんかな〜と思ったんだけど、自信ない。伝田さんが前に来てたのがちょっと嬉しい。3つのヴァリエーションは、皆とっても素敵でした。いつも難しそうだなぁと思うのは第2なんですが(素人考えです)、余裕の表情でゆったりと踊る奈良さんにうっとり。コール・ドもとてもよく揃っていたし、やっぱり久々に全幕で見たいです。

『ボレロ』が始まる前の、あのピンと張り詰めた、緊張感漂う空気がとても好きです。今回は特に、公演間近になってギエムの来年の引退が報じられたせいで、引退公演はあるにしろ、『ボレロ』は最後かもしれないという思いもあったかもしれません。ギエムのメロディは、幸いなことに何度か見てきました。初めて見たのは、確かバレンボイムのときだったと思うんですが、とてもクールな印象を受けたのを覚えています。そんな、まさに孤高の人という印象だったギエムは、より人間的で親密感のある存在に変わってきました。それでもやはり、圧倒的な存在感は変わらずにあって、親密感と近寄り難さが分ち難く入り混じった、形容のし難い特別な存在だなぁと感じました。円卓の上の圧倒的な存在感と、カーテンコールで見せるなんとも親しげな、極上の笑顔。あのギャップにやられるんですよね。

管楽器がちょっと「おや?」な瞬間があり、思わず集中が切れそうになったんですが、「いやいやここで集中が切れたら負けだ」と思い、グイッと意識を舞台に引き戻しました。そうやって舞台に意識を戻すと、円卓の上のギエムにはなんの影響も及ぼしていない(少なくともそう見えた)ことが印象的でもありました。

赤い円卓の上でメロディを踊るギエムには、なんの虚飾もなく、ピュアで真っすぐで、男前なのに女性的でもあり、さらけ出すというよりは、そこにいることが使命のような、潔い舞い姿がありました。終盤、前方を力強く指差す場面では、「しっかりしなさい」と、何か叱咤激励されているような気持ちになりました。それは、今の私の心境がそう感じさせたのかもしれませんが…。
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2014年09月01日

東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』8月8日(金)14:30

■ 東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』
2014年8月8日(金)14:30
会場:めぐろパーシモンホール

<主な配役>
オーロラ姫:吉川留衣
デジレ王子:梅澤紘貴
リラの精:渡辺理恵
カラボス:奈良春夏
カタラビュット(式典長):氷室友
王さま:永田雄大
王妃さま:小川ふみ

<プロローグ・第1幕>
乳母:升本有姫
優しさの精:浦由美子
やんちゃの精:岸本夏未
気前よさの精:加藤くるみ
のんきの精:安西くるみ
度胸の精:金子仁美
4人の王子:森川茉央、杉山優一、岸本秀雄、宮崎大樹
オーロラの友人:乾友子、矢島まい、河谷まりあ、崔美実

<第2幕>
フロリナ王女と青い鳥:乾友子、岸本秀雄
白い猫と長靴をはいた猫:岸本夏未、岡崎隼也
赤ずきんとおおかみ:古閑彩都貴、森川茉央
シンデレラとフォーチュン王子:浦由美子、杉山優一
白雪姫:政本絵美

協力: THE STUDIO

14:30の回は、吉川さんと梅澤さん。吉川さんは前回は宮本さんと、梅澤さんは今回が初役だと思います。とっても楽しかったです〜♪ 吉川さんも梅澤さんも、以前よりも主役オーラが格段に増していました。吉川さんは決して押しが強いタイプではないし、テクニック的にもすごく強いというわけではないけど(ローズアダージオの回転するプロムナードで、最後の一周の前に踵が落ちちゃったし…)、清楚な中に華もあり、可憐で、優しげな踊りと佇まいは、やはりとても好きです。オーロラ姫の幸福な空気をちゃんと感じさせてくれました。ピンクの衣裳はもちろん似合うけど、グラン・パ・ド・ドゥの白の衣裳の吉川さんも、品があって素敵だったな〜、と。

そして梅澤さんですよ〜♪ ちゃんと王子だった(失礼な…)。考えてみたら、梅澤さんの古典の王子を見るのって、初めてじゃないかしら。クラシックで主演を踊ったのは、王子じゃないけど『エチュード』くらいでしょうか。ちゃんと存在感ありましたし、「真ん中を踊るんだ」という意識が本人の中にちゃんとあるのが感じられて、それがすごくよかったな〜、と。やっぱり、意識が変わると、人は変わりますよね。そして、思ったより感情豊かに演じていたのも印象的でした。ちゃんと自分の王子を踊っていたと思います。
2幕冒頭の狩りの場面では、一つ一つの動きが大きく、丁寧で、指先まで王子の憂いが感じられて、ほのかに艶もありました。リラの精との語らいや、オーロラ姫の存在を知った場面でも、その都度踊りと感情がきちんと結びついているのが感じれられて、とてもよかった。カラボスたちと戦う場面では男らしく、そして最後はけれん味を活かした堂々とした佇まいで踊りきってくれました。もちろん、梅澤さんのいいところは、繊細さやノーブルでスマートな佇まいだったりするんですが、いい意味でけれん味が出せるというのは強みになると思います。少し踊りが不安定になってしまったとしても、それが表情やその後の踊りに出ることがない。それは、雰囲気で誤魔化しているのではなく、観客を不安にさせない大事な要素の一つではないか、と。そしてそれは、意識してやることではなく、経験を積み、様々なことが蓄積されたときに自然に出てくるものではないかと思うんです。一つの失敗に動揺せずにいられるのは、自分が積み重ねてきたものがあるからだと思います。いや、あくまで例えばの話しで、梅澤さんが今回何か失敗をしたというわけではありませんが。なんていうか、けれん味が出せるくらい梅澤さんに余裕が出たというのが嬉しかったんですよね。

若手の沖さんと松野さんもとても好きだし応援しているんですが、長いこと見守ってきた2人が、本格的な全幕ではないけれども、こうして立派に主演を務めている姿を見るのは、感慨も一入です。

式典長は氷室さん。ノリの良い子どもたちにちょっとだけ進行を妨げられそうになりながらも、なんとかかわして物語はスタート。渡辺さんのリラの精はやっぱりとても美しいんですが、何と言っても奈良さんのカラボスですよ〜♪ 美しくて、そして怖い。あぁなんか、ザ・カラボスだなぁ、と。上手くいえないんですが、正しくカラボスでした。本当に格好良くて、美しくて、見ていて楽しかったです〜♪ 登場一番、背中を向けて立つカラボスが、ゆっくりとこちらを振り返るんですが、その時点でもう敗北宣言です。

河谷さんはこの日も元気に踊ってたし、オーロラの友人に乾さんと矢島さんがいるという安定感。乾さんのフロリナ王女は洗練された美しさ。動きに無駄がなく、彼女の踊りや佇まいはやっぱり好きだな〜、と改めて。岸本さんの青い鳥も、相変わらず着地は柔らかいし、サポートもまずまず。子ども版の『ねむり』は、アダージオだけなのが残念なんですよね〜。岸本さんの青い鳥、フルで見たいなぁ、と。

というわけで、とってもざっくりとですが。
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2014年08月27日

東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』8月8日(金)11:30

東京バレエ団の子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』、目黒の公演はマチネとソワレを鑑賞してまいりました。と言っても、どちらもマチネという感じの時間なんですが…。14:30って、ソワレではないですよね、、、。とりあえずマチネ、11:30開演の回の感想をちょこっと。

■ 東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』
2014年8月8日(金)11:30
会場:めぐろパーシモンホール

<主な配役>
オーロラ姫:沖香菜子
デジレ王子:松野乃知
リラの精:二瓶加奈子
カラボス:矢島まい
カタラビュット(式典長):岡崎隼也
王さま:森川茉央
王妃さま:小川ふみ

<プロローグ・第1幕>
乳母:中島理子
優しさの精:村上美香
やんちゃの精:河合眞里
気前よさの精:平松華子
のんきの精:古閑彩都貴
度胸の精:金子仁美
4人の王子:安田峻介、永田雄大、原田祥博、和田康佑
オーロラの友人:渡辺理恵、川島麻実子、政本絵美、崔美実

<第2幕>
フロリナ王女と青い鳥:川島麻実子、原田祥博
白い猫と長靴をはいた猫:金子仁美、吉田蓮
赤ずきんとおおかみ:河合眞里、永田雄大
シンデレラとフォーチュン王子:浦由美子、安田峻介
白雪姫:政本絵美

協力: THE STUDIO

マチネの公演は、沖さんと松野さん。もう何度も踊っているだけあって息も合っているし、安心して見ていられます。それにしても、沖さんの主役オーラはすごい。初めてこの子ども版でオーロラを踊ったときも、安定した踊りと舞台度胸に驚いたものですが、その後主演を重ね、その存在感はますます安定して輝いていました。松野さんは、現在主役級を踊る男性ダンサーの中では、最も身体能力が高いのではないでしょうか。なんと言っても柔らかいですよね。脚もよく開くし、跳躍も高い。必要以上に回るわけではないけど、回転も安定しています。最初からサポートも上手だったし。『眠り』はもともと王子の踊りの見せ場が少ないな〜と思っているんですが、さらにカットされてしまっている子ども版で、「よし!」とばかりに思い切り踊る松野さんが、いいんですよね〜。

リラの精の二瓶さんは、同じくリラを踊った高木さんや渡辺さんに比べると、長身というわけではないんですが、柔らかな雰囲気と、可愛らしさの中にもほんの少し艶があり、とても素敵なリラの精です。周囲の妖精たちに対して、ちゃんと埋もれてないのはすごいな、と。矢島さんのカラボスは、虚勢を張っているだけで本当は気の弱い部分もあるような、憎めないキャラクターがとても好き。古閑さんは、のんきの精のキュートなポーズが本当によく似合います。『ドン・キ』のキューピッドを踊ってみてほしいなぁ、と。川島さんと原田さんのパートナーシップは完璧というわけではなかった気がしますが、川島さんの気品漂うフロリナ王女を堪能できました。あの、フロリナの腰を持ってスピーディーに回転するサポートは、結構難しいんでしょうか。まあまあ手こずることが多いような気がします。

オーロラの友人に渡辺さんと川島さんがいるなんて豪華♪ 白雪姫の印象が強い政本さんのチュチュ姿が見られたのもよかった。やっぱりスタイルいいなぁ、と。もう一人の友人の崔さんも素敵でした。妖精たちは少ししか踊らないし、まだ認識できていない若手もいるので、印象に残ってもそれが誰か判断できないのが残念なところ。たぶん、度胸の精の金子仁美さんが印象に残ったと思うんですけど、ちょっと自信ないです。

赤ずきんのバスケットから、パンが落ちてしまいます。拾ってバスケットに入れ、振付どおり小姓が演じる木の枝にバスケットをかける赤ずきん。しかし、ちょっと動いたらまた落ちてしまいそうなくらいパンは不安定に飛び出していて、このあと木が移動することを知っているので、ちょっとヒヤヒヤしました。すると赤ずきんを追って登場した狼が、パンを拾ってモグモグ・・・「ハッ! こんなことしている場合じゃない!!」と、パンを袖に投げ込んで、無事に解決。狼さん(永田さん)、グッジョブ♪ と思ってたら、午後の回でも、バスケットに入っていたパンをモグモグ、そして袖にポーンと投げてたんですよね(落ちてはいないけど)。もともとそういう振付でしたっけ? ちょっと記憶が曖昧です。
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2014年08月22日

東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』8月6日【熊谷公演】

東京バレエ団<子どものためのバレエ>『ねむれる森の美女』、熊谷公演に行ってまいりました。感想をちょこっと。

熊谷のお目当ては、もちろん三雲さん! 三雲さんは海外公演で先にオーロラデビューを果たし、今夏、一関公演(岩手)で日本でビュー、そして熊谷でもお披露目となりました。若手の起用は必要ですよね〜。本番の舞台で踊ることが、どれほどダンサーを成長させることか。本公演では難しいかもしれないけど、これからも続けてほしいです。『ねむり』以外にも作れないかしら、子ども版。道化が進行役の『白鳥の湖』とか、ドロッセルマイヤーが進行役の『くるみ割り人形』とか。道化は踊るから、家庭教師が進行役のほうがいいかな? 短縮版『ドン・キホーテ』は無理かなぁ? 進行役はサンチョ・パンサ。あぁ、妄想が広がる…。

三雲さんを最初に認識したのは、子ども版『ねむり』でフロリナ王女を踊ったときです。実際の年齢は不明ですが、若手にしては大人っぽい雰囲気で、丁寧で癖のないクリアな踊りはとても清々しく、佇まいもとても素敵。一気に気になる存在になったと思ったら、オーロラの抜擢でした。オーロラ姫が登場する場面って、音楽も相まって、ワクワクしますよね。それがデビューとなれば尚更です。登場した三雲さんは、オーロラの初々しさとキラキラしたオーラもあり、踊りも軽やか。全体にふんわりした踊りに感じられたのは、柔らかな腕と繊細な指先のためでしょうか。跳躍をしても、腕が柔らかいせいか、ふんわりとした印象になるのが素敵でした。緊張で少し硬くなってるかな〜という部分もありましたが、とてもよかったと思います。ローズアダージオのプロムナードでややヒヤッとする場面もありましたが、その後乱れることもなく、グラン・パ・ド・ドゥのヴァリエーションではむしろ落ち着いて生き生きと踊っていました。4人の王子の手を取って一回転するプロムナードで、最後の王子の手前でバランスを崩し、回転するのをやめてニコやかにフィニッシュ。頑張ればもう1回転できるくらいの時間は残っていたと思うんですが、4人目の王子の永田さんと目を見合わせて、「ここは回るのはやめておこう」という判断を下したようでした(永田さん、グッジョブ♪)。

松野さんのデジレ王子は、もう既に安心して見ていられます。柔らかく伸びやかで、エレガントな踊り。回転は安定しているし、跳躍は高く迫力もあり、身体能力の高さは見ていて気持ちがいいです。グラン・パ・ド・ド・ドゥのヴァリエーションでは、この日一番の大きな拍手を受けていました。ご本人の調子は、目黒のほうがよかったように思います。踊り自体は変わらなかったと思うんだけど、目黒のほうがキラキラしていたような気がします。まぁこればかりは、踊るほうだけでなく、見るほうにも無意識のテンションの違いというのあるので、なんとも言えませんが。

高木さんのリラの精は流石のオーラ。ヴァリエーションも安定していてとてもよかったんですが、妖精たちの踊りの最後、6人並んで膝を着いてポーズするところでバランスを崩し、堪えきれずに手を着いてしまいました。それまでは文句なくよかっただけに、勿体なかった〜。川島さんは、気高くて美しいカラボス。リラの精のオーラに圧されつつも、弱々しい素振りなどは見せず、気高さでは互角であるような佇まいが素敵でした。
怪我でノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』を降板した河谷まりあさんが、ようやく復帰!(海外公演で踊っていたかどうかは不明) 熊谷ではオーロラの友人とフロリナ王女に配役。元気に踊っていて安心しました。やはり、柔らかくて丁寧な踊りは好感が持てるし、フッと目を引く風情があります。

今回も少しだけヴァージョンチェンジがあったと思います。ちょっと自信ないんだけど、たぶん…。妖精たちの衣裳が新調されたようです。より色合いがはっきりとして、デザインはややシンプルになったような気がしました。チュチュの中盤に、等間隔に花が咲いたように飾りがピンと立っていて、ちょっと可愛かった。
シンデレラとフォーチュン王子の踊りが短縮されたような? 正確には、踊る前にお互いを探す場面がカットされたような気がします。王子が登場すると、すぐにシンデレラも登場。女性が演じる4人の小姓たちがシンデレラの衣裳チェンジをお手伝い。以前はもっと大勢でワラワラと囲んで、視界を遮っていたんですが、4人なので丸見え。でも、おかげで衣裳チェンジの様子が見られて、「ああやって脱げるようになってるのか〜」と感心しました。

王子がカラボスたちを倒した後、舞台に白いにんにくが落ちてるな〜と思ったら、カラボスと手下たちが繰り出す蜘蛛の糸の不発弾でした。舞台はどんどん進行し、オーロラ姫とデジレ王子の結婚式の準備が着々と整っていく中、舞台にはにんにく…。カタラビュットの指示で式の準備をしていた小姓の1人が拾っていき、一安心でした。舞台で落し物のアクシデントがあると、誰がどう拾うか、ドキドキしながらもワクワクして見守ってしまうのって、「バレエあるある」の一つだよなぁ、と(私だけ?)。

■ 東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』【熊谷】
2014年8月6日(水)15:00
会場:熊谷文化創造館さくらめいと

オーロラ姫:三雲友里加
デジレ王子:松野乃知
リラの精:高木綾
カラボス:川島麻実子
カタラビュット:氷室友
王さま:森川茉央
王妃さま:小川ふみ

<プロローグ・第1幕>
乳母:升本有姫
優しさの精:浦由美子
やんちゃの精:岸本夏未
気前よさ精:加藤くるみ
のんきの精:安西くるみ
度胸の精:金子仁美
4人の王子:杉山優一、永田雄大、岸本秀雄、宮崎大樹
オーロラの友人:乾友子、矢島まい、加茂雅子、河谷まりあ

<第2幕>
フロリナ姫と青い鳥:河谷まりあ、杉山優一
白い猫と長靴をはいた猫:岸本夏未、岡崎隼也
赤ずきんちゃんとおおかみ:古閑彩都貴、永田雄大
シンデレラとフォーチュン王子:高浦由美子、安田峻介
白雪姫:政本絵美

協力:芳賀バレエアカデミー
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2014年08月12日

東京バレエ団『白鳥の湖』『ボレロ』8月7日(めぐろバレエ祭り)

<めぐろバレエ祭り>の一環である、東京バレエ団の公演に行ってまいりました。初日は『白鳥の湖』第2幕よりと、『ボレロ』。『白鳥の湖』はグランアダージオのみで、出会いの場面はカット。2幕をほぼフルで上演してくれると思っていたので、ちょっと残念、、、。レクチャーが25分、『白鳥』が25分、休憩15分を挟んで『ボレロ』20分。タイムテーブルを見て、鑑賞時間の短さにちょっとびっくりしました。レクチャーは、緞帳の前にマイクスタンドを立てて、立ったまま進行。両作品の魅力と見所、といったところでしょうか。子ども向けの内容ではないし、バレエ・ファン向けという感じでもないので、子どもさんと一緒に見に来た父母、祖父母向けという感じだったと思います。

私はマチネだけ鑑賞。
とにかく、理恵さんのオデットが美しかったです! 以前からの持ち味であるラインや佇まいの美しさは言うまでもなく、さらに内側から輝くようでした。良い意味で無色だった理恵さんが、鉄壁の透明感はそのままに、ほんのりと色を感じさせました。それは一つに、オデットの感情が伝わってきたからで、踊りと感情の繋がりが増し、彼女のオデットが何を考えているのか、以前よりも感じることができました。ベースの透明感は失わず、そこに自在に色を出し入れすることができるようになれば、素晴らしいな、と。そして、「自在に」とまではいかないまでも、もう既にそれができ始めているのではないかと思いました。いまや抜擢ではなく、中心を踊ることができるダンサーとしての道を着実に歩み始めたのだと、願わずにはいられません。
上手奥から下手手前に、斜めに進んでくる場面で、少しステップが乱れたところがありヒヤリとしましたが、無事に踊りきってくれました。

ジークフリートの森川さんは、今回はサポートのみ。もちろん改善の余地ありだとは思いますが、とてもよかったですよ〜♪ なにより、一つ一つを丁寧に踊っていたし、オデットを大切に思っているのが伝わってきました。「ここではこっちの腕をスッと伸ばす」とか、「このときはこっちの脚をサッと出す。そしてつま先!!」とか、一つ一つをないがしろにせず踊っていたのが印象的。真摯に向き合う姿勢というのを見せられると、妙に感動してしまいます。バレエって本当にいいなと思う。きっと、バレエに限ったことではないんですよね。例えばサッカーだって、真摯に向き合ってきた姿勢が本番のプレーに表れる。その、見えない部分を感じさせるプレーを見たときに、感動があるんじゃないか、と。逆に、天性の才能を見たときにも、言い難い感動に襲われることがある。スポーツも同じなのかなって。話しが逸れましたが、、、。森川さんは芝居っ気もある人なので、いつかジークフリートを踊る日が来るといいなぁと思いました。

白鳥の群舞もよく揃っていたし、4羽の息もピッタリ。3羽の小川さんは、長身で手足がスラリと長く、綺麗だな〜、と。新しい世代のスタイルですよね。隅々まで無駄のない踊りは、やはり矢島さん。彼女の白鳥は大好きなんですよね。せっかくのバレエ入門編なんだから、群舞の面白さも見せてほしかったなと思いました。

『ボレロ』のソリストが新しい顔ぶれでした。当然、柄本さんが最初の2人に入るだろうと思ったら、杉山ー岸本でした。驚いた〜。しかし、杉山さんの気合の入った踊りも素敵だし、ちょっと童顔だけど不思議な色気のある岸本さんも素敵。ええ、好きなんですよ、岸本さん。生贄、見たいな〜。弾さんも永田さんも格好よかったし、見ていて本当に楽しかったです。リズムは、14人(たぶん)加わった辺りからが迫力があって格好いい。その頃には音楽もだいぶ大きくなっていて、明るい照明が舞台を煌々と照らし、気が付くと身を固めて見ていることがあります。こんな感じで、今回はリズムばかり見ていたので、水香さんの感想があまり書けないんですが、以前より少し余計なものが削ぎ落とされたような気がしました。クライマックス直前には、飾らない、いい表情をしていました。痩せたのか、絞ったのかはわかりませんが、少しほっそりとしていたと思います。

■ <めぐろバレエ祭り> 東京バレエ団『白鳥の湖』『ボレロ』

『白鳥の湖』第2幕より
振付:マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ 
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

オデット:渡辺理恵
ジークフリート王子:森川茉央
四羽の白鳥: 村上美香、吉川留衣、岸本夏未、河合眞里
三羽の白鳥: 矢島まい、川島麻実子、小川ふみ

『ボレロ』振付:モーリス・ベジャール 
音楽:モーリス・ラヴェル

上野水香
柄本弾、杉山優一、永田雄大、岸本秀雄
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