2020年03月14日

『大浮世絵展』@福岡市美術館 2020年2月

先月、北九州に山海塾『ひびき』(リ・クリエーション)を見に行った際、小倉から天神に足を延ばし、福岡市美術館へ行ってまいりました。公演の前日に小倉入り。公演のあと天神に移動して、2日目は天神泊。そして最終日、福岡市美術館で『大浮世絵展』を鑑賞してまいりました。私が九州を訪れたのが2月22日(土)〜24日(月・祝)。その後、新型コロナウィルス感染症の影響で、福岡市美術館は2月27日(木)〜3月20日(金)まで休館となりました。『大浮世絵』の会期は3月22日(日)まで。最後の2日間、どうなるでしょうか、、。

そういえば、前に大阪で国芳展を見たよな〜と思って調べたら、2011年に大阪市立美術館(天王寺)で『没後150周年 歌川国芳展』を見ていました。何かのバレエを見に行ったはずなんですが、思い出せない、、、。これまた調べたら、BRBの『ダフニスとクロエ/真夏の夜の夢』を兵庫芸文に見に行ったときでした。駄目ですね〜。どちらも行ったことは覚えてるけど、繋がっていなかった。
絵を見た記憶も留めておきたいな〜と思い、美術館鑑賞記を残してみることにしました。いつまで続くかわからないけど、、。遠征先では図録は買わないことにしています。重たいので、、。それでもどうしても欲しくて買ってしまって、アンドリュー・ワイエスと熊谷守一の図録は買ってしまいました。金銭的余裕があるかないかにもよりますが(苦笑)。

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『大浮世絵』、予想以上に楽しかったです。あまり時間もなかったので、サーっと見る予定だったんですが、そうもいきませんでした。展示の順番は、歌麿→写楽→北斎→広重→国芳。最初2人は、美人画の歌麿、役者絵の写楽ということで(ということでいいですか?)、つまり人物画。自分、人物より風景の浮世絵のほうが断然好きだということがわかりました。それがわかったことは、今回の収穫の一つ。時間がないこともあり、前半はスーッと、、、。すみません。同じ版でも摺りの違いによってずいぶん違う印象の作品になるのは面白かったです。

写真撮影はNG。気になった絵はポストカードを買うようにしているので(ポストカード蒐集が若干趣味)、今回はポストカードの写真になります。

北斎コーナーから完全に足が止まりました。面白かった〜。そして美しかった。
私が気に入ったのは「諸国瀧廻り」というシリーズ。全8図のシリーズですが、展示替えもあり全ては見られず。5月にBBLの遠征で名古屋に行くんですが、ちょうど愛知県美術館で開催しているので(→ こちら)、展示内容によっては行ってみようかな、と。因みに、「富嶽三十六景」より後に制作された作品だそうです。

葛飾北斎
諸国瀧廻り「下野黒髪山きりふりの滝」
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諸国瀧廻り「木曽路ノ奥阿弥陀ケ滝」
気になりすぎる構図です。落ち口が円形をしていて、本来この角度からは見えるはずのない水面が描かれています。
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富嶽三十六景「五百らかん寺さざゐどう」
人々の視線や、床の板目、そして右上の屋根の消失点など、すべてが富士山を指しているとのこと。この作品だけでなく、じつに構図や視線誘導が巧みで、やはり構図って大事なんだな〜と思ってしまいました。
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歌川広重
東海道五十三次「蒲原 夜之雪」
絵の上の黒いライン。天ぼかしというそうです。この黒い天ぼかしがあるのは初摺りとのこと。へぇ〜、と。
20200303_155733.jpg 広重@

グッズ売り場には2種類のポストカードが売っていました。反射で見づらくてすみません。天ぼかしのあるもの(下)と、ないもの(上)。

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名所江戸百景「深川木場」
左下のワンコが可愛い♪
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名所江戸百景「猿わか町よるの景」
これは、「影」が印象的だった1枚。月明りに照らされて地面に落ちた影が、人も物も動物も、すべてのものに丁寧に描き込まれているのが印象的でした。手前の子犬の影まである(♪)。
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歌川国芳
「宮本武蔵と巨鯨」
こちらは3枚の版画で構成された「三枚続」。1枚はA4より大きいくらいかな〜と。迫力の構図は国芳のお得意のようです。ただ、後年に描かれた三枚続の展示には、「その迫力が失われている」という旨の解説がありました。そう言われると、確かにちょっと平面的な感じはしましたが、、。一番気に入ったのは「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」(三枚続)なんですが、ポストカードがなくて残念でした、、、。描線だけで描かれ墨色で塗られた烏天狗は、ぱっと見コラージュみたいだし、鰐鮫のウロコの一枚一枚に渦が描かれている様子とか、最高なんですよ〜。
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こちらはシール。左が国芳の猫、右は広重の猫です。広重の猫は展示はなかったんですが、思わず買っちゃいました。
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自分の中でルールがありまして、実際にその会場で見た作品のグッズしか買わないことにしています。そうしないと、購入したポストカードなどを後で見たときに、本当に自分がこの目で見たのかどうかわからなくなってしまうので。広重の「猫」は今回は展示はなかったんですが、どうしても欲しくて買っちゃいました。時々ルールを破ります、、。

写真が見づらくてすみません。門外漢の浮世絵鑑賞記でした。
posted by uno at 12:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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