2015年09月27日

東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』8月23日(日)13:00

だいぶ経ちましたが、東バ子ども版『ねむり』の感想です。ツイート張り付けがほとんどで、付け足しはちょこっとです。まとまってると、あとで自分が助かるので。私が見たのは13時の公演のみです〜。

東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』
2015年8月23日(日)13:00 めぐろパーシモンホール

【主な配役】

オーロラ姫:河谷まりあ
デジレ王子:原田祥博
リラの精:政本絵美
カラボス:加茂雅子
カタラビュット(式典長):氷室友
王さま:永田雄大
王妃さま:小川ふみ

<プロローグ・第1幕>
乳母:最上奈々
優しさの精:上田実歩
やんちゃの精:片岡千尋
気前よさの精:平松華子
のんきの精:松倉真玲
度胸の精:金子仁美
4人の王子:森川茉央、安田峻介、宮崎大樹、入戸野伊織
オーロラの友人:伝田陽美、川淵瞳、二瓶加奈子、加藤くるみ

<第2幕>
フロリナ王女と青い鳥:金子仁美、岡崎隼也
白い猫と長靴をはいた猫:平松華子、吉田蓮
赤ずきんとおおかみ:松倉真玲、森川茉央
シンデレラとフォーチュン王子:加藤くるみ、安田峻介
白雪姫:二瓶加奈子

協力:東京バレエ学校/akiko ballet academy/アコバレエスタジオ/荒井文恵バレエ教室
祥子バレヱ研究所/STUDIO SD.S/服部彩子バレエクラス/バレエワークスR

【ツイッターより】

東京バレエ団<子どものための『ねむり』>、13時の回を見てきました。河谷まりあさんの、とっても素敵なオーロラデビューでした♪ 会場の「待ってました感」がとても高く、応援されてるんだなぁと感激。
河谷さんは、見ていると自然に笑顔になっしまうような幸福感溢れる踊り。軽やかなステップ、歌うようなアームス。16才の誕生日を迎えた少女の喜びと、踊ることへの彼女の喜びとが一つになったようなローズアダージオでした。
可憐なイメージのある河谷さんですが、甘やかなだけでなく、メリハリのある踊りをします。心地よい緩急がある。回転やバランスなど、テクニックも安定。でも何より、踊りの端々に意思を感じるから好きです。
デジレ王子の原田さんもとてもよかったです〜。思ったよりちゃんと王子さまでした。いついかなる時も、綺麗なポジションで立つことを心がける姿に感心。
原田さん、きっとまだ課題もあると思うんですが、なんていうか、自分の得意不得意をきちんと理解していて、バランスをとって上手く見せてくれたなという印象。落ち着きがあるというか。
課題はあるにせよ、サポートが上手だというのはかなりポイントが高い。ヒヤヒヤさせるようなことがなく、河谷さんを綺麗に踊らせてくれました。フィッシュダイブも安心。二人のユニゾンも揃っていて、そういう細かなところからも幸福感を生み出していたと思います。


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配られた配役表では、4人の王子とフォーチュン王子に和田康佑さんが配役されていたんですが、理由はわかりませんがキャスト変更があったようです。

待ちに待った河谷さんのオーロラデビューです。子ども版とはいえ、本当に嬉しい。ノイマイヤーの『ロミジュリ』を怪我で降板しなければならなかったことが、まだ昨日のことのように残念で仕方がありません。彼女の登場を迎える大きな拍手は、待っていた人の多さを実感させるものがありました。そんな彼女のデビューを支えた原田さん。彼自身も緊張のデビューのはずなんですが、丁寧に河谷さんを支える姿が印象的でした。河谷さんとの場面以外でも、常に王子たらんとする丁寧な姿に感心しました。配役が発表されたときには、王子キャラではないかな〜と思ったんですが、見事に裏切ってくれた。実に落ち着いていました。

リラの精の政本さんが美しかったです〜♪ スラリとした優雅な肢体。ゆったりとした、柔らかな踊り。なにものにも染まっていない、ピュアな存在感が印象的でした。カラボスの加茂さんもとてもよかったんだけど、これまでのカラボスたちに比べると、やや控えめだったかも。
白雪姫と小人の踊りで、カタラビュットが脚立に乗って小人たちの数を数える場面があるんですが、脚立がきちんと開いておらず、氷室さんが脚立もろとも後方に倒れるアクシデントがありました。すぐに脚立を持って袖に引っ込んだ氷室さん。このあと出てこなかったらどうしよう・・・と心配になったんですが、何事もなくいつも通りに最後まで演じていて、ホッとしました。
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2015年09月23日

気になる公演など。

自分がツイッターでつぶやいたものや、ツイッターで教えてもらったものなど、気になる公演をまとめて。

まずは教えてもらったもの。
何と言ってもびっくりしたのは、谷桃子バレエ団の『眠れる森の美女』に舘形比呂一さんがカラボスでゲスト出演するということです。いや、絶対に格好いいでしょ〜。谷さんのサイトでプロモーション動画が見られます。
■ 谷桃子バレエ団 新春公演『眠れる森の美女』
2016年1月15日(金)〜17日(日) 東京文化会館
舘形さんは全日出演
→ 谷桃子バレエ団

スターダンサーズ・バレエ団、来年1月の『コッペリア』に、BRBのジョセフ・ケイリーがゲスト出演するそうです。ジョセフ・ケイリーといえば、今年の日本公演の『シンデレラ』で平田桃子さんと踊ったダンサーですよね。
■ スターダンサーズ・バレエ団『コッペリア』
22016年1月8日(金)、9日(土) 東京文化会館
ジョセフ・ケイリーの出演は8日(金)のみ。

あとは自分でつぶやいたものなど。
井上バレエ団『くるみ割人形』のゲストはパウロ・アハイス。ちょっと名前だけではわからなかったので調べてみたんですが、たぶんボストン・バレエの→こちらのダンサーではないか、と。
■ 井上バレエ団『くるみ割人形』
22015年12月12日(土)、13日(日) 文京シビックホール
→ チケットぴあ

だ〜いぶ先の公演なんですが、いくつか。

今年、パリ・オペからたくさんのゲストが出演して話題になった、京都バレエ団の『ロミオとジュリエット』。来年の京都バレエ団の公演は『ドン・キホーテ』だそうです。そしてまた、パリ・オペからゲストが来るとのこと。誰が来るのか気になりますね〜。
■ 京都バレエ団『ドン・キホーテ』全幕
2016年7月24日(日) ロームシアター京都メインホール

佐々木美智子バレエ団『ロミオとジュリエット』に、山本隆之さんがゲスト。ロミオじゃなくて、「運命」という役どころです。どんなロミジュリなのか気になります〜。主演は下村由理恵さんと佐々木大さんです。あれ、(木・祝)ってなってるけど、8月11日って祝日でしたっけ?
■ 佐々木美智子バレエ団『ロミオとジュリエット』
016年8月11日(木・祝) 八尾プリズムホール
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2015年09月22日

山海塾『金柑少年』北九州公演

山海塾の北九州公演の情報が出たと、ツイッターのほうで教えて頂きました。本当だ〜。気がついたら、劇場のサイトもチケットぴあも更新されてました。久々にきましたよ〜、『金柑少年』です! 1年に1度のペースで山海塾の公演を企画してくれる北九州芸術劇場さん。今年は新作を上演したし、『かげみ』は一応DVD発売記念ってことだったし、最新DVDの『とばり』は比較的上演してから日が浅いし。もしかしたら来年辺り、そろそろくるんじゃないかな〜と期待してたんですよね〜♪ 
しかし、日程を見て、なんだか嫌な予感が、、、。やっぱり!! 東バの『白鳥』と重なってるじゃないですか〜。嘘でしょ〜。もうなんか、ショックすぎて頭がクラクラした・・・。よりによって、川島さんと岸本さんの日ですよ。見逃せないよな〜。横須賀が川島ー岸本だったりしないかしら。横須賀以外にも公演があるのなら、どこかしらで川島ー岸本が見られればいいんだけど、、。横須賀のキャスト、いつ出るかな〜。チケットの発売前には出るでしょうか。横須賀『白鳥』の一般発売日が11月3日(火・祝)、山海塾の劇場先行発売が11月14日(土)。しかし、それらより前に東京公演のアッサンブレ先行発売が始まっちゃうだろうなぁ、、、。
やっと久々に『金柑少年』が見られると思ったのに、どうしてこんなことに、、、。なんか、いつもこの時期は東バと山海塾が重ならないだろうかとドキドキしているような気がします。

あ、というか、東バと重なっていることがショックすぎて見逃していたけど、長谷川さんの名前がある。とりあえずよかった。

■ 山海塾『金柑少年』 【北九州】

2017年2月7日(日)14:00
会場:北九州芸術劇場 中劇場

全席指定 一般:4,500円 ユース:2,500円
一般発売:11月22日(日)
チケットクラブ先行予約:11月14日(土)

振付・演出・デザイン:天児牛大
音楽:吉川洋一郎
舞踏手:竹内晶、市原昭仁、長谷川一郎、松岡大、石井則仁、百木俊介

→ 北九州芸術劇場
→ チケットぴあ
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2015年09月18日

東京バレエ団 ブルメイステル版『白鳥の湖』 公演概要決定

東京バレエ団ブルメイステル版『白鳥の湖』の公演概要が発表されました。ゲスト無しのトリプルキャストです〜!! 祭典演目に入ってるから、ゲストが踊るんだと思ってました。きゃ〜、楽しみだー♪

初日の水香さんと弾さんは予想通り。弾さん、『白鳥』の全幕は初めてじゃなかったっけ? 東バ公式のプロフィールに、2011年に『白鳥の湖』でジークフリートを踊ったと書いてあるんですが、私の記憶にはないような気が、、、。2011年の『白鳥』はボッレの代役でマシュー・ゴールディングが水香さんと踊って、小出さんと後藤さんも踊っています。私が見に行った北上は、木村さんと田中さんと高木さん。新潟は小出さんと後藤さんで、横須賀は水香さんと高岸さん、のはず。その他に学校公演とか貸切公演があったんでしょうか? それとも私がすっかり忘れてるだけ? 最近、自分の記憶に全然自信ないからな〜、、、。
秋元さんもやっぱりキャスティングされましたね〜。パートナーは渡辺理恵さん。なるほど〜、素敵かも。私、もしかしたらまだ一度も秋元さん見たことないかも。どんな佇まいなんでしょうね。踊りも気になるけど、佇まいというか、舞台上にいる姿が好きだと思えるといいなぁ、と。そして、理恵さんがいよいよ『白鳥』全幕ですね。オデイール、楽しみです♪
川島さんと岸本さんまで踊ってくれるとは♪ マラーホフ版『眠り』で素晴らしい舞台を見せてくれた2人なので、とっても楽しみです! 
それにしても、〈Stars of Tomorrow〉と名付けられた2009年の公演で、ダブルキャストでオデットとオディールを踊った渡辺さんと川島さんが、こうして2人揃ってキャスティングされるなんて、なんだか感慨深いものがあります。
あとは横須賀公演のキャストと、横須賀以外にも全国公演があるのかが気になるところです。
そして3日間ありますから、その他のキャストも気になります〜。

■ 東京バレエ団初演 ブルメイステル版『白鳥の湖』全4幕


2016年
2月5日(金)18:30
  オデット/オディール:上野水香
  ジークフリート王子:柄本弾
2月6日(土)14:00
  オデット/オディール:渡辺理恵
  ジークフリート王子:秋元康臣
2月7日(日)
  オデット/オディール:川麻実子
  ジークフリート王子:岸本秀雄

会場:東京文化会館
S席:12,000円 A席:10,000円 B席:8,000円
C席:6,000円 D席:4,000円 E席:3,000円 
一般発売:10月31日(土)

→ 東京バレエ団
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2015年09月16日

東京バレエ団 子どものためのバレエ『ドン・キホーテの夢』8月22日(土)11:30

東京バレエ団<子どものためのバレエ『ドン・キホーテの夢』>の感想です。ツイート貼り付けと、少し補足。私が見たのは11:30の公演のみです。たぶん、今後少しずつ整理・改良がなされるんじゃないかな〜と。『ねむり』もそうだったし。『ねむり』は衣裳も少しずつ新調されましたが、『ドン・キ』は通常版のものをそのまま使えるので、その辺は便利ですよね。

【ツイッターより】

東京バレエ団、子どものためのバレエ『ドン・キホーテの夢』午前の公演終了。楽しかった〜! 初演のいい意味でのバタバタ感がまたいい♪
東バ『ドン・キ』、開演前に目黒区長の挨拶あり。終演は予定の10分押しの13:10。
ロシナンテ、可愛かったなぁ。中の人もカテコに出てきてくれました。しかし、カテコで急に陽気に踊りまくる木村キホーテに吹き出しそうに。キャラ崩壊(笑)。
沖さんと梅澤さん、二人の息はピッタリでいい雰囲気だし、踊りでも盛り上げてくれたし、本当に楽しかった。エスパーダがあそこまで活躍するなら、やっぱりパートナーのメルセデスもいたほうが華やかなのにな〜、と。踊りは少なくても、華やかだし舞台経験にもなるし(大きなお世話だと思いますが)。
楽しいはずの『ドン・キ』なのにときどき涙ぐむのは、東バが好きだからですかね(苦笑)。秋元さんの入団はもちろん楽しみだし、最初に何を踊ってくれるのかワクワクする部分もあるんですが、GPDDで涙ぐんだりはしないのかもな、と。
梅澤さんはまた一回り大きくなったような気がするな〜。存在感も踊りも。腕や脚が切り取る空間が、フワッと大きくて柔らかい。ジャンプも回転もより磨きがかかってるし。ここまできたんだから、本当、頑張ってほしい。応援してるので。
子ども『ねむり』の休憩への入りはよくできてるなぁといつも思うんだけど、『ドン・キ』もよかった。倒れているキホーテと途方に暮れるサンチョ。「水もない。誰もいない。せめて、せめて、せめて、、、15分の休憩があれば〜」って(笑)。途中からピンときて、吹き出しそうになりました。
闘牛士=ジプシーの6人。身長高め男子が増えたなぁ、と。一人見慣れない感じの人が古道さんだったんだな。ジプシーの踊り、こういう時に気を吐いているのは入戸野さん。そういえば、メルセデス、ドリアードの女王、ジプシーの娘と、女性の役柄をバッサリ切ったな(苦笑)。
人形劇は有り。キトリたちが変装するところをちゃんと見せてくれる。本来なら風車から落ちてくるキホーテ人形は、スタッフが袖からボトっと投げてました。袖から投げるなら、本人が倒れ込んでもよかったのでは(笑)。
キホーテ老人が、ドゥルシネアのヴァリエーション中に手を取るなどして絡む。三人、四人のドリアードは無し。代わり?じゃないけど、子役のキューピッドたちが登場。
ところが! 夢の場の最後に、馬のロシナンテが上手からパッカパッカ登場。えぇ!?と思ったのは観客もキホーテも同じ(笑)。「お、お前、どうしてここに!?」なキホーテ老人。
ドリアードたちとロシナンテを交互に見て、頭を抱えるキホーテ。ドリアードたちにウットリ〜♪……でも右を向くと馬! 夢と現実が交錯してました。


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あとは覚えている限り場面の進行を書いておこうかな、と。もうほとんど忘れかけてるけど、、、。

下手側の中扉から、サン・チョパンサと馬のロシナンテが登場。ロシナンテは2人のダンサーが入っています。ロシナンテ、階段どうするんだろうと思ったら、ちゃんと客席の間の階段を下りてきました。サン・チョパンサが物語の解説をしている間、舞台では実際にダンサーたちがプロローグの場面を再現しています。
サン・チョが客席に向って、
「この主人公の名前、知ってますか〜?」的なお決まりの質問をする。
もちろん子どもたちは、
「ドン・キホーテ〜」と元気よく答える(「オーロラ姫〜!」ほど元気はなかったけど)。
ところが予想外にも「ブッブー(不正解の音)」! 
正解は・・・忘れてしまったんですが、ウィキペディアで調べたところ、「アロンソ・キハーノ」。
とういわけで、舞台上の木村さんも白髪のドン・キホーテではなく、騎士道物語に魅せられたキハーノという設定。机いっぱいに本を積み、あっちの本、こっちの本という具合に読み漁り、感銘を受けます。ウィッグ無しの素の木村さんは、手当たり次第に本を読み胸を焦がしている様子がよく似合う。
通常のプロローグ(ワシーリエフ版)と同様、キハーノのもとには床屋のバジルと恋人のキトリが訪れていて、キューピッドも登場してキハーノに弓を放ち、キハーノが身支度を整えて旅に出るところまで、サン・チョパンサの解説で描かれます。
サン・チョとロシナンテも、舞台前面に設置されたスロープを使ってステージに上がります。旅立つキハーノと、サン・チョとロシナンテがどう絡んでいったのか、また絡まなかったのか、その辺の記憶は曖昧です、、、。
旅に出ることに消極的なロシナンテにサン・チョは、「お前さんにも良いことがあるかもしれないぞ」というようなことを言います。「お嫁さんが見つかるかも」とまで言ってたかな〜。そう言われたロシナンテは俄然やる気になって旅に出掛けていくのでした〜。

1幕1場。今回はメルセデスがいないので、彼女に関する場面はすべてカット。そのためか否か、酒場のシーンのエスパーダのソロが1幕1場で踊られます。慣れていないのでちょっと違和感。酒場のシーンはあるのに、どうしてここに持ってきたんだろうか。森川さんは、岩国公演の時にエスパーダを降板。バレエフェスの全幕特別プロは弾さんだったので、今回が初披露になるはず。雰囲気はバッチリだったんだけど、この日は踊りほうが時々いっぱいいっぱい。回転系がなかなかキレイに決まらない。それにしても、やはりあのエスパーダの酒場のソロを格好良く見せるのって、難しそうだな〜と。

ジプシーの夜営地。ジプシーたちの踊りに、エスパーダとバジルが加わるところ変わりなく。親方はいるけど、ジプシーの若い娘はいない。人形劇は有り。キトリやバジルが人形劇の衣裳に着替えるところを見えるようにして、説明がなくてもわかるようにしていました。嵐が来て、ドン・キホーテは風車に突進していきます。キホーテの身代わり人形は、スタッフが袖からポーンと投げ込んでました。いや、それなら木村さん本人がポーンと飛び出てくればよかったのに(笑)。
倒れたドン・キホーテを残して、サン・チョは人を呼びに、ロシナンテは水を探しに行きます。

夢の場。ドリアードの女王、3人・4人のドリアードは不在。キューピッドにはソロもありました。キホーテは時々ドゥルシネアの手を取り、場面に絡みます。ところが! 上でも書きましたが、ここにロシナンテが登場するんですよー。どうして〜(笑)。誰がこんなシュールなこと考えたの〜。突然の出来事に思わず口が開きっぱなしになりました。キホーテも、ドリアードたちとロシナンテを交互に見て、頭パニック(笑)。そうこうするうちにドリアードたちは消え、キホーテは現実に戻ってきます。ロシナンテの登場で夢から現実へ、うまいスライドと言えば言えなくもない(笑)。サン・チョが戻ってくる。人はいない、水もない。「ああ、せめて、せめて、せめて、、、せめて15分間の休憩があれば〜」には、笑わされました。

2幕、居酒屋。メルセデスはいないし、エスパーダのソロは1幕で踊っているので、ここはサクッと。狂言自殺を経て、2人の結婚式の最終場へ。2人のキトリの友人は1幕の衣裳のままで、ヴァリエーションも無し。メルセデスはいないけど、エスパーダの踊りはあり。

いや〜、ダメだ。全然覚えてない。もっとサン・チョとロシナンテがちょこちょこ登場したんですが、詳細が思い出せない、、、。確か、あれはジプシーの夜営地の前だったか、2人(1人と一匹)が焚き火をしているシーンもありました。足踏み式のポンプで空気を送って火をおこして、鶏を焼いて、その鶏をロシナンテに食べさせる(口のなかに突っ込む)と、骨になって出てくるとか。出発の場面で、ロシナンテの背中に荷物を乗せるんだけど、慌ただしく乗せたせいか、その荷物が落ちてしまうハプニングがあったり。風車に突進して倒れたキホーテの熱を、巨大な体温計で計ったり。ロシナンテのお嫁さんも見つかります。確か最後には、お嫁さん馬も頭に花か何か乗せて、花嫁になっていたような気がする。

色々忘れましたが、とにかくロシナンテが可愛かったんですよ〜。筋肉質で妙にリアルな胴体がまた可愛いかった♪

東京バレエ団 子どものためのバレエ『ドン・キホーテの夢』
22015年8月22日(土)11:30 めぐろパーシモンホール

キトリ/ドゥルシネア姫:沖香菜子
バジル:梅澤紘貴
ドン・キホーテ:木村和夫
サンチョ・パンサ:氷室友
ガマーシュ:岡崎隼也
ロレンツォ:永田雄大
エスパーダ:森川茉央
キューピッド:松倉真玲
ロシナンテ(馬):上瀧達也、山田眞央
お嫁さん馬:中村瑛人、山本達史
二人のキトリの友人:金子仁美、中川美雪
闘牛士:
杉山優一、吉田蓮、松野乃知、和田康佑、入戸野伊織、古道貴大

協力:東京バレエ学校
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2015年09月14日

東京バレエ団<横浜ベイサイドバレエ>8月29日

Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015
東京バレエ団 <横浜ベイサイドバレエ>
2015年8月29日(土)18:30 象の鼻パーク特設会場

3年に一度(今回初めて知った)のDance Dance Dance @ YOKOHAMA 、東京バレエ団の<横浜ベイサイドバレエ>に行ってまいりました。開催の可否が当日の午後3時に発表とあって、両日ともドキドキでした。初日は序盤に小雨が(私は行っていないのでツイッター情報です)、2日目は終盤に小雨が降りましたが、両日ともなんとか無事に開催されました。
野外公演は苦手なので、最初は行く予定ではありませんでした。前回の経験から、さほどロケーションにも興味がなかったし。ところが、下でも書きましたが、今回は野外の良さを味わうことができました。私の座席位置なのか、作品や出演ダンサーなのか、理由はわかりませんがとにかく堪能できました。見に行ってよかった!

主な配役は一番下に。私は29日(土)のみ鑑賞でしたが、両日記載してあります。とりあえず、ツイッター貼り付け感想です。最後に付け足しもあります〜。

【ツイッターより】

東京バレエ団〈横浜ベイサイドバレエ〉終了。「ボレロ」前の転換から霧雨が降りだして、無事に踊ることができるよう、祈るような気持ちに。メロディの弾さんが2度ほど「おっと」となったのは、濡れた円卓のせいかな。
カーテンコールのあんな弾さん、久しぶりに見た気がする。何て言うんでしょう、プレッシャーからの解放ではなく、新たな道のりの始まりとでも言うか。初めてロットバルトを踊ったときを妙に思い出した。「ここからが始まりだな」と。最後には笑顔になっててホッとした♪

というわけで、帰宅。野外は苦手だからとパスしないで本当によかった。どの作品も、漆黒の夜空に映えてとても美しかった。前回よりも断然ロケーションに感動した気がする。
「タムタム」、ソロの岸本さんがとってもよかった。柔らかさとキレのある、しなやかな踊り。ふんわり柔らかな跳躍。オープニング作品の冒頭のソロを踊るという重要な役割を見事に果たしていたと思います。夜景に舞う白いレオタードの岸本さんの丁寧で美しい踊りは、眩しく清々しかった。
「タムタム」、女性群舞で中心を踊っていたのは伝田さん。やっぱり彼女のコンテは好き。小川さんもキュートで目を引いた。野外でのパーカッションの生演奏は、空に抜けるような気持ちの良い音で、最高でした。
岸本さんのソロがとても素敵だったので、なんだか無性にもう一度、木村さんが白いレオタードで踊る姿を見たくなってしまった…。特に、最後全員が並んで踊る場面では、「あぁ、こういうときの木村さんは本当カッコいいんだよな〜」とか、思い出しちゃった、、、。
「ドン・キ」は1幕1場をフルで。予想していたよりも音楽のボリュームが大きかったのが私的にはよかった。赤、黄、オレンジの衣裳がまた、夜空に映えて綺麗!
奈良さんはやっぱり素敵〜♪ 森川エスパーダは、先週の〈子ども「ドン・キ」〉のときよりよかったかも。初役(確か)なのに、安田キホーテの落ち着きよう(笑)。夜空に舞うサン・チョ♪
木村さんのバジルは生き生きしてて、ご本人も楽しそうで、本当によかった。木村さんが腕を上げて踊るたびに、あの大きな手が夜空に映えてより美しく、さらに心を捉えます。キトリの踊りを盛り上げるときの、あの手拍子する姿も堪能♪
水香さんとの掛け合いもバッチリで、楽しげ。片手リフトはやらなかったけど、サポートはスマートで美しい♪ 友人役の留衣さんと絡む姿も見ていて楽しかった。
弾さんの「ボレロ」デビュー、もちろん課題はあると思うけど、とてもよかった。野外公演で、しかも霧雨が降りだして足場のコンディションも不安という難しい状況の中、冷静に、しかし熱を持って踊ってくれました。
弾さんはいつも課題をひとつひとつ丁寧に克服するかのように、見るたびに成長している人なので、次はまた違う姿を見せてくれると思います。そういう意味でも、今日のデビューは貴重だなと。彼が何かを見つけた場面に立ち会えたような気がした。
弾さんはいつも課題をひとつひとつ丁寧に克服するかのように、見るたびに成長している人なので、次はまた違う姿を見せてくれると思います。そういう意味でも、今日のデビューは貴重だなと。彼が何かを見つけた場面に立ち会えたような気がした。
弾さんらしい、飾らない、丁寧な踊りでした。こう見せようとか、ああ見せようとか、変な計算(演技)がなく、懸命にひたむきに表現していたと思います。終盤は、彼の持ち前のパワフルさが活かされ、踊りも熱を帯び、とても引き込まれた。
例えばギエムは、水香さんもそうたけど、まるで爪先に糸が付いていて、それを神様が上から引っ張っているんじゃないかと思うほど、事も無げにスッと顔のすぐ側まで脚を上げるけど、あの無重力感は弾さんにはなかったかもしれません。
今、世界にいるボレロ・ダンサーの中で、弾さんってかなり若いほうですよね。より長く、ボレロ・ダンサーとして踊っていくことになるのかもしれません。これから先が楽しみな今日のデビューでした。

前回の横浜ベイサイドバレエのとき、あまりロケーションに感動しなかったのは、前方席で少し見上げる感じで見ていたので、夜景が見えなかったというのもあるかも。真っ黒な空しか見えなくて、暗幕と変わらないな、と。今回は遠かったので、ステージと夜景と客席が見渡せて、野外の醍醐味を味わえた。


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なんといっても木村さんのバジルです。もう一度全幕で見ることは叶わないかもしれないけど、1幕1場をフルで見られただけで大感謝です。今回は片手リフトは省いていたけど、今でも誰よりも美しい踊り。綺麗な爪先、大きくて雄弁な手、高く、遠くへ上がる脚。木村さんの踊りが空間を切り取り、空気を動かし、ポール・ド・ブラは夜空に浮かび上がる。大袈裟かもしれないけど、吸引力ってこういうことかな、と。踊りだけでも存在感だけでも駄目で、その人が踊ると空気が動くというか、何かが動いて惹き付けずにはおかない。なーんて、ただ大好きなだけですけどね〜♪ 
プロローグは無しですが、プロローグの幕切れの音楽が始まりを告げる演出。いきなりバルセロナの広場の音楽から始まるよりも、雰囲気があってとてもよかった。プロローグの幕切れは冒険の始まりなので、ステージが始まるワクワク感にピッタリでした。
森川さんのエスパーダは、存在感や雰囲気、キザな芝居などはバッチリなんですが、踊りが少し不安な部分が残りますね〜。いや、悪くはないんですが、ときどきいっぱいいっぱい。でも、子ども『ドン・キ』のときよりはよかったかな。登場人物の数や、パートナー(メルセデス)の有無、場面の入れ替えなど、いくつか条件が異なるので、こちらのほうが踊りやすかったというのはあると思います。
キトリの友人は乾ー吉川という安定の2人。闘牛士ではやっぱり岸本さんを見てしまう自分。見慣れぬ顔は、子ども『ドン・キ』のときと同じく古道さんだろうか。なかなか顔を覚えられないもんで、、、。でもなんか、とても気になるというか、好きな感じなんですよね〜。

日が落ちても完全には暗転しないので、ダンサーがスタンバイする姿が薄っすらと見えます。初っ端の『タムタム』、白いレオタードの岸本さんが上手からスタスタと歩いてきて、中央で最初のポーズをとる。本来は見えないはずのものが見られるのって、なんだかワクワクするなぁ、と。岸本さんは、その本来は見えないはずの登場から、既に何かオーラを発していたような気がします(贔屓目かもしれませんが)。踊りはもちろん、すごくいい目をしていたのが印象的でした。
パ・ド・ドゥの吉川さんと梅澤さんのペア、久しぶりに見た気がする。パートナリングもいいし、詩情ある美しいパ・ド・ドゥでした。

『タムタム』同様、『ボレロ』の弾さんも、上手から現れて円卓にスッと上がるのがぼんやりと見える。いったい今どんな気持ちなんだろうと思うと、私のほうが勝手に緊張してしまった、、、。上でもあれこれ書いたので重複になるかもしれないけど、『ボレロ』はとても難しい作品なんだろうなぁと思います。もちろん、どんな作品だって難しいと思うけど。しかも、難しいだろうなぁと想像するだけで、私には未知の世界です。よく「差し出す」とかっていうけど、そんな感覚、なかなか私にはわかりません。でも、弾さんはいいスタートを切ったのではないかと思います。やや生真面目に感じるほどの、そこには真摯さがありました。彼はきちんと自分を捉えられる人だと思うんですよね。今自分にできる精一杯の、余計なもので飾らない姿を見せることができる。余計なものをつけないというのは、とても難しいことなんじゃないか、と。弾さんが目指す方向が感じられる、いいスタートだったと思います。
『ボレロ』って、淡々と見える前半が難しいのかもな〜と思いました。後半は群舞も加わり、音楽の盛り上がりとダンサー自身の身体的な限界が、背中を押してくれる気がします。

【主な配役】
「タムタム」
ソロ:入戸野伊織(28日)/岸本秀雄(29日)
パ・ド・ドゥ:渡辺理恵 - 松野乃知(28日)/吉川留衣 - 梅澤紘貴(29日)
パーカッション:ヴァンサン・バウアー
トムトム:アドリアーノ・ホセ・ドス・サントス・テノリオ
東京バレエ団

「ドン・キホーテ」第1幕より 
キトリ:沖香菜子(28日)/上野水香(29日)
バジル:梅澤紘貴(28日)/木村和夫(29日)
ドン・キホーテ:安田峻介
サンチョ・パンサ:氷室友
ガマーシュ:岡崎隼也
メルセデス:川島麻実子(28日)/奈良春夏(29日)
エスパーダ:森川茉央
2人のキトリの友人:岸本夏未 - 河谷まりあ(28日) / 乾友子 - 吉川留衣(29日)
ロレンツォ:永田雄大  
東京バレエ団、東京バレエ学校

「ボレロ」
上野水香(28日)/柄本弾(29日)
杉山優一、岸本秀雄、森川茉央、永田雄大
東京バレエ団

*「タムタム」を除いて、音楽は特別録音によるテープを使用します。

タムタム [20分]-(転換8分)-「ドン・キホーテ」第1幕より[37分]-(転換8分)-ボレロ[15分]
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2015年09月11日

武蔵野シティバレエ第30回定期公演『眠れる森の美女』

毎年気が付いたときには完売している(プレイガイドでも見かけない)武蔵野シティバレエの今年の公演ですが、やっとキャストを見つけたと思ったら、やはり既に完売していました。地域密着で地元の人が大勢見に行くのか、オーディション形式なので、出演者の家族や友人が大勢見に行くのか。いずれにしても、素晴らしいことだなぁ、と。チケットの発売は9月6日(日)。その日のうちに完売したようです(→こちら)。今年の主演は、オーロラ姫:本島美和さん、デジレ王子:奥村康祐さん。『眠り』は色々な役があるので、その他のキャストも知りたいところです。

■ 第30回 武蔵野シティバレエ定期公演『眠れる森の美女』

2015年11月15日(日)15:00
会場:武蔵野市民文化会館 大ホール

演出・再振付:安田由貴子
作曲:P.I.チャイコフスキー
原振付:M.プティパ
ミストレス:中野眞理

オーロラ姫:本島美和
デジレ王子:奥村康祐

全席指定
S席:4,000円 A席:3,000円 B席:1,000円
※4歳以上入場可。但し、お子様も1人1枚チケットが必要。

→ 武蔵野文化事業団
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2015年09月09日

ギエム<ライフ・イン・プログレス>アッサンブレ先行販売

9月7日(月)から、ギエム<ライフ・イン・プログレス>のクラブ・アッサンブレ先行予約が始まりました。東バのキャストがわかれば有り難かったんですけどね〜。まあ仕方ないか、、。とりあえず確保しました。全国の公演が軒並み予定枚数終了になっているので、21時ジャストから参戦できない私は少し焦ったんですが、全然大丈夫でした。もちろん、1階席のセンターブロック及びサイドブロックのセンター寄りは、会員席で確保されているので、ポッカリと選べないゾーンが存在しますが。まだまだ全然見やすい席が残ってました。祭典会員の次がアッサンブレ会員でしたっけ。WEB会員や会場優先予約はその次? その後で一般発売という感じでしょうか。そう考えると、アッサンブレって結構お得。それとも、全国公演が既に発売されているし、横浜公演が残っているから、買い控えでしょうか。一般発売が始まったら、東京公演も完売するかもしれませんね。

東バのキャストがわかるのはいつ頃でしょうかね〜。全国のキャストなんて、当日会場に行かないとわからないかもしれない、、、。いや、全国公演のキャスト表を郵送で送ってくれることもありましたっけ? 初日にファーストキャストをもってくると思うんですが、そうじゃないかもしれないし、必ずしも私が見たいのがファーストキャストとは限らないという、、、。あ〜、考えても仕方ないのに、モヤモヤしてしまうー。

上とは全く関係のない話しなんですが、ブログのアクセス解析の中に検索ワードというのがありまして、説明しなくても皆さんご存知だと思いますが、私のブログがどんな検索ワードに引っかかったのかがわかるわけです。面白いので時々見るんですが、最近で一番申し訳なく思ったのは、「ザハーロワの性格」というやつですね。私のブログの中に答えはなかったと思われます、、、。
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2015年09月02日

第14回世界バレエフェスティバルBプログラム 8月11日

バレエ公演が目白押しの8月が終わりましたね。以前に比べたら鑑賞数はグッと減りましたが、私にとってはとてもいい夏でした。
今更感はありますが、バレエフェスの感想です。今回はBプロ1回のみでちょっと寂しかったんですが、その分、自分的な凝縮感はありました。やっぱりバレエフェスは楽しい。それに尽きるかな〜。当日の自分のツイートも貼り付けてます。斜体の文字がツイート貼り付け部分です。すみません、変なこと始めてしまって(苦笑)。
因みに、土・日とBプロで踊ったラドメーカーですが、この日から降板しています。

第14回 世界バレエフェスティバル  <Bプログラム>
2015年8月11日(火)18:00 東京文化会館

【第1部】
■ 「ディアナとアクテオン」 ヴァルデス/グオーネ
ヴァルデスといえば、2006年にフロメタとともに超絶技巧で沸かせた初登場が今でも印象深い。あの1回だけで二人の名前は強烈に印象付けられました。9年ぶりのヴァルデスは、やや落ち着いた印象ながら、長〜いバランス、腕のポーズを変えながらのフェッテなど、相変わらずのテクニック。ダブルで回転しながら、ディアナ特有の弓を射るような腕の動きを加えたフェッテでは、もう何がなんだか(笑)。それでも軸が全くぶれずスピードもあり、感心しながら笑ってしまいました。パートナーのグオーネも、褐色の肌が美しいしなやかな身体で、身体能力の高さと軸の安定感が印象的。ピルエットは一切ぶれません。ゆっくりと減速して、そのまま(踵を下ろさないまま)、片方の脚を後ろに上げてアチチュード(アラベスク?)。回転の後半で上体を大きく反らせたピルエットもすごい。あれだけ上体を反らせて天を仰いでいるのに、回転軸が全く揺らがないんです。でも、一番ホッとしたのは、二人とも高いテクニックを見せながら雑さがなかったことです。身体能力の高さに裏打ちされたとでも言いますか、落ち着きと丁寧さがありました。

■ 「シナトラ組曲」より"ワン・フォー・マイ・ベイビー"  ゼレンスキー
ゼレンスキー、素敵でした〜♪ もうその一言に尽きるというか。登場しただけで背負ってくる世界が違います。スリーピースのスーツで登場したゼレンスキーは、ジャケットを脱いで肩にかけ、何気ないステップを踏みます。あんまり素敵で、ちょっと泣きそうになった。その後はジャケットを置いて踊ります。テクニックの見せ場があるわけではなく、台詞というよりはニュアンスを語るような、大人の男のソロ。やっぱり格好いいです、ゼレンスキー。

■ 「ペール・ギュント」 ラウデール/レヴァツォフ
素肌にオレンジ色のオーバーオールを着たレヴァツォフ。プロフィールでよく見るブロンドはバッサリ。ほぼ坊主頭でした。下手奥に設置された簡素な階段から登場するラウデール。シンプルなワンピースに、頭にはすっぽりとストールを巻いています。ノイマイヤーらしい、叙情的で美しいパ・ド・ドゥ。物語に詳しくないので、どんな場面なのかはわからなかったんですが、あまりにドラマチックで、全幕で見たくなりました。

■ 「ライモンダ」より 幻想のアダージオ ロパートキナ/コルスンツェフ
幕が開いた瞬間、ポーズするロパートキナとコルスンツェフは絵のように美しかった。差し出したコルスンツェフの手を取るときの、ロパートキナの柔らかな手が印象的。本来よりも半テンポ遅く手を乗せているんじゃないかと思うほどの絶妙さ。
ラスト、向かい合ったコルスンツェフの肩の上にスッと腕を伸ばすと、最後の音で、コルスンツェフの髪にソッと触れるかのように手首を反したロパートキナ。あの瞬間が妙にグッときた。
 【ツイッターより】
コルスンツェフは白のマント付き。カーテンコールでもマント着用できてくれるあたりが真面目で好き。二人が踊ると別世界というか、言葉をなくす美しさで、ただただウットリと見つめて、あっという間に終わってしまいました。

■ 「椿姫」より第1幕のパ・ド・ドゥ アイシュヴァルト/リアブコ
アイシュヴァルトとリアブコの『椿姫』に滂沱。これまでに組んだことってあるのかな? 急遽とは思えない素晴らしさ。優美で繊細なアイシュヴァルト。リアブコの身の投げ出しっぷりのよさ。
リアブコは今、いや、もうしばらく前から、最高のダンサーの一人だと思います。
『椿姫』、ガラで踊られるパドドゥは紫、白、黒とあるわけだけど、私は紫に弱いのかもしれない。この幸福が長くは続かないことを、片方は知っていて、片方は知らない。だからこそ美しいし、だからこそ哀しいのかもしれない。
 【ツイッターより】
ノイマイヤーの振付の底知れぬ雄弁さ。そして、それを繊細に表現するアイシュヴァルト。あの爪先の表現は本当に驚きというか、マルグリットの感情が爪先から繊細にこぼれ落ちるんです。言葉のないバレエで、あれほどまでに繊細に感情を表現できるなんて。

【第2部】
■ 「眠れる森の美女」 コノヴァロワ/エイマン
コノヴァロワは降板したミリアムの代役です。そのせいか、衣裳の雰囲気がだいぶ違いました。エイマンはヌレエフ版のクリーム色で、コノヴァロワは純白。同じ白なので逆に気になったのかも。おそらくバカンスを返上して急遽来日してくれたのだから、そんなことを言っては申し訳ないのだけど、、。フィッシュダイブが少し不安定だったりと、急な組み合わせという雰囲気は感じたけど、二人とも丁寧でいい踊りでした。

■ 「ノー・マンズ・ランド」 コジョカル/コボー
プログラムによると、ノー・マンズ・ランド=無人地帯。戦いの最前線で命を落とす男性と、残された女性の切ないパ・ド・ドゥとのこと。中央に立つコジョカル。背景幕の間からコボーが登場。背後から照明を受けているので、コボーの影が徐々に大きくなって、コジョカルを飲み込んでいきます。彼が彼女に触れる。喜びの表情に変わり、振り返って男性を抱きしめようとするも、その腕は空を舞う…。前半は、一緒に踊っているけど彼女の目に彼の姿は映っていない様子。それが、後半になると互いの姿が見えているようでした。一緒に踊っていても姿が見えない前半も切ないと思ったんだけど、逆に、ここにいるはずのない男性の姿が見えている方が、漠然と「ああ、彼は命を落としたのかも」と思えて、悲しかった。

■ 「海賊」 ラム/ムンタギロフ
ラムが美しい〜♪ 彼女の清潔感のあるキリリとした踊りは好き。ムンタギロフはホンワカ。跳躍はどれも、空中での脚のポーズをアレンジしてたのか、少し違った趣でした。 【ツイッターより】

■ 「ヴァーティゴ」 ヴィシニョーワ/ゴメス
ヴィシとゴメスの『ヴァーティゴ』って、『カジミールの色』だったのね〜。2010年にビゴンゼッティが改作・改題したそうです。衣裳も、あの白・黒・黄みたいなのじゃなかった。ヴィシは本当にセクシー。ゴメスは本当にいいダンサー。 【ツイッターより】
ゴメスは、コンテンポラリー作品の中で時折見せる何気ないジャンプでも、ダイナミックなのにエレガント。そしてしなやかで着地音もしない。テクニックを見せる作品ではないのにもかかわらず、その上質な技術にハッとします。

■ 「ギリシャの踊り」 シャコン
今回、Bプロを選んだのは、シャコンが出演するから。『ギリシャの踊り』からソロを2つ繋ぎ合わせて踊ってくれました。清潔感と色気が同居した独特な存在感。飾らなくて真っ直ぐで、でもキラキラしてて。
シャコン、舞台の空気をスッと変えて、べジャールの世界観をまるで事も無げに体現して、颯爽と登場して颯爽と帰っていったような印象。彼の謙虚さも好き。
BBLからゲストを招いてべジャール・ガラとかやってくれないかな〜。もちろん、東バの男子にも踊ってほしいんだけど。
 【ツイッターより】
本当に、飾らないのに存在感があって、本人は至って謙虚で、カーテンコールでも爽やかに笑ってサッと引っ込んでしまう。素敵だな〜と思いました。

【第3部】
■ 「ロミオとジュリエット」より第1幕のパ・ド・ドゥ サレンコ/マックレー
『ロミジュル』のサレンコとマックレーは、二人とも身体能力が高いので、疾走感がよく出ていた。マックレーは小柄だけど、本当にサポート・リフトが上手い。 【ツイッターより】
体格的にも技術的にも合っているのかもしれないけど、「絶対にこの二人で全幕を見たい!」とまではいかないかもしれません〜。

■ 「伝説」 アマトリアン/フォーゲル
私的にとても気になった、クランコの『伝説』。クラシックの要素が多く、現代的過ぎず、物語のないパドドゥとは言え、とても叙情的で、どこかノスタルジック。
『伝説』、衣裳も現代的過ぎない。フォーゲルは白タイツに襟元ヒラヒラのブラウス。アマトリアンはピンクベージュのスカート付きレオタード。11月のシュツットガルトのガラの演目にも入っているので、もう一回見たいなぁ、と。
 【ツイッターより】
アマトリアンは初登場以来2度目なんですね。もっと参加しているような印象でした。二人のパートナーシップは文句なし。複雑なリフトもスムーズ。身体を横に真っ直ぐ伸ばした状態のアマトリアンを頭上高くリフトする体勢から始まり、最後も同じリフトをしてフェイドアウト。

■ 「椿姫」より第3幕のパ・ド・ドゥ ロホ/レンドルフ
『椿姫』のロホとレンドルフは熱演。どの作品でも、「これが私のすべてです」と言わんばかりのロホの、気迫漂う佇まいは好き。
黒髪をピッチリと結い上げて、自分にとてもよく似合うクラシックチュチュを着て、堂々たる古典を踊るロホも好きなんですよね〜。あれはいつかの『エスメラルダ』だったか、黒・緑・金のクラシックチュチュを着てタンバリンを打ち鳴らしていたロホが今でも印象深い。
 【ツイッターより】

■ 「レ・ブルジョワ」 シムキン
パートナーのコチェトコワが降板したための変更演目。
シムキンの『レ・ブルジョワ』、初めて見たときより男らしさが増したかも。困ったときの『レ・ブルジョワ』じゃないけど、彼の魅力が発揮されて、急遽でも完成度の高いものを見せられる作品だな、と。
 【ツイッターより】
以前は、パフォーマンスは素晴らしいし、彼のキャラクターにも合っているけど、シムキンの見た目年齢と役柄に少しギャップを感じていたんですが、そこが埋まってきた印象がありました。私としてはバランキエヴィチの格好良さも忘れがたい。

■ 「マノン」より第1幕のパ・ド・ドゥ デュポン/モロー
久々のモロー。やっぱり脚キレイ〜♪ オーレリの美しさも健在で、有無を言わせぬ佇まい。 【ツイッターより】
パートナーシップはもちろん素晴らしいし、二人の雰囲気もピッタリ。ただただ美しくて幸福そうな二人のパ・ド・ドゥにウットリでした。パリ・オペのダンサーって何が違うんだろうって考えたんだけど、そうだ、キラキラしてるんだなぁと、今回改めて実感。

【第4部】
■ 「シンデレラ」 サレンコ/マラーホフ
マラーホフは少し身体を絞ったような気がしました。高く持ち上げるのは余裕ではなさそうだったけど、サポートはやはり綺麗。でも、サレンコとマラーホフだと、もう子弟にしか見えないという(笑)。

■ 「瀕死の白鳥」 ロパートキナ
今回は少し遠くで見たんだけど、オペラグラス無しでもロパートキナの『瀕死の白鳥』は芸術品のようでした。むしろ、今まさに水辺で息絶えようとしている一羽の白鳥を、遠くから見つめている感覚に襲われた。オペラグラスで見ると人間なんだけど、外すと白鳥のような、不思議な感覚。 【ツイッターより】
装置も何もない、寄る辺のないステージで一人踊るロパートキナは、水辺でたった一羽、死と戦う白鳥の孤高の美しさと重なるようでした。

■ 「シルヴィア」 アッツォーニ/リアブコ
様々なダンサーがガラでノイマイヤーのパドドゥを踊るけど、アッツォーニとリアブコを見ると「あぁ、ノイマイヤーだなぁ」と思う。個性を消すわけではなく、ノイマイヤーを体現することが個性とでも言うか。捧げている感じがやはり強い。 【ツイッターより】
衣裳はパリ・オペ版よりも少し控えめな色使い。彼らは個々でもとても好きだけど、二人が一緒に踊るとやはり更に特別感が漂います。単に私が、二人のことが大好きなだけかな。

■ 「こうもり」よりパ・ド・ドゥ ゲラン/ルグリ
12年の引退期間があったなんて信じられないようなゲラン。復帰を勧めてくれたルグリに感謝です。チャーミングでエレガント。そして美しい脚! 舞台に登場しただけで空気が華やかに変わる。また日本でも踊ってくれないかしら。
そして、ルグリの美しく軽やかなステップも健在で、見事の一言。二人の息の合ったというか、気心の知れた雰囲気に、とても幸せな気分になりました。
 【ツイッターより】
メイド役として東バの矢島まいさんが出演。ゲランとの掛け合いもバッチリで、とても可愛かった。

■ 「ドン・キホーテ」 アレクサンドロワ/ラントラートフ
最後はアレクサンドロワ。もう大好き〜♪ 演技とも素ともつかない、愛嬌たっぷりのサービス精神。パートナーも観客をも巻き込む陽性のオーラ。ラントラートフも可愛い(アレクサンドロワとだからかな?)。きっといい人だ♪ とっても幸せなパドドゥでした。 【ツイッターより】
アレクサンドロワの舞台を見るとどうしてこんなに幸せな気持ちになるんだろうと、いつも思ってしまいます。衣裳の肩の辺りが乱れたのを、チョイチョイっと直す姿もチャーミング。普通なら、衣裳の乱れは直さずに踊り続けますよね。もちろん踊っているから直せないというのもあるけど、衣裳を直した瞬間だけ「役」ではなく「ダンサー」という現実を見せてしまうことにもなる。でも、今回衣裳を直したアレクサンドロワは、彼女のキトリならそうするだろうと思わせてしまう力がありました。アレクサンドロワは私が見る限り、いつも『ドン・キ』でのグラン・フェッテはオール・シングル。高速で回転しながら真っ直ぐに前進してくる姿は、彼女らしくて大好きです。
アレクサンドロワに対しては華奢かな?と思ったラントラートフでしたが、サポート・リフトはなんの不安要素もなく頼もしい限り♪ 二人の雰囲気もいい感じ。昨年のボリショイ来日公演での二人の『ドン・キ』を見なかったことが悔やまれます、、、。

■ 第1部 ■
「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ/音楽:チェーザレ・プーニ
   ヴィエングセイ・ヴァルデス、オシール・グネーオ
「シナトラ組曲」より"ワン・フォー・マイ・ベイビー"
振付:トワイラ・サープ/音楽:フランク・シナトラ
   イーゴリ・ゼレンスキー
「ペール・ギュント」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:アルフレット・シュニトケ
   アンナ・ラウデール、エドウィン・レヴァツォフ
「ライモンダ」より 幻想のアダージオ
振付:マリウス・プティパ/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
   ウリヤーナ・ロパートキナ、ダニーラ・コルスンツェフ
「椿姫」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
   マリア・アイシュヴァルト、アレクサンドル・リアブコ
■ 第2部 ■
「眠れる森の美女」
振付:ルドルフ・ヌレエフ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
   リュドミラ・コノヴァロワ、マチアス・エイマン
「ノー・マンズ・ランド」
振付:リアム・スカーレット/音楽:フランツ・リスト
   アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー
「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
   サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフ
「ヴァーティゴ」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ/音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
   ディアナ・ヴィシニョーワ、マルセロ・ゴメス
「ギリシャの踊り」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ミキス・テオドラキス
   オスカー・シャコン
■ 第3部 ■
「ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
   ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー
「伝説」
振付:ジョン・クランコ/音楽:ヘンリク・ヴィエニャフスキ
   アリシア・アマトリアン、リーデマン・フォーゲル
「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
   タマラ・ロホ、アルバン・レンドルフ
「レ・ブルジョワ」
振付:ベン・ファン・コーウェンベルク /音楽:ジャック・ブレル
   ダニール・シムキン
「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
   オレリー・デュポン、エルヴェ・モロー
■ 第4部 ■
「シンデレラ」
振付:ウラジーミル・マラーホフ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
   ヤーナ・サレンコ、ウラジーミル・マラーホフ
「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:カミーユ・サン=サーンス
   ウリヤーナ・ロパートキナ
「シルヴィア」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:レオ・ドリーブ
   シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ
「こうもり」よりパ・ド・ドゥ
振付:ローラン・プティ/音楽:ヨハン・シュトラウス2世
   イザベル・ゲラン 、ニュエル・ルグリ
「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
   マリーヤ・アレクサンドロワ、ウラディスラフ・ラントラートフ


指揮:ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス  
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル (「ノー・マンズ・ランド」、「椿姫」)
チェロ:遠藤真理、ハープ:田中資子(「瀕死の白鳥」)   
出演:矢島まい[東京バレエ団](「こうもり」)
posted by uno at 13:17| Comment(0) | バレエ公演2015 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする