『ベスト・オブ・モーリス・ベジャール〜愛、それはダンス』の雑感です。
「春の祭典」
切り替えの多いカメラワークはやや見辛いけど、「春の祭典」を上から見られるのは面白い。上から見ると案外完璧な円になっていないのね〜と思ったりしました。群舞には退団してしまった長谷川万里子さんの姿も。彼女の姿は、やっぱり東バの「春の祭典」を思い出させます。日本人特有の生々しさがある。ここでも私はステファンを探すのに夢中。
「ロミオとジュリエット」
ステファン・ブリのパートナーはルチアーナ・クロアット。そういえば、彼女って今年の日本公演に来てましたっけ?目立ったソロは踊っていなかったけど、よく考えてみると群舞にもいなかった気がするのですが…。彼女は結構好きなんです。小柄で可愛いし、黒髪に印象的なお顔立ち。
「ヘリオガバルス」
スタン・カバール=ロエが素敵。ちょっとモチャっとしてるけど、黒髪のおかっぱ(?)を揺らして踊る様はとっても素敵です。ヴィトのシャープな色気とは対極的な野性味。後ろで踊るヴィトのパートナーはレティシア・レスカ。私の中ではピュアな印象の彼女だったので、こういう役も踊るのね〜と感心。それにしても可愛い。
「わが夢の都ウィーン」
ちょっとメイクが濃いけど、ルース・ミロの豊かな表情を映像で見られるのは嬉しい。ヒメネスの笑顔もたまらないです〜。
「ギリシャの踊り」
日本公演ではこの一つ前に「さすらう若者の歌」が入るんですが、それがないためか、私の好きな「ギリシャの踊り」のワンシーンがなくて残念。登場してきた群舞のダンサーたちが、ステージに咲いている見えない花を摘む仕草をするんですが、海のような草原のような幻想的な場面なんです。あれは何か、海原に咲く花だったんでしょうかね〜。
「ブレルとバルバラ」
エリザベット・ロスの「行かないで」(ブレル)がカットされているのが残念。ジル・ロマンの「いつ戻るか教えて」から始まります。ここに関しては、色々な角度からジルが見られるので、このカメラワークも悪くない。「ヴァルス」で楽しそうに踊るステファンに釘付け(ってほど映してくれないけど…)。
「ルミ」
中央で最初に短いソロを踊るのはステファン・ブリ。ピュアな彼も好きだけど、こういう力強い踊りのステファンも大好きです。格好よかった〜。マーティンとステファンが重なるアングルがあるんですが、あそこが好きです。
「カスタ・ディーヴァ」
ここでもステファンは日本公演と同じポジション。願わくはステファンだけ映してほしいくらい好きなシーンなんですが、それは無理な話です…。
「ロミオとジュリエット」
省略
「二つの大戦の間」
日本公演では2人で踊られた演目ですが、元はジルのソロだったようです。迷彩の衣装のジルはダンスマガジンや公演プログラムなどで見ていて、是非見てみたかったので嬉しい。やっぱり断然素晴らしい!オスカー・シャコンもとっても好かったんだけど、まるで別物です。ただ私としては、「二つの大戦の間」のステファンがとても好きだったので、あの姿も残してほしかったなと、、、。
「バレエ・フォー・ライフ」“ボーン・トゥ・ラヴ・ユー”
そういえば、エリザベット・ロスの「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」は初映像化ですよね?貴重だわ〜。生で見たほうが圧倒的に良いですけどね。後ろで踊るガオンとシャコンが可愛くて気になる。あ、スキアッタさんも好きなんですよ。ロミオのジュリアンも、痛めつけられる姿がセクシーで◎。男たちを振り切って、ロミオとジュリエットが有刺鉄線越しに手を触れ合わせる瞬間が好きです。体中を血が駆け巡るのを感じる。
「バレエ・フォー・ライフ」“ピアノ協奏曲第21番”
ティエリーのこの役が好きなので嬉しい。そして何よりステファンのこの踊りを残してくれたことに感謝です。できれば「バレエ・フォー・ライフ」の再収録版を出してくれたら嬉しいんだけど、それはまずないと思うので…。
「そしてもっと先へ」
ウィリアム・ペドロの驚異の身体能力は、生で見た方がもっと凄いです。それでも、助走もなしにフワッと上がるあの跳躍は映像で見ても気持ちがいいですね。体の柔らかいダンサーは多いけど、彼の柔らかさは独特。見たことのないような空間を生み出してくれます。
「海」
えーと、ステファンばかり探しています。すみません、いつもこんなで…。ステファンとシャコンが組んで踊るところがあるんですが、そこも好きですね〜。
「春の祭典」
省略
〜カーテンコール〜
ちゃんとベジャールが登場します。シャコンの頬をパンと触るのがいいですね。可愛がられてる感じがする。ステファンはここでも日本公演と同じく、ルースミロと親しげに笑顔で話しています。那須野くんがね〜、なんかつまらなそうな顔をしているのが気になりました。
2006年10月21日
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「ベスト・オブ・モーリス・ベジャール −愛、それはダンス」を見て・・・
Excerpt: 一回だけ見ました。予想通りステファンを探し、ときにベソをかく展開。最初の「春の祭典」の群舞ではなかなか見つけられなくて、見つめられるほど長く写ってくれなくて。「ロミオとジュリエット」でようやく「ああ、...
Weblog: Ballet一色
Tracked: 2006-10-23 22:42
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「ベスト・オブ・モーリス・ベジャール −愛、それはダンス」を見て・・・
Excerpt: 一回だけ見ました。予想通りステファンを探し、ときにベソをかく展開。最初の「春の祭典」の群舞ではなかなか見つけられなくて、見つめられるほど長く写ってくれなくて。「ロミオとジュリエット」でようやく「ああ、...
Weblog: Ballet一色
Tracked: 2006-10-23 22:42



DVD、アングルに不満あり×2だったりしますが、
ステファンの姿が映像に残ってくれてよかったですね。。
海からカスタ・ディーヴァになった時のステファンはあまりに美しくて、魂が震える様な気持ちになりました。こんなダンサー他にいないですよね。。
DVDご覧になったんですね〜。ステファン素敵でしたね。カスタ・ディーヴァの冒頭には私も涙しました。目がキラキラ輝いて、透き通るような存在感でした。もっともっとステファンを映してほしかったけど、映像が残っただけで感謝しなくては駄目ですね…。
本当に、他にはいないですよね、、、。
ほんとに、このDVD嫌い!です。疲れますよね・・・。
ギリシャのクレジット間違い致命的ですよね〜〜私たちにとっては。
そこが重要なのに・・・。
「ヴァルス」は、ブレルとバルバラの(DVDの)方が、冒頭のバ〜ランセ、バ〜ランセ?が入っているので好きです。
「二つの大戦の間」は、ジルのソロ→ジル、オスカー、ステファンのソロでトリプルキャスト(約2ヶ月で終了)→オスカー、ステファンの2人の踊り→更にセカンドキャスト追加、という感じの変遷だったと思われます。私はこの踊りのステファンをあまり観られなかったので(私にしては・・・汗)ちょっと心残りです。でもジルなので映像はジルで良いです。(といって自分を納得させている・・・)
とか、書きながらステファンの色んな踊りを思い返してしまったのですが、BBL在籍期間ではやっぱり最初期と最後が良かったのではないかな〜〜と。思ってみたりしました。
疲れますよね〜。ステファンを探している身としては、「映った!」と思うと即移動…の連続。ステファンに限らず、表情・振付・フォーメーション、そして肉体美もですね、あともう少しカメラが止まってくれたらと思うことしきり…。
そうなんです。「ギリシャ」のクレジットは私たちにとっては致命的ですよね〜。ギリシャのステファンもとても好きだったので、下手にクレジットに名前がある分、妙に凹みます。
「二つの大戦の間」は色々変遷があったんですね。ステファンのソロもあったとは!見たいー。オスカーとステファンの2人ヴァージョンも結構好きだったりします。ジルのソロを見られなかった私としては、「映像はジルで良い」と自分を慰めております、、、。でも、今でも目に浮かびますね、ステファンのあの気迫の踊りが…。
>BBL在籍期間ではやっぱり最初期と最後が良かったのではないかな〜〜と。
最後に間に合って本当に良かったと思いました。何を踊っても特別な存在感を放っていましたものね。
日々何かにつけステファンの踊りを思い返しているんですが、こうして日記を書いたりコメントを頂いたりすると、さらに強烈に思い返すことができるんです。それが慰めになったりもしています。
1回だけしか見てないのですが、やはりステファン探しの旅でした。
カメラの切替のめまぐるしさも、ギリシャの踊りの残念も、残って嬉しいステファンも、
「二つの大戦の間」への複雑な思いも。
まったく同感です。
そしてまたよさんの情報が嬉しい。「二つの大戦の間」をフルにソロで踊ったこともあるのですね。
私が出会ったステファンはBBL最後の輝きの時期だったのだと。
そんな気配は感じていました。だからこそ出会えたのかもしれません。
こんばんは。トラックバックありがとうございます!私からもトラバさせて頂きました。
ほみさんも同じお気持ちでご覧になったんですね。嬉しいです。日本公演で見た大好きだったシーンがないのは本当に残念…。最後に目一杯踊ってくれたんですね。今更ながら、大分や兵庫を見に行かなかったことを後悔しています。相当今更な話ですけど(笑)。
「二つの大戦の間」のソロは是非見てみたかったですよね〜。オスカーとの踊りももう一度見たいし…。欲を言えばきりがないですが…。
最後に間に合って本当に良かった。尋常でない存在感を放っていましたね(私たちには)。ステファンがBBLを離れてしまったのはとても悲しいけど、でもあの踊りを思い出すと今でも幸せな気持ちになります。