2010年11月10日

「80分間世界一周」初日・2日目

「80分間世界一周」、2日目までの公演が終了しました。東京は今日が最終日。3日目にして、キャストが少し変わりました。新しいダンサーが多くて、まだ全員は覚えられない、、、。男性陣はわかるようになってきたんですが、女性陣が厳しい。女性のソロが少ないですからね〜。<響演>で「春の祭典」のリーダーを踊っていたフェリペ・ロシャが好きになってきました。とにかく大きくて、とても優しそうで、ちょっと可愛い。終盤のパ・ド・シスのキャストが、2日間ともポール・クノブロックになっているんですが、2日間ともロシャでした。大きいからというのもあると思うけど、とにかくジュテが高くて大迫力。アレポのパ・ド・ドゥも踊っているけど、是非ソロが見てみたいなぁ、と。前回も来ていた、とっても小柄なオアナ・コジョカルも可愛い。女性陣で唯一前髪を下ろしているダンサーです。どこにいても笑顔が素敵。小さな道化に入っているのは彼女だろうか。カーテンコールのペンギンも彼女かなぁ、と。

<イントロダクション>
舞台は、打ちっぱなしのコンクリートのスタジオ。カバンからバレエシューズを出し、レッスンの準備をしているマルコ・メレンダ=旅人。旅支度をしているようにも見えます。思い思いのレッスンウェアで男性陣が一人、また一人と登場してくる。それぞれにストレッチをしたり、振りをさらったりしています。「春の祭典」、男性群舞の冒頭のリハーサルが始まります。背後のパネルが上がり、パーカッション奏者たちが姿を現すと、音楽は「春の祭典」から一気にパーカッションの力強い演奏に変わります。

<セネガル>
アフリカンなソロを踊ったリズ・ロペスですが、プログラムに載っていないのでちょっと気になっています。今、ズアナバールが抜けてしまうと、他に褐色の肌の女性ダンサーっていないんですね。以前は、ズアナバール以外にも誰かしらいたような気がするんだけど。ルードラの生徒の中から助っ人という感じでしょうか。映像のズアナバールがあまりに格好良いので、流石に分が悪いなとは思いましたが、彼女も可愛かったです。
イワノワとクピンスキーのパ・ド・ドゥ。トウシューズを片方だけ脱いで踊るイワノワの、脱いでもなお美しい形をした爪先。クピンスキーが登場すると、なんかニヤッとしてしまう(笑)。

<サハラ>
繰り返すパーカッションのリズムで踊る、男性6人の踊り。下手から登場したセネガルのリズ・ロペスがスタジオの扉へと消えていく。入れ替わりで、緑のマントを羽織ったジュリアンが扉に立つと、強烈な存在感を放ちます。

<エジプト>
鮮やかな緑のハーレムパンツのジュリアン・ファブローによるソロ。美しすぎる〜。本当に綺麗な上半身。そして、本当に綺麗なダンサーだな、と。

<ギリシャ>
BBLの「ギリシャの踊り」は様々なブルーのレオタード(スカートつき)。女性たちの明るさが美しい、爽やかな群舞。旅人のメレンダが加わり、中央でソロを踊ります。本家の「ギリシャの踊り」、見てみたいな〜。
旅人が「マヌーラ・ムウ!」と呼びかける。続くイワノワのソロは、ハジダキス作曲の「私のお母さん(マヌーラ・ムウ)」。白いドレスで裸足で踊るイワノワはとても美しかったけど、母性とは違ったかもしれません。

<ヴェネチア>
カラフルなレオタードを着た男性陣7人と、2人の道化が登場する、明るい場面。道化もキャスト表に載せてほしいところ。大きな道化(男性)は、ヒゲが見えたのでアンジェロ・ムルドッコかな、と。小さな道化(女性)は、小さいからコジョカルかな〜と思ったんですが、わかりません。旅人と2人の道化が戯れる姿が、なんとも可愛らしくて和む。7人の男性陣も溌剌としていて、元気になる場面です。大貫さんも活躍。彼の踊りは柔らかくて張りがあっていいですね〜。ヘベルス・リアスコスはとにかく笑顔が可愛くて好き。いかにもイギリス人ぽいな〜という雰囲気のローレンス・ダグラス・リグは、プログラムを見たらイギリス出身でした。
明るい雰囲気から一転して、「ライト」ではロスが重厚なソロを踊ります。上手に旅人。下手の奥では2人の道化が、床に肘を着き、踊りの行方をジッと見つめています。ときどき小さな道化が大きな道化の背中に乗る。天井から光の差す薄暗い舞台で、道化が見つめる中、ロスが踊る。不思議で魅力的な場面でした。
「恋する兵士」は那須野さん。レオタード姿の群舞が周りを囲む中、踊ります。笑顔で泣けてくる、「恋する兵士」は不思議な作品です。

<ウィーン>
背後に青空を描いたスクリーンが下りてくる。ルヴレとティエルヘルムの大人っぽいパ・ド・ドゥがとっても素敵。ルヴレは伸ばした髪を結んでいました。それだけなんだけど、なんか格好良い〜(♪)。ティエルヘルムは初見。大人っぽい雰囲気で、素敵なダンサーでした。他の踊りも見てみたい。ルヴレとティエルヘルムはブルーの衣裳。群舞は紫です。そこへ、レオタード姿の群舞も混じってくる。そして、それらを蹴散らすのが、お馴染みのジルのソロ「エジプト王タモス」。もうずっとこのままなんじゃないかと思ってしまうほど、変わらないジルのキレのある踊り。ジルは随所に登場するけど、踊るのはここだけなんです、、。もっと踊ってほしいです〜。

<パルジファル>
スクリーンの前で踊るシャルキナとシャコン。その影が大きくスクリーンに投影されます。下手には、小さなスクリーンと、そこに影を映す旅人。あれは、旅人が小さなスクリーンの前で見ている幻想でしょうか。
シャルキナとシャコンのパ・ド・ドゥが素晴らしかった。2人ともすごく綺麗で、踊りもシャープで説得力がある。パートナーシップもよかった。2日目、ちょっとシャコンが転んだような?

<インド>
男性群舞。ベジャールらしいインドの場面にワクワク。3人がソロを踊ります。ヴァランタン・ルヴランにソロがあって嬉しかった。彼は辞めなかった人なので、頑張ってほしいなと思ってるんです。ガブリエル・アレナス・ルイーズは繊細そうなイメージだったんですが、良い意味で期待を裏切ってくれました。コントロールの利いた大きな踊りは、結構印象に残ります。

<アレポ>
イワノワと踊っても身長が十分に足りるロシャが頼もしい。ゴンザレスも可愛かった。

<中国>
場面はスタジオ。レッスンウェアでソロを踊るコジョカル。踊りは軽やかで、表情もチャーミング。やっぱりコジョカルは可愛いなぁ、と。
銅鑼の音とともに、背後のパネルが開いて、赤い衣裳のロスとジュリアンが登場。舞台の照明も全体的に赤。銅鑼の音とともに登場する2人は、なんかもう圧倒的。

<北極>
ペンギン登場。か、可愛い〜(♪)。先頭の一人がコケると、それにつまずいて次々とコケるペンギンたち。なんていうかもう、哀愁…。去り際、一人ずつ旅人に挨拶に来て頭を撫でてもらうのが、可愛いんだけど、なんかだか寂しくて、、。

<サンフランシスコ>
女性陣の群舞とメレンダのタップに続き、ジュリオ・アロザレーナの「ハムレット」。アロザレーナが格好良い〜♪ 滑らかで綺麗な踊り。手が大きい(指が長い)のが、すごく活きてます。踊っているときも格好良いけど、フッと脱力したときの手がまた素敵。

<パ・ド・シス>
フィナーレの前の、フッと和やかな時間。レッスンウェアで踊る6人は、なんとも楽しげ。レッスンの後、スタジオに残って練習してるうちに、ときどきふざけたりして、、、。そんな空気感がありました。遊び疲れて仰向けに寝転がったダンサーたち。ジルが通りがかると、そんな彼らを見てスッと肩をすくめて通り過ぎていきます。

<アンデス>
クピンスキーのソロを挟んで、いよいよフィナーレへ。

<ブラジル>
要のダンサーたちは色のあるレオタード。群舞は白のレオタード。色レオタードのダンサーたちが、次々にソロを踊り継いでいきます。最後に旅人とロスとジュリアンも登場。パーカッションの激しいリズムで全員が踊る大団円を迎えます。フィナーレは映像で見るよりも迫力があってよかった。


時間がないので(今日も出かける)、急いで書きました。とりあえず、、、。後でところどころ後悔するかもしれないけど〜。


モーリス・ベジャール・バレエ団『80分間世界一周』
2010年11月8日(月)19:00 東京文化会館
2010年11月9日(火)19:00 東京文化会館

I. イントロダクション
男性全員
旅人 :マルコ・メレンダ
パ・ド・ドゥ :ダリア・イワノワ、ダヴィッド・クピンスキー

II. セネガル
ソロ :リズ・ロペス

III. サハラ
パ・ド・シス :
ジュアン・プリド、ヴァランタン・ルヴラン、ホアン・サンチェス、
ダニエル・サラビア・オケンド(8日)/アドリアン・シセロン(9日)
ガブリエル・アレナス・ルイーズ、エクトール・ナヴァロ

IV. エジプト
ジュリアン・ファヴロー

V. ギリシャ
女性全員
マヌーラ・ムウ :ダリア・イワノワ

VI. ヴェネツィア
七つの色 :
大貫真幹、ガブリエル・アレナス・ルイーズ、エクトール・ナヴァロ、ヘベルス・リアスコス
ローレンス・ダグラス・リグ、ダニエル・サラビア・オケンド、ヴァランタン・ルヴラン
ライト :エリザベット・ロス
恋する兵士 :那須野圭右

VII. ウィーン
美しく青きドナウ :キャサリーン・ティエルヘルム、ドメニコ・ルヴレ、カンパニー全員
エジプト王タモス :ジル・ロマン

VIII. パルジファル
カテリーナ・シャルキナ、オスカー・シャコン

IX. インド
那須野圭右、ガブリエル・アレナス・ルイーズ、ヴァランタン・ルヴラン
男性全員

X. アレポ
ルイザ・ディアス=ゴンザレス、ポール・クノブロック
ダリア・イワノワ、フェリペ・ロシャ

XI. 中国 
ソロ :オアナ・コジョカル
パ・ド・ドゥ :エリザベット・ロス、ジュリアン・ファヴロー

XII. 北極
男性全員

XIII. サンフランシスコ
タップ・ダンス :
ダリア・イワノワ、カテリーナ・シャルキナ、リザ・カノ、女性全員
ハムレット(デューク・エリントン) :ジュリオ・アロザレーナ

XIV. パ・ド・シス
エリザベット・ロス、カテリーナ・シャルキナ、ダリア・イワノワ
ジュリアン・ファヴロー、ドメニコ・ルヴレ、フェリペ・ロシャ

XV. アンデス
ソロ :ダヴィッド・クピンスキー

XVI. ブラジルバトゥカーダ :
那須野圭右、ガブリエル・アレナス・ルイーズ、ダヴィッド・クピンスキー
フェリペ・ロシャ、オスカー・シャコン、カテリーナ・シャルキナ、ダリア・イワノワ
エリザベット・ロス、ジュリアン・ファヴロー、カンパニー全員


【演奏】
パーカッション:チェリ・オシュタテール&ジャン=ブリュノ・メイエ(シティ・パーカッション)
キーボード&トランペット:イリア・シュコルニク
posted by uno at 15:18| Comment(4) | バレエ公演2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 二日続けてお邪魔します。
やっぱりフェリペ・ロシャですよね!?キャスト表違うぞ〜と思ったのですが3日目も同じでした。。

 
Posted by kennex at 2010年11月11日 01:02
一昨日、昨日と2日間観にいきましたが
感動覚めやらず。。

ベジャール作品を観た後は楽しい作品ほど"祭りの後"のような寂しさも感じます。

なんだか全てが愛しくてたまりません。
Posted by kiki at 2010年11月11日 12:02
kennexさん、どうもですー♪
たぶん絶対にフェリペ・ロシャだったと思うんですよね〜。結局3日間とも間違ったキャスト表のままでしたね、、。
Posted by uno at 2010年11月11日 22:14
kikiさん、こんばんは。
私もまだ公演の余韻の中にいます。いろいろな場面が、どんどん頭の中に浮かんできてしまって、、、。
本当に、あまりに楽しくて、終わった後は寂しくて仕方がなくなりますね、、。
Posted by uno at 2010年11月11日 22:29
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