2020年02月08日

愛知県美術館 コレクション展2020年1月

先月、名古屋に滞在した際、愛知県美術館へ行ってまいりました。目的は『コートールド美術館展』だったんですが、「企画展の入場券で入れるし、一応見ておくか」と思って入ったコレクション展がとても面白く、何ならコレクション展のほうが興味深かったかもしれません。いや、『コートールド美術館展』もとてもよかったんですが。あと、コレクション展のほうは写真撮影OKな作品がたくさんあるのもよかったです。というわけで、パシャパシャ撮ってきました。斜めからの写真が多いのは、反射で自分が映り込んでしまうのを避けるためです。見づらくてすみません、、。

まずはムンクの版画作品。ムンクの版画って、初めて見ました。色合いが好きです。
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ムンク「老いた漁師」(1897年)。ムンクは木版画において、木目を利用することを好んでいたそうで、この「老いた漁師」でも、帽子のつばから下の部分(鼻の影や洋服に至るまで)で木目の細かいラインがそのまま刷られています。しかも、1897年の作品なんですが、1935年にムンク自身が水彩を塗り加えた貴重なものとのこと。
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カンディンスキー「鏡」(1907年)。これも色がすごく好き。
カンディンスキー「鏡」

こちらもカンディンスキーの版画「クセログラフィー」(1909年)。連作版画の中の1枚。
カンディンスキー クセログラフィー

私がとても気に入ったのは、オスカー・ココシュの版画集『夢みる少年たち』(1908年刊行)。しかもこれ、マーラーの未亡人アルマに捧げられた貴重な一冊とのこと。
オスカー・ココシュカ「夢みる少年たち」解説

「夢みる少年たち」表紙。
オスカー・ココシュカ「夢みる少年たち」表紙

「夢みる少年たち」中身。解説によると、わずか5色で刷られているらしいです。どれもとっても素敵。
オスカー・ココシュカ「夢みる少年たち」

クリムト『人生は戦いなり』(黄金の騎士)(1903年)。コレクションの目玉の一つらしく、関連グッズがたくさんありました。私も記念にクリアファイルを購入。
クリムト「人生は戦いなり」

ミロ「絵画」(1925年)。作品リストの作品名のところに「絵画」って書いてあるんだけど、「無題」ってこと? それとも「絵画」っていうタイトルなのかしら。気になる。
ミロ 絵画
上のミロの作品のサイン部分。ち、小さい(笑)。可愛かったので、思わず撮ってしまいました。
ミロ サイン

マックス・エルンスト『ポーランドの騎士』(1954年)。絵の具が乾く前に板を当てて剥がすことで、岩肌のような複雑な背景を生み出しているとのこと。荒野を歩む騎士を描いたレンブラントの同題の絵画を下敷きにしているそうです。向かい合ってくちばしを合わせる二羽の鳥は、自分と妻を表しているそうです。
エルンスト「ポーランドの騎士」

パウル・クレー「女の館」(1921年)。
パウル・クレー「女の館」

同じくパウル・クレー「蛾の踊り」。どこが蛾なのかよくわからないんだけど、なんか好き。色合いかなぁ。蛾というより、何か妖精みたいな小さき者が、グンと身体を反らせて飛ぼうとしているようで可愛い。矢印が力の方向を示している感じも気になる。あと、「踊り」とつくと、やはり気になってしまいます。
パルク・クレー「蛾の踊り」

熊谷守一コレクションの中から猫を中心とした展示「熊谷守一と猫あつめ」。
熊谷守一と猫あつめ

熊谷守一 猫

熊谷守一「雨滴」(1961年)。猫以外で気に入ったのは「雨滴」。カフェオレにミルクを落としたみたいで、いい色。
熊谷守一 雨滴

というわけで、門外漢の美術鑑賞記でした。
posted by uno at 15:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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