2011年05月31日

『バレエの神髄』一部公演中止&出演者追加

震災の影響で補修工事をすることになった新宿文化センターの、代わりの会場を探していた『バレエの神髄』ですが、止むを得ず7月9日(土)と10日(日)の公演を中止することになったそうです。私はチケットは取っていないんですが、どうなるか気になっていました。『バレエの神髄』の中止が発表される前に、同じく新宿文化センターで公演を予定していたトロカデロ・デ・モンテカルロ・バレエ団の振替公演がCCレモンホールに決まったというお知らせがあったので、『神髄』もなんとかなるかも、と思っていたんですが…。トロカデロさんの情報はツイッターのアカウントをフォローしてまして、そこで知りました。見たことないけど何故かフォローしてるんです。
7月12日(火)の公演は予定どおり行うそうです。12日の公演への振替(一旦返金)、払戻の方法は光藍社のHPに出ています。
代わりの会場、見付からなかったんですね、、、。というか、もしかしたらダンサーの予定が合わないというのもあったのかもしれませんね。カンパニーの公演ではなく、様々な方面からのゲストですから、例え劇場が押さえられたとしても、ダンサーの都合がつかないという事態もあったのかもしれません。というのは私の勝手な想像ですが。

BRBの会場で『神髄』の新しい(と思われる)チラシをもらいました。なんと、白河直子さんが出演するんですね〜。もしかしたら私が知らなかっただけ?と思ったら、5月26日付で光藍社のHPで発表されていました。新しい二つ折りのチラシには、ダンサーからのメッセージが掲載されているんですが、それもHPに出ていました。チラシのほうは抜粋で、HPのほうが元のメッセージのようです。
演目も決まったようなので載せておきます〜。

<『バレエの神髄』公演一部中止のお知らせとお詫び>
光藍社

■ 『バレエの神髄』

7月12日(火)18:30 会場:文京シビックホール

【出演予定】
ファルフ・ルジマトフ
エレーナ・フィリピエワ(キエフ・バレエ)
イーゴリ・コルプ(マリインスキー・バレエ)
アンナ・アントーニチェワ(ボリショイ・バレエ)
アレクサンドル・ヴォルチコフ(ボリショイ・バレエ)
岩田守弘(ボリショイ・バレエ)
白河直子(H・アール・カオス)
ナタリヤ・マツァーク(キエフ・バレエ)
カテリーナ・ハニュコワ(キエフ・バレエ)
セルギイ・シドルスキー(キエフ・バレエ)
キエフ・バレエ

【プログラム】

「マルキタンカ」
音楽:C.プーニ/振付:A.サン=レオン

エレーナ・フィリピエワ、セルゲイ・シドルスキー、キエフ・バレエ

「扉」<新作日本初演>
音楽:O.アルナルズ 振付:V.アルブーゾワ

イーゴリ・コルプ

「ライモンダ」より アダージョ
音楽:A.グラズノフ/振付:Y.グリゴローヴィチ

アンナ・アントーニチェワ、アレクサンドル・ヴォルチコフ

「バヤデルカ」第2幕より パ・ダクシオン 
音楽:L.ミンクス/振付:M.プティパ

ナタリア・マツァーク、セルゲイ・シドルスキー、キエフ・バレエ

「瀕死の白鳥」
音楽:C.サン=サーンス/振付:大島早紀子

白河直子

「ラ・シルフィード」より パ・ド・ドゥ 
音楽:H.レーヴェンショルド/振付:A.ブルノンヴィル

カテリーナ・ハニュコワ、岩田守弘

「シャコンヌ」
音楽:J.S.バッハ/振付:J.リモン

ファルフ・ルジマトフ
ヴァイオリン演奏:マリア・ラザレワ

「白鳥の湖」より 黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:P.チャイコフスキー/振付:M.プティパ

アンナ・アントーニチェワ、アレクサンドル・ヴォルチコフ

「カルメン組曲」
楽:G.ビゼー/R.シチェドリン
原振付:A.アロンソ/改訂演出:A&A:プリセツキー

ファルフ・ルジマトフ、エレーナ・フィリピエワ、イーゴリ・コルプ、キエフ・バレエ

光藍社
posted by uno at 00:32| Comment(0) | バレエ日記2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月30日

牧阿佐美バレヱ団『白鳥の湖』【山口公演】に伊藤友季子さん出演/ギエムなど

牧阿佐美バレヱ団の公演が山口県で行われます。演目は『白鳥の湖』。なんと、ロイヤルで研修中のためしばらく牧の公演に出演していなかった伊藤友季子さんがオデット/オディールを踊ります。研修っていつまでだっけ?と思って調べてみたら、去年の9月から10ヶ月間の予定でした。ということは、6月〜7月には帰ってくるということかな。山口での『白鳥』が帰国後最初の舞台になるのでしょうか。ジークフリード王子は菊地研さんです。
こちらの公演、宝くじの助成により特別料金になっています。一般3,000円。お得だ〜。

■ 牧阿佐美バレヱ団『白鳥の湖』全幕 【山口】

8月28日(日)16:30
会場:山口県立劇場 ルネッサながと
一般:3,000円 高校生以下:1,500円
一般発売:6月10日(金)

オデット/オディール:伊藤友季子
ジークフリード王子:菊地研

ルネッサながと
電子チケットぴあ


昨日、NBSからギエムの祭典席のお伺いが届きました。返信は6月10日(金)まで。追加席は1,000円引きです。迷うな〜。木村さんは『白の組曲』に全日出演するでしょうか。キャストの書き方だと、全日だと思うんですけどね〜。でも、4日間は行きすぎだろっていう気もする、、、。というか、今のところ東バのキャストは日程が出ていないんですよね…。しつこいけど「他1演目」も気になる。Bプロは1回でいいような気もするんだけど、『春の祭典』のキャストによるんですよね〜。あ〜、でも田中さんや松下さんの『パーフェクト・コンセプション』も見たいよなぁ、やっぱり。だから、日程が出てないから選べないんだってば、、、。

コメントで教えていただいたんですが(ありがとうございます♪)、名古屋のギエムの演目は『ボレロ』と『Two』が予定されているそうです。そうきたか〜。東京と同じプログラムじゃないんですね。しかも、また『ボレロ』を踊ってくれるとは。もう『シシィ』とか『ラシーヌ・キュービック』は踊ってくれないだろうか、、、。もしかしたら、東バの演目も東京では見られないものがあるかもしれないですよね。楽しみだけど、悩ましいです〜。
posted by uno at 00:15| Comment(0) | バレエ日記2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月29日

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団『ダフニスとクロエ』『真夏の夜の夢』5月28日

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 2011年 日本公演
『ダフニスとクロエ』 『真夏の夜の夢』
2011年5月28日(土)15:00 東京文化会館

『ダフニスとクロエ』
音楽:モーリス・ラヴェル
振付:フレデリック・アシュトン
衣裳・装置:ジョン・クラクストン
照明:ピーター・テイゲン

クロエ(羊飼い):エリシャ・ウィリス
ダフニス(山羊飼い):イアン・マッケイ
リュカイオン(都会から来た人妻):キャロル=アン・ミラー
ドルコン(牧夫):トム・ロジャース
ブリュアクシス(海賊の首領):タイロン・シングルトン
パンの神:ベンジャミン・ソレル
ニンフたち:レティシア・ロ・サルド、アンドレア・トレディニック、ジャオ・レイ
羊飼いたち、海賊たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団


『真夏の夜の夢』
音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
振付:フレデリック・アシュトン
衣裳・装置:ピーター・ファーマー
照明:ジョン・B、リード

オベロン:ツァオ・チー
タイターニア:佐久間奈緒
インドからさらってきた男の子:小林巧(東京バレエ学校)
パック:マティアス・ディングマン
ボトム:ジョナサン・カグイオア
村人:
  エンガス・ホール、クリストファー・ロジャース=ウィルソン
  ナサナエル・スケルトン、オリヴァー・ティル、ルイス・ターナー
ハーミア:アンドレア・トレディニック
ライサンダー:トム・ロジャース
ヘレナ:ヴィクトリア・マール
デミトリアス:ジェイミー・ボンド
蜘蛛の精:アランチャ・バゼルガ
エンドウの花の精:レティシア・ロ・サルド
蛾の精:ローラ・パーキス
カラシナの精:ジャオ・レイ
妖精たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

指揮:
フィリップ・エリス(『ダフニスとクロエ』)
ポール・マーフィー(『真夏の夜の夢』)
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
合唱:江東少年少女合唱団(『真夏の夜の夢』)


『ダフニスとクロエ』

西宮と同じキャストなので簡単に。
ラヴェルの音楽と、時間や空気を感じる照明が、とても美しい作品だと思いました。さらに、群舞が大きな役割を果たしている作品ではないか、と。最後のスカーフを持って踊る群舞も見応えがあるんですが、場面場面で見せる12人の男女の踊りがとても印象的です。まずもって、幕開きの12人の踊りがとても美しい。男性6人と女性6人が2列になって繰り広げる踊り。横への動きを多用した踊りは、やはりバレエ・リュスへのオマージュなんでしょうか。ここでもはやりセリーヌ・ギッテンスが目を引きます。スタイルが良いというのもあるけど、何よりも踊りが伸びやかで、情感豊かに踊る様が本当に印象的なんです。表情もとてもいい。バレエは表情で踊るわけじゃないけど、やはり豊かな踊りは豊かな表情となって表れると思います。さらに、3幕でダフニスとクロエのパ・ド・ドゥ、そしてクロエのヴァリエーションを囲む群舞の動きがとても印象的。立ったり座ったり、少しずつポーズや動きを変え、控えめながら場面に豊かな表情を与えていると思いました。

リュカイオンが最初に登場したときに白いスカーフを持っていて、それを木(?)に結ぶんですが、あれはどんな意味があるんでしょう。いろいろ考えたんだけど、あまりいい考えが浮かばない…。人々が去った後、一人になったダフニスは、ちょうど白いスカーフが結んであるところに立つんですよね(スカーフに注視することはありませんが)。そこへ、背後からリュカイオンが近づく。あれは、ダフニスの心に忍び寄るリュカイオンの存在感、ひいては観客にリュカイオンの存在を思い起こさせるためのものだったのでしょうか。リュカイオンの誘惑に、思わず惹かれそうになるダフニスが印象的でした。「いやいや、駄目だ」と思いとどまるんですが、ちょっと揺らいじゃうんだ、と。

ドルコンの踊りが終わったところで拍手をしたいんですが、なんとなく拍手しづらい終わり方なので、いつも拍手が起こらないのが残念なんですよね、、。終盤、非常に体力を奪われそうな踊り。ここに限らず、アシュトンの振付は本当に足元が大変そうだな、と。

ラスト、スカーフを手に踊る群舞の場面になると、クロエが着替えてきます。白のロマンチックチュチュに、赤の上着を着てくるんですが、あの衣裳だけちょっと違和感があるかも。最初の黄色のワンピースみたいな、周りと同じ感じの衣裳でもよかったんじゃないかな、と。結婚とか婚約を意識しているわけではないと思うんですが。
とにかく群舞の皆さんが急がしそうで、終盤にはハァハァと息が切れているのが聞こえてくるほど。なかなか大変そうですが、おかげで見応えのあるラストになっています。やっぱり、あれだけの人数が、あれだけのテンポの踊りを一斉に踊るのって、迫力があります。

『真夏の夜の夢』

西宮の感想を書かないまま、東京の感想を書いてしまいます。キャストはほぼ同じ、かと思いきや、『真夏』のキャストは結構いろいろ組合せがありました。パックとボトムは3人見ることができたし。てっきりダブルキャストだと思っていたので嬉しかったです。
先週の『眠り』も幸福感でいっぱいになる舞台だったんですが、『真夏』も同じくらい幸せな気持ちになりました。前奏を聞くだけでワクワク。そして登場する妖精たち。この冒頭の妖精たちの踊りがとても好きです。音楽にとてもよく合っていて心地良いし、妖精たちの悪戯っぽさも感じられて素敵です。

ツァオ・チーのオベロンはとっても素敵でした。上手く言えないんですが、やっぱりツァオ・チーはとても好きだなぁ、と。前回『美女と野獣』で1度だけ見て、今回はできるだけ見に行こうと決意したんですから(結局、全部見た)、かなり惹かれるものはあったんだと思います。好きになってしまってから、その理由を言葉で考えるというのもなんですが(苦笑)。
ツァオ・チーは、余計に跳んで回ってという、超絶技巧のタイプではありません。とは言え、テクニックは非常に高く、終始万全。ただそれよりも、ツァオ・チーがそこにいることで漂う空気、言ってしまえば存在感(何を踊っても)が好きなのかもしれません。
ツァオ・チーのオベロンは威厳があり、それに相応しくマイムも踊りもゆったりと丁寧で、重厚感がありました。踊りだけじゃなく、マイムにも独特の雰囲気があるなぁ、と。花から魔法の成分を取り出し、それをタイターニアの瞼にたらす。そういったマイムがとてもクリアでエレガント。さらに、どことなく色気があるんです。上半身や腕に色気があるからかな〜、と。スッと横を見る表情などにも色気があり、素敵でした。
踊りはとても丁寧で柔らか。膝の使い方が柔らかいのかなぁ。全体重を支える膝が、強力なバネで安定感のある踊りを支えているように見えました(素人意見ですが、、)。軽やかというよりはバネのある踊り(重たいという意味ではなく)。ただ、着地音がまったくしないので、重厚感があるようでいて不思議な浮遊感もあります。
威厳はあるんだけど、どこかお茶目なところもあるんですよね。インドからさらってきた男の子をタイターニアに取られてしまって、「ふぬぬぬ〜」ってなるところや、魔法をかける相手を間違えてしまったパックに、「こ〜ら〜」って詰め寄るところとか、どことなくお茶目で、プププっと思ってしまうんです。彼自身がこの『真夏』の世界に心地良く浸っている、そんな印象を受けました。

佐久間さんのタイターニアは可愛い〜♪ プリプリ起こる姿なんて、とってもキュートでした。情感豊かに踊る姿と、お芝居の場面でのキュートさ、いやらしさのない適度なコケティッシュさが相まって、とても素敵なタイターニアでした。
そして、なんと言ってもやはり、2人で踊る終盤のパ・ド・ドゥが本当に素敵。例えば、サポートなどの純粋な技術面でのパートナーシップは、もっと合っている人たちがいるかもしれない。もちろん彼らも技術的にも文句はないんだけど、それよりもやはり断然と言っていいのが、2人が生み出す空気感の素晴らしさです。なんて幸せで、ドキドキと胸の高鳴る思いがするんだろう、と。2人の気持ちが同じ到達点を目指して、一緒に高まっていくのがわかるんです。ユニゾンも揃っていて、でもあれは練習して揃えたのではなく、長年のパートナーシップの中で築かれた自然のユニゾンなんじゃないかと思わせるものがあります。気持ちが揃うって、こういうことなんだな、と。『眠り』の目覚めのパ・ド・ドゥやグラン・パ・ド・ドゥのアダージオ、コーダ、そして『真夏』のパ・ド・ドゥ、どれもずっと見ていたくなりました。あまりに幸福だと、終わってしまうのが嫌で切なくなってくる。胸が痛いほどの2人のパ・ド・ドゥでした。

パックのマティアス・ディングマンは、パックにしては男前♪ ツァオ・チーとのバランスを考えると、ちょっと背が高かったかも。3人のパックの中では、ちょっと着地音が気になったので、軽やか〜というわけではなかったけど、踊りは文句なしのパックでした。ディングマンは、やんちゃなパックで可愛い。飾りっ気がないというか、シンプルなパックで、私の好感度は高かったです。
ちょっと気になるジョナサン・カグイオアのボトムも、とてもよかったです。明るくて人柄のよさそうなボトム。ポワントもバッチリ。もうちょっと笑いが起こってもよかったのにな〜。
ヒゲ面の悪い人(ドルコン)を演じていたトム・ロジャースは、ここでは人のよさそうなライサンダー。とても背の高いロジャース。足が長いってやっぱり得だよな〜と思ってしまった。ドルコンとライサンダー、正反対の役どころだけど、どちらもよかったです(パンの神もやってた)。ハーミアやヘレナ、デミトリアスもよかったんだけど、前日のマシュー・ローレンスとキャロル=アン・ミラーの印象のほうが強かったかもしれません。デミトリアスのジェイミー・ボンドは格好良かったです。
posted by uno at 01:38| Comment(4) | バレエ公演2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月28日

ロシア国立サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエ来日公演

ロシア国立サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエが、『白鳥の湖』と『ロミオとジュリエット』の2演目で秋に来日します。なんとなく相模原市文化財団のHPを見ていたら、橋本のホールで『ロミオとジュリエット』の公演が予定されているのに気付きまして、調べてみたら結構出てきました。というか、マリインスキーのアンドリアン・ファジェーエフが新たに芸術監督に就任していたんですね〜。そちらにも驚きました。S席が5,000円〜8,000円と、リーズナブルなことにもビックリ。「音楽は特別録音によるテープを使用します」とのこと。
とりあえず見つけたものだけ。招聘元はアルス東京さんです。
アルス東京

■ ロシア国立サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエ 2011年日本公演

10月8日(土) 栃木県総合文化センター メインホール
『白鳥の湖』
S席:5,000円 A席:4,000円 B席:3,000円
一般発売:5月25日(水)
栃木県総合文化センター

10月15日(土)14:00 杜のホールはしもと
『ロミオとジュリエット』
一般:6,500円 中学生以下:3,500円
一般発売:7月2日(土)
相模原市民文化財団

10月18日(火)18:30 熊本県立劇場演劇ホール
『ロミオとジュリエット』
オフィスムジカ

10月22日(土)14:00 京都芸術劇場 春秋座
『ロミオとジュリエット』
一般:8,000円 シニア:7,500円 学生&ユース席:2,500円
一般発売:7月14日(木)
京都芸術劇場 春秋座 studio21

10月27日(木)18:30 札幌市民ホール
『白鳥の湖』
S席:6,500円 A席:5,500円 B席:4,500円
一般発売:5月27日(金)
office ONE


2012年のボリショイの日本公演ですが、名古屋の発売日が明日(28日)でした。何故か名古屋は早いんですよね〜。

【5月28日(土)一般発売】
■ ボリショイ・バレエ団『スパルタクス』【名古屋】
2012年2月5日(日)15:00
会場:愛知県劇術劇場 大ホール
電子チケットぴあ
eプラス 【座席選択】
posted by uno at 02:11| Comment(0) | バレエ日記2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月27日

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団『ダフニスとクロエ』『真夏の夜の夢』5月25日【西宮】

一昨日のBRB西宮公演。『ダフニスとクロエ』だけ感想書きました。これから東京公演に行ってきます〜。
【『真夏』の感想を追加しました(6/4)】

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 2011年日本公演
『ダフニスとクロエ』 『真夏の夜の夢』
2011年5月25日(水)18:30 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール

『ダフニスとクロエ』
音楽:モーリス・ラヴェル
振付:フレデリック・アシュトン
衣裳・装置:ジョン・クラクストン
照明:ピーター・テイゲン

クロエ(羊飼い):エリシャ・ウィリス
ダフニス(山羊飼い):イアン・マッケイ
リュカイオン(都会から来た人妻):キャロル=アン・ミラー
ドルコン(牧夫):トム・ロジャース
ブリュアクシス(海賊の首領):タイロン・シングルトン
パンの神:ベンジャミン・ソレル
ニンフたち:レティシア・ロ・サルド、アンドレア・トレディニック、ジャオ・レイ
羊飼いたち、海賊たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

『真夏の夜の夢』
音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
振付:フレデリック・アシュトン
衣裳・装置:ピーター・ファーマー
照明:ジョン・B、リード

オベロン:ツァオ・チー
タイターニア:佐久間奈緒
インドからさらってきた男の子:鈴木皐(AIS国際バレエ学校)
パック:ジェームズ・バートン
ボトム:ロバート・クラヴノー
村人:
  ジョナサン・カグイオア、エンガス・ホール、クリストファー・ロジャース=ウィルソン
  ナサナエル・スケルトン、オリヴァー・ティル
ハーミア:ジャオ・レイ
ライサンダー:トム・ロジャース
ヘレナ:ヴィクトリア・マール
デミトリアス:ジェイミー・ボンド
蜘蛛の精:アランチャ・バゼルガ
エンドウの花の精:レティシア・ロ・サルド
蛾の精:ローラ・パーキス
カラシナの精:サマラ・ダウンズ
妖精たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

指揮:
フィリップ・エリス(『ダフニスとクロエ』)
ポール・マーフィー(『真夏の夜の夢』)
演奏:関西フィルハーモニー管弦楽団
合唱:西宮少年合唱団(『真夏の夜の夢』)


『ダフニスとクロエ』

『ダフニスとクロエ』は初見。話はとてもシンプルです。互いに愛し合うダフニスとクロエ、ダフニスを狙っているリュカイオン、クロエを愛するドルコン。海賊にさらわれたクロエは、パンの神の不思議な力によって助けられ、恋人たちは無事に再会し愛を誓います。装置は写実的なものではなく、平面的でデザイン的、そして牧歌的。背景の青い空がともて鮮やかで印象的でした。舞台はギリシャだと思うんですが、どこかロシア的なデザイン性を感じたのは気のせいでしょうか。初演はバレエ・リュスなので、気のせいではないのかも。群舞(6×6の男女)の振付も、『牧神の午後』や『春の祭典』を思い起こさせる、横方向への平面的な動きが印象的でした。女性陣は単色のワンピース(色違い)。男性陣はベージュのパンツに水色の開襟シャツをインして、ベルト。

クロエのエリシャ・ウィリスは、前回の来日時は降板しているので初見。比較的小柄で、チャーミングな容姿。踊りはとても安定感があり、安心して見ることができました。イアン・マッケイは、『眠り』では王子のキャラクターがピッタリだと思ったんだけど、山羊飼いという牧歌的な役も彼の大らかな雰囲気が活きていてピッタリでした。
神話の世界かと思いきや、リュカイオンの「都会から来た人妻」というのが、なんとなく神話っぽくないな、と。そういえば、登場人物たちの衣裳もどこか現代的な雰囲気があります。神話の世界というよりは、神話的な世界観ということなのかな、と。ギリシャの作家ロンゴスが2〜3世紀に執筆したと言われる小説をミハイル・フォーキンが脚色し(プログラムより)、それをさらにアシュトンが新構築したということなんだろうと納得。海賊たちの衣裳が忍者のようで、ちょっと和風なのも印象的でした。
ともにクロエを愛するダフニスとドルコンは、踊りで対決することになります。その提案をした村人が、おそらく私が気になっているジョナサン・カグイオアです。踊りで対決し、勝利したほうがクロエの口づけを手に入れるというマイムが、とても綺麗で、そしてわかりやすい。彼に限らず、BRBのダンサーたちはマイムが美しくて雄弁な気がします。常にクロエを気遣ったりする彼は、群舞の中ではちょっとポジションのある役どころなのかな、と。

海賊にさらわれたクロエを追おうとするダフニスを、ドルコンが妨害。首を絞め上げられた(そこまでするか、、)ダフニスは、その場に倒れてしまいます。辺りの様子が一変。登場したニンフたちは、緑の精といった出で立ち。洞窟から煙がモクモクと這い出してきて、いよいよパンの神の登場か!と思いきや、なんと洞窟の上に姿を現しました。だって、いかにも洞窟から出てくる空気だったじゃん(笑)、と。パンの神は、上半身は人間、下半身は獣という、半獣神の神です。そして、ダフニスに行き先を指し示します。この時点で、これな何やらパンの神が気になるぞ、と。

海賊の洞窟にさらわれてきたクロエは、ワンピースが片方はだけて肩が露わになっていて、なんだか心配な姿に。その姿のまま両手を縛られ、逃げ場もなく男たちに翻弄されます。やがてワンピースを剥ぎ取られ、白い下着姿で踊ります(しかも手は縛られたまま)。う〜ん、これがマクミランだったら大変なことになっていそうだけど、アシュトンだといやらしさはないかも(決してマクミランを否定しているわけではありません)。首領のタイロン・シングルトンがなかなかに格好良かったです。

「あわや!」というところで、背後からパンの神が登場! 人だかりに隠れてモソモソと登場する姿に思わず笑いが、、、。両腕を広げてゆっくりと歩み出てくるパンの神。クロエの手を縛っていたロープが魔法のように解かれ、恐れをなした海賊たちは逃げ去っていきます。パンの神がクロエを肩に乗せ、空いたほうの手でポーズをとり、ゆっくりと歩いて退場します。いかん、これは笑っていいのか!?という思いが止まらず…。

ダフニスと羊飼いたちが待つ海岸に、パンの神に担がれたクロエが帰ってきます。舞台中央でクロエを下ろしたパンの髪は、再びポーズをとり、歩いて下手へ退場…。駄目だ、これは笑わずにはいられない、、、。いや、決して馬鹿にしてるわけじゃないんですよ〜。ああいうのが私の楽しみの一つだったりします(私の見方は間違ってるのか?)。
ダフニスとクロエのパ・ド・ドゥ。そして、スカーフを手に踊る群舞。6×6の羊飼いたちいがいにも群舞要員が登場し、カラフルなスカーフが翻る鮮やかなラストを迎えます。

ところで、主人公がさらわれて、そこで踊らされて、不思議な力によって助け出されるって、どこか既視感があるな〜と思ったら、同じアシュトンの『シルヴィア』でした。というか、あそこにも不思議な人が出てきますよね…。エロスとパンの神。アシュトンって、、、。まあ、それに限らず、なんとも言えないユーモアが漂うのが、アシュトン作品の魅力の一つですよね。

『真夏の夜の夢』 【6月4日(土)追記】

先に東京公演の感想を書いてしまったので、キャストの違ったところだけ、、、。

なんと言ってもハーミアのジャオ・レイが可愛かったんですよ〜♪ 上海生まれのジャオ・レイは、その風貌だけで一瞬目を引く存在なんですが、それ以上に踊りやマイム、仕種に至るまでとっても流麗で美しく、加えて何ともいえない愛らしさと美しさを兼ね備えた存在なんです。『眠り』のリラの精ではウットリするほど美しく、ハーミアでは心くすぐられる愛らしさでした。
目が覚めたらライサンダーがいない。悲嘆に暮れるハーミアのテンポの速い踊りも、実にソフトでクリア。余裕があり、余計なものがありません。ヘレナを取り合うライサンダーとデミトリアス。相手にされないハーミアは地面にぺたんと座りこみ、両手で顔を覆って「え〜んえ〜ん」と泣いたり、投げ出した脚をバタバタさせたりと、本当に可愛かった。別のダンサーのハーミアは「脚をバタバタ」はやっていなかったので、ジャオ・レイ仕様なんだと思います。

パックのジェームズ・バートンがとってもよかったです。踊りが軽い。私が見た3人のパックの中では、一番軽さがあったと思います。そして一番お馬鹿なパック(笑)。褒めてます。ジェームズ・バートンって、『眠り』の2幕でフワフワ頭のちょっとお馬鹿な(褒めてます)王子の側近を演じていた人ですよね〜。後で確認して「あの人か♪」と思い、ちょっと楽しくなってしまいました。テクニックもバッチリだったし、踊りも軽く、お調子者のパックという感じで、私はとても好きでした。
posted by uno at 14:21| Comment(7) | バレエ公演2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『シルヴィ・ギエム オン・ステージ2011』公演概要決定

大阪から帰ってきました〜。西宮の兵庫芸文でBRBのアシュトン・プロを見てまいりました。楽しかったです〜♪ 初見の『ダフニスとクロエ』では、「パンの神」が気になっちゃって、気になっちゃって(笑)。『真夏』も本当に楽しかったです。佐久間さんが可愛い♪ ツァオ・チーも威厳たっぷりで(その威厳たっぷりな感じが可愛くもあり)格好良かったです。で、例のごとく感想はぜんぜん進まないので、別の話題を、、。

秋のギエムのツアーの公演概要が出ましたね〜。ムッルのベリヤエフですよ〜♪ 素敵すぎて、私にとっては衝撃だったムッルのベリヤエフがもう一度見られるとは♪ 前回は2005年なので、6年も経ったんですね。6年経つと雰囲気も変わるかもしれないけど、すごく楽しみです。確か予定では、ギエムの演目は『マルグリットとアルマン』となっていたと思うんですが、『マノン』に変わったんですね。マッツ・エックのソロとフォーサイスのパ・ド・ドゥはどちらも最新作とのこと。楽しみです。ツアーに先駆けて、東京ではチャリティー・ガラが予定されているそうです。現在、参加アーティスト・演目の調整を行っており、詳細は追って発表とのことで、こちらもとても楽しみです。

東バの演目はAプロ『白の組曲』、Bプロ『春の祭典』『パーフェクト・コンセプション』。Aプロの「他1演目」というのは、東バの演目じゃないかと思うんですけどね〜。この書き方だと、木村さんは『白の組曲』に全日出演なのかな〜(♪)、と。一方、Bプロには出演しない予感、、、。春祭のリーダー、踊ろうよ〜。小出さんのヴェラ、懐かしいですね。水香さんはここでも弾さんと組むんですね。田中さんも活躍してくれて嬉しい。『春の祭典』の配役未定というのが気になります。初役も組まれるのかしら。

全国公演も発表されていまして、もう妄想が止まりません。ホールの場所とか、費用とか、いろいろ調べちゃいましたよ。気が早いよ、自分〜。集客としてはAプロかな〜と思うんですが、全国には両方持っていくんでしょうか? 見に行くかどうかは東バのキャストによるんですが、発売前に発表されるかは微妙ですよね〜。場所的には広島とか倉敷に行きたいなぁ、と。しかし、12月の『ザ・カブキ』も東京以外で公演があるみたいだし(西宮は既に発表済み)、そんなに遠征してて大丈夫かな、、、。

■ シルヴィ・ギエム オン・ステージ 2011

Aプロ<愛の物語>
10月22日(土)15:00
10月23日(日)15:00
10月25日(火)18:30
10月26日(水)18:30
会場:東京文化会館

「田園の出来事」
振付:フレデリック・アシュトン/音楽:フレデリック・ショパン

ナターリヤ:シルヴィ・ギエム
ベリヤエフ:マッシモ・ムッル
ラキティン:後藤晴雄
ヴェラ:小出領子
コーリャ:松下裕次
カーチャ:奈良春夏
マトヴェイ:永田雄大

「マノン」よりパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ

シルヴィ・ギエム、マッシモ・ムッル

「白の組曲」
振付:セルジュ・リファール/音楽:エドゥアール・ラロ

テーム・ヴァリエ:奈良春夏/田中裕子、木村和夫、後藤晴雄/柄本弾
セレナード/フルート:小出領子/西村真由美
プレスト:佐伯知香/岸本夏未
シガレット:吉岡美佳/田中結子
マズルカ:木村和夫/後藤晴雄
アダージュ:上野水香、柄本弾

他、1演目を予定

指揮:ベンジャミン・ポープ 
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


Bプロ<エック/フォーサイス/キリアン>
10月29日(土)15:00
10月30日(日)15:00
会場:東京文化会館

「アジュー」
振付:マッツ・エック
音楽:ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第32番作品111アリエッタ

シルヴィ・ギエム

<ウィリアム・フォーサイス新作パ・ド・ドゥ>

シルヴィ・ギエム、マッシモ・ムッル

「春の祭典」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー

東京バレエ団(配役未定) 

「パーフェクト・コンセプション」
振付:イリ・キリアン
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ、ジョン・ケージ、レスリー・スタック

井脇幸江/田中結子、吉岡美佳/川島麻実子
高橋竜太/松下裕次、長瀬直義/宮本祐宜

※演奏はすべて特別録音によるテープを使用します。

S席:18,000円 A席:16,000円 B席:14,000円
C席:10,000円 D席:8,000円 E席:6,000円
一般発売:7月2日(土)

【全国公演】
11月3日(木・祝)愛知県芸術劇場
11月5日(土)兵庫県立芸術文化センター
11月9日(水)倉敷市民会館
11月11日(金)広島市文化交流会館
11月13日(日)福岡サンパレス

NBS
posted by uno at 00:55| Comment(4) | バレエ日記2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月25日

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団『眠れる森の美女』5月21日 マチネ

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 2011年日本公演
『眠れる森の美女』プロローグ付全3幕

5月21日(土)13:30 東京文化会館

音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:マリウス・プティパ、ピーター・ライト
演出:ピーター・ライト
衣裳・装置:フィリップ・プラウズ
照明:マーク・ジョナサン

国王フロレスタン二十四世:ジョナサン・ペイン
王妃:ヴィクトリア・マール
オーロラ姫:タマラ・ロホ
フロリムンド王子:イアン・マッケイ
カタラビュット(式典長):デヴィッド・モース
カラボス:マリオン・テイト
リラの精:アンドレア・トレディニック

【プロローグ】
美しさの精:ジェンナ・ロバーツ
お付きの騎士:ジョセフ・ケイリー
誇らしさの精:アンブラ・ヴァッロ
お付きの騎士:マティアス・ディングマン
謙虚さの精:レティシア・ロ・サルド
お付きの騎士:ジョナサン・カグイオア
歌の精:ジャオ・レイ
お付きの騎士:クリストファー・ロジャース=ウィルソン
激しさの精:キャロル=アン・ミラー
お付きの騎士:ヴァレンティン・オロヴィヤンニコフ
喜びの精:セリーヌ・ギッテンス
お付きの騎士:タイロン・シングルトン
カラボスのお付きの騎士:
  ジェームズ・バートン、益子倭、ショーン・マクラフリン
  ナサナエル・スケルトン、オリヴァー・ティル、ルイス・ターナー
リラの精のお付き:
  ジェンナ・キャロル、ローラ・ダベンポート、淵上礼奈
  ジェード・ヒューゼン、アビゲイル・プルーダムズ、ローラ・パーキス

【第1幕】
4人の王子:
  ロバート・パーカー、ジェイミー・ボンド
  ドミニク・アントヌッチ、タイロン・シングルトン
オーロラ姫の友人:
  ジェンナ・キャロル、ローラ・ダベンポート、淵上礼奈、
  ジェード・ヒューゼン、アビゲイル・プルーダムズ、ローラ・パーキス
ガーランド:
  アランチャ・バゼルガ、サマラ・ダウンズ、セリーヌ・ギッテンス
  レティシア・ロ・サルド、カリー・ロバーツ、ジェンナ・ロバーツ
  ジョナサン・カグイオア、ファーガス・キャンベル、ロバート・グラヴノー
  ヴァレンティン・オロヴィヤンニコフ、クリストファー・ロジャース=ウィルソン
  トム・ロジャース

【第2幕】
伯爵夫人: イヴェット・ナイト
王子の側近:ロリー・マッケイ

【第3幕】
パ・ド・カトル:
  レティシア・ロ・サルド、ローラ・パーキス
  マティアス・ディングマン、オリヴァー・ティル
長靴をはいた猫と白い猫:ロバート・グラヴノー、カリー・ロバーツ
青い鳥とフロリナ王女:アレクサンダー・キャンベル、ナターシャ・オートレッド
赤ずきんと狼:アランチャ・バゼルガ、ロリー・マッケイ
グラン・パ・ド・ドゥ:タマラ・ロホ、イアン・マッケイ


指揮:ポール・マーフィー
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
強力:東京バレエ団


土曜日、BRBの『眠り』を昼・夜と見てまいりました。
昼公演はロホとマッケイ。ロホのオーロラは素晴らしかったです。非の打ちどころがない、現在最高のオーロラの一人ではないかと思いました(そう思うのは私が彼女の大ファンだからかもしれないけど)。ドラマチックな役どころに定評のあるロホですが、オーロラやオデットといった古典の役どころも同じくらい素敵です。マリー・ヴェッツェラもオーロラも、どちらも甲乙つけがたいんです。
無駄な動きがなく、一つ一つのポーズが本当に美しいロホ。艶やかな白い肌に、黒髪。まるで、なめらかな陶器を見るようでした。そして、あの美しい笑顔にも魅了されました。床に吸い付くようなポワントの安定感と美しい甲にもウットリ。ローズアダージオのバランスは、ガラで見せてくれるほど長くはありませんでした。とは言っても、抜群の安定感があるのは一目瞭然。ガラと全幕では、きちんと演じ分けているのだと思います。さらに今回は、ホームではないというのもあったのかもしれません。あくまでゲストとして、「BRBの『眠り』」というのを大事にしたのではないかと思いました。バランスだけでなく、回転も相変わらずすごい。ローズアダージオの後のヴァリエーションでは、ピルエットで4・5回は軽く回ってしまいます。指揮者がロホをよく見て合わせているのがわかりました。
小柄なロホと、長身のマッケイですが、身長差はまったく気になりませんでした。それは、マッケイがロホを優しく包むように、上手にサポートしていたからかもしれません。クルクルとした黒髪が印象的なマッケイ。跳んで回ってという技術よりも、その穏やかで優しげな陽性の空気感が魅力的な人です。3幕のラスト、手を取って歩み出てくるオーロラと王子。真っ直ぐに正面を見つめるロホと、そんなロホをじっと見つめているマッケイが印象的でした。

デヴィッド・モースのカタラビュットは、オヘアよりも可愛いおじいちゃんという感じ。そういえば、前回の『コッペリア』で演じたコッペリウスも可愛かったな〜(♪)と。現在バレエ・ミストレスを務めるマリオン・テイトのカラボスが格好良かった! 周囲より年配の、小柄な女性なんですが、圧倒的な存在感があります。リラの精と同様、踊らない役のカラボス。しかし彼女の存在感は演劇的というよりは、やはりバレエ的であり、音楽的なんです。

プロローグの妖精は、おそらくこちらがファーストキャストではないか、と。アンブラ・ヴァッロとキャロル=アン・ミラー、2人のプリンシパルがいるし、ジャオ・レイも入っています。アンブラ・ヴァッロは全公演で誇らしさの精を務めたみたいですね。
美しさの精のジェンナ・ロバーツ(ファースト・ソリスト)は、柔らかくて優しげな踊りが印象的。歌の精のジャオ・レイは、あの不思議な動きが美しくさえ見える。謙虚さの精のレティシア・ロ・サルドは、楚々として知的な踊りで、とても素敵でした。キャロル=アン・ミラーの激しさの精は、高速でもバタバタしないステップがすごかった。細かなステップは、とにかく早くてクリア。リラの精のヴァリエーションを踊るのは、喜びの精。キャスト表に変更があり、この日はセリーヌ・ギッテンス(ファースト・アーティスト)が踊りました。鎌倉公演でも気になっていた、褐色の肌の女の子です。とっても伸びやかな踊りに目を瞠りました。長身で小顔、足が長く、身体的にも恵まれていると思いますが、何よりその伸びやかさ、そして陽性の雰囲気が、見るものを幸せな気持ちにしてくれます。彼女は夜公演でも喜びの精を踊ったんですが、回転系に安定感が増し、さらによくなっていました。

4人の王子にプリンシパルが2人、そして現在バレエ・マスターのドミニク・アントヌッチがいるという豪華さ。オーロラのサポート役を務めていたのがロバート・パーカーでしょうか。素敵でした。しかし、そこはかとなく漂うユーモアという点では、鎌倉公演の4人に一票。それにしても、どちらの4人も、16歳のオーロラの結構相手にしては老けてるよな…と(余談ですが、、)。

カーテンコールでは、ロホに花束が贈られました。深々とお辞儀をして受け取ったロホが印象的でした。
posted by uno at 00:33| Comment(4) | バレエ公演2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月20日

BBLチャリティ公演に吉岡美佳&高橋竜太 出演/東バ【北上】のキャスト

BBLが東日本大震災チャリティー・ガラ公演『GALA DE SOUTIEN EN FAVEUR DU JAPON』を開催します。というのが18日付で発表されましたね〜。嬉しいことに、吉岡さんと高橋さんが『チェロのための5つのプレリュード』を踊るそうです。2人の個性が活かされた素敵な作品なので、是非たくさんの人に見てほしいです。ローザンヌの人たちが気に入ってくれるかどうか、とっても気になります。
今のところ発表されている演目は、『ボレロ』と『アダージェット』。ジルの『アダージェット』、いいな〜、、、。『ボレロ』を誰が踊るのか気になります。

■ 『GALA DE SOUTIEN EN FAVEUR DU JAPON』

6月15日(水)20:00
会場:ボーリュー劇場(ローザンヌ)
『ボレロ』『アダージェット『チェロのための5つのプレリュード』他

東京バレエ団
Bejart Ballet Lausanne

東バblogの「稽古場より」も18日に更新。担当は森川さんです。森川さんは学校公演でロットバルトを踊るそうです。高木さん(オデット)と木村さん、田中さん(オディール)と木村さんの写真有り♪ 素敵だ〜。阪井さん、岸本さん、宮本さんが北上でパ・ド・トロワを踊ると紹介されているんですが、予定では高村-佐伯-長瀬だったよな〜と思ってチラシを見てみたら(チケットと一緒に届いた)、ちゃんと岸本-阪井-宮本になっていました。さらによく見たら、ロットバルトが武尊さん、道化が井上さんになってました。お! 井上さんの道化って、北上だけじゃないですか? 初役? 楽しみ〜。
というわけで、北上のキャストはこんな感じらしい。
  
  オデット:高木綾
  オディール:田中結子
  ジークフリート王子:木村和夫
  悪魔ロットバルト:柄本武尊
  道化:井上良太
  パ・ド・トロワ:岸本夏未、阪井麻美、宮本祐宜

東京バレエ団
posted by uno at 23:09| Comment(0) | バレエ日記2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ニコラ・ル・リッシュとパリのエトワールたち』公演延期/他

8月のニコラ・ル・リッシュの公演が中止になりましたね、、、。とりあえず8月の来日は中止。公演は延期ということになっているようです。中止ではなく、延期だといいですね、、。ただ、なかなかすぐに実現するのは難しいような気がします。シーズンが始まれば、あれだけの人数のエトワールが日本に来るのは難しいですよね、、。それに、彼らが危惧している日本の状況が、どうなるかわからない。というより、彼らがいつ「大丈夫」と判断するかわからない…。
急遽ゲストで来日してくれたゼレンスキーやゴールディング、カンパニーにで来日してくれたサンクトペテルブルグ・バレエ・シアターやBRBはすごかったんだな、と改めて。
押さえてあるゆうぽうとホールはどうするのかなぁ? 何か代わりの公演を考えてるかしら。東バにゲストを呼ぶとか。なんか、大変だな、いろいろ…。

NBS <ニコラ・ル・リッシュとパリのエトワールたち>公演延期のお知らせ

首藤さんの『DEDICATED』の追加公演が出ています。すごいな〜。今日(19日)が追加公演の発売日だったんですが、今見てみたら、eプラスでは予定枚数終了してました。え〜、すごい〜。

■ 首藤康之『DEDICATED』【追加公演】

6月18日(土)19:00
会場:KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ
一般発売:5月19日(木)

eプラス
電子チケットぴあ

【5月20日(金)一般発売】
■ 平成23年度 などや子どものための巡回劇場『白鳥の湖』全幕
8月9日(火)〜8月14日(日)
出演:越智久美子、ワディム・ソロマハ、越智友則
電子チケットぴあ
posted by uno at 01:12| Comment(2) | バレエ日記2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月18日

BRB得チケなど

BRBの東京公演が始まりましたね〜。東京初日の17日(火)はチャリティー公演ということで、様々な企画があったようです。サイン入り写真とか、サイン入りカンパニーブックとか、欲しかったよ〜。サインが欲しいというよりは、写真やカンパニーブックに興味あり。サイン入ってなくてもいいから、土曜からの東京公演でも販売してくれないかしら、、、。舞台に出演していたダンサーも、衣裳のまま募金活動に参加してくれたみたいですね。(→ボトムのロバート・パーカー、→パックのアレクサンダー・キャンベル) 近くで見てみたいかも♪。一番驚いたのは、タイターニアの衣裳のチャリティ・オークションです。BRBが提供してくれたらしい。いくらで落札されたのか気になります〜。

eプラスから新たな得チケが出てます。ツァオ・チー企画の第2弾。S・A席を10,000円で。さらに、ツァオ・チーのサイン入りスペシャル写真2枚組プレゼント。チケットは当日引換です。いいなぁ、、、ツァオ・チーの写真…。ファンはとっくにチケット取ってるっての。いつものことだけどさ〜、、。対象公演は5/21(土)18:30と、5/28(土)15:00です。

■ 『眠れる森の美女』5月21日(土)18:30
eプラス 申込期間:受付中〜5月20日(金)18:00
■ 『真夏の夜の夢』『ダフニスとクロエ』5月28日(土)15:00
eプラス 申込期間:受付中〜5月27日(金)18:00

17日(火)のキャストを見たんですが、『ダフニスとクロエ』のリュカイオン(都会から来た人妻)にアンブラ・ヴァッロとか、ドルコン(牧夫)にマシュー・ローレンスとか、ボトムもプリンシパルのロバート・パーカーだし、結構豪華ですよね〜。マシュー・ローレンスはデミトリアスも踊ります。東京公演と、西宮公演、楽しみだな〜♪ 今週、やっと西宮行きの手配をしました。こだまの自由席って初めて乗るんですが、混んでるのかしら? 平日だから大丈夫かなぁ。指定席が取れるツアーがなかったんですよ。なんででしょう。
posted by uno at 21:15| Comment(0) | バレエ日記2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする