2019年01月31日

中国国立バレエ団、5月に来日。

チケットぴあに、中国国立バレエ団の公演情報が出ました。5月のGW後、10日(金)と12日(日)に東京文化会館で公演を行います。土曜日は何かあるのでしょうか? 10日(金)は『赤いランタン〜紅夢〜』全2幕。チャン・イーモウ監督の映画『紅夢』をバレエ化した作品のようです。チャン・イーモウ監督が自ら演出をされたとのこと(Twitter情報)。すごく気になります〜。そして、12日(金)はナタリア・マカロワ版『白鳥の湖』全3幕。マカロワ版の『白鳥』って、あまり聞いたことないな〜と思ったら、イヴリン・ハートが踊る映像が出ていました。どんな特徴があるのか、ちょっと気になります。問い合わせ先のサンライズプロモーション東京のサイトには、まだ情報は出ていませんでした。

■ 中国国立バレエ団

2019年
5月10日(金)19:00
『赤いランタン〜紅夢〜』全2幕
演出:チャン・イーモウ
振付:ワン・シンポン、ワン・エンエン
音楽:チェン・チーガン
美術:ジェン・リー

5月12日(日)15:00
『白鳥の湖』全3幕
振付:ナタリア・マカロワ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

指揮:チャン・イー
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

会場:東京文化会館

S席:11,000円 A席:9,000円 B席:7,000円
C席:5,000円 D席:3,000円
一般発売:2月16日(土)

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2019年01月28日

3月の【WOWOW】はロイヤル3本立て&上野の森バレエホリデイの魅力

WOWOWの3月の放送予定が出ました。ロイヤルが盛りだくさんです〜♪ そして、<「上野の森バレエホリデイ」の魅力>なる番組の放送もあります。「今年のテーマは白鳥の湖」とのことなので、東バも出てきそうですね♪ 

ロイヤルの『バーンスタイン・センテナリー』は、3人の振付家によるバーンスタイン音楽の3作品。マクレガー「幽玄」、スカーレット「不安の時代」、ウィールドン「コリュバンテスの遊戯」という、聞いただけでワクワクするようなラインナップです。『ラプソディ/二羽の鳩』のダブルビルは、2016年1月収録の舞台。『不思議の国のアリス』は2幕から3幕に改定されてからは初のテレビ放送となるそうです。そうだっけ?と思って調べたら、発売されている映像は全2幕と書かれていました。2013年の日本公演の際は全3幕と書かれているので(→NBS)、私が見たのは3幕版だったんだな、と。

【WOWOWライブ】

3月23日(土)11:45
『バレエ☆プルミエール #17』

3月23日(土)12:45
英国ロイヤル・バレエ団『バーンスタイン・センテナリー』
(収録:2018年3月/イギリス・ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス)

「幽玄」
振付:ウェイン・マクレガー
音楽:レナード・バーンスタイン

フェデリコ・ボネッリ、ウィリアム・ブレイスウェル、バリー・チャーチーズ
メリッサ・ハミルトン、フランチェスカ・ヘイワード、桂千里
ポール・ケイ、サラ・ラム、カルヴァン・リチャードソン
ジョセフ・シセンズ、高田茜

ボーイソプラノ:ウィリアム・デイヴィス
指揮:クン・ケセルス

「不安の時代」
振付:リアム・スカーレット
音楽:レナード・バーンスタイン

ロゼッタ:サラ・ラム
エンブル:アレクサンダー・キャンベル
クワント:ベネット・ガートサイド
マリン:トリスタン・ガイアー

ピアノ:ロバート・クラーク
指揮:バリー・ワーズワース

「コリュバンテスの遊戯」
振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:レナード・バーンスタイン

マシュー・ボール、ウィリアム・ブレイスウェル、ローレン・カスバートソン
ティエニー・ヒープ、平野亮一、マヤラ・マグリ、マルセリーノ・サンベ
ヤスミン・ナグディ、ベアトリス・スティックス=ブルネル

ヴァイオリン:セルゲイ・レヴィーチン
指揮:クン・ケセルス


3月23日(土)14:45
英国ロイヤル・バレエ団『ラプソディ/二羽の鳩』
(収録:2016年1月/イギリス・ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス)

「ラプソディ」
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ

ナタリア・オシポワ、スティーヴン・マックレー

「二羽の鳩」
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:アンドレ・メサジェ

娘:ローレン・カスバートソン
若者:ワディム・ムンタギロフ
ジプシーの娘:金子扶生
ジプシーの娘の恋人:平野亮一
ジプシーの少年:マルセリーノ・サンベ


3月23日(土)16:45
英国ロイヤル・バレエ団『不思議の国のアリス』
(収録:2017年9月・10月/イギリス・ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス)

振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:ジョビー・タルボット
美術・衣装:ボブ・クロウリー

アリス:ローレン・カスバートソン
ハートのジャック:フェデリコ・ボネッリ
ルイス・キャロル/白ウサギ:ジェームス・ヘイ
ママ/ハートの女王:ラウラ・モレーラ
マジシャン/マッドハッター:スティーヴン・マックレー

指揮:クン・ケセルス


【WOWOWプライム】

3月9日(土)12:50
GWバレエの祭典「上野の森バレエホリデイ」の魅力
〜今年のテーマは「白鳥の湖」〜

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2019年01月26日

気になる公演(西日本)。

BALLET OFFICE JAPAN主催『アーティスティック・バレエ・ガラ』の公演が今年も開催されるようです。2016年から毎年開催されて、今年で4回目のはず。公式サイトにUPされた、2018年の公演のハイライト映像の最後に、次回の告知が出てきます。判明しているのは日程と会場のみ。今年はどんな顔ぶれになるのか、とっても気になります〜。

■ 『Artistic Ballet Gala 2019』

2019年8月11日(日)
会場:NHK大阪ホール


もう一つ、西日本で開催される気になるガラ公演が。福岡インターナショナルバレエフェスティバル主催の『ガラコンサート2019』。こちらは2016年の第1回目に続き、今回が第2回目のようです。ジョージア国立バレエで活動中の高野陽年さんなどが出演されます。

■ 福岡インターナショナルバレエフェスティバル『ガラコンサート2019』

2019年8月12日(月・祝)14:00
会場:久留米シティプラザ・グランドホール

【出演】
大石圭子、荻本美穂、槇美晴、武藤万知、ナザバル由佳、高野陽年
ダウワ・デッカーズ、ドリアン・アコスタ、デミアン・ナザバル、
ヌッツァ・チェクラシビリ、フランク・ファン・トンガレン
ヨエル・カレーニョ、ヨランダ・コレア

S席:12,000円 A席:10,000円 B席:8,000円 C席:4,000円
一般発売:4月13日(土)


もう一つ、西日本のパフォーマンス。九州国立博物館のミュージアムホールで、ひびのこづえさんのコスチュームによるパフォーマンスが開催されるようです。2週にわたって土日に開催され、パフォーマンスの内容と出演者が変わります。

■ ひびのこづえ コスチューム・パフォーマンス

2019年
4月6日(土)14:00
4月7日(日)14:00
会場:九州国立博物館ミュージアムホール

「Humanoid LADY」 出演:引間文佳
「piece to peace」 出演:島地保武、酒井はな
(2作連続上演)

桟敷席:3,000円 椅子席:3,000円
一般発売:発売中


2019年
4月13日(土)14:00
4月14日(日)14:00
会場:九州国立博物館ミュージアムホール

「FLY、FLY、FLY」 出演:島地保武
「WONDER WATER」 出演:谷口界

桟敷席:3,000円 椅子席:3,000円
一般発売:発売中

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2019年01月23日

ネザーランド・ダンス・シアター日本公演HPがオープン。

ネザーランド・ダンス・シアター日本公演の公式サイトがオープンしました(Twitter情報)。一般発売は3月22日(金)とのこと。愛知公演の初日、金曜日だけど14時開演なんですね。夜、何かあるのかな。愛知と神奈川、チケット料金が全く同じというのもちょっと意外でした。最近の関西はちょっと高いイメージがあったので。愛知公演の主催は愛知県芸術劇場、神奈川公演の主催はNDT横浜実行委員会。このあたりの繋がりが、チケット料金にも関係あるんでしょうか。

■ ネザーランド・ダンス・シアター

【愛知公演】
2019年
6月28日(金)14:00
6月29日(土)14:00
会場:愛知県芸術劇場 大ホール

S席:12,000円 A席:9,000円(U25:4,500円)
B席:6,000円(U25:3,000円) C席:4,000円(U25:2,000円)
チャレンジシート:1,000円

愛知県芸術劇場メンバーズウェブ先行:
  3月15日(金)10:00〜3月16日(土)23:59
一般発売:3月22日(金)

【神奈川公演】
2019年
7月5日(金)19:00
7月6日(土)14:00
会場:神奈川県民ホール 大ホール

S席:12,000円 A席:9,000円(U25:4,500円)
B席:6,000円(U25:3,000円) C席:4,000円(U25:2,000円)

KAme(かながわメンバーズ)先行発売:
  3月26日(土)10:00〜3月21日(木)23:59
一般発売:3月22日(金)

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2019年01月20日

東京バレエ団『ザ・カブキ』2018年12月16日

昨年の東バ『カブキ』、2日目の感想もツイート貼り付け作戦でいきます〜。

秋元さんの由良之助は今回が2回目でした(初役は2016年)。初役のときから踊りは文句のつけようがなかったわけですが、だからといって、それがイコール由良之助ではないのだな〜と思ったりした前回よりも(偉そうですみません)、由良之助が馴染んでいたと思います。前日の塩冶判官も結構甲乙つけ難いくらいよかったんですよね〜。やはり、何度も踊ることって大事なんだな、と。そういう意味でやはり、階級や役柄に関係なく、より多くベジャール作品を踊っているダンサーのほうが、ベジャールを感じるな〜と思ったりした2日間でした。

東京バレエ団 モーリス・ベジャール振付『ザ・カブキ』全2幕
2018年12月16日(日)14:00 東京文化会館

由良之助:秋元康臣
直義:森川茉央
塩冶判官:樋口祐輝
顔世御前:奈良春夏
力弥:昂師吏功
高師直:柄本弾
伴内:井福俊太郎
勘平:池本祥真
おかる:沖香菜子
現代の勘平:和田康佑
現代のおかる:秋山瑛
石堂:岡ア司
薬師寺:永田雄大
定九郎:岡崎隼也
遊女:金子仁美
与市兵衛:山田眞央
おかや:伝田陽美
お才:政本絵美
ヴァリエーション1:岡崎隼也
ヴァリエーション2:宮川新大

【ツイッターより】

東バ『ザ・カブキ』2日目。今日もよかったです〜。あの秋元さんが、7分間のソロの終盤には流石に苦しそうな表情になってくるのがいいんですよね〜。1幕のクライマックスに7分にも及ぶ決意のソロを用意したベジャールさん。ダンサーの極限状態と由良之助の心情が重なる、名場面だな、と。
師直の弾さんがすっごく楽しそうでした〜♪ ロットバルトのときもだけど、悪役を楽しそうに演じている弾さんを見るのは楽しい♪ 演じるのが好きな人なんだな〜と。判官の亡霊は弾さんでした。弾さんは今日は師直だったので、自分で自分の首を回収した〜(笑)と思いながら見てしまいました。
東バ『カブキ』。今日は装置のトラブルがあり。血痕を描いた幕がサッと落ちて、「いろは」幕が現れる場面で、血痕幕の上手半分が落ちず、だらりと垂れ下がった状態に。そのままスルスルと上へ。そこでソロを踊る伴内の井福さんは動じずに(少し間を取ったかも)踊り始めました。
現代の東京、今日もトップバッターは山田さん。涅槃に最後に加わる後ろ向きの2人は、上手は両日とも山田さん、下手は岡崎さんでした(昨日は井福さん)。討ち入りのバク転は樋口さん? 群舞にオスカー・ラーニャと思しき男性が。背、高いな〜。
伴内の井福さんは開脚ジャンプが高い。その場でスッと飛び上がったときに、こちらの予想を越える高さでした。
樋口さんの塩冶判官もよかったです〜。一見ナイーブそうだけど芯の通った青年を好演。切腹の場面、短刀を突き立てた瞬間に、まるで吐血を防ぐかのようにプッと口を膨らませたんですよね。妙にリアリティがあってよかったです。
ちょっと確認したいことがあって、スカラ座公演の『カブキ』の映像を見たんですが、三方をブンっと勢いよく後方に持っていく平野さんが格好いいんですよね〜。やっぱり笑ってたな、、、。
定九郎の岡崎さんは、山崎街道の見せ場の六方を踏む場面で、バサッと開いた傘が勢い余ってひっくり返ってしまった、、。あれは悔しかった〜。一部が破れた傘は(このとき破れたのかな?)、カーテンコールでは修復されていました。岡崎さんの第1ヴァリも格好よかった。
第2ヴァリエーションの宮川さんもよかった。踊りはもちろんなんだけど、なんか宮川さんがより作品に馴染んだ感じがして嬉しかったりしました。
勘平切腹の場面。黒子が隠して退場する勘平に対して、自ら退場する与市兵衛。自ら退場するところか、ストップモーションの時点でムクッと上半身を起こして一緒にポーズしてました。
祇園に身売りすることを父の与市兵衛に伝えるおかる。沖さんのおかるは、一度告げようとするものの一瞬だけ躊躇い、やはり意を決して打ち明けます。昨日の川島さんもやってたかしら。
奈良さんの顔世御前がすごくよかったです〜。存在感もあったし、以前よりさらに美しかった。特に「雪の別れ」。切々と訴える悲しげな表情が印象的。上手に立って遠くを見つめる姿は胸に響きました。そして波に流されるように去っていく場面は、運命に翻弄された姿のようでグッときます。
顔世が波に流されるように去っていくあの場面がグッとくると、こちらの気持ちもいい流れで討ち入りの場面に入っていけるんですよね。当たり前だけどすべての場面には意味があるんだな〜と思う瞬間です。
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2019年01月18日

東京バレエ団『ザ・カブキ』2018年12月15日

昨年12月の東バ『ザ・カブキ』の感想です。もうちゃんとした感想を書ける気がしないので、自分の感想ツイート貼り付け作戦に出ることにしました。自分用のメモみたいなものです〜。案外、一番言いたいことがちゃんと書かれている気もする。

なんと言っても、<20世紀の傑作バレエ2>から『ザ・カブキ』と続けて見て、「弾さんの踊りが変わった?」というのが共通して印象に残る部分でした。踊りが柔らかくなったし、より踊りが語るようになった気がします。踊りが変わったのか、内面が変わったのか、どちらなのかはわかりませんが、そこは分かち難く結びついていると思うので、両方なんだろうな、と。今の弾さんでノイマイヤーの『ロミジュリ』も再演してほしいです。

基本、そのまま貼り付けているので(誤字脱字は修正している、はず)、読みづらい部分もあると思います〜。

因みに、切腹場面の「三方」を、過去の感想では「四方」と書いていたので、よくわからなくなって調べたところ、本来は縁起が悪い「4」を避けて三方向に穴が開いているから「三方」というらしく、切腹の際には四方向に穴の開いた「四方」を使うのだそうです。へぇ〜。

東京バレエ団 モーリス・ベジャール振付『ザ・カブキ』全2幕
2018年12月15日(土)14:00 東京文化会館

由良之助:柄本弾
直義:永田雄大
塩冶判官:秋元康臣
顔世御前:上野水香
力弥:昂師吏功
高師直:森川茉央
伴内:岡崎隼也
勘平:宮川新大
おかる:川島麻美子
現代の勘平:樋口祐輝
現代のおかる:岸本夏未
石堂:宮崎大樹
薬師寺:和田康佑
定九郎:杉山優一
遊女:三雲友里加
与市兵衛:山田眞央
おかや:伝田陽美
お才:奈良春夏
ヴァリエーション1:杉山優一
ヴァリエーション2:井福俊太郎

【ツイッターより】

東バ『ザ・カブキ』初日、す〜ごくよかったです〜。弾さんの由良之助がどんどん素敵になる。戸惑いも決意も悲しみも、全てその身体が表現していました。弾さんの優しい人柄が感じられるような、強くて美しい由良之助でした。

東バ『ザ・カブキ』。秋元さんの塩冶判官もよかったです。目が色っぽかったな〜。三方を静かに掴んだのが印象的。静かに鬼気迫る切腹場面でした。
塩冶判官の亡霊は、非番の由良之助が演じるのが定番なんですが、ついに由良之助と判官を演じる存在が現れたので、本当に判官が判官の亡霊を演じていました。明日は弾さんは師直を踊るんですが、亡霊はどうするんだろう。流石に弾さんは討ち入りには出ないだろうから、やっぱり弾さんなのかな。
森川さんの師直が悪い顔してた〜♪。あれだけ背が高くて体格もいい悪者は迫力があるな、と。人を食ったような態度から一変、片手で顔(切りつけられた場所?)を覆い、もう片方の腕を伸ばし、人差し指で前方を指差しながら退場していく姿は冷ややかで怖かった。
昨日の東バ『ザ・カブキ』。現代の東京、トップバッターで踊る上手の山田さんがとてもよかった。赤褌隊の先頭も山田さんでした? 涅槃で最後に加わる2人がこちらに背を向けて入るところが好きなんですが、山田さんが上手に(下手は井福さん)。大事なところを締めてたな、と。
川島さんのおかるがとってもよかったです〜。とても説得力のあるおかる。おかるの感情や置かれている状況、そういったものが彼女の身体と踊りから溢れていました。弾さんの由良之助も絶好調だったので、一力茶屋での2人の絡みがすごくよかった。
宮川さんの勘平は爽やかさが増した。いい表情もしていたし、勘平の無念や悲しみが伝わってきてとてもよかった。
勘平切腹の場面。猪もストップモーションに加わっているところが可愛くて好き。切腹した勘平は黒子が布で隠して退場するのに、与市兵衛は自分でむっくりと起き上がって退場するのね(笑)。
もう岡崎さんの伴内は文句なく最高に格好よかったし、この役をやりたかったという奈良さんのお才はとっても美しかったです♪ 杉山さんは定九郎も第1ヴァリもよかった♪ 第1ヴァリでは端正な踊りに力強さが増したようで、表情もよく、素晴らしかったです。何気に難しそうな第2ヴァリ。
第2ヴァリの井福さんは、爆発力のある踊りで、狭い空間を目一杯使って踊っていたのが印象的。岸本さんと樋口さんの現代のカップルは可愛かったし(樋口さんは判官も楽しみ!)、力弥の昂師さんも精悍で、でも初々しくてよかったです。
昨日の弾さんの由良之助。仇討ちへの賛同を求める場面で、それまで力強く差し出していた腕を、定九郎を演じるダンサーに対しては、フワッと優しく差し出したのが印象的でした。彼が離反するであろうことはわかっていたけど、それでも「頼む、、、」という気持ちを表現しているようでとてもよかった。

涅槃から、一度捌けた四十七士たちが再び由良之助もとに集い切腹をする幕切れ。この場面に感動し、スタジオを出て涙を拭っていたというベジャールさんが、現代の東京に戻す予定だったラストを変更したというエピソードがふと思い出され、胸が熱くなる、素晴らしい幕切れでした。
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2019年01月17日

シュツットガルト・バレエ団『白鳥の湖』2018年11月10日

昨年11月のシュツットガルト・バレエ団日本公演『白鳥の湖』の感想を書きました。

シュツットガルト・バレエ団
ジョン・クランコによる全4幕のバレエ『白鳥の湖』
2018年11月10日(土)14:00 東京文化会館

振付:ジョン・クランコ(古典版に基づく)
音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
装置・衣装:ユルゲン・ローゼ
世界初演:1963年11月14日、シュツットガルト・バレエ団

【主な配役】

第1幕 王子の城近く

ジークフリート王子:アドナイ・ソアレス・ダ・シルヴァ
ウォルフガング(家庭教師):ルイス・シュティンス
家政婦:ソニア・サンティアゴ
ベンノ(王子の友人):モアシル・デ・オリヴェイラ
従者たち:
  ティモール・アフシャール、エイドリアン・オルデンバーガー
  ダニエル・シリンガルディ、ノアン・アルヴェス
町娘たち:
  ヒョ・ジョン・カン、アンジェリーナ・ズッカリーニ、ヴェロニカ・ヴェルテリッチ
  ディアナ・イオネスク、ミリアム・カセロヴァ
王妃(摂政):メリンダ・ウィサム
王家の使用人、貴族たち:コール・ド・バレエ

第2幕 湖畔

ジークフリート王子、ベンノ
ロットバルト(邪悪な魔術師):マッテオ・クッロカード=ヴィラ
オデット(魔法をかけられた王女):エリサ・バデネス
二羽の白鳥:ミリアム・カセロヴァ、ロシオ・アレマン
四羽の白鳥:
  ジェシカ・ファイフ、アヤラ・イトゥリオズ・リコ
  フェルナンダ・デ・ソウザ・ロペス、アンジェリーナ・ズッカリーニ
白鳥たち:コール・ド・バレエ

第3幕 玉座の間

ジークフリート王子、王妃
見知らぬ騎士:マッテオ・クッロカード=ヴィラ
オディール(その娘という姫君):エリサ・バデネス
スペインの姫君とそのお付き:
  ロシオ・アレマン
  アレクサンダー・マッゴーワン、フレミング・プーテンプライ
  クレメンス・フルーリッヒ、ノアン・アルヴェス
ハンガリーの姫君とそのお付き:シィナード・ブロード、エイドリアン・オルデンバーガー
ロシアの姫君:ジェシカ・ファイフ
ナポリの姫君とそのお付き:アンジェリーナ・ズッカリーニ、ティモール・アフシャール
貴族たち:コール・ド・バレエ

第4幕 湖畔

ジークフリート王子、ロットバルト、オデット、白鳥たち

指揮:ジェームズ・ダグル
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団、東京バレエ学校

いや〜、よかった。前評判があまりよくなくて、自分も見たことあるはずなんですけどビックリするくらい覚えていなくて、そんなに変なヴァージョンだったっけ〜?と思いながら見たわけですが、いや〜面白かったです。なんというか、暗い、、。特に幕切れ、というか幕切れ。ロットバルトは去り、オデットは再び白鳥となって湖を行く。そして、ただただ溺死した王子を見せつけられる終幕。久々にぐうの音も出ないアンハッピーエンドの幕切れに、「クランコって〜」と心の中で仰け反りました。最近は歳のせいかハッピーエンドが好きなんですが、たまにはこういうぐうの音も出ないアンハッピーエンドに打ちのめされるのもいいもんですね。だって、愛の力なんて勝てないんですよ〜、、、。

溢れ出した湖に飲み込まれ「溺死」(プログラムにちゃんと「溺死」と書かれてました)した王子が、仰向けに倒れるラスト。息絶えて動かない王子を、ただただ見続けさせられるあの数十秒間、、、。お手上げです。あの、強大な力に対する成す術のなさを突き付けられた感はすごかったです。たぶん本当に救いがない。死後、2人が結ばれるわけでもなく、ロットバルトも死なない。愛なんて勝てない。愛なんて勝てないんです(2回言ってみました)。そして王子の魂は救われない、、、。例えばですけど、「もう勘弁してくれ」というくらい辛いラストのノイマイヤーの『人魚姫』でも、人魚姫と詩人の魂が天に昇っていくラストが描かれるし、『幻想〜白鳥』でも、ルートヴィヒの亡骸を「影」が抱き上げます。『椿姫』のラストも嗚咽しそうなくらい泣くけど、でも彼女の死後、彼女と交流した人たちが無言ながらも彼女の死を悼み、思い出を共有するような、競売のシーンが冒頭に用意されています。『マイヤリング』のルートヴィヒにも、マノンにも、一緒に死んでくれる人がいる。プログラムによると、翌朝湖畔で溺死した王子が発見されるそうなんですが、せめて王子の亡骸に駆け寄るベンノたちの姿でも描かれていれば、ちょっとは救われたんですけどね、、、。現実は甘くない、そうクランコに言われたようでした。

しかし、強大な力も何も、そもそも王子がオデットとオディールを間違えたからいけなのでは?という気もするんですが、このクランコ版の場合、王子を破滅させるべく現れたような悪魔に敵うわけもなく、もうオデットに出会った瞬間から王子の運命はロットバルトの手中にあったような気がしてなりませんでした。王子の運命が破滅しか有り得ないのは、1幕の暗い幕切れにも表れていたような気がします。人々が去ったあと、この上なく美しい夕映えの中、こちらに背を向けてしばし湖畔に佇む王子。憂いのソロを期待したら、それもなく、ただただ王子の孤独が描かれる。そして、しばし舞台を彷徨ったあと、スッと湖畔に消えます。袖に捌けたのではなく、少し高くなっている湖畔のセットから、スッと飛び降りる感じで姿を消したんです。その瞬間、もしかしたら2幕以降は王子の夢なんじゃないかと思ってしまいました。宴のあと、一人になった王子は、故意なのか足を滑らせたのか、いずれにせよ湖で命を落とし、翌朝湖畔で遺体となって発見されたのではないか、、、などという、別の物語を想像してしまいました。

オデットはまた新たな王子を待つのでしょうか。そしてロットバルトはまた試すのでしょうか。もしかしたらジークフリートが初めてではなかったのかもしれない。4幕の別れ際、「こんなことに巻き込んでごめんなさい」と、どこか詫びるような雰囲気をオデットに感じたのは、そのせいかもしれません。4幕の別れのパ・ド・ドゥの間、沈痛な面持ちのシルヴァに対して、オデットのバデネスにはあまり悲愴感がないのが印象的でした。あれは諦観だったのかな〜、と。王子を恨む気持ちは勿論なく、我が身を憐れむのでもなく、しかしロットバルトに敵うはずもなく、、、。もう諦めていたのかな…と。それはやはり、これが初めてではなかったからなのでは、、、と思ってしまいました。解説にある通り、クランコ版は「王子の物語」であり、まさに「オデットと出会い彼女を愛したことで巻き込まれていく悲劇として」描かれていたと思います。

そのせいか、オデットやオディールにそれほど感情移入するようには描かれていないような気がするんです。シンプルな衣装はそのためだったのかもしれません。オデットやオディールを華やかに見せようとしていないように感じました。特に印象的だったのは黒一色のオディールの衣装です。チュチュに少し装飾はあるものの、それらも全て黒の極めてシンプルなデザインの衣装。シンプルな衣装のせいなのか、露出している肌の部分が妙に生々しかったんですよね。そしてどこか鳥っぽいというか、、。

第3幕に、幻影のオデットの姿が登場しなかったのも印象的でした。それもやはりクランコのこだわりだったのではないか、と。3幕は舞台をコの字に囲む3階建ての回廊があり(実際に人が上がれるのは2階まで)、いい感じの窓もあるし、映像を映せそうな場所はいくらでもあったんです。特に、階段を上がった正面の壁なんて、「絶対そこにオデットの幻影が出てくるでしょ〜」っていうくらい、それらしい装置なんです。完全に勝利を確信しているロットバルトにとって、そんな小細工みたいなことは必要なかったのではないかと思うと、なおさら王子に勝ち目はないように思えてきました。

主演の2人もとてもよかったです。バレエフェスですっかりお気に入りになったエリサ・バデネスがお目当てだったわけですが、もちろんバデネスはとてもよかったんだけど、衝撃はパートナーのアドナイ・ソアレス・ダ・シルヴァでした。入団して3年でプリンシパルに昇進したシルヴァは、この日がジークフリート・デビューの未知の(私にとっては)存在。しかし、どうやら2013年のローザンヌで第1位と観客賞を獲得したらしいと知り、期待半分、不安半分で臨んだわけですが、いやいや逸材でした〜。なんてチャーミングなラティーノ♪ 踊りも抜群。やや幼さも残る若々しいシルヴァは、演技面ではベテランの円熟には敵わないかもしれないけど、十分魅力的なジークフリートでした。ラテン系のチャーミングな容姿に美しいテクニック。踊りに雑さが一切ないのが本当にいいですよね〜。フワッと上がる無重力系の跳躍と、柔らかな無音の着地。ザンレールを丁寧に5番に入れ、ポーズは柔らかくのびやか。スピードとパワーのある回転は、軸も美しく見事でした。いやぁもう、これから先が楽しみで仕方がない存在であることは間違いないです。

バデネスは、くっきりとした踊りがとても気持ちが良く、強さの中にも女性らしい優しさのあるオデット。それは、バネのように強靭な踊りでありながら、それでいて角がなく柔らかい、彼女の踊りそのもののと重なるようなオデットでした。生き生きとして自信に満ち溢れたオディールもとてもよかったです。もうオデットのときと「目」が違う。王子とオディールが視線を交わすたびに、「王子!気を付けて!目が違うから。その人、目つきがヤバいから〜!」と思わずにはいられませんでした。32回転は、前半はダブルを入れた高速回転で、後半はシングルに。続くシルヴァのグランピルエットがまた素晴らしく、会場は盛り上がりました。彼ら自身がノリノリで(決して雑ではない)コーダを踊っているのが見ていて楽しかったです。

ユルゲン・ローゼの衣装もとっても素敵でした。1幕の町娘たちの衣装は、上半身が身頃から袖まで総刺繍で本当に素敵。3幕の各国の姫君たちは、こげ茶とピンクのドレスのスペインも、ハンガリーの女性陣の刺繍も、金の紗布にビーズ刺繍の丸い花を施したロシアも、思わずオペラグラスで衣装を見てしまうほど可愛かったです。因みに、ナポリの女性陣だけトウシューズでした。
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2019年01月16日

<プレミアムシアター> ロイヤル、リアム・スカーレット版『白鳥の湖』を放送。/他

NHK<プレミアムシアター>の、2月の放送予定が出ました。リアム・スカーレットが改定振付を行った、ロイヤルの『白鳥の湖』が放送されます。ROHシネマシーズンで放映されたのでご覧になった方も多いと思うんですが、私はまだ見ていないので楽しみです〜♪  オデット/オディールはマリアネラ・ヌニェス、ジークフリート王子にワディム・ムンタギロフ、ロットバルトはベネット・ガートサイドです。王子の妹たちに高田茜さんのお名前も。きっとシネマと同じ映像ですね。
同じ日にボリショイの『黄金時代』(グリゴローヴィチ)の再放送も。別の日にはロイヤル・フランダース・バレエ『ラヴェル』の再放送もあります。

<プレミアムシアター>

2月10日(日)深夜0:00

ロイヤル・フランダース・バレエ『ラヴェル』【再放送】

2月17日(日)深夜0:00

英国ロイヤル・バレエ『白鳥の湖』全4幕
原振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ
改定振付:リアム・スカーレット、フレデリック・アシュトン
作曲:チャイコフスキー

【出演】
オデット/オディール:マリアネラ・ヌニェス
ジークフリート王子:ワディム・ムンタギロフ
王妃:エリザベス・マクゴリアン
悪魔ロットバルト:ベネット・ガートサイド
ベンノ(道化):アレクサンダー・キャンベル
ジークフリート王子の妹たち:高田茜、フランチェスカ・ヘイワード
他 英国ロイヤル・バレエ団

指揮:コーエン・ケッセルス
管弦楽:英国ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団

収録:2018年6月12日 英国ロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン)

ボリショイ・バレエ『黄金時代』【再放送】

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2019年01月12日

山海塾<新作>のチケ取り。

3月の山海塾<新作>世界初演、北九州公演のチケットを取りました。今日の10時からチケットクラブQの先行予約でした。緊張した〜。山海塾のチケットを取るのが一番緊張するかも。無事にまあまあ好みの席を確保。さて♪ 遠征の計画をあれこれ立てなければ♪

新作ということで、タイトルは未定です。初日の会場でパンフレットをもらうまでわかりません。会場に入ってパンフレットに視線を落とす、あの一瞬の緊張感。世界で最初に新作を見るという喜びを再び味わえるのが楽しみでなりません。

先日届いた北九州芸術劇場の情報紙「Q」に掲載されていた天児さんのインタビューに、ちょこっとだけ新作のヒントがありました。今回は舞台美術が大きく違ってくるだろうとのこと。『縄文頌』と『おもて』の舞台でそのオブジェを使用した、画家の中西夏之さんのコンセプトを借りて美術を作ろうと思っているのだそうです。中西さんとは、天児さんが演出を手掛けたリヨン国立オペラ座のオペラ『三人姉妹』でも舞台美術をお願いした縁があるとのこと。今、天児さんの中に浮かんでいる言葉は「三つのダブル」。二重の舞台、二つの鏡、二つの弧。うほ〜♪ 楽しみすぎます〜♪

少し前に出演者の情報も更新されました。天児さんは出演されません、、、。蟬丸さんのお名前はありました。よかった〜。そして、高瀬誠さんという新しい舞踏手の方が。検索したら、蟬丸さんの黒藤院の公演にお名前がありました。どんな踊り手さんなのか気になります〜。
ポストパフォーマンストークの情報も更新されています。2日目の日曜日の終演後に開催。聞き手は坪池栄子さん、話し手は蟬丸さんと吉川洋一郎さんです。

■ 山海塾<新作>【北九州】

2019年
3月23日(土)18:00
3月24日(日)14:00 ☆ポストパフォーマンストークあり

演出・振付・デザイン:天児牛大
音楽:加古隆、YASーKAZ、吉川洋一郎
舞踏手:蟬丸、竹内晶、市原昭仁、松岡大、石井則仁、百木俊介、岩本大紀、高瀬誠

全席指定
一般:4,500円
ユース:2,500円(24歳以下)
高校生〔的〕チケット:1,500円

一般発売:1月20日(日)10:00

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2019年01月11日

アニエス・ルテステュ『Le DO(S) transfiguré』【岐阜公演】

以前、富士吉田市のHPの記事の中に、アニエス・ルテステュ率いるパリ・オペラ座のダンサーと国際的なダンサーによる公演が2019年に開催されるという情報が出ていたんですが、会場となるサラマンカホールのサイトにも速報が出ていました。サイトに出る前に、サラマンカホールで公演があるというのは、Twitterのほうで情報を頂いていました。
富士吉田市の記事によると、衣装に富士吉田の繊維製品を使用するとのこと。きっとデザインはアニエスですよね。気になる〜。岐阜以外の公演があるかどうかも気になります。


■ アニエス・ルテステュ『Le DO(S) transfiguré』 【岐阜公演】

2019年10月6日(日)
会場:サラマンカホール(岐阜)
posted by uno at 11:51| Comment(0) | バレエ日記2019 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする