2018年02月27日

首藤康之×CAVA「レニングラード・ホテル」再演+ダンスプログラム/他

昨年の7月に公演が行われた、首藤康之さんとCAVAによるコラボレーション『レニングラード・ホテル』の再演が決定したそうです。さらに今回は、特別プログラムとして「魅力的なキャストによる」ダンス公演も行われるとのこと。『レニングラード・ホテル』2回、ダンスプログラム2回を予定しているそうです。魅力的なキャスト! 気になります〜。

レニングラード・ホテル 再演決定

2018年7月5日(木)〜8日(日)
会場:青山スパイラルホール

レニングラード・ホテル×2回、ダンスプログラム×2回を予定。


『兵士の物語』の再演のほうの情報は、まだ出ないですね〜。


スタダンのサイトに、退団情報が出ていました。吉瀬智弘さんが退団されるとのこと。え〜。ちょっとビックリしました。


そして、NBAバレエ団の『海賊』にキャストの変更が出ています。アリ役でゲスト出演が予定されていたオーストラリア・バレエ団プリンシパルのチェンウ・グオが怪我のため降板。代役は新国の奥村康祐さんだそうです。

3月17日(土) アリ:チェンウ・グオ → 奥村康祐

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2018年02月23日

ハンブルク・バレエ団『ニジンスキー』3日間【Twitter感想】

ハンブルク・バレエ団の『ニジンスキー』を3日間、見てまいりました。すぐに感想が書けそうにないので、『ニジンスキー』に関する自分のツイートをまとめておきました。基本、そのまま貼り付けているので、読みづらい部分もあると思いますが、、。キャストは最後に載せてあります。3日目だけ、アレクサンドル・トルーシュの降板による当日変更がありました。

ハンブルク・バレエ団『ニジンスキー』
2018年2月10日(土)14:00
2018年2月11日(日)14:00
2018年2月12日(月・祝)14:00
東京文化会館

【Twitterより】

<2月10日>
2005年の『ニジンスキー』、東京文化会館2回を見て「これはヤバい」と思い、「風邪をひきました」と職場に嘘をついて神戸国際会館こくさいホールまで急遽足を運んでから13年。もう二度とこの目で見ることはないかもしれないと本気で思っていたんですが、こんな日が来るとは。
そして、ハンブルク・バレエ団2005年日本公演の最初の地、神奈川県民ホールの『眠り』で、上演が始まってもお喋りをやめないマダムたちに、ピシッと注意してくれたあの女性。彼女も今でもバレエを見ているだろうかと、日本公演の度に懐かしく思い出します。

『ニジンスキー』幕間。13年ぶりにこの目で目撃するために映像は見ずに我慢してたんですが、1幕の幕切れがあんな感じだったことを結構忘れていた。2幕ラストの混沌は記憶していたんだけど、1幕の戦慄の幕切れに瞬きができなかった。

なんかもう、ノイマイヤーの才能が怖い(最大級に褒めてます)。

『ニジンスキー』初日終了。ちょっと放心。でも、変な言い方かもしれないけど、私自身やっと『ニジンスキー』の呪縛から解放されたような気がします。ずっともう一度見たくて苦しかったので。
ノイマイヤーの才能と知性と発想の煌めきが、ものすごい純度で作品を貫いていて、しかもそれらが、まるで真空状態で保たれているみたいに新鮮。ノイマイヤーが作品を生み出した瞬間のエネルギーがそのまま閉じ込められているようでした。
動く映像はなく、写真しか残されていないニジンスキーですが、「今の、写真で見たことあるぞ」みたいなシーンがたくさんあって、その辺も純粋に楽しい。

帰宅。ノイマイヤーと同時代に生きていることを感謝せずにはいられない、そんな帰り道。そういえば、初めてハンブルク・バレエ団を見た帰り道(神奈川県民ホール『眠り』)も、あまりに感動して、「人生ってなんて素晴らしいんだろうう♪」などと考えていたことを思い出しました。生きててよかった。
ペトルーシュカの歪んだメイクをしたリギンズが、その後メイクを落としても怖い(褒めてます)ことが衝撃だった。
ニジンスキーが踊ってきた作品が物語と見事に絡み合っていく中で、ペトルーシュカがニジンスキーの感情に寄り添っていたのが印象的。ニジンスキーはきっと、ただ愛されたかっただけなんだと思いました。最後、ディアギレフが指先でキスを贈り、そして母エレオノーラが額にキスをする場面で滂沱。
露出度高めのトルーシュの薔薇の精も、エキゾチックで色気のあるフベーテの金の奴隷も、ディアギレフの新しい恋人で次のスターとなるマシーンを踊った、意味深な眼差しのベルーシも、とてもよかった。終盤、全キャラクターが登場する場面では牧神をユング、アルルカンをエヴァンス(たぶん)が担当。
母エレオノーラのラウデールがよかった。ソロはないし、派手な見せ場はないんんだけど、ジワジワよくて、最後のキスで泣いた、、、。
後にバレエ・リュスの公演を訪れたニジンスキーが、『ペトルーシュカ』のバレリーナ役のカルサーヴィナやディアギレフたちと写った写真を再現したと思われる場面のすぐ後、両腕を広げてポンっとジャンプするんですが、あれもやはり後年のジャンプするニジンスキーの写真の再現なんでしょうか。

『ニジンスキー』のラスト。黒い布が椅子に絡まってリアブコの動きを阻んだのはアクシデントだと思ってたんだけど、意図的らしいというツイートを読んで戦慄している。彼に孤独を強いた現実世界との接点であるようなあの椅子が、最後までニジンスキーを苦しめていたなんて、、。
純粋に演出的にもあの混沌に計算を感じさせない効果があったような気がする。綺麗に終わらせないことで、本当は絶妙に組まれた完璧な混沌を生み出しているんだけど、そうとは感じさせない効果があったのではないか、と。
この作品でノイマイヤーは、『人魚姫』のラストのような救いを用意していない気がします。でも、それこそがノイマイヤーの考える救いだったではないかと思うんです。ニジンスキーの絶望を描ききることこそが、本当の意味での鎮魂になるではないか、と。

<2月11日>
『ニジンスキー』2日目、終了。今日も今日でとてもよかった。どちらかというと童顔で可愛らしい感じのトルーシュの、人相が変わっていくのが辛かった。それにしても、寂しい。
今日のラスト、緞帳の前にポツンと椅子が残ったのは、やっぱり演出ですよね? 物語は終わり、カーテンコールも終わったのに、あの椅子がポツンとそこにあることで、まるでニジンスキーの魂が彷徨っているようでした。振り返るとまだ物語の余韻が残っていて、帰り難かった。

エヴァンスの薔薇の精もよかった。彼がアルマンを踊る予定だったんですよね。見てみたかったな〜と。リバオの金の奴隷もクネクネしててよかった〜。中性的で妖艷。赤い唇が印象的だったんだけど、フベーテも赤くしてたっけ? 終盤のアルルカンはベルーシ、牧神はフランコーニでした。
シャープで知的なフリッツァに対して、リオスのニジンスカは柔らかくて可愛い。と思ったら、生贄では予想以上の迫力に「あわわ、、、」と戦いた。
リギンズのペトルーシュカがぶっ倒れている、あの目の前の席に座ってみたい、、、。

ところで、昨日はシャンデリアから「パーンッ」と音がして煙が上がってたし、今日は今日で火の粉らしきものが落ちてきたけど、だ、大丈夫かな、、、。

船上のシーンで、ディアギレフがセットのパネルを「バーン!」「バーン!」と音をさせながら一枚一枚倒していくの、怖い。でも、ユングはやっぱりどうしてもいい人。そこが好きなんだけど。ウルバンが悪い人っていう意味ではないけど、でもオールバックに撫で付けたウルバンのディアギレフは怖い。
2幕に不安しか感じさせない1幕ラスト。それでも母エレオノーラが優しくニジンスキーの頭を抱くんですが、そのニジンスキーの膝に息絶えた兵士が倒れてくるという容赦のなさ。たぶん、そのノイマイヤーの容赦のないところも私は好きなのかも。それは妥協のなさにも繋がってくるような気がする。

今日の『ニジンスキー』、アグエロのロモラもよかったな〜。美しくて知的。とても丁寧にロモラの感情に寄り添っている感じがして、憑依型とかではないかもしれないけど、彼女のロモラにスッと入っていくことができた。業の深さではブシェだったかな〜。
2幕の橇のシーンは、ノイマイヤーの眼差しがロモラにも平等に注がれているのを感じるので好きな場面です。夫婦には、その二人にしかわからない感情があるのだと思います。彼らの間にも、第三者には計り知ることのできない関係が築かれていたはず。
悪く言われがちなロモラだけど、ノイマイヤーの描く2人のパ・ド・ドゥには確かに愛がありました。一般的なものではないかもしれないけど、やはりあれも愛のパ・ド・ドゥだったと思います。あの状態のニジンスキーを抱えて戦争をくぐり抜けてきたことを思うと、ロモラを責める気にはなれないな、と。
でも、そのロモラの引く橇がニジンスキーをあの最後の場面に連れてくるのが、何とも言えない気持ちになるんですよね、、、。

<2月12日>
『ニジンスキー』東京公演、終了。とりあえず、3日間三様だった幕切れ。黒い布が椅子に絡まった初日。椅子が緞帳の前に残った中日。そして今日は、リアブコが黒い布を敷き終わったところで、兵士の一人が椅子を布の後ろまで運んでました。

狂ってしまったのは世界のほうで、ニジンスキーは正気を失うことで自分の精神を守ったのかもしれない。その現実との決別が最後の踊りだったのかもしれません。
最後に母エレオノーラが額にキスをすると、リアブコはそれまで空を見つめていた瞳をスッと閉じるんですよね。そして、母がキスをしたところをそっと指で触れ、天を仰ぎます。幻想の母なので感触があるわけはないんですが、でも感じたんだろうなと。あの場面が唯一の救いだったのかな、、、。

『ニジンスキー』。リアブコのことをどう書いていいかわからなくて、結局何も書いていないんですが、とりあえず言えるのは、本当にいいダンサーだな、と。語彙力なくてスミマセン。いや、でも大袈裟じゃなく、今世界で最も充実したダンサーの一人なんじゃないかと思うんです。
単に私はリアブコがとても好きで、その踊りも、佇まいも、役柄に注ぐ愛情も、舞台に滲み出る人柄も、本当にすごい人だなぁといつも思ってしまいます。初めて「ゲッティング・クローサー」でリアブコを見たとき、均整のとれた美しい身体と美しい踊り、そして何より溢れ出る情感に魅了されたんです。
前回『ニジンスキー』を見たときは、常に狂気と紙一重のようなイリに対して、リアブコの真面目さが滲み出るようなニジンスキーで、それはそれで本来壊れるはずじゃない人が壊れていく痛々しさがあってよかったんですが、今回のリアブコはかなりアウトサイダーだったなぁ、と。
リアブコとニジンスキーがどんどん同一化していくようで、後半はリアブコじゃなくてニジンスキーを見ている感覚に。でもそれは、私が昔見たリアブコのニジンスキーではなかったし、史実に忠実なニジンスキーとも違うかもしれないし、ノイマイヤーが最初に彼に与えたニジンスキーでもないかもしれない。
ああ、リアブコは、ニジンスキーという役を真に自分のものにしたんだなと思いました。
リアブコがニジンスキーに同一化するにつれ、ニジンスキーが狂気に足を踏み入れて行くようで、「(リアブコもニジンスキーも)行かないで〜」と思いながら見ていたんですが、そのうちに、あちら側とこちら側がわからなくなってきたんです。
ニジンスキーが足を踏み入れたのはあちら側の狂気の世界だったはずなのに、気付いたら最後、リアブコのニジンスキーはこちら側にいたんです。で、世界があちら側にいた。
一般的には、ニジンスキーは精神を病み、時代の表舞台から消えた人だけど、リアブコを見ていたら、世界の狂気は結局のところ彼の精神までは犯せなかったんじゃないかと思った。彼は闇に沈んだのではなく、飛翔したのかもしれません。

【主な配役】
2月10日(土)14:00
ニジンスキー:アレクサンドル・リアブコ
ロモラ:エレーヌ・ブシェ
ブロニスラヴァ・ニジンスカ:パトリシア・フリッツァ
スタニスラフ・ニジンスキー:アレイズ・マルティネス
ディアギレフ:イヴァン・ウルバン
エレオノーラ・ベレダ:アンナ・ラウデール
トーマス・ニジンスキー:カーステン・ユング
タマラ・カルサーヴィナ:シルヴィア・アッツォーニ
レオニード・マシーン:ヤコポ・ベルーシ

『謝肉祭』のアルルカン:アレクサンドル・トルーシュ
『ばらの精』:アレクサンドル・トルーシュ
『シェエラザード』の金の奴隷:マルク・フベーテ
『牧神の午後』の牧神:マルク・フベーテ
『遊戯』の青年:ヤコポ・ベルーシ
ペトルーシュカ:ロイド・リギンズ

2月11日(日)14:00
ニジンスキー:アレクサンドル・トルーシュ
ロモラ:カロリーナ・アグエロ
ブロニスラヴァ・ニジンスカ:ルシア・リオス
スタニスラフ・ニジンスキー:コンスタンティン・ツェリコフ
ディアギレフ:カーステン・ユング
エレオノーラ・ベレダ:アンナ・ラウデール
トーマス・ニジンスキー:ダリオ・フランコーニ
タマラ・カルサーヴィナ:リン・シュエ
レオニード・マシーン:リロイ・ブーン

『謝肉祭』のアルルカン:クリストファー・エヴァンス
『ばらの精』:クリストファー・エヴァンス
『シェエラザード』の金の奴隷:マルセリノ・リバオ
『牧神の午後』の牧神:マルセリノ・リバオ
『遊戯』の青年:リロイ・ブーン
ペトルーシュカ:ロイド・リギンズ

2月12日(月・祝)14:00
ニジンスキー:アレクサンドル・リアブコ
ロモラ:エレーヌ・ブシェ
ブロニスラヴァ・ニジンスカ:パトリシア・フリッツァ
スタニスラフ・ニジンスキー:アレイズ・マルティネス
ディアギレフ:イヴァン・ウルバン
エレオノーラ・ベレダ:アンナ・ラウデール
トーマス・ニジンスキー:カーステン・ユング
タマラ・カルサーヴィナ:シルヴィア・アッツォーニ
レオニード・マシーン:リロイ・ブーン

『謝肉祭』のアルルカン:ヤコポ・ベルーシ
『ばらの精』:ヤコポ・ベルーシ
『シェエラザード』の金の奴隷:マルク・フベーテ
『牧神の午後』の牧神:マルク・フベーテ
『遊戯』の青年:リロイ・ブーン
ペトルーシュカ:ロイド・リギンズ
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2018年02月19日

京都に行ってきました/京都のキャスト、雑感。

ハンブルク・バレエ団<ジョン・ノイマイヤーの世界>、京都公演に行ってきました。ロームシアター京都は初めてだったんですが、とてもいいホールでした。4階席まであるわりにはこじんまりしているというか、凝縮感があって、舞台が近く感じました。写真↑のような立派なパネルまで用意してくれて、オールカラー4ページのプログラムも無料配布していました。

京都はコジョカルの出演がなかったので、コジョカル部分の変更に伴う押し出しなどもあり、東京とはだいぶ違うキャストになりました。コジョカルも好きだけど、この日のキャストが見られてよかったです。東京では見なかったラウデールとレヴァツォフの『椿姫』も見られたし♪ アッツォーニの出番も増えて、『ニジンスキー』で金の奴隷を踊ったマルク・フベーテとの『ハムレット』が見られたのも嬉しかったです。

雑感と、キャストを載せておきます〜。

演出が変わったのか、私が東京で気付かなかったのか、『ハムレット』が始まってもまだ『ニジンスキー』の兵士たちが後方を歩いていました。さらに、上手から兵士が2人現れて、ハムレットが無造作に荷物を置いた場所に、鞄などの荷物を増やしたんです。「え、増やしてどうするの?」と思ったら、ラスト、ハムレットが荷物を抱えて退場するときに、先ほどの兵士が再び現れて、自分たちの荷物を持ってハムレットと一緒に退場していきました。幸せな音楽で始まる『ハムレット』の冒頭に、不吉に重なる『ニジンスキー』の行進する兵士の列。そして、ハムレットと一緒に出発する無表情な兵士たち。まるで、戦争に行く恋人を見送っているようでした。

ラウデールとレヴァツォフの『椿姫』がとてもよかったです。とてもナチュラルで愛があって、本当に美しかった、、、。幸福であればあるほど、この時間が長く続かないことへの不安が過ぎる場面なんですが、彼らにはあまり暗い予感は感じませんでした。それは、今この瞬間の幸福を信じようという覚悟のようで、その思いの強さに胸がいっぱいになりました。ラウデールは「大人の女性」という感じ。走ってアルマンのもとに滑り込む場面など、大人の女性の無邪気さが美しくて愛らしくて、とても素敵でした。レヴァツォフのアルマンは、ときどきとても大人びた目をする青年で、彼にはすべてわかっているのかな、、、なんて思わせる雰囲気がありました。
背中合わせに座って、互いに回転してまた背中を合わせるというところで、コジョカルとトルーシュは背中を合わせる度に一回一回止まっていたんですが、ラウデールとレヴァツォフはそれほど厳密に止まることなく自然にクルクルと回転していました。
背中合わせになって相手の肩に頭を預けると、コジョカルの横顔から首にかけてのラインがとても綺麗で印象的だったし、互いの阿吽の呼吸で回転するラウデールとレヴァツォフはとてもナチュラルで、心の赴くままに戯れている感じがして素敵でした。やはり、ラウデールとレヴァツォフの全幕も見ればよかったと後悔しました。

ところで、この日の『ペール・ギュント』のレヴァツォフは、オーバーオールのサイドのボタンを全部とめてました。東京で踊ったユングは、両サイドのボタンをすべてはずしていたので、ウエストから脚にかけての「肌見せ」がセクシーで、セクシーで、、、(♪)。ユングはボタン止め忘れたの?そのほうが踊りやすいの?それともある種のサービスだったの?(それはない) 教えて〜。
それを言うなら、『マーラー3番』ではヤコポ・ベルーシの胸が気になってしまって、、。そういう衣裳なのかな?と思ったら、胸がはだけているのはベルーシだけなんですよ〜。どうして?うっかりなの?それとも衣裳がちょっと大きかったの?教えて〜。

アッツォーニの『ハムレット』をまた見ることができて嬉しかったです。本当にいつまでも可憐で、詩情があって、そしてすべてを語ることができる雄弁な踊り。もう胸が苦しくなるくらい素敵でした。『ニジンスキー』の金の奴隷がとてもよかったマルク・フベーテ。あのセクシーな金の奴隷の面影は何処やら(褒めてます)。身体は大きいのにどこか頼りなくて、でも無邪気で愛おしくなるようなハムレット。小柄なアッツォーニと長身のフベーテは、本来ならベストなバランスではないのかもしれないけど、その身長差が妙によかったんですよね。彼女の顔を覆った手にキスをする場面では、かなりフベーテが屈まないといけなくて、そのぎこちなさが作品の切なさに合っていました。
ハムレットが置いていった手紙(?)を読むアッツォーニが本当に素敵で、、、。あの単純無邪気(褒めてます)なハムレットのことだから、きっと愛の言葉なんて書いていないんだろうな、と。でもそれがかえって愛おしいというか。読みながらちょっとクスッと笑って、手紙にキスをしてから、愛おしそうに胸に抱きます。

『マタイ受難曲』。東京ではレヴァツォフを肩に担いで登場したリギンズ。この日はユングを担いでいました。そこは『ペール・ギュント』とのダブル・キャストなのか?と。東京でも思ったんですが、よりによって何故わざわざ体格のいいダンサーを選ぶんだ?と思ったんですが、そこはやはり敢えてなんでしょうか。

『くるみ割り人形』。チラネートとトルーシュのパ・ド・ドゥの間、リギンズは一旦退場。終わりの頃に上手からノイマイヤーとともに再び登場します。そして、2人で目を見合わせると、今度はバーを見つめ感慨深げにそっとバーに触れる2人。バーに触れた瞬間の感動が伝わってくるような、とても素敵な場面です。
ラウデールとユングのパ・ド・ドゥの終盤、彼女のサポートをするようにユングに促されたリギンズが、「え、え? 私が?」という戸惑いと喜びを見せる場面もとても素敵です。

『ニジンスキー』で、ロモラの周囲を大きな音をさせて足踏みをしながら、追い詰めるようにグルグルと周るリアブコの目が怖くて怖くて、、(褒めてます)。その後『作品100』を踊るリアブコと同一人物というのが不思議なほど。その『作品100』の最後、肩を抱きながら退場する2人をリギンズが迎え入れたときの、3人の「言葉はいらない」交流がなんとも言えず感動的。本来は存在しない場面だけど、このガラでは見られる演出で、それがこの『作品100』に限らず随所に見られるんですよね。登場人物たちは本来ならしない動きや交流をするんですが、それが元の作品の世界観を壊すことなく、全体に一貫した世界観を築いているのがすごいなと思いました。

どこにいても目を引く菅井円加さんの踊りも印象的です。弾けるような生命力溢れる踊り。スパンスパンとキレがよく、それでいてバネのある柔軟な身体。身体能力と、身体のコントロール力が高いんだろうな、と。

そして、この日も『マーラー交響曲第3番』のアッツォーニは神懸かっていて、最後は勿論なんですが、その前に一旦上手に退場するときから只ならぬ空気を漂わせていました。ゆっくりと上手の袖に向って歩いていくだけなんですが、もうなんか違うステージにいるなという感じ。そして最後の舞台を横切る場面。この日はサイドの席から見ていたので、ゆっくりとスタートするアッツォーニが見えたんですが、まだ観客からは見えていないであろう袖の中でも、既にあの佇まいだったんです。なんか、ゾクっとしてしまいました。

『マーラー3番』。序盤でリギンズは客席に降り、通路を上って退場していきます。あのときのリギンズの目。遠くを見つめる瞳はとても澄んでいました。でもそれは、何か答えを見つけた眼差しではなく、まだこれからも探していくような、これからも旅は続くような、そんな眼差しでした。それは、作品のラスト、遠くを行くアッツォーニに向かってありったけの腕を伸ばすノイマイヤーに重なるようで、「ああ、ノイマイヤーの旅はこれからも続くんだな」と思いました。あのリギンズの眼差しを忘れたくないです。


ハンブルク・バレエ団
ガラ公演<ジョン・ノイマイヤーの世界>
2018年2月17日(土)14:00 ロームシアター京都メインホール

【第一部】

『キャンディード序曲』
(『バーンスタイン・ダンス』より)
ロイド・リギンズ、菅井円加
有井舞耀、コンスタンティン・ツェリコフ
フロレンシア・チラネート、アレイズ・マルティネス、他

『アイ・ガット・リズム』
(『シャル・ウィ・ダンス?』より)
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ、ほか

『くるみ割り人形』
ロイド・リギンズ
フロレンシア・チラネート−アレクサンドル・トルーシュ
アンナ・ラウデール−カーステン・ユング

『ヴェニスに死す』
(トーマス・マンの小説に基づく)
ロイド・リギンズ、カロリーナ・アグエロ、
アレクサンドル・リアブコ

『間奏曲』
(「オルフェウス」「シルヴィア」「オデュッセイア」「アーサー王伝説」より、神話の登場人物たち
アレクサンドル・リアブコ(オルフェウス)
パトリシア・フリッツァ(ディアナ)、菅井円加(シルヴィア)
カーステン・ユング(オデュッセイア)
ロイド・リギンズ(アーサー王)

『ペール・ギュント』
(ヘンリック・イプセンに基づく)
アンナ・ラウデール、エドウィン・レヴァツォフ

『マタイ受難曲』
ロイド・リギンズ、ダリオ・フランコーニ、他

『クリスマス・オラトリオT-XT』
ロイド・リギンズ、ルシア・リオス、パク・ユンス
ワン・リズホン、菅井円加、ヤコポ・ベルーシ、他

【第二部】

『ニジンスキー』
ロイド・リギンズ
ニジンスキー:アレクサンドル・リアブコ
ロモラ:エレーヌ・ブシェ
スタニスラフ:アレイズ・マルティネス
ニジンスカ:パトリシア・フリッツァ


『ハムレット』
(サクソ・グラマティクスおよびウィリアム・シェイクスピアに基づく)
シルヴィア・アッツォーニ、マルク・フベーテ

『椿姫』
(アレクサンドル・デュマ・フィスの小説に基づく)
アンナ・ラウデール、エドウィン・レヴァツォフ

『作品100−モーリスのために』
アレクサンドル・リアブコ、イヴァン・ウルヴァン

『マーラー交響曲第3番』
シルヴィア・アッツォーニ、カーステン・ユング、他
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2018年02月16日

チケ取り/『ニジンスキー』など。

東バのブルメイステル版『白鳥の湖』のアッサンブレ先行販売が14日(水)から始まりました。スタートの21:00にスタンバって、無事にチケットを確保。座席選択でチケットを取るときって、「前の人があまり大きくありませんように!」と祈りながら取ってしまいます。そこで祈っても仕方ないんですけど、ついね、、、。今回の再演は新しく製作した衣裳で上演するそうなので、そちらも楽しみです。
で、今思い出したんですが、そういえば小林紀子バレエシアターの『シアトリカル・ダブルビル』が6月30日(土)と7月1日(日)に予定されていましたよね。しまった、見に行けない、、、。いや、考えても迷っても、きっと東バを見に行ったと思うんですが、ちょっと残念です。

ハンブルク・バレエ団の東京公演が終わりましたね。『ニジンスキー』を3日間、見てまいりました。2005年の日本公演で衝撃を受けて以来、もう一度見たいと思い続けた作品です。あの頃、ハンブルク・バレエ団は同じ作品は持ってこないという噂を聞いていたので、常に新しいもの、日本の観客が見たことがないものを見せたいというノイマイヤーの姿勢は格好いいなと思う反面、もう二度と『ニジンスキー』は見られないんだと半ば本気で思っていたんです。でも、民音招聘時代の2009年、『椿姫』を再演したんですよね。そして、前回のNBS主催の公演でも『真夏の夜の夢』を再演。今後もNBSの主催が続くのなら、わりと再演があるんじゃないかな〜という気がします。嬉しくもあるんだけど、まだ知らない作品も見たいという気持ちもあります。とはいえ、是非『幻想〜「白鳥の湖」のように』と『人魚姫』は再演してほしいですね〜。『マタイ受難曲』とか『クリスマル・オラトリオ』も。あと『くるみ』も見たいし、マーラーも全部見たい。遅れてきたバレエ・ファンなので、見てない作品がいっぱいあるんですよ〜。結局、再演してほしいという(苦笑)。

ちょっと気になって、ハンブルク・バレエ団の日本公演を調べてみました。苦労して調べたわけではなく、民音さんが招聘公演一覧を出してくれているので。助かる〜。

【1986年】 4プログラム
『真夏の夜の夢』
『マーラー交響曲第4番』『モーツァルト338』『バッハ組曲第3番』
『マタイ受難曲』
『マーラー交響曲第3番』

【1989年】 3プログラム
『アーサー王伝説』
『お気に召すまま』
『くるみ割り人形』

【1994年】 3プログラム
『幻想〜「白鳥の湖」のように〜』
『オテロ』
『春の祭典』『マーラー交響曲第5番』

【1997年】 3プログラム
『椿姫』
『オデュッセイア』
<ノイマイヤーの世界・傑作選>
 『スプリング・アンド・フォール』『ナウ・アンド・ゼン』
 『バーンスタイン・セレナーデ』

【2005年】 3プログラム
『眠れる森の美女』
『ニジンスキー』
『冬の旅』

【2009年】 2プログラム
『人魚姫』
『椿姫』

【2016年】 3プログラム ※NBS
『リリオム』
ガラ公演<ジョン・ノイマイヤーの世界>
『真夏の夜の夢』

【2018年】 3プログラム ※NBS
『椿姫』
ガラ公演<ジョン・ノイマイヤーの世界>
『ニジンスキー』

こう見ると、やはり2009年の『椿姫』まで再演はしていないんですよね〜。
私としては是非『ヴェニスに死す』を持ってきてほしいんですが、もう無理なんでしょうか、、、。「この目で見るまでは!」と思って、買ったDVD、まだ見てないんですよ〜。「何年前に買ったんだよ」って話ですよ。発売と同時に買ったんですが、今調べたら2012年に発売されてました。辛抱しすぎ、、、。もう見ちゃおうかな〜と何度も思うんですが、どうしても先に実際の舞台で見たくて、見ることができません。もう、諦め時がわからなくなってます(苦笑)。
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2018年02月09日

『ロシア・バレエ・ガラ2018』公演情報

ルジマトフが出演する『ロシア・バレエ・ガラ201』の公演情報が光藍社のサイトに出ていました。公演は2日間なんですが、演目が違うんですね〜。ルジマトフは『ムーア人のパヴァーヌ』(両日)、『レクイエム」(1日)、『ボレロ』(2日)、そしてマハリナと『牧神の午後』(両日)を踊ります。光藍社が実施する先行販売期間中にS席を購入すると、割引価格の他、リハーサル見学の特典もつくそうです。

■  『ロシア・バレエ・ガラ2018』

9月1日(土)15:00
9月2日(日)15:00
会場:文京シビックホール

S席:13,000円  → 先行販売価格12,000円(リハーサル見学つき)
A席:10,000円 B席:7,000円 C席:5,000円
※A席〜C席には「リハーサル見学」特典、割引販売はありません。

光藍社先行販売:
  【インターネット】2月16日(金)〜27日(火)
  【電話】2月21日(水)〜27日(火)
一般発売:2月28日(水)

<予定プログラム>

9月1日(土)  上演時間:約3時間(休憩あり)

【第1部】
  「パ・ド・カトル」
  パンコーヴァ、ペレン、ゴリャチェワ、チェブキナ
  日本初演作品(タイトル未定)
  ペレン&シェミウノフ
  「牧神の午後」
  マハリナ&ルジマトフ
【第2部】
  「ムーア人のパヴァーヌ」〜『オテロ』のテーマによるヴァリエーション〜」
  ルジマトフ&ペレン&オマール&マフヴィラーゼ
【第3部】
  「薔薇の精」
  パンコーヴァ&ヤフニューク
  「オネーギン」よりパ・ド・ドゥ
  ゴリャチェワ&ヴェンシコフ
  「confession」(日本初演作品)
  マハリナ
  「レクイエム」
  ルジマトフ
  「ドン・キホーテ」第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
  ボンダレワ&マヌイロフ

9月2日(日) 上演時間:約3時間(休憩あり)

【第1部】
  「パ・ド・カトル」
  パンコーヴァ、ペレン、ゴリャチェワ、チェブキナ
  「メロディー」
  ペレン&シェミウノフ
  「牧神の午後」
  マハリナ&ルジマトフ
【第2部】
  「ムーア人のパヴァーヌ」〜『オテロ』のテーマによるヴァリエーション〜」
  ルジマトフ&ペレン&オマール&マフヴィラーゼ
【第3部】
  「薔薇の精」
  パンコーヴァ&ヤフニューク
  「オネーギン」よりパ・ド・ドゥ
  ゴリャチェワ&ヴェンシコフ
  「瀕死の白鳥」
  マハリナ
  「ボレロ」
  ルジマトフ
  「ドン・キホーテ」第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
  ボンダレワ&マヌイロフ

→ 光藍社
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2018年02月08日

第15回世界バレエフェスティバル&全幕特別プロ 日程決定。

昨日の『ジョン・ノイマイヤーの世界』の会場に、バレエフェスの日程が貼り出されていました。公演日程だけでも早く発表してほしいという要望が多く寄せられていたんだそうです。詳細の発表は3月初旬とのこと。全幕特別プロは『ドン・キホーテ』2公演が予定されています。前回は『ドン・キ』1回だけでしたよね。気になって、ちょっと確認してみたらこんな感じでした。

<全幕特別プロ 公演回数>
  第14回 『ドン・キ』
  第13回 『ドン・キ』×2、『ラ・バヤ』×2
  第12回 『ドン・キ』、『白鳥』、『眠り』、『オマージュ・ア・ベジャール』×2
  第11回 『ドン・キ』、『白鳥』、『ジゼル』×2回、『ジゼル』(大阪)

最近は減少傾向にあると言えるのかな? その代わりじゃないけど、本プログラムの公演回数は以前より増えてますよね。あのお値段で2プログラム10公演開催して、そこそこ埋まるんだからすごいですよね〜。フェスの参加メンバーも、『ドン・キ』のゲストも気になりますが、東バのキャストも気になります〜。

ところで、Bプロの8月10日(金)が14:00開演というのは、間違いではないんだろうか。山の日は11日(土)だし。

<第15回世界バレエフェスティバル>

【Aプログラム】
8月1日(水)18:00
8月2日(木)18:00
8月3日(金)18:00
8月4日(土)14:00
8月5日(日)14:00
【Bプログラム】
8月8日(水)18:00
8月9日(木)18:00
8月10日(金)14:00
8月11日(土)14:00
8月12日(日)14:00

<全幕特別プロ>
『ドン・キホーテ』
7月28日(金)19:00
7月29日(土)14:00

会場:東京文化会館
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2018年02月07日

ハンブルク・バレエ団 ガラ公演<ジョン・ノイマイヤーの世界>2月7日

ハンブルク・バレエ団 ガラ公演<ジョン・ノイマイヤーの世界>
2018年2月7日(水)19:00 東京文化会館

ハンブルク・バレエ団ガラ公演<ジョン・ノイマイヤーの世界>へ行ってまいりました。まさか2年後にもう一度見られるとは思っていなかった2016年の初演時。あのときの、「今、自分は何を見ているんだろう。何が起こっているんだろう」という、困惑にも似た感動とは違いましたが、ノイマイヤーのダンスへの深い愛を感じずにはいられない、素晴らしい公演でした。日本初演の初日に味わった、困惑から確信へと変わる感動もとても得難い体験でしたが、確信を持って見つめる舞台もやはり特別な感動がありました。

ダンスとの出会い。踊ることの喜び。バレエへの憧れ。やがてバレエの世界へ、そして創造の世界へ。バレエで描いてきた神話の登場人物たち、精神世界、様々な愛の形。自身を語るうえで欠かせないニジンスキー。友人たち、今は亡きモーリス・ベジャール。そして『マーラー交響曲第3番』へと畳み掛ける圧巻のラスト。「愛が私に語りかけるもの」、ノイマイヤーはずっとそれを探し続けているのかもしれません。彼に語りかける愛の化身のようなシルヴィア・アッツォーニが、ゆっくりと舞台を横切る感動の幕切れ。遠くから万感の想いを込めて腕を伸ばすノイマイヤーは、今もまだ、それを探し続けているのかもしれないと思いました。

ロイド・リギンズがとにかく好きで、リギンズをたっぷり見られるこの作品は、本当に有り難いとしか言いようがないです。あの眼差しをずっと追いかけていたいと思ってしまいます。そう、人懐っこい笑顔も素敵だけど、やはり何と言ってもあの「目」かな、と。透明度の高い海みたいに、どこまでも光が届くような深い眼差しも、まるで何も映していないかのような空虚な眼差しも、どちらも好きです。
そして、シルヴィア・アッツォーニとアレクサンドル・リアブコ。彼らのことが本当に大好きで、特に2人が一緒に踊ったときに感じる幸福感は、思わず涙が込み上げるほど。初めて2人を見たのは映像の『幻想〜白鳥の湖のように』だったんですが、あまりに2人の雰囲気が素敵で、「もしかしてプライベートでも恋人同士なのかな〜。そうだったら素敵だな〜」と思うほどでした。その後、公私共にパートナーだと知り、妙に嬉しかったのを覚えています。

演出面で、前回から変わった気がするところがいくつかありました。
『くるみ』に教師(チェケッティ?)役のユングが加わって、終盤までユングとラウデールがパ・ド・ドゥを踊ります。前回はリギンズがチェケッティの役割も担い、パ・ド・ドゥもリギンズが踊っていたような。パ・ド・ドゥを憧れの目で見つめていたリギンズに、「君がサポートしなさい」と促すユング。「ぼ、ぼくが?」という感激の面持ちのリギンズが印象的でした。ノイマイヤーも、今回から『くるみ』に加わったような気が。リギンズとノイマイヤーの二人がバーに手をついてダンサーを見つめる様子は、何とも言えず心に沁みました。ラウデールとユングのパ・ド・ドゥを見ているマリーたちの後ろに座り、一緒に見つめている姿は、バレエに憧れていた少年時代のノイマイヤーのようでした。
最後の『マーラー交響曲第3番』では、リギンズが客席に下りてきて、通路を通って中扉から退場してきました。これも初演時はなかったと思います。
あまり自信ないけど、ユングが『ペール・ギュント』の衣裳のまま『マタイ受難曲』に加わるのも、今回からではないかと思います。

振付・演出・語り:ジョン・ノイマイヤー

【第一部】

『キャンディード序曲』
(『バーンスタイン・ダンス』より)
ロイド・リギンズ、菅井円加
有井舞耀、コンスタンティン・ツェリコフ
フロレンシア・チラネート、アレイズ・マルティネス、他

『アイ・ガット・リズム』
(『シャル・ウィ・ダンス?』より)
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ、ほか

『くるみ割り人形』
ロイド・リギンズ
フロレンシア・チラネート−アレクサンドル・トルーシュ
アンナ・ラウデール−カーステン・ユング

『ヴェニスに死す』
(トーマス・マンの小説に基づく)
ロイド・リギンズ、カロリーナ・アグエロ、
アレクサンドル・リアブコ

『間奏曲』
(「オルフェウス」「シルヴィア」「オデュッセイア」「アーサー王伝説」より、神話の登場人物たち
アレクサンドル・リアブコ(オルフェウス)
パトリシア・フリッツァ(ディアナ)、菅井円加(シルヴィア)
エドウィン・レヴァツォフ(オデュッセイア)
ロイド・リギンズ(アーサー王)

『ペール・ギュント』
(ヘンリック・イプセンに基づく)
アリーナ・コジョカル、カーステン・ユング

『マタイ受難曲』
ロイド・リギンズ、ダリオ・フランコーニ、他

『クリスマス・オラトリオT-XT』
ロイド・リギンズ、ルシア・リオス、パク・ユンス
ワン・リズホン、菅井円加、ヤコポ・ベルーシ、他

【第二部】

『ニジンスキー』
ロイド・リギンズ
ニジンスキー:アレクサンドル・リアブコ
ロモラ:エレーヌ・ブシェ
スタニスラフ:アレッシュ・マルティネス
ニジンスカ:パトリシア・フリッツァ


『ハムレット』
(サクソ・グラマティクスおよびウィリアム・シェイクスピアに基づく)
アンナ・ラウデール、エドウィン・レヴァツォフ

『椿姫』
(アレクサンドル・デュマ・フィスの小説に基づく)
アリーナ・コジョカル、アレクサンドル・トルーシュ

『作品100−モーリスのために』
アレクサンドル・リアブコ、イヴァン・ウルヴァン

『マーラー交響曲第3番』
シルヴィア・アッツォーニ、カーステン・ユング、他

【2018年12月29日 UP】
posted by uno at 23:00| Comment(0) | バレエ公演2018 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月05日

『椿姫』とBATIK見てきました/他、牧『ライモンダ』のキャストなど。

更新をサボっております(今に始まったことじゃないけど)。
2日(金)と4日(日)はハンブルク・バレエ団『椿姫』、3日(土)はanother BATIK『波と暮らして/子どもたちの歌う声がきこえる』を見てきました。『椿姫』は直前にキャストの変更があり、コジョカルを2回見ることになりました。できれば、1回はカンパニーだけの上演を見たかったんですが、3日はBATIKのチケットを取ってしまっていたので、買い直すことはしませんでした。
とっても充実した3日間でした。コジョカル&トルーシュは2回目は更によかったし、アッツォーニ&リアブコのマノンとデ・グリューも素晴らしかったです。カーテンコールにはノイマイヤーも登場。全日程、登場したみたいですね。ノイマイヤーが現れたときの会場の熱狂がすごい。初日は斎藤友佳理さんもスタオベしてました。そんな友佳里さんの姿を見ながら、また何か東バとノイマイヤーとの仕事があるといいな〜と思ってしまいました。
another BATIKも面白かったです。アフタートークは黒田育世さんとゲストの森山開次さん。アーティスト同士の会話という感じがして、なんだかとてもよかった。なんて言うんでしょう、森山さんご自身、喋るのは苦手と仰っていて、確かにものすごく達者ではないんだけど、伝えたいことがあって、それを伝えたいという気持ちがあるのをすごく感じたんです。トークの中身もともて面白かった。カテコに登場した佐多さんが、相変わらず小さくてフワフワしていて可愛い。そして作品も相変わらずシャープ。そのギャップがなんかいいんですよね〜。

感想を書く自信がないので、とりあえず気になるバレエ情報を書いて誤魔化そうかな、と。

会場でもらった最新のNBSニュースによると、東バのブルメイステル版『白鳥』の再演は、新しく製作した衣裳で上演されるそうです。えー、そうなんだ〜。初演のときはモスクワ音楽劇場から借りたんでしたよね。新しい衣裳、す〜ごく楽しみです。
その『白鳥』のチラシの<出演が予定されるソリスト>の中に、森川茉央さんのお名前が! 怪我から回復したんですね〜♪ ロットバルトかな。よく見たら、『真夏/セレナーデ』のチラシにも名前が出ていたので、私が気付くのが遅かったのかもしれないんですが(苦笑)。
気になるのは、どちらのチラシにも岸本秀雄さんの名前がないことです。たまたまだと思いたいんだけど、、。たまたまですよね、、、。

東京シティ・バレエ団『白鳥の湖』のチラシを初めて見た気がします。裏にマラーホフのコメントが載っていました。

牧阿佐美バレヱ団が6月に上演する『ライモンダ』のキャストが出ています。ゲスト無しなんですね〜。

■ 牧阿佐美バレヱ団『ライモンダ』

6月9日(土)15:00
  ライモンダ:青山季可
  ジャン・ド・ブリエンヌ:清瀧千晴
  アブデラクマン:菊地研
6月10日(日)
  ライモンダ:日有梨
  ジャン・ド・ブリエンヌ:ラグワスレン・オトゴンニャム
  アブデラクマン:塚田渉

会場:文京シビックホール

<上演時間:約3時間 休憩2回含む>
※開演時間は「予定」となっています。



ハンブルク・バレエ団の会場で、『ニジンスキー』のBDを買ってしまいました。NHKで放送されたものと同じ映像だし、買わなくてもよかったんですが、特典映像としてノイマイヤーのインタビューが収録されているし、ポストカード5枚セットが付くというので、思わず購入。ポストカードはすべて『ニジンスキー』のものです。弱いんですよ〜、ポストカードの誘惑に。
posted by uno at 22:36| Comment(2) | バレエ日記2018 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする