2011年02月12日

有馬龍子バレエ団『コッペリア』にオスタ&パケット&ドナール

有馬龍子バレエ団『コッペリア』の公演情報が電子チケットぴあに出ていました。パリ・オペから3人のゲストが出演します。クレール・マリ・オスタ、カール・パケット、ミカエル・ドナール。豪華だな〜。有馬龍子バレエ団は以前にもパリ・オペからゲストを呼んでますよね。2009年にはミュリエル・ズスペルギー、カール・パケット、ジョシュア・オファルトをゲストに『ジゼル』を上演していました。5月14日(土)って、なんかあったような気がするな〜と思ったら、BRBの鎌倉公演の日だ。

■ 有馬龍子バレエ団『コッペリア』全幕

5月14日(土)18:00
会場:びわ湖ホール
S席9,000円 A席:7,000円 B席:5,000円 C席:4,000円
一般発売:2月19日(土)

【主な出演者】 (バレエ団サイトより)
コッペリウス:ミカエル・ドナール(パリ・オペラ座バレエ団教授)
フランツ:カール・パケット(パリ・オペラ座バレエ団エトワール)
スワニルダ:クレールマリ・オスタ (パリ・オペラ座バレエ団エトワール)

地主薫(地主薫バレエ団)
酒井直希(フリー)
吉田旭(宮下靖子バレエ団)
今村泰典(法村友井バレエ団)
上月佑馬(萩ゆうこバレエスタジオ)
末松大輔(フリー)
今中雄輔(プチ・エトワール・バレエ)
池上彰朗(IKEGAMI BALLET STUDIO)
有馬龍子バレエ団

有馬龍子バレエ団
電子チケットぴあ
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2011年02月10日

小林紀子バレエ・シアター『ザ・レイクス・プログレス/他』/4月の公演

電子チケットぴあに、小林紀子バレエ・シアターの公演情報が出ました。ゲストはまだ出てないですね〜。おそらくゲストがいると思うんですが。この3演目だと、ゲストは『ライモンダ』かな、と。『ザ・レイクス・プログレス』は是非、後藤和雄さんで上演してほしいです。最近見てないよな〜、後藤さん。3月の『カルミナ・ブラーナ』では久々に見られるので楽しみです。

■ 小林紀子バレエ・シアター 第99回公演

『ザ・レイクス・プログレス〜“レイク”放蕩児の生涯〜』
『バレエの情景』
『Raymonda ActV』

4月22日(金)18:30
4月23日(土)15:00
4月24日(日)15:00
会場:新国立劇場 中劇場
S席:10,000円 A席:8,000円 B席:6,000円 C席:5,000円
一般発売:2月17日(木)

電子チケットぴあ
eプラス

4月は東バの『ラ・バヤ』と小林だけの予定。でも、4月は何かと気になる公演が多いような。

スターダンサーズ・バレエ団『シンデレラ』
4月7日(木)15:00
4月8日(金)19:00
会場:テアトロジーリオショウワ
ゲスト:吉田都、ヴァレリー・ヒリストフ
eプラス 【座席選択】
電子チケットぴあ

サンクトペテルブルク・バレエ・シアター『白鳥の湖』
4月13日(水)18:30
4月14日(木)18:30
4月16日(土)13:00
4月17日(日)13:00
会場:Bunkamuraオーチャードホール
出演:イリーナ・コレスニコヴァ
eプラス 【座席選択】
電子チケットぴあ

『ELECTRIC CITY』
4月19日(火)19:00
4月20日(水)14:00/19:00
会場:東京国際フォーラム ホールC
一般発売:3月20日(日)
演出・振付・出演に上野隆博さんのお名前が。
eプラス
電子チケットぴあ

松山バレエ団『新・白毛女』
4月29日(金・祝)15:30
会場:府中の森芸術劇場 どりーむホール
一般発売:2月21日(月)
出演:森下洋子、清水哲太郎
eプラス 【座席選択】
電子チケットぴあ
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2011年02月09日

BRB『眠り』鎌倉公演詳細/他

鎌倉芸術館のサイトに、バーミンガム・ロイヤルバレエ団の公演詳細が出ました。その少し前にツイッターで教えてもらったんですが、どうやらチラシも出始めているようです。鎌倉(正確には大船だけど)のキャストは佐久間奈緒&ツァオ・チーです。お〜♪ 見に行っちゃおうかな〜。それにしてもS席13,000円は安い(ちゃんとオケ付きです)。しかし、ちょっと困ったことに、発売日が山海塾の西宮公演と重なってるんですよね〜。またネットカフェにお世話になるか、、、。

■ バーミンガム・ロイヤル・バレエ団『眠れる森の美女』 【鎌倉公演】

5月14日(土)15:00
会場:鎌倉芸術館 大ホール
S席:13,000円 A席10,000円 B席:8,000円
一般発売:3月5日(土) ※プレミアム・メンバーズ先行 2月26日(土)

オーロラ:佐久間奈緒
王子:ツァオ・チー

演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

鎌倉芸術館
電子チケットぴあ


東バの『白鳥の湖』を申し込みました。アッサンブレの先行予約です。木村さんはスペインを踊ってくれるかしら。もうロットバルトの可能性は消えたので、希望はスペインだけです。この際、3日間スペインを踊ってくれてもいいんだけどな〜。それはないかな〜。スペイン要員だった平野さんも横内さんも退団してしまったので、少なくとも2日目は新たなスペインが誕生すると思うんですよね(後藤さんが王子だから)。柄本兄弟かな〜と思ってたんですが、彼らはロットバルトがあるしなぁ。長瀬さんや松下さんだったら、文句なく格好良いと思うんだけど。宮本さんや梅澤さんもいいんじゃないかな〜、とか。え〜っと、他にスペイン踊ったことある人いましたっけ? 最近、その辺の記憶に自信ない、、、。
北上も申し込んじゃいました。あれだけ、「自分に資格があるのか」とか悶々としてたくせに(苦笑)。吐き出して、皆さまにコメントを頂いたら、なんだか随分スッキリしました。ありがとうございます! さくらホールは、ときどき東バの公演をやってくれますよね。私はまだ行ったことがないので楽しみです。

BRBの予約確認ハガキが届きました。祭典の追加枠で申し込んだ分です。今回はツァオ・チーを中心に選んだので、ロホと都さんを追加枠でみることに。いや〜、それなりに後ろのほうでしたよ、やっぱり。でも、それほど悪くないと思います。ロホを遠くから見るのはちょっと残念だけど…。
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2011年02月08日

昨日は。

ちょっと落ち込んでおります。いや、大したことじゃないんです。人から見れば「なんだ、そんなことか」という話だと思うんですが、これが思いのほか引きずっている、、、。昨日は山海塾の『TOBARI』を見に行きました。東京の最終日です。直前まで東バと山海塾のチケットを握りしめ、どちらを見に行くか迷ってました。1月の『KARA・MI』の公演期間中に、『TOBARI』最終日のチケットを取ってしまったんです。行くなら6日(日)しかない、と。水香さんの「ボレロ」はこれからも見る機会はありそうだし、プレトークにジルは出ないし。でも、『ダンス・イン・ザ・ミラー』の幕が開けたら、これが予想以上によくて、どっちを見に行けばいいかわからなくなっちゃったんです、、、。考えても考えても、本当に決まらなくて、なんだか泣けてきましたヨ、、(苦笑)。2日目の「未来のためのミサ」を見ながら、「明日私はこの木村さんを裏切るんだろうか」と(大袈裟)思ったら、泣けて泣けて仕方がなかった、、。いや、そうじゃなくても泣いてたと思いますけど。でも、家に帰って『TOBARI』の最終場の音楽を聴いたら、「あの美しい場面を明日私は見られないんだろうか」と思うと、また泣けてきて、、、(3月に西宮で見るんですけど…)。どんだけセンチメンタルなんだよ、自分(苦笑)。木村さんが大僧正を踊るっていうならまだしも(そういう言い方もどうかと思うが)、“あの”木村さんを見逃しいいのか、と。今でもこれでよかったのかどうか、正直わかりません。東バを見に行ってても、きっと同じようにモヤモヤしてたんじゃないかな〜と思うんですよね〜。しかし、そうやって見に行った『TOBARI』の最終場は、心に沁みましたよ、、、。本当に美しかった。2日目の木村さんは、さらに素晴らしくて、しっかり目に焼き付けてきたので今でもはっきりと思い出すことができます。高岸さんの「ボレロ」もすごくよかったし、ここで思い出を止めてしまおうかなと思ったんですよね。それが正解だったのか、本当にわからん。なんか、東バと木村さんを裏切ってしまったような気がして、なんとなく気持ちが晴れない。って、大袈裟ですよね(笑)。裏切るとか裏切らないとか、全然筋違いだってことはわかってるんですよ。ただ、“あの”木村さんを捨てた私に、北上までジークフリートを見に行く資格があるんだろうか、と。もう私は木村さんファンだと言ってはいけないんじゃないか!、と。だから、大袈裟だってば〜。見たいものを見ればいいんですけど、でも昨日は、どちらを見たいのか本当に自分でもわかりませんでした。
因みに、手放したチケットは直前まで私に付き合ってくれた友人にプレゼントしました。いや、どっちか見に行ってくれるって言うからさ。本当、ありがとう〜。

昨日、『TOBARI』千秋楽のカーテンコールでは、紙吹雪が降ってきました。と思ったら、薔薇の花びらだったんです。白い砂に(舞台には砂が敷きつめられているので)、赤、黄、ピンクの薔薇の花びら。すごく綺麗でした。

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2011年02月06日

『ダンス・イン・ザ・ミラー』初日・2日目

東京バレエ団『ダンス・イン・ザ・ミラー』、とりあえず2日目まで終了しました。とっても楽しかったです。というか、幸せでした。東京バレエ団がベジャールから贈られた演目、中には『M』『舞楽』など東京バレエ団だけが上演できる演目もあり、そして新しく贈られた演目もあり。本当に東京バレエ団にしか上演できない新しい世界が生まれたな、と。ベジャールとジルと、今の東京バレエ団によって生まれた新しい舞台です。でも、どこか懐かしい。それは、いつも変わらないベジャールのダンスへの愛、ダンサーへの愛が溢れているからではないか、と。長年にわたって築かれた、ベジャールと東京バレエ団との絆を、ジルが本当に壊すことなく作品に昇華させてくれた。しかも、未来に繋がる希望を感じさせる作品にしてくれたことに、感激しました。ジルが語っているように、ベジャールと東バの関係は、ジルと東バ、BBLと東バというふうに、進化し受け継がれているのだと思います。
約1時間という上演時間なので、これ単体で公演を行うのは難しいと思いますが、そこは東京バレエ団、ベジャール作品はたくさんありますから、いろいろな作品と組み合わせてこれからも上演を重ねてほしいです(「詩人の恋」だって見たいし!)。

今回、ジルからのプレゼントとして、サプライズ上演がありました。流石、ジル〜♪ まったく予想していなかったので、本当にビックリした。1985年にショナ・ミルクとフィリップ・オルザによって初演された「チェロのための5つのプレリュード」は、1992年にはクリスティーヌ・ブランと小林十市さんによって「バッハのチェロ組曲」として日本初演された作品だそうです。今回は元の「チェロのための5つのプレリュード」のタイトルで、吉岡美佳さんと高橋竜太さんによって踊られました。2人にピッタリな作品。ジルって、本当にダンサーのことよく見てるんだな〜と思ってしまった。いや、自分のカンパニーなら当然かもしれないけど、そうじゃないからなぁ。美佳さんはベジャールにも気に入られていたみたいだしわかるんだけど、高橋さんが選ばれたのがすごく嬉しかった。今の東バでは、あの役は高橋さんしか踊れないと思います。それにしても、高橋さんのフル回転には驚いた、、。『ダンス・イン・ザ・ミラー』で道化的な役を演じて、「火の鳥」のパルチザンではヴァリエーションまで踊って、「チェロのための〜」を踊ったかと思ったら、「ボレロ」のリズムにもちゃんといた! お疲れ様です〜。冒頭の群舞でも格好良くて、ついつい見てしまいました。高橋さんにもまだまだ先のステージがあったんだなぁと、妙に感動。木村さんだってまだ先がありそうに思えるんだから(きっと、ある)、これからの高橋さんにももっと期待してもいいのかもしれない。高岸さんのあの若々しさを思えば、みんなまだまだこれからですよね〜♪

冒頭、そしてフィナーレ、あれだけの顔ぶれが揃うのは、この作品以外ではありえないと思います。その後に作品が控えているダンサーは、冒頭の群舞にはいなかったけど、フィナーレは本当にすべてのダンサーが舞台上にいたのではないかしら。最後、舞台上のすべての幕が取り払われ(背景幕も両袖も)、コンクリートの壁と照明が剥き出しになった舞台に、東京バレエ団のすべてのダンサーがいる。こんな素敵なラストって、ないですよね。一番後方には、黒い服を着たスタッフも加わります。よく見たら若手のダンサーたちだったけど、面白いアイデアだよな〜、と。スタッフも東京バレエ団の一員であるという気持ちを見せてくれたのだと思います。カーテンコールの最前列には、中央に木村さん、その両脇に吉岡さんと井脇さん、そして列の両端には友佳理さんと高岸さん。あんなカーテンコール、もう二度と見られないかもな、、、。

後は簡単に…。

冒頭「現代のためのミサ」。全員ジーンズに、それぞれ色合いと形の違うブルーの衣装を着ています(Tシャツだったり、キャミソールだったり)。旅人の木村さんだけシャツを羽織っている。どんなものかと思っていたら、意外と聞きやすいピエール・アンリの音楽。冒頭から気合の伝わってくる踊りでした。なんと言っても皆楽しそう。次々に向きを変えて、その都度目が合った人と楽しげに視線を交わして踊る。そんな様子を見ているだけで、こちらまで楽しくなりました。友佳理さんや吉岡さんのジーンズ姿って、なんだか貴重な気が。とっても幸せそうに踊る友佳理さんが印象的。井脇さんは何ら違和感なくジーンズで踊る群舞に溶け込んでいて流石。前列の高橋さん、氷室さんがとにかく格好良くて見入ってしまった。高橋さんは表情も豊か。高岸さんのソロがあります。正面を見据えたときの、あの若々しさにビックリ。これまでも何度か若々しいと思ったことはあるけど、ジーンズにTシャツという衣装もあってか、今回はいつにも増して若々しい。後藤さんが「ボレロ」でちょっとお疲れモードだったのに対して(でも悪くなかったよ、、)、同じように『ダンス〜』を踊った高岸さんが、「ボレロ」であれだけの爆発力を発揮し、しかも終盤に向けて高まっていくのがすごい。

木村さんは「火の鳥」まではあまり踊らず。外側から見ている役回りだと思います。下手の床に置かれた円形の鏡。それを覗き込むように座ります。彼はあの鏡を通して世界を見てるのかもしれない。やがてそれは、彼自身の世界にもなっていく。ちょっと『ザ・カブキ』を思い出しました。始めは見ている立場だった現代の青年が、いつしかその世界に入り込み、やがて引っ張っていく存在となる。どこか共通するものがあるなぁ、と。

日本初披露の小笠原さんの「舞楽」。すーごくよかったです〜。気迫の佇まいと、もの凄い気合の入った踊り。いい目をしてました。彼の「舞楽」全編も見てみたいなぁ、と。2組のカップル。高村さんが流石に上手い。
「ヘリオガバル」。水香さんと弾さんは適任だったと思われ。ちょっと野性味に欠けるかな〜という感じはしましたが、下手にそれを出そうとして失敗するよりは、適度な生々しさでよかったのではないか、と。弾さんの、マッチョなのに何故か情けない感じがいい(本当に褒めてます)。今回新しく加わったパートの中では、「ヘリオガバル」は難しい場面だったんじゃないかな〜と思います。日本人には向いていなそうなキャラクターだし、2人だけで舞台を支配しないといけないし。
「バロッコ・ベルカント」よりパ・ド・シス。この場面、大好き。カラフルなレオタード(女性は顔にペインティングも)の6人の男女と、道化のような役回りの高橋さんと、旅人の木村さん。音楽は、リッカルド・ブロスキ『カストラート』より“私は揺れる船のように”。道化は半歩外にいて、旅人と世界を繋ぐような役割かな、と。ほら、見て、感じて、そして触れてごらんと語りかける存在。とにかく高橋さんが最高。彼のキャラクターを最大限に活かした役ではないか、と。この作品がなければ、こんな高橋さんは見られなかったかと思うと、ジルに感謝したい気持ちになりました。小出さんと松下さんの踊りが、一番「あぁ、ベジャールだなぁ」という感じがしたかも。どこがとは上手く言えないんですが、ちょっとしたポーズとか流れが、「あぁ、ベジャール」と思うんですよね。松下さんが本当に頼もしくなったよな〜と。宮本さんのモヒカン(?)がいい(笑)。なんとなくずっと宮本さんを見守ってきた(つもり)の私としては、「舞楽」やパ・ド・シスで活躍する彼を見ると、「ここまで来たんだなぁ」と感慨深いです。
一人ぼっちになった男のもとへ、3人の女神が現れます。扇のパ・ド・トロワ。孤独な男が女神の存在を垣間見る。彼は一時癒されたでしょうか、、、。女神たちに誘われて、2つに割れた背景幕の中へ走り去る男。
「M」より男性群舞。イチ、ニは高岸さんと後藤さん、サン、シは「舞楽」の小笠原さんと「ヘリオガバル」の弾さんが担当。高岸さんの「集まれぃ!」のかけ声は堂に入ったもの。今回の『ダンス〜』の上演の前に『M』(12月)を見られたのはよかったかもしれない。
「火の鳥」。背後に、火の鳥の木村さんとパルチザンのシルエットが浮かび上がる。そして、ゆっくりと歩み出てくる9人。格好良い〜(♪)。今回の「火の鳥」はジーンズのままで踊られました。木村さんは上半身は裸。ジーンズで踊る「火の鳥」もいいもんだな〜、と。『とにかく「火の鳥」が好き』という奈良さんがパルチザンに入っていて嬉しい。木村さんはジーンズだろうとなんだろうと、美しい踊りでした。むしろ、普段の「火の鳥」では見えない上半身が強調されて、腕とともに堪能。もう、この「火の鳥」のあたりから、それまでにも増して木村さんが眩しくて眩しくて…。こんなに美しい火の鳥を、ジーンズ姿の木村さんが踊っている…。何かから解き放たれたような清々しい大きな踊り。解き放たれたのは木村さんか、火の鳥か、、。その両方だったのかもしれません。
倒れた火の鳥。作品はそのままラストの「未来のためのミサ」へと移行していきます。起き上がった木村さんは、グレゴリオ聖歌に乗せてゆっくりと踊り始めます。パルチザンに混じって、一人、また一人とダンサーたちが舞台に表れる。木村さんは様々なダンサーたちと関わりながら踊っていきます。音楽は民俗音楽へと変わります。ボリビア・マンタ(グループ名)というくらいだから、ボリビアの音楽なのかな? ループが心地良い、キラキラして優しい音楽でした。ゆっくりと背景幕と両袖の暗幕が取り払われ、剥き出しの舞台に何十人ものダンサーが並びます。真ん中で踊る木村さんの美しいこと…。そして、なんて素敵な笑顔で踊るの〜、と。「舞楽」の小笠原さんが円形の鏡を木村さんに手渡します(置いてあるのとは別の鏡)。その鏡を掲げてクルクルと回転し続ける木村さん。木村さんが掲げた鏡から光が乱反射する、希望に満ちたらストでした。
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2011年02月04日

アッサンブレからDM/『ダンス・イン・ザ・ミラー』キャスト

いよいよ『ダンス・イン・ザ・ミラー』初日です。本当ならワクワクするはずなのに、ほんの少し気持ちが晴れないのは、昨日の山海塾『TOBARI』があまりに素晴らしかったから、、、。今日自分が三軒茶屋にいないことが悲しくて仕方がありません…。きっと、幕が上がればすべて忘れて楽しめるはず、、、。

アッサンブレからDMが届きました。『白鳥の湖』東京と全国の優先予約のお知らせです。今回も地方公演の優先予約を取り扱ってくれるらしい。助かる〜。これで発売情報をモヤモヤと待たなくて済みます。新潟(小出&後藤)も行きたい気もするんだけど、土曜日なのでやめておこうかな、と。土日の公演はできるだけ減らしたいんです。節約もしたいし。北上は平日の夜公演なので、もう泊まりで行っちゃうつもり。さくらホールは、以前『ザ・カブキ』を上演したところですよね。私は行ったことがないので楽しみです。ちょっと遠いけど、、。
東京公演の両ペアを優先予約期間に申し込むと、「特製ウルシ加工プログラム」がもらえるそうです。S、A席が対象。ウルシだろうとなんだろうと、もらえるのは嬉しい。特製ウルシ加工って、どんなんだろう、、、。昔、表紙を開くとジゼルがクルクル回るプログラムがありましたよね。あれはプレゼントじゃなくて、通常販売だったけど。
今年は遠征が多くて楽しいな〜、と。3月は西宮で山海塾。5月も西宮で、バーミンガム・ロイヤルの<アシュトン・プロ>、そして6月の北上。秋から冬にかけても、ギエムの全国公演とカブキの地方公演がありそうなので、退屈しなそう。この「どこかに行きたい」性分はどうしたもんか、と(苦笑)。

今日から始まる『ダンス・イン・ザ・ミラー』ですが、昨日キャストの詳細が出ました。今回は3日間シングル・キャストでいくそうです。さらに本日のキャストによると、武尊さんが「ボレロ」のリズムに昇格した模様。それは楽しみ〜♪  上演順は『ダンス・イン・ザ・ミラー』 → 『ボレロ』。やっぱり『ボレロ』が後か、、。

『ダンス・イン・ザ・ミラー』 【主な配役】

男:木村和夫

「舞楽」
小笠原亮、高村順子、佐伯知香、長瀬直義、宮本祐宜

「ヘリオガバル」:上野水香、柄本弾

「バロッコ・ベルカント」
パ・ド・シス:
小出領子、佐伯知香、田中結子、松下裕次、長瀬直義、宮本祐宜
高橋竜太

扇のパ・ド・トロワ:斎藤友佳理、井脇幸江、吉岡美佳

「火の鳥」
木村和夫
高橋竜太、松下裕次、氷室友、長瀬直義、梅澤紘貴
西村真由美、佐伯知香、奈良春夏

東京バレエ団
posted by uno at 12:25| Comment(4) | バレエ日記2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月03日

東バ『白鳥』その他のキャスト/全国公演

東京バレエ団『白鳥の湖』のその他のキャストが出ました。と思ったら、全国公演の日程も出たー。北上で木村さんのジークフリートがあります! オデットは高木綾さん、オディールは田中結子さん。マイ・キャストのときと同じキャスティングですね。2人ともそろそろ全幕でもいけると思うんだけど、見られるだけ感謝です。いつかそれぞれ全幕が実現するといいなぁ、と。北上以外は、新潟と横須賀。
武尊さんのロットバルトが楽しみ。初役ですよね。兄弟でロットバルトをダブルキャストって、ちょっと面白いですね〜。小笠原さんの道化も楽しみです。地方は北上しか行かないと思うので、そちらのキャストも気になるところ。

東京バレエ団 Schedule

■ 東京バレエ団『白鳥の湖』全4幕 【東京】

6月17日(金)18:30 / 19日(日)15:00
オデット/オディール:上野水香
ジークフリート王子:ロベルト・ボッレ
パ・ド・トロワ:高村順子、佐伯知香、長瀬直義
ロットバルト:柄本弾
道化:松下裕次

6月18日(土)18:00
オデット/オディール:小出領子
ジークフリート王子:後藤晴雄
パ・ド・トロワ:乾友子、吉川留衣、松下裕次
ロットバルト:柄本武尊
道化:小笠原亮

■ 東京バレエ団『白鳥の湖』全4幕 【全国】

【北上公演】
6月23日(木)18:30 会場:北上市文化交流センター さくらホール
オデット:高木綾
オディール:田中結子
ジークフリート王子:木村和夫
※:テープ演奏

【新潟公演】
6月25日(土)15:00 会場:新潟県民会館
オデット/オディール:小出領子
ジークフリート王子:後藤晴雄

【横須賀公演】
6月26日(日)15:00 会場:よこすか芸術劇場
オデット/オディール:上野水香
ジークフリート王子:高岸直樹
指揮:井田勝大
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

S席:8,000円 A席:6,000円 B席:4,000円 C席:2,000円
一般発売:2月27日(日)


ところで、NBSに続き東京バレエ団もツイッターを開始。公式サイトもリニューアルしました。
「稽古場より」が更新され、『ダンス・イン・ザ・ミラー』の衣装が少しずつ明らかになってきた♪ もう明日には本番か〜。「バロッコ・ベルカント」のパ・ド・シスの衣装が、なんかベジャールぽくて楽しみ。ジーンズで踊る「火の鳥」も楽しみだな〜。木村さんの背中が素敵です(♪)。「ヘリオガバル」は、水香さんと弾さんのようですね。結局、本番までキャストは出なかったけど、シングル・キャストなんでしょうか? 気になる〜。

東京バレエ団 Blog
東京バレエ団 公式ツイッター
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2011年02月02日

ベルリン国立バレエ団『マラーホフ・ガラ』1月18日

ベルリン国立バレエ団『マラーホフ・ガラ』に行ってまいりました(1/18)。とっても楽しかったです〜♪。超絶技巧満載のお祭騒ぎではありませんでしたが(そうならないのは始めからわかっていたけど)、全体的に品が良く、バレエ団のカラーが感じられるいいガラ公演だったと思います。今の私にはすごくしっくりきた。黒鳥やドン・キなど、ガラの定番パ・ド・ドゥはないけれど、『アルレキナード』、『騎兵隊の休息』、サタラネなど、可愛らしく明るい気分になれるパ・ド・ドゥが多くて、私的には楽しかったです。彼らのキャラクターに合っていたんだろうな、きっと(特に男性陣)。「可愛らしい」と感じたのは、ダンサーたちのキャラクターもあるけど、ヨルディ・ロイクの衣装もあったのではないか、と。いわゆる「マラーホフ趣味」の衣裳はときどきビックリするものもあるけど、マラーホフが信頼を寄せていると思われるロイクの衣裳も含め、嫌いじゃないなぁ、と。これが一番好きかというと、そうではないと思うんですが、なんか気持ちはわかるな〜という感じなんです。マラーホフ版『眠り』の衣裳とかも、これが好きなんだな〜という気持ちは、なんかすごくわかる気がするんですよね。

ベルリン国立バレエ団<マラーホフ・ガラ>
2011年1月18日(火)18:30 東京文化会館

【第1部】
「騎兵隊の休息」よりパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ/音楽:イワン・アルムスヘイメル

セブネム・ギュルゼッカー、マリアン・ヴァルター

「ショータイム」よりデュエット
振付:エリック・ゴーティエ/音楽:フィリップ・カニヒト、ジョルジュ・ビゼー

エリサ・カリッロ・カブレラ、ミハイル・カニスキン

「せむしの仔馬」より "フレスコ" パ・ド・カトル
振付: アルテュール・サン=レオン/音楽:チェーザレ・プーニ

ヤーナ・バローヴァ、サラ・メストロヴィック
クラジィーナ・パヴロワ、アナスタシア・クルコワ

「アルレキナード」よりパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ

ヤーナ・サレンコ、ライナー・クレンシュテッター

「これが死か」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:リヒャルト・シュトラウス

ウラジーミル・マラーホフ
ベアトリス・クノップ
エレーナ・プリス
ナディア・サイダコワ
ポリーナ・セミオノワ

【第2部】

「スピリット」
振付:ウラジーミル・マラーホフ/音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ

セブネム・ギュルゼッカー、イブラヒム・ウェーナル

「ヴェニスの謝肉祭」"サタネラ"パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ/音楽:チェーザレ・プーニ

クラジィーナ・パヴロワ、ディヌ・タマズラカル

「ブルッフ・ヴァイオリン協奏曲第1番」
振付:クラーク・ティペット/音楽:マックス・ブルッフ

ポリーナ・セミオノワ - ヴィスラウ・デュデク
エレーナ・プリス - ミハイル・カニスキン
ヤーナ・サレンコ - ライナー・クレンシュテッター
ステファニー・グリーンワルド - マリアン・ヴァルター

マリア・ボムポウリ、マリア・ジャンボナ、エリナー・ヤゴドニク、菅野茉里奈、
ニコレッタ・マンニ、クリスティアーネ・ペガド、巣山 葵、ヴェレーナ・サーム

タラス・ビレンコ、ミハエル・ファトゥラ、クリスティアン・クレール
エイメリック・モッセルマンズ、アレクセイ・オルレンコ、ハビエ・ペーニャ・バスケス
アレンサクドル・シュパク、フェデリコ・スパリッタ


たぶん初見のマリアン・ヴァルター(「騎兵隊の休息」)は、踊りも存在感も「柔らか」という印象の人。身体能力が高く、フォルムの一つ一つに柔らかさを感じさせる踊り。着地も柔らかいので、フワッとした幸福感があります。見た目は可愛らしいけど、雰囲気は意外と男らしいかも。
そういう意味では、チャーミングなのはやっぱりディヌ・タマズラカル(「ヴェニスの謝肉祭」よりサタラネ)。比較的小柄で身体能力の高いヴァルターとタマズラカル。男らしいというよりは可愛いという印象の2人だけど、個性はまったく違っていてよかった。タマズラカルはバネのある踊り。クリアで弾む踊りは、見ていて気持ちが良い。

同じく小柄なほうに入ると思われるライナー・クレンシュテッター(「アルレキナード」)。今回のガラで言うなら、カニスキン、デュデク、ウェーナルは大人の男組、ヴァルター、タマズラカル、クレンシュテッターは小柄組に入るのではないか、と。
今回はクレンシュテッターがすごくよかったです。クレンシュテッターは、ヴァルターやタマズラカルに比べると、テクニックよりもその演劇性が印象的でした。いやぁ役者だな〜、と感心。「アルレキナード」という演目のせいもあるのかもしれないけど、初期からマラーホフとダブル・キャストで『指環』のローゲなどを踊っていたことを考えれば、演目のせいばかりではないと思います。『シンデレラ』でマラーホフと同じ甘いモノ好きのバレリーナも踊ってますしね(見たかったぁ、、)。以前『マラーホフの贈り物』で見たときも、クラシックのパ・ド・ドゥよりも現代物のほうが印象的だったんですが、彼に合う演目というのがあるんだなと思いました(当たり前か)。「アルレキナード」のクレンシュテッターはとっても素敵。しかも、こういう演目が似合うダンサーが結構好きなんですよね〜、自分。

「アルレキナード」のサレンコも、とても可愛かったです。コロンビーヌの衣裳は小柄な彼女にピッタリ。踊りは相変わらずの安定感で、安心して見ていられます。最後はトリプルを入れたフェッテで盛り上げてくれました。

なんとなく、女性陣よりも男性陣のほうが印象に残ったかもしれません。皆よかったんだけど、突出した感じがもう一歩欲しいというか。もちろん、サイダコワやクノップ、ポリーナやサレンコは別です。さすがプリンシパルということなのかな〜やっぱり、と。ソリストの中では、やはりカブレラが印象的だなと思いました。

そのカブレラとカニスキンの『ショータイム』がとっても楽しかった。前半は、本番直前のダンサーの様子を表現し、「ショータイム!」のかけ声を合図に本番のステージが幕を開けるという構成です。衣裳の上にジャージを羽織り(しかも胸には「東京」の文字・笑)、ウォーミングアップをするカニスキン。遅れて現れたカブレラと、踊りや演技の確認します。ダンサーに指示を出すのは、日本語で話すマラーホフの声。そのサービス精神、流石です(笑)。緞帳が上がる前、ダンサーたちはああやって舞台上ですごしているんじゃないだろうかと思わせるワクワク感がありました。衣裳を整えて、さあ本番。これがまた格好良かった〜。さっきまで確認していた踊りがちゃんと出てくるのが、また楽しいんですよね。健康的で美しいカブレラと、表情豊かに生き生きと踊っていたカニスキン。スピーディーな振付を踊る2人は、本当に息が合っていて素敵でした。

マラーホフの「これが死か」は、ずっと見たかった作品です。2008年の『マラーホフの贈り物』で上演が予定されていたんですが、上演許可の問題でプログラムから外れてしまいました。でも、今回このタイミングで見られたのは、すごくよかったんじゃないかと思いました。因みに、当時予定されていたキャストは、マラーホフ、ポリーナ、サレンコ、吉岡美佳、上野水香です。私としては吉岡さんの「これが死か」を見てみたかったという思いもあるんですが、サイダコワやクノップに存在はやはり大きかったです(もしかしたら、本来なら祥子さんも入っていたのかな?)。彼女たちの身体が持つ揺るがない存在感が、この作品を支えている気がしました。さらに、今見ることができてよかったと思ったのは、単にメンバーの問題ではなく、マラーホフ自身のここ数年での深化と、ポリーナの成熟も大きかったのではないかと思います。今回のポリーナは、すべての演目で目を見張るほどの輝きを放っていました。この数年で、下手したら数ヶ月で、グッと進化したような気がします。彼女はまだまだ先があるんだなと思ったら、楽しみで仕方がなくなりました。
このプログラムの中で、「これが死か」はとても異質な感じがしました。決して悪い意味ではなく。そこだけ空気が別世界だったんです。BBLの公演の中で見たときは、他もベジャール作品だし何とも思わなかったんですが、こういうガラ公演の中で見ると、やはり独特の存在感があるなぁ、と。あらためてすごくいい作品だと思いました。そう思ったのは、マラーホフ始めベルリンのダンサーが、愛情をもってこの作品を踊っていたからだと思います。上演されるとわかっていたにもかかわらず、思わぬところで突然ベジャールの世界に出会って、懐かしさに心打たれるような、不思議な気持ちになりました。こうしてダンサーが愛情を持って踊ってくれる限り、ベジャールの作品は様々なところで生き続けることができるんだと思います。

プログラムの最後は「ブルッフ・ヴァイオリン協奏曲第1番」。4組のカップルと8組のコール・ドで踊られる、ストーリーのないクラシックの優れた中品です。ガラの最後にこういう作品があるのっていいよね〜と思わせる作品、そしてパフォーマンスでした。いわゆるストーリーはないけど、音楽が物語を持っている。特に、ブルーの衣装のポリーナとデュデクが踊る場面は、グッと心を掴まれるドラマティックな時間が流れます。コール・ドのダンサーが一人ずつ左右に分かれていくと、最後にポリーナが姿を現します。その瞬間の、説明し難い胸の高鳴り。この作品は彼女のこの瞬間のためにあるのではないかと思うほどでした。

カーテンコールには、私服に着替えたマラーホフが芸術監督として登場。舞台の端でダンサーたちを見守る姿は、間違いなく芸術監督のそれでした。
posted by uno at 00:45| Comment(0) | バレエ公演2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする