2019年11月08日

山海塾『Arc 薄明・薄暮』世界初演 2019年3月23日・24日【北九州】

今年の3月に北九州で世界初演した山海塾の『ARC  薄明・薄暮』が、いよいよ来年の1月にびわ湖ホールで国内2回目の上演を迎えます。初演のときは『Arc』だったんですが、どうやら『ARC』に落ち着いたようです。びわ湖ホールからチケットも届き、タイトルの入った国内版チラシも入手。当日、折れてないチラシが手に入るといいんだけど、、。2度目の『ARC』を見る前に、初演時の感想を残しておきたいと思い、今更ですが自分のツイートと、当日の場面転換メモをUPしたいと思います。ほとんど自分用です、、、。最後にちょっとだけ補足もあります。

山海塾 新作世界初演『Arc 薄明・薄暮』
2019年3月23日(土)18:00/24日(日)14:00
北九州芸術劇場 中劇場

演出・振付・デザイン:天児牛大
音楽:加古隆、YAS−KAZ、吉川洋一郎

舞踏手:
蟬丸、竹内晶、市原昭仁、松岡大、石井則仁、百木俊介、岩本大紀、高瀬誠

【Twitterより】

昨日、山海塾<新作>『Arc 薄明・薄暮』世界初演の初日を見てきました。天児さんが踊らないことを前提に創作された初めての作品だったわけですが、いつも通り素晴らしくもあり、何か新しくもあり、間違いなく天児さんの問いが存在しながらも新しい世界が広がっていました。
山海塾『Arc(アーク)』。舞台の両サイドにあった巨大なリングは、舞台進行とともに移動し、舞台の中央で交差すると、最終景では完全な円になります。その完全な円の前で8人が踊る最終景は、言葉を失う壮大さ。
山海塾『Arc』最終景。完全なる円の前で、蟬丸さんを中心に踊る3人(竹内-市原)と、その周囲を踊りながら廻る5人。そこに何かが生まれ始めるのを感じます。大袈裟じゃなく、何か真理のようなものが生まれる瞬間を目撃しているようで、その壮大さに圧倒されました。
天児さんの、変わらないどころか深まっいく、自らの問いに耳を傾けるという創作の姿勢と、その世界を表現する舞踏手たち、どちらも素晴らしかったです。
山海塾『Arc』。最初の蟬丸さんのソロが終わって、上手に捌ける蟬丸さんと入れ替わるように5人の舞踏手が下手にヌッと現れるところが好き。
初日のカーテンコールには天児さんが登場。出ていらっしゃらないんじゃないかと思っていたので、大感激でした。右手を上げて拍手に応える姿はいつも通りでした。

山海塾『Arc』2日目終了。すべての景が均等に印象的でした。これまでなら天児さんが踊ったであろうソロ2つは蟬丸さんが担当。蟬丸さんのソロ、素敵すぎました、、、。
山海塾『Arc』。若手組の群舞の景がいつも結構好きなので、今回の2景(5人)もすごくよかった。やはりあの一斉にヌッと現れる登場からして掴まれる。4景(4人)の衣装が素敵。卵のピアスはいつもの白ではなく、衣装の一部と同じような青い卵。
山海塾『Arc』。「交差」と名付けられた2つの景は、竹内さんと市原さんの2人のシーン。2人の場面って珍しい気が。緑(竹内)と赤(市原)の衣装も印象的。それぞれにソロもあって見応えあり。
山海塾『Arc』。そしてやはり圧巻の最終景。舞台背後の巨大な輪「アーク」と、繰り返される回転と周回の踊り。なんだか、まるで宇宙の起源を見ているような思いがしました。
山海塾『Arc』。最後のカーテンコールが終わって客出し用の照明が点る瞬間、光を受けた金属製のリングが最初にフワッと光るのが印象的でした。

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以下は当日メモした場面転換です。

【当日メモ】

T.あなたの星に降る時雨
蟬丸さん、ソロ。下手から登場。中央に立ち、スッと腕を差し出した姿の格好いいこと!! 加古さんの音楽も相まって泣きそうになる。というか、泣いた。

U.海際(みぎわ)にて
上手に消える蟬丸さんと入れ替わりに、下手に5人がヌッと一斉に現れる。ゾワっとした。あの入り方、すごくいい。縦に並んだ状態で上手・下手を移動しつつ踊る。

V.交差・あなたの過去は私の未来
下手の手前に竹内さん(緑)、上手奥に市原さん(赤)。対角線上を歩いてきて、中央ですれ違う。市原さんがスッと横に動いて、竹内さんの背後に入り背中合わせになる。竹内さんはそのまま進行方向に捌けていき、市原さんのソロ。一度捌けた竹内さんが下手奥に登場。再び対角線上を歩き、中央ですれ違う。今度は竹内さんがスッと移動して、市原さんの背後に入り背中合わせになる。そして竹内さんのソロ。

W.静かなおもて
衣装が素敵。いつもの卵のピアスは白ではなく、青(?)。白いドレスのスカート部分に、青い和紙のような装飾が施されたデザイン。

X.三つの双
蟬丸さんのソロ。赤の衣装。オブジェに触れそうで触れない、緊張感がある。

Y.交差・遡行
再び、竹内・市原。短めのシーン。

Z.薄暮へ
百木、松岡、石井、、、の順で、クラゲのように回転しながら出てくる5人。腰を折り、腕を丸く広げて回転する姿は、深海の生物のようであり、それそれが一つの宇宙のようにも見える。残りの3人(蟬丸・竹内・市原)も白い衣装に着替えて登場。舞台中央の3人の周囲を、5人が踊りながら周る。竹内ー市原の間をすり抜けるようにして、蟬丸さんが8の字に踊る。踊る3人の周囲を、回転しながら周る5人。背後には完全なリング。あまりの壮大さに、言葉を失った。

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蟬丸さんの2つ目のソロ「X.三つの双」。私のメモには「赤の衣装」と書かれているんですが、公式がUPした映像を見ると、どうやら青い衣装なんですよね。私が書き間違えたのか、衣装の色が変わったのか、とても気になります。山海塾は一度創作した作品を変えたりするイメージがないので、やっぱり私の間違いなのかな〜。

当時のツイートの中で、盛んに「リング、リング」と言っているんですが、正確にはあれは「アーク(弧)」です。巨大なリングの一部分のように見える金属製のアークが舞台の左右にあります。舞台の進行とともにゆっくりと中央に移動し、近づいていく2つのアーク。中央ですれ違い、そのまま進んでいくと、最終景で完全な円になるんです。
国内版のチラシはW景。ちょうどアークが重なり始めるシーンです。

ところで、T景のタイトル「あなたの星に降る時雨」が、なんだか少女漫画のタイトルにありそうだな〜なんて思ってしまいました。陸奥A子さんの漫画とかにありそう。何とも言えない切なさみたいなものがあって、今までにないロマンチックなタイトルだったので、印象的でした。

2日目に開催されたアフタートークの様子もまとめてあります。 → こちら
posted by uno at 13:08| Comment(0) | 山海塾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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