2010年10月31日

バーミンガム・ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』【愛知公演】

来年5月に予定されている英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の日本公演ですが、愛知公演の情報が出ていました。流石、いつも愛知は情報が早い。愛知の演目は『眠り』のようです。チケットの発売は12月17日(土)から。平日の公演ですね〜。

■ 第34回名古屋国際音楽祭
英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 ピーター・ライト版『眠れる森の美女』

2011年5月19日(木)18:30
会場:愛知県芸術劇場 大ホール

振付・演出:ピーター・ライト
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

S席:17,000円 A席15,000円 B席:12,000円 C席:9,000円 D席:6,000円
一般発売:12月17日(土)

愛知芸術文化センター
第34回名古屋国際音楽祭
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兵庫芸文からDM/山海塾『とばり』【西宮】

兵庫芸文からDMが届きました。3月に山海塾の公演があるので、これを待ってたんですよ〜。チラシも入ってました。嬉しい♪ 山海塾が兵庫芸文で公演を行うのは初めてだそうです。そして、サイトにも公演情報が出ました。先行予約は11月13日(土)から(電話 or ネット)。最前列はD列とのこと。兵庫芸文は、いつも最前列を教えてくれるのが嬉しい。

■ 山海塾『降りくるもののなかで−とばり』 【西宮】

3月5日(土)15:00
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
全席指定:5,500円

舞踏手:天児牛大、蝉丸、竹内晶、市原昭仁、長谷川一郎、松岡大、浅井信好、石井則仁

会員先行予約:11月13日(土)
一般発売:11月14日(日)

兵庫県立芸術文化センター
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2010年10月30日

日本バレエ協会『ドン・キホーテ』

以前チラッと書いた、日本バレエ協会の『ドン・キホーテ』ですが、細かなキャストが出ていました。最近、藤野暢央さんの名前をよく見かけるな〜と思っていたら、今年の8月から日本に本拠地を移して活動されてるそうです(井上バレエ団のサイトより)。そうだったんだ〜。

主演以外で気になるのは、エスパーダの小嶋直也さん(30日)。ドン・キホーテの長瀬信夫さん(29日)は、東バの長瀬さんのお父さんですよね。そういえば、バレエTAMAの公演で長瀬さんのドン・キホーテを見たことがありました。あのときは、東バの長瀬さんのお父さんだとは知らなかったんじゃないかな〜。自分の感想を読み返してみたところ、とてもよかったみたいです。そして、ヴァリエーション2に長谷川智佳子さん(29日)。トレアドールに佐々木源蔵さん(交替出演)。細かなキャストはサイトでご確認下さい〜。
チケットは既に発売中ですが、eプラスは11月1日(月)からの発売になっています。

■ 日本バレエ協会『ドン・キホーテ』全幕

1月28日(金)19:00
キトリ:酒井はな
バジル:藤野暢央
1月29日(土)19:00
キトリ:法村朱里
バジル:奥村康祐
1月30日(日)14:00
キトリ:西田佑子
バジル:法村圭緒

会場:東京文化会館

日本バレエ協会 (キャスト詳細)
電子チケットぴあ
eプラス 11月11日(月)一般発売
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ベジャール「詩人の恋」、24年ぶりに再演(上野&高岸)

上野水香さんと高岸さんが、ベルリンでの<マラーホフ&フレンズ>に出演することが決定。演目はマラーホフ版『シンデレラ』のパ・ド・ドゥと、なんとベジャールの「詩人の恋」!!だそうです。水香さんのHPのスケジュールも更新されていました。「詩人の恋」東京バレエ団初演は1984年。最後の上演は1986年だそうなので、24年ぶりだそうです。特別団員の藤堂眞子さんと夏山周久さんを振付指導に迎えたリハーサルの様子も、blogのほうでレポが上がってます。いいな〜、見たいな〜。そのうち日本でも上演してくれるかしら、、。「詩人の恋」は見たことがないので、是非見てみたいです。

<マラーホフ&フレンズ>

2010年11月10日(水)
11月12日(金)
11月13日(土)
11月14日(日)
11月18日(木)
2011年2月8日(火)
2月10日(木)
2月11日(金)
会場:ベルリン・ドイツ・オーパー

演目:
『シンデレラ』第2幕(振付:ウラジーミル・マラーホフ)
「詩人の恋」(振付:モーリス・ベジャール)

東京バレエ団

斎藤友佳理さんの「ユカリューシャ」が文庫化。加筆有りとのことなので、買おうかな、と。ロシア国立モスクワ舞踊大学院での学生生活や、『オネーギン』を演じるまでの日々が綴られているようです。11月10日(水)発売。BBLの会場で買えそうですね。
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2010年10月29日

谷桃子バレエ団『ラ・バヤデール』キャスト/松山バレエ団『新・白鳥の湖』

明日【10月30日(土)】発売のチケットを2つ。

eプラスからのお知らせに、谷桃子バレエ団『ラ・バヤデール』のキャストが出ていました。東バと山海塾と重なってるから見にいけないんだけど、気になるので、、、。見に行こうと思えば、土曜日にハシゴできるかな〜。
谷桃子バレエ団の『ラ・バヤデール』は、1981年にスラミフ・メッセレルの振付により初演(初演時のタイトルは『バヤデルカ』)。2006年、新たな舞台美術と新演出を施し、25年ぶりに再演。2008年に続き3回目の改訂版再演だそうです(eプラスより〜)。永橋さんと斎藤さんの日を見たいんだけど、その日はたぶん無理だろうなぁ。

■ 谷桃子バレエ団 新春公演『ラ・バヤデール』全3幕

2月5日(土)14:00
緒方麻衣、三木雄馬、林麻衣子、赤城圭、下島功佐、陳鳳景、須藤悠、岩上純/他
2月5日(土)18:30
佐々木和葉、今井智也、宮城文、赤城圭、酒井大、平田貴義、中武啓吾、岸田隆輔/他
2月6日(日)14:00
永橋あゆみ、齊藤拓、朝枝めぐみ、赤城圭、山科諒馬、川島春生、近藤徹志、アオ・チャン/他

会場:東京文化会館
一般発売:10月30日(土)
電子チケットぴあ
eプラス

松山バレエ団新春公演『新 白鳥の湖』も明日発売。山海塾『からみ』東京公演と重なってます〜。

■ 松山バレエ団新春公演 新『白鳥の湖』全幕

1月28日(金)18:30
出演:森下洋子、清水哲太郎、松山バレエ団総出演
指揮:河合尚市
演奏:東京ニューフィルハーモニック管弦楽団

会場:NHKホール
GS席:15,000円 S席:13,000円 A席:11,000円 B席:9,000円 C席:7,000円 D席:5,000円
一般発売:10月30日(土)
電子チケットぴあ
eプラス
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2010年10月26日

BBL来日記念DVD-BOX/他

Amazonで、BBLのDVD−BOXを買いました(10/20発売)。新作2本と「80分間世界一周」の3本セットです。新作は、ジルの「アリア」と、ドキュメンタリー「ベジャール・バレエ団 パリ・オペラ座へ」。「80分間世界一周」は持っているので買う必要はなかったんですが、新作を2本買ってもBOXを買っても大して値段が変わらないので、記念だしということで、BOXを購入することに。「アリア」は本番を見るまでは見ないでおこうかな、と。「ベジャール・バレエ団 パリ・オペラ座へ」のほうは見ました。ドキュメンタリーは好きなので、面白かった〜。2010年1月に行われたパリ・オペラ座公演を追ったドキュメンタリーです。持っていった演目は、「3人のソナタ」、「ウェーベルン第5番」、「2重の影の対話」、「主なき槌」。リハーサル風景、舞台映像、インタビューあり。まだ見たことがないダンサーもいるし、もう日本公演の頃には見られないダンサーもいて、ワクワクしたり寂しくなったり、でもやっぱりベジャール作品とBBLのダンサーを見てると、ワクワクのほうが大きいかな〜と思いました。

モーリス・ベジャール・バレエ団来日記念BOX ¥7,333
モーリス・ベジャール・バレエ団「アリア」 ¥」3,735
「ベジャール・バレエ団 パリ・オペラ座へ」 ¥3,473

来週には<奇跡の響演>ですね。早いな〜。DVDで「愛が私に語りかけるもの」の予習をしてみました。かなり久々に見た。これを実際に見られるなんて、楽しみすぎます。ガランとした空間で「男」と「子ども」が踊るラスト、なんであんなに感動的なんでしょ。
東バblogが更新されまして、それによると、「春の祭典」はコール・ドも合同キャストだそうです。まだ誰と踊るかわからないので、リハーサルでも始めて同士で組んで練習しているらしい。
それと、これは少し前に発表されましたが、「ペトルーシュカ」にキャストの変更が出ています。友人役の平野さんが怪我のため降板。両日とも木村さんが踊ることになりました。平野さんの怪我、大丈夫かな、、、。木村さんが2日見られるのは嬉しいけど、佐伯さんと長瀬さんとの年齢のバランスは大丈夫かしら〜、と(苦笑)。いっそのこと、その大丈夫じゃなさを楽しみたい気もする(笑)。

東京バレエ団
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谷桃子バレエ団『ラ・バヤデール』/他

今月の『レ・ミゼラブル』の公演で、創立60周年記念公演をすべて終えた谷桃子バレエ団。次の公演は来年の1月、『ラ・バヤデール』のようです。まだキャストは出ていないんですが、ぴあに情報が出ていました。日程は東バの『ダンス・イン・ザ・ミラー』と山海塾『とばり』と同じ。ん〜、いろいろ重なりますね〜。
来年は『ラ・バヤ』が多いかも。1月の新国、2月の谷、そして4月の東バ。

■ 谷桃子バレエ団『ラ・バヤデール』

音楽:レオン・ミンクス
監修:谷桃子
美術:妹尾河童
衣裳:緒方規矩子

指揮:福田一雄
演奏:東京ニューシティ管弦楽団

2月5日(土)14:00/18:30
2月6日(日)14:00
会場:東京文化会館
S席:10,000円 A席:8,000円 B席:6,000円 C席:4,000円 D席:3,000円 E席:2,000円
一般発売:10月30日(土

電子チケットぴあ


そういえば、今日(25日)は小林紀子バレエシアターの『くるみ』の発売日でした。ゲスト有りと書かれているんですが、まだ誰かわからないんですよね〜。金平糖の精は、おそらく島添さんと高橋さんです。

■ 小林紀子バレエ・シアター『くるみ割り人形』

12月25日(土)18:30 島添亮子、中尾充宏、萱嶋みゆき、〔ゲスト〕有り
12月26日(日)17:00 高橋怜子、中尾充宏、萱嶋みゆき、〔ゲスト〕有り
会場:メルパルクTOKYO
S席:9,000円 A席:7,000円 B席:5,000円

電子チケットぴあ
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2010年10月24日

松本道子バレエ団『石の花』

もう一つ気になる公演。

松本道子バレエ団が『石の花』を上演。滅多に見る機会のなさそうな作品なので、ちょっと気になります。ここはよく大嶋正樹さんがゲストで出演するので、気になるバレエ団でもある。今のところ出演者は発表されていません。チケットは発売中。

■ 松本道子バレエ団『石の花』全3幕

1月7日(金)18:30
会場:愛知県芸術劇場 大ホール【愛知】
S席:8,000円 A席:6,000円 B席:5,000円 C席:4,000円

松本道子バレエ団
電子チケットぴあ
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2010年10月23日

バレエスタジオミューズ『くるみ割り人形』康村和恵&佐々木大

気になる公演を〜。

バレエスタジオミューズの『くるみ割り人形』に、康村和恵さんと佐々木大さんが出演。康村さんといえば、今年の秋のシーズンから第一線を離れ、K-BALLETのゲストアーティストとして、指導を中心に活動していくことを発表され、私も少なからず驚いていたところでした(→K−BALLET DANCERS BLOG)。

■ バレエスタジオミューズ『くるみ割り人形』全2幕
12月12日(日)16:00
会場:アルカイックホール(尼崎市総合文化センター)【兵庫】
S席:5,000円 A席:4,000円

【出演】康村和恵、田中ルリ、佐々木大、岡田兼宜、原田祥博、末原雅広/他

バレエスタジオミューズ
電子チケットぴあ
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2010年10月22日

オーストラリア・バレエ団『くるみ割り人形』【2幕】

1幕のラスト、ロシアでの子ども時代は当然、雪のクリスマス。母親からトウシューズをもらい、それを愛しそうに抱きしめるクララ。バレエ人生の始まりを感じさせる印象的なシーンです。そうしてずっと真冬のクリスマスを過ごしていたクララが、人生の終わり、冒頭の現代のシーンでは真夏のクリスマスを過ごしているのが、彼女の人生の旅路を感じさせて印象的です。
雪の場面では、大量の粉雪が降ってきます(紙)。最後には、舞台に薄っすらと雪が積もったように見えるくらい。幕切れ、母親とクララが連れ立って舞台の後方に歩いていくと、本当に雪の道を歩いたように彼女たちの通った跡ができたのが印象的でした。


2幕。帝室バレエ学校時代のレッスン風景から始まります。子ども時代の生徒たちを演じたのは、東京バレエ学校の子どもたち。正面には一面の鏡。ダンサーたちは皆、客席側に背を向けて踊ります。ピルエットに失敗して転んでしまう少女時代のクララ。バレエ教師に叱責されます。クララが挫けそうになると、鏡の向こうに未来の自分が現れる(ダン、ローリンズ)。中央の鏡は、照明を当てると透けるようになっています。少女のクララと未来のクララが、鏡越しに手を合わせる。そして愛しげに、頬ずりをするように、互いに鏡に寄り添います。子供たちと入れ替わりに、成長したダンサーたちが現れる。鏡が一枚一枚回転して、ダンサーたちは順々に入れ替わります。成長したクララもまた、鏡越しに未来の自分を見る。そして同じように鏡越しに寄り添う2人のクララ。彼女はそうやって、挫けそうになるといつも未来の自分に励まされていたのかもしれない。いや、もしかしたら逆かもしれないと思いました。辛いことがあったり、挫けそうになると、頑張っていた自分を思い出して、自らを奮い立たせていたのかもしれません。鏡越しに未来の自分を見ていたのではなく、鏡の向こうから未来の彼女がこちらを見ていたのかもしれない。

客席に背を向ける演出は、物語のラストにも登場します。クララが最後のステージを踊る場面を、私たち観客は背後から見ることになります。群舞もクララも、舞台の奥を正面にして踊るように構成されている。この、客席に背を向けるというのは、演出効果の一つだと思うんですが、マーフィーはそれを物語を豊かにするために巧みに取り入れたなと思いました。鏡越しのレッスン風景の場面では、過去と現在が交錯し、どちらとも取れるように演出されています。そして最後の場面では、それまでクララの物語を見つめてきた私たちを、スッと物語の中にまで引き込んでしまう。観客はクララの最後のステージを見ているのではなく、彼女の人生を見ているのだという感覚に変えてしまいます。

クララたちのレッスンを、なんだかお偉方が見にやってきます。女性たちがピルエットを披露する。回れなくなったものから端に避けて〜という感じでやっていくと、クララが最後まで残り、美しいピルエットを見せる。本人もちょっと「驚いたわ」という様子。ちょっと内気な(想像)クララは、誰よりも回れたのに、スッと皆の後ろのほうに引っ込んでしまいます。優秀なもの3人にメダルが贈られることになり、3人目に後ろのほうに引っ込んでいたクララが呼ばれます。メダルを掲げ、愛しそうにキスをするクララ。希望に満ち、キラキラと目を輝かせたダンが印象的です。『白鳥』で男爵夫人を踊ったとは思えないほど、純粋で希望に満ちた少女を演じるダン。オーロラを見たときも思ったけど、両極端と思える役を踊りこなすダンはすごいなぁ、と。クララはこのときもらったメダルを、ずっと大事に持っているんですよね。「バレリーナとして有名になったクララ」(プログラムより)は、その後もたくさんの賞をもらったかもしれない。でも、初めてもらった(想像)この小さなメダルは、何よりも嬉しく、大切だったのかもしれません。それを、ささやかなクリスマスツリーのてっぺんに飾ったクララが、思い出される場面です。

舞台は一転して、ピクニックの場面に。音楽はギゴーニュおばさんの場面です(スカートの中にいっぱい子供たちが入ってるやつ)。舞台には紗幕。下手寄りに木立のセットがあります。将校と友人たち3人がやってくると、木の下で休んでいた貧しい親子はコソコソと逃げてしまう。クララと友人たち3人も現れて、3×3のピクニックに。ピクニックの最中に貧しい親子が通りかかると、フッと暗い空気が立ち込める。男性陣は女性陣を守るように背後に隠し、女性陣は目を背け、彼らが通り過ぎるのを待ちます。クララの友人2人の踊りは、グラン・パ・ド・ドゥの男性のヴァリエーション。クララと将校のパ・ド・ドゥは葦笛の踊りです。バレエフェスで披露された、ピクニックのパ・ド・ドゥは、やっぱり物語の中で見たほうが素敵だな〜、と。木立のセット越しにキスをしようとすると、突然の雷鳴。急いでワイングラスなどをバスケットに入れ、敷いてあったシートで雨を避けながら退場します。2人でシートの両端をそれぞれ持って、走って退場する様子は、恋人となら雨降りもワクワクする、そんな空気感があって印象的でした。拍手をしようかな〜と思うと、先程の貧しい親子がコソコソと足早に戻ってきて、クララたちが落としていった果物(?)を半分に分け合い、むさぼるように食べる姿に、思わず拍手がフッと止む、、、。雨の音が不穏に響きます。貧富の差が描かれているわけだけど、雨降りさえ幸福な恋人たちのパ・ド・ドゥの締めくくりを、拍手も止むほどの重たい空気で覆うとは。マーフィーって(苦笑)、と思ったのでした。

続く帝室舞踏会は花のワルツの音楽。何故クララと将校は遅刻してきてんでしょう? よくわかりませんが、皇后は彼女のことを良く思っていない様子。ニコライ皇帝やご老人たちは、美しいクララをチヤホヤします。クララはといえば、そんな扱いにも至って謙虚。というか、こういう場にも慣れていないし、人を惹きつける自分の美しさにまだ気付いていないという感じ。皇后の冷たい態度にも戸惑います(ちょっと嫉妬も入ってるのかなぁ、と)。
この舞踏会でクララは、『くるみ割り人形』の金平糖の精を披露します。後方から『くるみ』のコール・ドがザーッと入ってきて、舞踏会から『くるみ』の舞台に一変。左右にバルコニー席が設置され、上手に皇帝と皇后、下手に将校と友人が座ります。コール・ドのいかにもバレエ・リュスっぽい衣裳にワクワクしました。踊りもどことなく昔っぽい。プログラムの表紙にも使われている、締めのフォーメーションの美しいこと。ここまでは確か、花のワルツだったと思います。続くクララと王子のパ・ド・ドゥは、グラン・パ・ド・ドゥのアダージオ。見せ場の一つであるパ・ド・ドゥを、主演の2人が踊らないというのが面白いな、と(将校はこのとき観客なので)。ただ、サポートの安定感を欠いてしまうのが惜しいと言えば惜しいところです。心なしか、初日はダンの安定感も揺らいだようでした。あの、抱え込みからのフィッシュダイブのポーズが面白い。面白い動きがたくさあって、感心することしきりでした。退場間際、バルコニー席から将校がクララに花束を投げます。

公演後の舞台裏。ちょっとスター気取りというか、ウットリと余韻に浸る様子の王子役が面白い。クララはチュチュを脱ぎ、ガウンを羽織ります。年老いたクララのクローゼットにも大事に仕舞われていたガウンです。老人たちがクララへの面会を今か今かと待ちわびている。クララに言い寄り、あれやこれやと宝石をプレゼントする老人たち。隙あらば手にキスしたり、脚に触れたり(笑)。拒むクララと、言い寄る3人の老人たちの場面は、グラン・パ・ド・ドゥの女性ヴァリエーション。
老人たちを追いやると、今度は将校が面会に来ます。舞台を対角線上に駆け、カランに全力で飛び込むダンがすごい。ここの飛び込みっぷりは、2日目のローリンズとジャクソンの比じゃありませんでした。思わず会場がどよめくほど。幸福の絶頂にある2人のパ・ド・ドゥは、グラン・パ・ド・ドゥのコーダの音楽だったと思います。

ロシア革命が起こり、戦場へ赴く将校。幸福の絶頂のようなパ・ド・ドゥから、シーンは重なるようにして戦場へと移行します。音楽は、ディベルテスマンのロシア。最後のキスを交わすと、クララを振り切るように戦場(紗幕の向こう)へと向かう将校。下手で成り行きを見つめるクララ。兵士たちがピラミッド状に足場を組み、その頂点に駆け上がった将校は、銃弾に倒れます。ズダーンという銃声が響く、、、。

とりあえずここまで。音楽などは記憶違いのところもあるかもしれませんので、何卒ご了承を。2幕の後半は書けたら書きます〜。
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