2016年12月31日

『ロパートキナ 孤高の白鳥』WOWOWで放送。

ウリヤーナ・ロパートキナのドキュメンタリー映画『ロパートキナ 孤高の白鳥』がWOWOWで放送されます。まだ見ていないので嬉しいです〜♪


■ 映画『ロパートキナ 孤高の白鳥』


【WOWOWシネマ】 2017年1月12日(木)23:00


再放送:2017年2月20日(月)6:15


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2016年12月30日

東京バレエ団『くるみ割り人形』2016年12月17日

東バ『くるみ』の感想です。

東京バレエ団『くるみ割り人形』全2幕
2016年12月17日(土)14:00 東京文化会館

【主な配役】

クララ:川島麻実子
くるみ割り王子:秋元康臣

【第1幕】
クララの父:森川茉央
クララの母:奈良春夏
兄フリッツ:吉川留衣
くるみ割り人形:高橋慈生
ドロッセルマイヤー:柄本弾
ピエロ:樋口祐輝
コロンビーヌ:中川美雪
ムーア人:井福俊太郎
ねずみの王様:永田雄大

【第2幕】
スペイン:秋山瑛−入戸野伊織
アラビア:三雲友里加−松野乃知
中国:岸本夏未−吉田蓮
ロシア: 二瓶加奈子−宮川新大
フランス:中川美雪−足立真里亜−山本達史
花のワルツ(ソリスト):
  伝田陽美、小川ふみ、崔美実、川淵瞳
  杉山優一、岸本秀雄、ブラウリオ・アルバレス、和田康佑

指揮: 井田勝大
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


東京バレエ団『くるみ割り人形』2日目は、川島さんと秋元さんでした。川島さんはクララ・デビュー。秋元さんも東バで『くるみ』を踊るのは初めてです。とっても楽しかったです〜♪ 初日も楽しかったけど、やっぱり団員のみの公演で、しかも川島さんのクララ・デビューとなったこの日の幸福感は初日以上でした。

川島さんのクララが可愛かったです♪ ちょっとだけ大人っぽいクララでしたが、子どもらしい仕草や演技は無理がなく自然でした。子どもから少女へ成長する端境期にいるようで、そんなクララも彼女らしくていいなと思いました。沖さんは無邪気で愛らしいクララだったし、柏崎の渡辺さんはこのまま成長しないんじゃないかという、ファンタジーのような不思議な透明感と儚さがありました。それぞれのクララがあってよかったです。
川島さんの演技は、動きや仕草の一つ一つまでとても丁寧に積み上げられていて、上手くいえないんですが、よく考え抜かれ練り上げられている感じがするのに、舞台ではそれが自然に出ている感じがするんです。彼女の演技や踊りがここまで丁寧で明確な意思をもって発せられるようになったのは、やはりマラーホフ版『眠り』を踊ったときからではないでしょうか。間違いなく彼女のターニングポイントの一つだと思います。なんと言っても、あれ以来どの作品でも輝いてるんです。毎回、予想を上回る主演オーラをまとって登場する彼女には驚かされます。
 
弾さんのドロッセルマイヤーは若くてエネルギッシュ。怪しげな雰囲気はそれほどなくて、どちらかというと陽性のドロッセルマイヤーです。コロンビーヌの中川さんはどこかユーモラスで、とても可愛い。ムーア人のグラン・ピルエットって、最後を慌てて音楽に合わせる感じが多くないですか? きっと、より多く回転しようという気合の表れなんだと思うんですが。井福さんは音楽にピッタリと合わせて終ったので、とても気持ちがよかったです。最後の1回転でやや減速してピタッと合わせていました。私的にはこの日のブラボーの一つでした。高橋慈生さんは、これまでにないシャープで機敏なくるみ割り人形。
パーティー客の中に岸本(秀)さんがいて、私的に眼福。アルバレスも素敵でした。飲み物を取りに行ってパートナーの崔さんに渡したりと、ジェントルマンな演技が様になります。

顔を上げた瞬間、秋元さんもちゃんと王子でした。キラキラというよりは、威厳のある佇まいで、流石の主演オーラ。振る舞いはスマートだし、サポートもリフトも上手いし、テクニックもあるし。テクニックはあってもドスンドスンうるさいとか、細部が雑とか、一人よがりとか、そんなこともないし。今のところ私的に「きゃ〜♪」ではないけど、欠点なんて見つからないなぁと思ってしまいました。

この日とても印象的だったのは、くるみ割り人形が王子に変身した後の、2人の最初のパ・ド・ドゥのラストです。王子がクララを頭上高くリフトしたまま退場するんですが、クララの川島さんが本当に風に乗って舞い上がり、高みへと飛んでいくようだったんです。きっと、2人のタイミングが完璧で、秋元さんにパワーがあるから川島さんも安心して身体を伸ばせたのだと思います。

秋山さんと入戸野さんのスペインもよかったです。2人同時のピルエットは、最後までバッチリ揃ってました。アラビアの三雲さんと松野さんは美しい2人。二瓶さんのロシアも明るくてキュート。宮川さんも生き生きと。宮川さんのトゥールザンレールが綺麗なのは、ジャンプ力があるからかも。ジャンプが高いと滞空時間が長くなり、2回転に余裕が生まれ、綺麗に正面を向いて5番で着地できるのではないかと思いました。それだけではないと思うけど。
フランスの足立さんは、子ども『ドン・キ』のキューピッドが印象的だったダンサーです。小柄ですが安定感のあるいい踊り。山本達史さんの雰囲気がなんか変わった〜! 髪型変えた? 髪の色、明るくした? 道化(ブルメイステル版)の印象があったので、いきなりの王子路線にビックリしました。有りだと思います〜♪

初日もよかったんですが、この日の花のワルツはとってもよかったです。GPDDの迎えるのに相応しいというか、花のワルツの感動からGPDDに入る流れがすごくよかったんです。場面にはちゃんとそこに存在する意味があって、すべては繋がっているんだなと思いました。そして、ソリストの4組に物語を感じたんです。花のワルツにストーリーはないわけですが、視線を交わす2人の間に物語の登場人物のような関係性が見える瞬間がありました。私的に、岸本ー杉山ー和田ーアルバレスの並びがウットリだったというのもありますが(♪)。アルバレスの腕が印象的でした。長いからだけではなく、柔らかな腕の運びに思わず見入ってしまうほど。一瞬、アームスの中に宇宙を感じた気がして、ハッとしました。「アームスの中に宇宙」は、友佳理さんが当時団員だった松下裕次さんに言った言葉なんですが、今でも忘れられない名言です。その「アームスに宇宙」が一瞬見えた気がしたんです。

そしてグラン・パ・ド・ドゥ。クラシック・チュチュで登場した川島さんの典雅な佇まい。クララの川島さんも可愛いんですが、グラン・パ・ド・ドゥでビシッと登場した川島さんは、プリンシパルに相応しい風格と輝きをまとっていて、本当に素敵でした。しっとりと踊るアダージオの川島さんにウットリ。クラシックチュチュで踊るときに醸し出す、最近の川島さんのあの典雅な空気感がとても好きです。
秋元さんとの息もピッタリ。ユニゾンが美しいというだけでなく、同じ空間で呼吸をしている、そんな感じがしたんです。2人で空間を支配していました。沖さんとシムキンのキラキラ感とは別の、大人のキラキラ感がありました。
アダージオの中で、舞台の中央で女性を頭上高くリフトして静止する見せ場があるんですが、秋元さんの安定感のあるサポートも然ることながら、リフトされた川島さんの美しさに感激しました。秋元さんの頭上で序盤は目を伏せていた川島さんが、スッと視線を上げた瞬間の輝き。そして、広げた両腕の完璧なシンメトリー。もうなんだか圧倒されました。

クララだけ退場し、花のワルツの男性陣に王子がリフトされる場面(暗闇の中に王子だけ青白い照明で照らし出されます)。おそらく男性4人で持ち上げてると思うんですが、秋元さんがちょっとだけグラっとしているのを見て、タイミングの問題とか色々あるからそれだけではないと思いますが、やっぱりシムキンのほうが軽そうだよな〜と思ったりしました。
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2016年12月29日

びわ湖ホール 2017年度自主事業ラインナップ

Twitterのほうで教えていただいたんですが、びわ湖ホールの2017年の自主事業ラインナップが出ました。バレエはボリショイの『パリの炎』、東バの子どものための『ねむり』、新国『くるみ割り人形』。ダンス&パフォーマンスに山海塾『めぐり』、バットシェバ舞踊団『LAST WORK ラスト・ワーク』がラインナップされています。やった〜♪山海塾♪と思ったんですが、日程が・・・。東バ『ラ・バヤデール』の東京公演と重なっています、、、。またか・・・。今年2月の北九州の『金柑少年』も東バのブルメイステル版『白鳥』と重なって見に行けなかったんですよね〜。『ラ・バヤ』は、主演は上野&カマルゴ、川島&柄本のダブル・キャストだからいいんですが、ガムザッティだけトリプル・キャストなんです。他にもトリプル・キャストが組まれるかもしれないし3日間見に行くつもりだったんですが、迷いが生じてしまいました、、、。

バレエとダンス&パフォーマンスのラインナップだけ書いておきます〜。

<びわ湖ホール 2017年度自主事業ラインナップ> (2016年12月27日速報版)

【2017年】

ボリショイ・バレエ『パリの炎』
6月10日(土) 会場:大ホール

山海塾『海の賑わい陸(おか)の静寂−めぐり』
7月2日(日) 会場:中ホール

東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』
7月30日(日) 会場:大ホール

バットシェバ舞踊団『LAST WORK ラスト・ワーク』
11月5日(日) 会場:中ホール

新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』(ウエイン・イーグリング演出・振付)
11月19日(日) 会場:大ホール

→ びわ湖ホール 2017年度自主事業ラインナップについて
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2016年12月28日

東京バレエ団『ラ・バヤデール』公演概要決定

東京バレエ団『ラ・バヤデール』の公演情報も出ましたね。ダニエル・カマルゴがゲストです。ゲスト公演なのはちょっと残念だけど、ダニエル・カマルゴは楽しみです〜♪ シュツットガルト・バレエ団からオランダ国立バレエ団に移籍して、日本で見る機会はあまりないだろうと思っていたので嬉しいです。カマルゴのパートナーは水香さん。そして、川島さんのニキヤ・デビューです! 楽しみ〜♪ パートナーは弾さんでしたね。てっきり秋元さんのソロルがあると思っていたのでちょっと驚きましたが、『くるみ』は秋元さんが東京で踊ったので、弾さんが東京で主演してくれるのは嬉しいです。本当はゲスト無しでトリプル・キャストを期待してたんだけど、それは期待しすぎでしたね(苦笑)。ガムザッティは奈良さんと川島さんと伝田さん。伝田さん! え〜、伝田さんのガムザッティって、楽しみすぎます〜!! ということは、弾さんと伝田さんのパ・ド・ドゥが見られるということですね。ワクワクします〜♪ そして、なんと川島さんはガムザッティも踊るんですね。まさかここで見逃せないトリプル・キャストを組んでくるとは。水香さんとカマルゴの日は1回でいいかなと思ったんですが、そうはいかなそうです。ニキヤの初役とガムザッティを踊るのは大変だと思いますが、川島さんならやってくれると思います。彼女のガムザッティはとてもよかったので、両方見られるのは嬉しいです。

■ 東京バレエ団『ラ・バヤデール』全3幕

2017年
6月30日(金)18:30
  ニキヤ:上野水香
  ソロル:ダニエル・カマルゴ
  ガムザッティ:奈良春夏
7月1日(土)14:00
  ニキヤ:川島麻実子
  ソロル:柄本弾
  ガムザッティ:伝田陽美
7月2日(日)14:00
  ニキヤ:上野水香
  ソロル:ダニエル・カマルゴ
  ガムザッティ:川島麻実子

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

会場:東京文化会館
S席:12,000円 A席:10,000円 B席:8,000円 C席:6,000 D席:5,000 E席4,000
一般発売:2月18日(土)

→ NBS
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2016年12月27日

イングリッシュ・ナショナル・バレエ2017年日本公演 公演概要/名古屋公演キャスト

イングリッシュ・ナショナル・バレエ2017年日本公演の情報が出ました。ロホとコジョカルが両演目に出演します。豪華ですね〜♪ 日本人プリンシパルの高橋絵里奈さんも『コッペリア』に主演します。S席20,000円から。18,000円くらいかな〜と思ってたので、予想よりちょっと高かったな。とりあえずロホの日は見に行きたい。コジョカルも好きだけど、やっぱりロホが好きなので。日本で踊る機会も減りましたしね、、。

全国公演は、名古屋国際音楽祭で「東京と名古屋だけ」と告知されていたとおり、名古屋公演のみです。名古屋国際音楽祭のHPにキャストが出ていました。名古屋はコジョカル&コラレスです。

■ イングリッシュ・ナショナル・バレエ 2017年日本公演

『コッペリア』 全3幕
7月8日(土)13:00
  スワニルダ:アリーナ・コジョカル
  フランツ:セザール・コラレス
7月8日(土)18:00
  スワニルダ:タマラ・ロホ
  フランツ:イサック・エルナンデス
7月9日(日)14:00
  スワニルダ:高橋絵里奈
  フランツ:ヨナ・アコスタ

『海賊』 プロローグ付全3幕
7月14日(金)18:30
  メドーラ:タマラ・ロホ
  コンラッド:イサック・エルナンデス
  アリ:セザール・コラレス
  ギュルナーラ:ローレッタ・サマースケールズ
7月15日(土)14:00
  メドーラ:ローレッタ・サマースケールズ
  フコンラッド:ブルックリン・マック
  アリ:オシエル・グネオ
  ギュルナーラ:金原 里奈
7月16日(日)14:00
  メドーラ:タマラ・ロホ
  コンラッド:イサック・エルナンデス
  アリ:セザール・コラレス
  ギュルナーラ:カーチャ・カニューコワ
7月17日(月・祝)14:00
  メドーラ:アリーナ・コジョカル
  コンラッド:オシエル・グネオ
  アリ:セザール・コラレス
  ギュルナーラ:ローレッタ・サマースケールズ

演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

会場:東京文化会館
S席:20,000円 A席:18,000円 B席:16,000円
C席:13,000円 D席:10,000円 E席:7,000円
一般発売:2月25日(土)

→ イングリッシュ・ナショナル・バレエ 2017年日本公演

【名古屋】
『コッペリア』全3幕
7月20日(木)18:45(開場:18:00)
  スワニルダ:アリーナ・コジョカル
  フランツ:セザール・コラレス

会場:愛知県芸術劇場 大ホール
管弦楽:セントラル愛知交響楽団

S席:19,000円 A席:16,000円 B席:13,000円
C席:10,000円 D席:7,000円
一般発売:12月2日(金)

→ 第40回 名古屋国際音楽祭
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2016年12月22日

東京バレエ団『くるみ割り人形』2016年12月16日

東京バレエ団『くるみ割り人形』全2幕
2016年12月16日(金)19:00 東京文化会館

【主な配役】
ララ: 沖香菜子
くるみ割り王子: ダニール・シムキン

【第1幕】
クララの父: 永田雄大
クララの母: 奈良春夏
兄フリッツ: 岸本夏未
くるみ割り人形:中村祐司
ドロッセルマイヤー:木村和夫
ピエロ:山本達史
コロンビーヌ:中島理子
ムーア人:吉田蓮
ねずみの王様:森川茉央

【第2幕】
スペイン:二瓶加奈子−宮川新大
アラビア:崔美実−ブラウリオ・アルバレス
中国:岸本夏未−岡崎隼也
ロシア:伝田陽美−入戸野伊織
フランス:中川美雪−秋山瑛−岸本秀雄
花のワルツ(ソリスト):
  吉川留衣、三雲友里加、政本絵美、加藤くるみ
  森川茉央、杉山優一、松野乃知、永田雄大

指揮: 井田勝大
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団



東京バレエ団『くるみ割り人形』、東京公演の初日に行ってまいりました。前回から導入されたプロジェクションマッピングも、なかなか効果的だなぁと思いながら鑑賞。それにしても、東バの『くるみ』の第2幕の装置って、壁画っぽいよなぁと。ところどころお菓子っぽいものも描かれてはいるんだけど、有機的な壁画に見えて、古き良きロシアっぽいな〜と。装置のニコラ・ベノワは、ディアギレフのロシア・バレエ団で舞台装置を多く手掛けたアレクサンドル・ベノワの息子とのことで(公式HPより)、私が古き良きロシアと思ったのは、ディアギレフのロシア・バレエ団のイメージだったんだな、と。古さは感じるけど、貴重ならば変えないでほしくもあります。東バのファンとしては愛着がなくもないし。プロジェクション・マッピングだけでなく、何かほかの方法でブラッシュアップできないかな〜と。2幕の冒頭で登場する船は、花を飾って新しくしましたよね。幕ものの装置は難しいかもしれないけど、少しずつ変えられるものはあるかもしれません。私としては、クリスマスツリーを新しくしてくれたら嬉しいな〜、と。

シムキンは東バの『くるみ』は小出さんと踊って以来2度目。沖さんはゲストと全幕を踊るのは初めてのはずです。キラキラして微笑ましい2人に、ニヤニヤしっぱなしでした♪ 沖さんはやっぱり可愛いですね〜♪ 久々に見たシムキンは精悍になってました。初めて組むとは思えないほど息もピッタリで違和感がなかったし、きちんと視線を交わしながら踊る様子も印象的でした。
シムキンは魔法のように足音がしません。特に1幕では、私が感じた限りでは一瞬も音がしませんでした。跳躍は空中でフワッと浮き上がるようだし、回転はペース配分を自在に操れるほど余裕。音のない着地と、特有の軽さを持つ彼なら、マラーホフが踊っていた『コート』を踊ってみてほしいなぁと一瞬思いました。
沖さんも素晴らしかったです。子どものための『ねむり』で初主演したときから舞台度胸があるなと感じていたんですが、初めてのゲストとの舞台にも臆することなく堂々と自分を表現していて、すごいなぁと。技術面でも、常に安定して出せるというのはすごいと思いました。彼女に関しては、あまり調子の悪いときというのを見たことがない気がします。伸びやかで丁寧な踊りが気持ちよかったです。

去年は『くるみ』を見なかったので、前奏が始まっただけでワクワクしました。この時期に『くるみ』を見ることができるのは、やっぱりいいものだなぁと。
「パーティーの準備中にネズミが現れて大騒動」的な場面がプロジェクション・マッピングで映し出され、道行きへと移っていきます。ドロッセルマイヤーの木村さんは、くるみ割り人形を逆さまに抱えていました。そのほうが「くるりんぱ」と出しやすいのかな?と。
1幕の沖さんは無邪気さが自然で、少女のようで本当に可愛らしい。岸本さんのフリッツがとってもよかったです。ウィッグ、変わりました? 岸本さんが似合いすぎてただけかな。やや明るい髪色で、サラサラとよく揺れます。フリッツだけ踊るたびにサラサラ揺れるのがリアリティがあって、やっぱり揺れない髪って違和感があるんだなぁと思ったりしました。それにしても、どこがどうとは言えないんだけど、男の子役のダンサーたちが以前よりも男の子っぽかったのが印象的でした。ちょとした仕草や姿勢の違いだったりするんでしょうか。そこまでも友佳理さんの指導のおかげなんだとしたら驚きです。

永田さんの父が素敵でした〜♪ 奈良さんの母も美しい。ドロッセルマイヤーの木村さんは、もう見られるだけで感謝。目隠しを取ってクララたちにガッカリされたときの、「おやおや」みたいな表情が素敵でした♪ ピエロ、コロンビーヌ、ムーア人の3人もよかったです。3人とも回転が安定しているので、より人形っぽくてよかったのかな〜と。中村さんのくるみ割り人形が、なんか可愛くて癒される、、、。壊れてしまったくるみ割り人形をドロッセルマイヤーが抱えて運ぶときに、ドロッセルマイヤーの動きに合わせて腕をぶら〜んぶら〜んと揺らしていたのがよかったです。

12時を告げる鐘の音が、以前は高い「チーン」という音だったのが、「ボーン」という低い音に変わったような気がするんですが、いつからでしょうか、、。柱時計の音っぽくてよかったんですが、ちょっとだけアジアを感じてしまいました、、。
ねずみの王様がでかい(笑)。森川さんの王様は大きいのはわかってたんですが、それでも笑いました。ネズミの被り物の分もあるから、いつもより余計に大きかったです。担ぐネズミ2匹も大変そう(苦笑)。女性コール・ドの兵隊たちは、相変わらずよく揃ってました。クララが投げたスリッパはネズミの王様に命中。

くるみ割り人形から変身した王子が顔を上げる場面は、拍手したいけどオペラグラスで見たくもあり、いつも葛藤します。シムキンは、私的に「きゃ〜♪」というタイプではないんですが、ちゃんとキラキラした王子でした。恥ずかしがって逃げ出そうとするクララを通せんぼして、「ダメダメ♪」と首を横に振るピエロが優しい。そして、パ・ド・ドゥを踊る2人を見つめながら、そ〜っと消えていく3人は、最後に両手で大きなキスを送ります。3人の人形たちは、クララと一緒に怖がったり、彼女を励まし応援して、優しく導き、見守りながらそっと消えていきます。あの3人の存在がとてもいいんですよね、、。

雪の場面から男性のコール・ドが消えました! びっくりした〜。あのちょっと不思議な被り物をした男性たちです。いつから消えたのか自信がないんですが、おそらく今回からではないか、と。理由はわかりませんが、もし男性の人数が足りなくて、納得のいく踊りを見せられないのならば、こういう選択も有りではないか、と。また男性が揃ったときに復活させてもいいわけだし。いや、あくまで想像ですけど。
雪のコール・ドの女性たちはとってもよかったです〜♪ 全員で一斉に回転するところもぴったりと揃っていて、拍手したくなりました。
何気にテクニック満載の雪の場面の王子。シムキンは本当に足音がしなくて、それだけで幸福感を感じることができます。マネージュもフワリと軽くて高くて、とても綺麗でした。

舟に乗って不思議の国へ向うクララたち。海はプロジェクションマッピングで表現されます。追いかけてくるネズミたち。「もっと急げ」と手下たちの頭を望遠鏡でポカスカ、ポカスカ叩くネズミの王様。三角巾をしている左腕は、クララのスリッパで打撃を受けた隙に、王子に剣で突かれた傷かな?と。紗幕の向こうでパネルと持っていたスタッフが数人、バラバラと退場していくのがもうちょっと見えないといいなと思いました。

不思議の国へ到着したクララたちを各国の踊り手たちが出迎えます。しかし、ネズミの王様がしつこく追ってくる。ネズミの王様を追って退場する王子と、各国の踊り手たち。舞台に一人残されたクララは、寂しさと不安から顔を覆って泣き出してしまいます。華やかな舞台にポツンと一人、肩を丸めて泣くクララの姿は、ほんの一瞬なんですが大きな孤独が漂い、胸に迫る場面でもあります。そして、皆が戻ってきたときの安堵感。王子はネズミの王様の王冠をクララに捧げ、彼女のスカートに恭しくキスをします。ネズミの王様、あんなに立派な王冠被ってなかったけどね(笑)。

スペインの二瓶さんと宮川さんは2人ともキレのある踊り。二瓶さんは、リラの精のような役も今回のスペインも、どちらも素敵です。2人揃ってピルエットをする場面では、中盤でやや2人のユニゾンが崩れてしまいましたが、最後は合わせていました。
アラビアの崔さんとアルバレスが素敵でした♪ 崔さんは妖艶。半眼の眼差しと微笑が印象的でした。アルバレスは身体が柔らかい。脚がよく上がるとかではなく、身体全体が柔らかく滑らかな印象。そして、アラビア風にポーズするときの、顎をスッと斜め上に上げた首のラインと横顔の美しいこと♪ 女性と重なって踊る場面で、前にいる崔さんがポーズを決めるたびに、うしろでアルバレスが首をすっと斜めに上げるのが美しくて、そんな細やかさも素敵だなぁと思いました。崔さんとアルバレスは翌日のパーティーの客や花のワルツでも組んでいましたね。とてもいい組み合わせで、上の人ってよく見てるんだな〜などと思ってしまいました。
岸本さんと岡崎さんの安定の中国はキュートで、素直に楽しい気持ちになります。伝田さんのロシアも大好き。本当に明るい気持ちになる。入戸野さんの気合十分の踊りも最近好きです。連続の開脚ジャンプでは、毎回180度以上の開脚を披露して見事でした。
フランスの3人もよかったです。前回くらいから中川さんは認識できるようになりました♪ 彼女も見ていると幸せな気持ちになれるダンサーなんですよね〜。どうしてって言われると難しいんですが、、。夏ごろから抜擢され始めた秋山さんは、小柄でキュート。踊りもしっかりしていて安心して見ていられます。そして岸本(秀)さんも素敵でした〜。彼も本当に着地が柔らかで、シムキンの次に足音がしなかったのは間違いなく岸本さんでした。また王子も見たい。
花のワルツは全体的な安定感が増したような気がします。女性陣は全員ふんわりと優雅で美しいし、男性陣のリフトもフワッと持ち上げていてよかった。ソリストの8人が並ぶところで、助っ人の男子が一人真ん中に入るんですが、役目を終えて戻るときに、優雅にステップを踏みながら戻るところが妙に好きです(今回は確か古道さんだったような気が、、)。

クララだけラストのために早着替えに退場。王子だけ幕の向こうで待機している姿を思い浮かべると、ちょっと面白いな、と。男性陣にリフトされた王子が照らし出されて、本編の幕が降ります。掲げられたときのシムキンの堂々とした佇まいが印象に残りました。
そしてラスト、夢から覚めたクララがくるみ割り人形を抱きしめる場面では、本当に愛しそうに人形に頬を寄せる沖さんが素敵で、とてもいい幕切れでした。

カーテンコールでは、沖さんとシムキンの2人がレベランスする場面で、シムキンが沖さんの手にキスを送る場面もあり(2回)、彼にとってもいい舞台だったのかな〜と、ちょっと嬉しくなりました。
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2016年12月21日

ボリショイ・バレエ団『白鳥の湖』仙台公演/お年玉キャンペーン

ボリショイ・バレエ団の仙台公演があります。チケットぴあに出ていたんですが、公式のサイトにも出てましたね。前にもいつの間にか広島公演が追加されていたんですが、今回もサラっと増えてました。まだ「ほか」となっているので、これからも増えるかもしれません。仙台は『白鳥の湖」です。

そして、チケットの割引キャンペーンも始まります。対象の公演にザハロワの日は入っていません。高くても彼女の日は売れるんだな〜、と。やっぱりすごいですね。キャンペーンは2017年の1月1日スタートです。

<ボリショイ・バレエ団 全国公演>

6月2日(金)広島文化学園HBGホール 『白鳥の湖』

6月10日(土)びわ湖ホール 大ホール 『パリの炎』

6月16日(金)19:00 仙台・イズミティ21大ホール 『白鳥の湖』
演奏:ボリショイ劇場管弦楽団
S席:23,000円 A席:21,000円 B席:18,000円
一般発売:2月3日(金)
→ チケットぴあ

6月17日(土) フェスティバルホール 『ジゼル』

6月18日(日) フェスティバルホール 『白鳥の湖』


1月1日から始まる「来日60周年記念 お年玉キャンペーン」では、対象公演のS・A・B席が5,000円〜3,000円の割引になります。

【対象公演】
<平日>
S席:24,000円 → 19,000円
A席:20,000円 → 16,000円
『ジゼル』
  6月5日(月)19:00 クリサノワ、ラントラートフ
『白鳥の湖』
  6月7日(水)18:30 スミルノワ、チュージン
  6月8日(木)13:00 シプーリナ、オフチャレンコ
  6月12日(月)18:30 スミルノワ、チュージン
『パリの炎』
  6月14日(水)19:00 クリサノワ、ラントラートフ
  6月15日(木)19:00 シプーリナ、ワシーリエフ

<休日>
A席:20,000円 → 16,000円
B席:17,000円 → 14,000円
『ジゼル』
  6月4日(日)13:00 オブラスツォーワ、ツヴィルコ
『白鳥の湖』
  6月11日(日)18:00 ステパノワ、オフチャレンコ

→ ジャパンアーツ
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2016年12月20日

横須賀芸術劇場2017年主催・共催公演ラインナップ/他

横須賀芸術劇場の2017年の公演ラインナップが出ました。バレエは2つ。東バの子どものための『ねむり』と、松山バレエ団の『くるみ割り人形』です。

< 横須賀芸術劇場2017年主催・共催公演ラインナップ >

【バレエ】

2017年7月17日(月・祝)
東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』

2017年12月23日(土・祝)
松山バレエ団『くるみ割り人形』

→ 横須賀芸術劇場

東バ『ねむり』のキャストが気になります。オーロラ・デビューがあるといいんだけどな〜。あ、もちろん王子も! 崔さん、秋山さん、足立さんあたりどうかな〜、と。それはちょっと期待しすぎか(苦笑)。崔さんはあるような気がるんだけどな。東バの公式サイトでお知らせが出ているんですが、「ふらっとエコルマ、オープンハウスvol.7 バレエにふれよう!」というイベントで、崔さんとアルバレスが『白鳥の湖』の第2幕を踊るので、期待されているのかな、と。先週の『くるみ』でも一緒にアラビアを踊っていたし、1幕のパーティー客でも花のワルツでも組んでいたので、しばらくは2人で組んでいくのかな〜、と。同じイベントで秋山さんは『ドン・キ』のドゥルシネア姫を踊るので、やはり期待されているのかな。そして、岡本壮太さんはキホーテ要員なんですね〜。

→ 東京バレエ団出演決定!〜ふらっとエコルマ、オープンハウスvol.7 バレエにふれよう!
→ 狛江エコルマホール
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2016年12月19日

井上バレエ団 2017年3月公演で、佐多達枝さん他の作品を上演。

Twitterのほうで、井上バレエ団が佐多達枝さんの作品を上演するというのが話題になっていて、どうやらダンマガに載っているらしいんですが、私はまだダンマガを買っていないのでモヤモヤしていたところ、チケットぴあに公演情報が出ました。井上バレエ団といえば、島田衣子さんが佐多作品の常連だったので、なんとなく繋がりはあるのかな〜と想像。同じく佐多作品に出演していた石井竜一さんの振付作品も上演されます。その他に、山崎広太さん振付の新作『ふるはらひれふれれる』、関直人さんの振付作品の4作品が予定されているようです。

■ 井上バレエ団 3月公演

2017年3月18日(土)15:00
会場:メルパルクTOKYO

『ケーナ』
『ふるはらひれふれれる』
『a fig leaf』
『星座』
振付:石井竜一、山崎広太、佐多達枝、関直人

S席:5,500円 A席:3,500円
一般発売:2017年1月10日(火)

→ チケットぴあ

どの作品が誰の振付か書かれていないんですが、佐多さんの作品は『a fig leaf』で間違いないと思うので、チケットぴあに記載されている順番どおりなら、『ケーナ』が石井さん、『星座』が関さんの作品ではないかと思います。
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2016年12月14日

東京バレエ団 2017年公演ラインナップ

東バの2017年の公演ラインナップが発表されましたー。

→ 東京バレエ団

< 東京バレエ団 2017年公演ラインナップ >

■ 1月6日(金)〜8日(日)
第31次海外公演 ベルギー
『第九交響曲』

■ 2月22日(水)・23日(木)
<ウィンター・ガラ>
『イン・ザ・ナイト』『中国の不思議な役人』『ボレロ』

■ 4月
第32次海外公演 シュツットガルト全幕作品

■ 4月29日(土)・30日(日)
子どものためのバレエ『ドン・キホーテの夢』 (上野の森バレエ祭り)

■ 6月〜7月
『ラ・バヤデール』全幕

■ 7月〜8月
子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』 全国公演

■ 8月
子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』<夏祭りバレエ> (めぐろバレエ祭り)

■ 9月
20世紀のマスターピース『アルルの女』『春の祭典』 /他

■ 11月
<オマージュ・ア・ベジャール>

■ 12月
モーリス・ベジャールの『くるみ割り人形』


6〜7月に『ラ・バヤデール』が予定されています。先日、コメント欄でも教えていただいたんですが(ありがとうございます♪)、『ラ・バヤ』は楽しみですね〜♪ 祭典演目に入っていないので、ゲスト無しだと思いたいんですが、過度な期待は禁物ですよね、、、。あ〜駄目だ、でも期待しちゃう、、、。前回の上演は2015年。コジョカルとシクリャローフがゲストで、水香さんと弾さんの公演もありました。今回も水香さん&弾さんはほぼ確実なのかな、と。秋元さんのソロルも絶対にありそうですよね。ニキヤも現在は水香さんしかいないので、デビューがあるといいな〜♪と。渡辺さんや川島さんかな〜。奈良さんのガムザッティは大好きだけどニキヤも踊ってほしいし、沖さんも気になるところです。ゲスト無しでトリプルキャストくらいで上演してほしいです〜。全国公演があるのかも気になるところ。

来年の夏の子どもツアーは久々に『ねむり』ですね。<めぐろバレエ祭り>では『ねむり』以外に『夏祭りバレエ』も予定されています。来年は何を上演してくれるのか、楽しみです。

そして、祭典演目の『アルルの女』の後は、11月に<オマージュ・ア・ベジャール>、そして12月には久々のベジャール版『くるみ割り人形』です。よかった、、。2017年はベジャールさんの没後10年なので、ガラと『くるみ』を上演してくれると信じてましたよ〜。<オマージュ・ア・ベジャール>はどんな公演になるんでしょうか。2009年にバレエ・フェスの特別プログラムとして上演された<オマージュ・ア・ベジャール>とタイトルは同じだけど、まったく別物と考えていいんですよね? ただ、没後10年ということで、通常のベジャール・ガラとは違いますよ、ということなのかなと。2009年の<オマージュ・ア・ベジャール>はいい公演でした。ジルが繋いで行くオムニバスのような第1部と、作品ごとに区切って上演される第2部にわかれていて、フェスがあったからかもしれないけど、ジル、ロス、ルグリ、イレールが出演して、首藤さんの『ボレロ』までありましたよね。『愛、それはダンス』や、今年の<ジョン・ノイマイヤーの世界>のように、作品を繋ぎながら進行していき、一つの作品のような舞台にするのか、通常のガラ公演になるのか、とっても気になります。チケ代が高くなるのはちょっと困るけど、BBLからゲストとかもあるといいですね。『第九』みたいに高額の公演になったらどうしよう(笑)。

ベジャールの『くるみ割り人形』も、すーごく楽しみです♪ 2012年以来なので、5年ぶりですね。岡崎さんのビムが楽しみ。氷室さんも踊ってくれるでしょうか。この前の『カブキ』で伴内を踊らなかったので、ちょっと気になってるんですよね、、。高橋慈生さんのビムとかあるのかなぁ〜。いや、高橋さんはフェリクスか? 子ども『ドン・キ』でサンチョを演じた芸達者な若い子たちも気になるし。私としては、ビムは氷室さんと岡崎さんのダブルキャストが第1希望なんですが、、。
因みに2012年のキャストは→こんな感じでした。
飯田さんのマジック・キューピーは続投してくれるかな。母も猫のフェリックスも初役が必要ですね。そしてなんと言っても、何と言っても木村さんが、M...を踊ってくれることを願うばかりです。
posted by uno at 18:39| Comment(2) | バレエ日記2016 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする