2010年05月30日

『ボリショイ×マリインスキー合同ガラ』各種発売開始

『ボリショイ・バレエ×マリインスキー・バレエ合同ガラ公演 ロシア・バレエのスターたち2010』(長い…)の先行発売が始まりましたね〜。今日(29日)、夢倶楽部会員のWEB販売が開始しました。明日は夢倶楽部会員のTEL予約、明後日はネット会員のWEB予約が始まります。私はネット会員なので、明後日の月曜日に参戦するつもりです。
結局、先行発売までに演目は発表されず、、。まあ、出演者がわかっていれば、あまり問題は感じないわけですが。あれだけのメンバーなら、もうなんでも楽しいかなって。私的にはアレクサンドロワが来てくれるのが嬉しい。あと、メルクリエフ。

■ 『ボリショイ・バレエ×マリインスキー・バレエ合同ガラ公演ロシア・バレエのスターたち2010』

10月23日(土)14:00 Aプログラム
10月24日(日)14:00 Bプログラム

10月26日(火)18:00 Aプログラム
10月27日(水)18:00 Bプログラム

夢倶楽部会員【WEB】:5月29日(土)
夢倶楽部会員【TEL】:5月30日(日)
ジャパン・アーツぴあネット会員【WEB】:5月31日(月)
一般発売【WEB】【TEL】:6月6日(日)

電子チケットぴあ
ジャパン・アーツ


明日(30日)は東バ『ジゼル』【津公演】(三重)の一般発売日です。

【5月30日(日)一般発売】

東京バレエ団『ジゼル』【津公演】(三重)
9月18日(土)14:30 会場:三重県文化会館
ジゼル:上野水香
アルブレヒト:高岸直樹
ミルタ:井脇幸江
ヒラリオン:後藤晴雄

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2010年05月28日

東京バレエ団『ジゼル』東京公演決定 コジョカル&コボー

東京バレエ団『ジゼル』の東京公演が発表されました。やっぱりあったか、東京公演。昨日、NBSと東バのサイトでお知らせが出ましたが、私はその前にツイッター上で教えてもらいました。ダンスマガジンに載っていたそうです。って、そうだ、ダンマガ買うの忘れちゃった…。
東京はゲスト公演、コジョカル&コボーです。東バのファンとしてはゲスト無しの公演を期待したかったところだけど、コジョカルとコボーの『ジゼル』も、それはそれで楽しみです。やっぱり、コジョカル見るならコボーと見たい。

■ 東京バレエ団『ジゼル』 【東京公演】

8月8日(水)19:00
8月9日(木)19:00
会場:ゆうぽうとホール

ジゼル:アリーナ・コジョカル / アルブレヒト:ヨハン・コボー
ヒラリオン:後藤晴雄(8日)/木村和夫(9日)
バチルド姫:吉岡美佳(8日)/井脇幸江(9日)
ミルタ:田中結子(8日)/高木綾(9日)

指揮:井田勝大
演奏:東京ニューシティ管弦楽団

S席:13,000円 A席:11,000円 B席9,000円 C席:7,000円 D席:5,000円
一般発売:7月3日(土)

NBS

ヒラリオン、バチルド、ミルタまでキャストを出してくれているのが有り難いです。よかった、とりあえず1回は木村さんのヒラリオンが見られる。2日間見に行くかどうか、迷います。コジョカルとコボーは1回見られればいいと思うんだけど、東バがね〜。その東バも、全国公演をいくつか見に行けば、大体の配役は見られるような気がする。しかし、東バが東京で踊っているのに見に行かないと、なんか落ち着かないんですよね(苦笑)。アッサンブレからDMが届くまでに考えておかなきゃなぁ、、、。

アッサンブレからメルマガが届きまして、全国公演のその他のキャストも発表されていました。おぉ、助かる〜。木村さんのヒラリオンは、浜松(9/15)、大分(9/21)、越谷(10/3)の3回なんですが、どこもチケットを取っていなかったので、慌てて越谷のチケットだけ取りました。浜松と大分は無理かな〜、、、。10/5の石巻のキャストも気になりますね。
地方公演では、井脇さんがミルタを踊ってくれるが嬉しい。平野さんのヒラリオンもやっとお目見えです。


東バのサイトのほうは、トップの写真が<ベジャール・ガラ>と『ドン・キ』に変わりました。ここしばらくで男子がグッとよくなったような気がするので、「ギリシャの踊り」とか楽しみだなぁ、と。そして、「稽古場より」も更新(担当は矢島まいさん)。こうしてまめに更新してくれるのは、本当に嬉しいです。武尊さんのパーンと女性ソリストの写真、いいなぁ(♪)。袖で写真を撮っているところへ、スッと入ってくれたという木村さん。流石、ブログのネタは欠かさないですね〜。友佳理さんとご主人のフョードロフさんのツーショットも素敵です。フョードロフさんは、友佳理さんが大事な舞台に集中できるように、内緒で日本にやって来たそうです。3幕のパ・ド・ドゥを、出演者たちがみんな袖で見ていたという話もいいですね〜。

東京バレエ団


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posted by uno at 21:13| Comment(4) | バレエ日記2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月26日

届いたもの(オーストラリア・バレエ団/森山開次)/『ローザンヌ・ガラ2010』発売

今日、オーストラリア・バレエ団の予約確認ハガキが届きました。バレエの祭典の追加枠で取ったチケットです。座席はまあまあ。一つはわりと良い席、もう一つはちょっと「う〜ん」な席。そんな配分が多いような気がするんですよね〜。考えてやってるとは思えないんですけど。支払期限は6月4日(金)です。

2月に優先予約で申し込んだ、森山開次さんの公演のチケットも届きました。座席は程よい位置だと思います〜。

明日は『ローザンヌ・ガラ 2010』の一般発売日です。今年は首藤さんが出るんですね〜。それ以外もなかなか興味深いキャスト陣ではあるんですが、ちょっと余裕がありません、、。

【5月27日(木)一般発売】
■ 『ローザンヌ・ガラ 2010』

8月7日(土)18:00
8月8日(日)15:00
会場:青山劇場
S席:9,000円 A席:7,500円

出演:
中村恩恵、首藤康之、荒井祐子、清水健太、齊藤亜紀、ウィム・ヴァンレッセン
SHOKO、ヴィスラウ・デュデク、横関雄一郎、金田あゆ子、加治屋百合子
ジャレッド・マシューズ、崔由姫、平野亮一、河野舞衣、カレン・アザチャン/他

電子チケットぴあ
eプラス
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2010年05月25日

山岸凉子『アラベスク』完全版/他

私にとってバレエ漫画のバイブルは、山岸凉子さんの『アラベスク』です。もちろん、有吉京子さんの『SWAN』も、ハマって読んだ記憶があります。真澄とレオンが『ドン・キ』のアダージオを踊る場面が好きで、今でも実際の『ドン・キ』を見ながらジンワリと思い出すことがあります。でも、私にとっては圧倒的に山岸さんの『アラベスク』なんです。まあ、好みの問題もあると思いますが。『アラベスク』に限らず、山岸さんの漫画はなんでも好きなんですよね〜。山岸さんの場合、他の漫画から入って、必然的に『アラベスク』に行き着いたんですが、有吉さんの場合は、その逆でした。『SWAN』から入って、他の作品も読もうとしたんだけど、挫折してしまった…。

そんな私が長年切望していたのが、『アラベスク』のカラー原稿の完全復刻です。きっと多くの人が切望していたに違いありません。それがやっと実現すると聞いたときは、一つ肩の荷が下りたような心境でした。ようやく第2部が5月22日に発売され、全巻が揃いました。いや〜、もうウットリですよ〜♪ 何度も読んでいるので、特に読み返すことはしませんが(読むときは文庫版を読む)、カラーページは何度見てもウットリです。表紙などの手の込んだものだけでなく、何気ないシーンも彼女独特の色使いで本当に綺麗。ところが完全版の4巻目になると、カラーが減ってくるんですよね〜。巻頭カラーが減っていたということですよね。ヴェータの話が片付き、カリンに移行し始めたころからでしょうか、、。私はカリンが登場してからの話も大好きなんですが。まあ、長い連載ですから、人気の変動はありますよね〜。

Amazon 『アラベスク』完全版

もう一つ気になっているのは、文藝別冊『萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母』です。Amazonで買おうと思ったんだけど、発送に2〜5週間かかるみたいなので、今度本屋で買おうかな、と。インタビューや漫画家さんからの特別寄稿なども面白そうですが、なんと言っても「幻の漫画8本の完全掲載」というのがとっても気になります〜。

Amazon 「文藝別冊 萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母」
posted by uno at 00:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月24日

森山開次『翼』一般発売/他

東バ『ジゼル』の川口公演のチケットを取ろうと思い、日曜日(23日)にせっせと電話をかけていたんですが、なんとその日は発売日ではありませんでした〜、、、。やっちまった…。なんとなく、そんな気もしていたんですよね〜。川口リリアのサイトには発売日が出ていないし、ぴあやeプラスにも情報が出ないし。アッサンブレから届いたDMでは発売日は5月23日(日)だったんですが、きっと変更になったんでしょうね。
川口の発売日は6月13日(日)だそうです。ぴあ、eプラスでも取り扱うそうですよ〜。


明日(25日)は、森山開次さんソロ公演『翼』の一般発売日です。先行予約で申し込んだチケットがまだ届かないんだけど、大丈夫なのかな〜。

【5月25日(火)一般発売】

■ 森山開次 ソロダンスツアー2010 『翼』

世田谷パブリックシアター【東京】
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サンケイホールブリーゼ【大阪】
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アステールプラザ中ホール【広島】
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名古屋市青少年文化センター・アートピアホール【愛知】
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札幌市教育文化会館小ホール【北海道】
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posted by uno at 22:59| Comment(0) | バレエ日記2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東バ『オネーギン』、神奈川公演でした。

東京バレエ団『オネーギン』、神奈川の公演に行ってまいりました。本当に最終日。今日もすごくいい舞台でした。見ているときはワナワナと感動。見終わった後はジンワリと感動。なんて素敵な舞台を見せてもらったんだろうと、関わったすべての人に感謝したい気持ちになりました。

木村さんのオネーギンを焼き付けなければと意気込んでいたんですが、始まったらそんな考えは吹っ飛んでしまって、ただただ木村さんの姿にウットリするだけ、、、。きっと自分、すごい顔して見てたと思います(笑)。よく漫画家さんが、描いているキャラクターと同じ表情をして描くっていうじゃないですか。キャラクターが泣いている表情を描いているときは、同じように顔を歪めて描いている、という。今日の私はそんな感じでした。

パ・ド・ドゥは「鏡」も「手紙」も、サポートやリフトの安定感が格段にUPしていたと思います。なんかもう、その辺の2人のパートナーシップというか、意気込みにもやたらと感動してしまって、、、。初日の緊張感もよかったし、今日の精度の増したパ・ド・ドゥもよかったし、どちらの舞台も忘れなれないものになるなぁ、と。
「手紙」のパ・ド・ドゥの場では、もう最初から友佳理さんの気迫すら感じる佇まいがすごかったです。それに押されてか、グレーミン公爵の平野さんのキスも前回よりも熱い。タチヤーナの手に3回もキスをしていました。
そして最後のパ・ド・ドゥ。あとはもう2人の世界でした。パ・ド・ドゥって、ああやって2人で反応しあって、渦のように周りを絡め取っていくんだなぁ、と。「ああしよう、こうしよう」という段取り的なことではなく、もちろん段取りはあるんだけど、その向こう側が大切なんだな〜と思ったりしました。
どうすればあの感動を留めておくことができるんでしょうね、、、。いや、そもそも感動は留めておくものではないんじゃないか、とか…。そんなことを後から考えてしまいました。なんか、いろいろ回りくどい人間ですみません、、(苦笑)。

「手紙」のパ・ド・ドゥの中で、友佳理さんは何度か机のある場所に戻り、そこに置いてあるオネーギンの手紙に手を触れます。そして、その度にオネーギンに引き戻される。目の前に、あんなにも恋した人がいる。しかも、彼は今すべてをさらけ出して自分に愛を乞うている。惹かれつつも、それでも決して応えるわけにはいかない。彼女は、あの手紙に立ち返るたびに、現実を噛み締めるのではないかと思います。決して戻れないという、戻らないという現実に。あの場所だけが現実との接点だったのではないかと思いました。

最初のカーテンコール。ピッタリと寄り添って立つ2人が印象的でした。まるで、幕が上がったことに気が付いていなかったみたいに、2人がハッと顔を上げたんです。そんなことってあるかしら、、、? でも本当に、そんな感じだったんです。思ったよりも幕が早く開いたのか、思ったりより深く入り込んでいたのか、私の思い過ごしなのか、実際のところはわからないんですが、思いがけない姿にちょっと感激してしまいました。
カーテンコールで、指揮者のジェームズ・タグルさんと主演2人に渡された花束を、木村さんは友佳理さんにスマートに進呈(♪)。しかも、深々と頭を下げた姿が印象的でした。

近いうちに再演してほしいと思う反面、しばらくはこの気持ちを上塗りさせずに噛み締めていたいという気もします。いや、でもやっぱり、そう遠くないうちに再演してほしいな。
posted by uno at 00:21| Comment(0) | バレエ日記2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月20日

モーリス・ベジャール・バレエ団日本公演、詳細決定。

BBLの日本公演の詳細がNBSのサイトに出ました。公演ページは間もなくだそうです。日程は既に出ていたので、新しい情報としては、発売日と料金でしょうか。岩国の演目も発表されています。やはり、「火の鳥」「3人のソナタ」「アリア」のミックスプロでしたね〜。兵庫はやめて、最終日の岩国を見に行こうかな〜、とか。地方で最終日だと、面白いキャストが見られるかもしれないし。でも、地方まで追いかけるのはこれが最後かもしれないと思うと、やはり兵庫も行っておこうかなぁという気もする。いや、前回の日本公演のときも、全部追いかけるのはこれが最後かもしれないとは思ってたんですけどね〜。なんか、自分がBBLの地方公演を見に行かなくなってしまうことが寂しくて、、、。いつかそういう日が来るのかなぁ、やっぱり…。好きなダンサーがどんどん辞めちゃうし、今シーズンで辞めるダンサーもいるし。やっぱり、「80分間世界一周」は前回の日本公演のときにやってほしかったと思ってしまいます…。まあ、とは言っても、魅力的なダンサーが入ってくるのがBBLですから、悲観することばかりではないんですけどね〜。

シンフォニア岩国の公演ページも更新されていました。

■ モーリス・ベジャール・バレエ団 2010年日本公演

モーリス・ベジャール振付 『80分間世界一周』
11月8日(月)19:00
11月9日(火)19:00
11月10日(水)19:00

モーリス・ベジャール振付 「火の鳥」「3人のソナタ」
ジル・ロマン振付 「アリア」
11月13日(土)15:00
11月14日(日)15:00

会場:東京文化会館
S席:17,000円 A席:15,000円 B席:13,000円 C席:10,000円 D席:8,000円 E席:6,000円
一般発売:7月10日(土)

NBS

【西宮公演】
『80分間世界一周』
11月19日(金)19:00
会場:兵庫県立芸術文化センター

【岩国公演】
「火の鳥」「3人のソナタ」「アリア」
11月21日(日)14:00
会場:シンフォニア岩国
SS席:13,000円 S席:11,000円 A席:8,000円 B席:6,000円
一般発売:7月23日(金) 

シンフォニア岩国
posted by uno at 23:10| Comment(0) | バレエ日記2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京バレエ団『オネーギン』5月15日

神奈川でもう1回公演がありますが、その前に少しでも感想を書いておこうかな、と。東京バレエ団『オネーギン』2日目の公演は、19年越しの悲願となった友佳理さんのタチヤーナということもあり、カーテンコールはスタンディングオベーションで迎えられました。もちろん、友佳理さんだけでなく、この日の舞台を作り上げたすべての人たちに向けられた拍手だったと思います。私としても、友佳理さんと、そして何よりオネーギンの木村さんには思い入れがあるので、特別な舞台になったことは言うまでもありません。思い出すとちょっと胸が熱くなる。数日後には神奈川県民ホールでもう一度2人の『オネーギン』が見られますが、この日の舞台は忘れられないものになるだろうと思います。

東京バレエ団『オネーギン』全3幕
2010年5月15日(土)18:00 東京文化会館

ジョン・クランコによる全3幕のバレエ
アレクサンドル・プーシキンの韻文小説に基づく

振付:ジョン・クランコ
音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
編曲:クルト=ハインツ・シュトルツェ
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
振付指導:リード・アンダーソン、ジェーン・ボーン
コピーライト:ディータ・グラーフェ
世界初演:1965年4月13日、シュツットガルト
改訂版初演:1967年10月27日、シュツットガルト

◆主な配役◆
オネーギン:木村和夫
レンスキー:井上良太
ラーリナ夫人:矢島まい
タチヤーナ:斎藤友佳理
オリガ:高村順子
乳母:坂井直子
グレーミン公爵:平野玲

親類、田舎の人々、サンクトペテルブルクの貴族たち:
チャイコフスキー記念東京バレエ団

指揮:ジェームズ・タグル
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


緞帳が上がり、「E.O.」の幕の向こうに友佳理さんのタチヤーナが見えた瞬間、ついに始まるかと思うと身震いするような感覚に襲われました。まるで呼吸をするように自然に物語に溶け込み、その中で彼女ならではの存在感を際立たせる友佳理さん。この日もタチヤーナそのものでした。いや、これが正解のタチヤーナかどうかということではなく、友佳理さんのタチヤーナそのもの(こういう言い方が正しいのなら)。彼女が本当に愛情を込めてこの役を生きているのが感じられる、そんなタチヤーナでした。

初日の吉岡さんよりも「夢見がち度」は控えめ。吉岡さんが読んでいるのは恋愛小説だったかもしれないけど、友佳理さんが読んでいたのはもう少し小難しい本かもしれない。ええ、難しい本ではなく、小難しい本というくらい。周りの少女たちとは少し違う雰囲気を持った、知的で思慮深い少女。本を読みながらも、時おり視線を上げて思いをめぐらせる、自分の世界を持っている少女でした。知的さとトリッキーさが調度良い具合だったかも。まったく空気が読めないわけではないから、なおさらオネーギンをイライラさせるのかもしれません。

印象的だったのは、オリガと少女たちの踊りが始まる場面で、後ろのベンチに移動したときの友佳理さんです。友佳理さんはすぐには腰をかけず、こちらに背を向けて木立を見上げていたんです。本を胸に抱き、ゆっくりと周囲を見渡していたタチヤーナは、空や木や大地をその身に感じ、胸いっぱいにロシアの空気を吸い込んでいるようでした。それはまるで、友佳理さん自身が、この『オネーギン』の舞台の空気を胸いっぱいに満たしている姿に重なるようで、胸に迫るものがありました。ベンチに腰を下ろしてもすぐに本を開かず、何か思いに耽っている様子のタチヤーナ。一体、タチヤーナの中でどんな素敵な物語が展開しているんだろう、と。あのとき、友佳理さんが抱きしめていた本は、『オネーギン』だったのかもしれない…、なんて考えてしまいました。

オリガの高村さんが、またしても驚異的な可愛さ! 本当に不思議な人だ〜。無邪気で、ひたすらな明るさが心優しいというか。無邪気さゆえに人を傷つけ、悲劇を招いてしまうという陰すらも感じさせないほどの可愛さ。だからこそ、なおさら彼女に降りかかった運命が痛々しく切ない、、、。
そして、これまた純朴な田舎の青年、井上さんのレンスキーとピッタリでした。やっぱりちょっと、高村さんのオリガのほうが少しだけ年上の恋人には見えてしまいましたが、それはそれで微笑ましい。井上さんの弟的なキャラが、なんかいいなぁ、と。長瀬さんと違って陰がないので、ひたすら純朴な彼がオネーギンにからかわれて、自分でも理解しきれないままに運命を狂わせていく様が切なかったです。

井上さんの踊りはとっても丁寧で柔らか。踊りも気持ち良いし、その心意気も気持ちが良い。なんとなく、以前に比べて東バの男性陣の踊りは、丁寧できめ細やかになったような気がします。着地音もみんな気を遣っているのがわかる。そして、意外とサポートができるという気もする。今回の井上さんも、よく考えたらまともなパ・ド・ドゥはほとんど披露したことがないんですよね。『シルヴィア』で山羊を踊ったくらいじゃないでしょうか。おそらく、高村さんの助けも大きかったとは思います。フワッとリフトするのが上手だなぁと感じたのは、フワッとリフトされる高村さんの上手さもあるんじゃないか、と。表情など、演技の部分ではまだ少し固いかな〜と思う部分もあったんですが(前日の長瀬さんが濃いから〜笑)、とてもいいレンスキーだったと思います。


そして木村さんのオネーギン。う〜ん、なんて書いていいのかわからない…。まず、素朴な美しい色合いの場面に、不自然なくらい黒い衣裳で登場するオネーギン。あの黒の意味が一番際立っていたのは木村さんだったと思います。異世界から来た客人という、風景に交わらない違和感。全身真っ黒な衣裳で背中から登場する木村さんのオネーギンが、その後姿だけで異様な存在感を放っているのが印象的でした。

上から人を見下すような、傲慢な態度が隠し切れない高岸さんや、端っから退屈してやる気のない風情の後藤さんと違い、表向きは体裁を繕っていて、控えめな印象。タチヤーナの読んでいる本を見たときも、「プッ」と小馬鹿にしたような態度ではなく、「はいはい、なるほど、そうくるよね」という程度。
でも、高岸さんのように嫌味な態度を表に出せるっていうのは、ある意味、まだ自分に自信があると思うんですよね。彼にとっては退屈に映る田舎の人々を、ストレートに退屈だと思っている。木村さんのオネーギンは、もうちょっと屈折しているような気がします。彼にとって、人生に飽き飽きしているというのは仮面であって、それは弱い自分を隠すための仮面なのではないか、と。彼が本当にウンザリして絶望しているのは、そんな自分自身なのではないか…。彼は弱い人間であるがゆえに、決してそれを人に悟られてはならない。何より自分自身をも誤魔化している彼は、完璧な仮面をかぶり、冴え冴えと冷たい、、、。そう思えてなりませんでした。
1幕1場、最初の2人のパ・ド・ドゥの最後に、タチヤーナを顔をスッと指で上げるところで、高岸さんは自分でこちらを向かせておいて、既に心と目は明後日の方向をむいていました。木村さんは友佳理さんのタチヤーナの顔を覗き込んでから、スッと顔を逸らせていた。彼はあのとき、たった一度でもタチヤーナを瞳をまともに見ているんですよね。もしかした、タチヤーナの瞳に何か見透かされるのではないかと、無意識のうちに感じたのではないでしょうか。
なーんて、なんでもかんでも木村さんを「心に穴の空いた人」扱いするのは、私の悪い癖ですかね〜(苦笑)。

それにしても美しかった〜。表向きは礼節を守りながらも、周りの人たちにも出来事にも、関心も興味もない。あからさまに悪い人ではないけど、立ち入る隙のない佇まいは冴え冴えと冷たい。スラリとした長身に黒い衣裳が美しく、無駄のないエレガントな振る舞いと、どことなく陰のあるニヒルな様子が都会的でもあり、ちょっと頭でっかちな夢見る少女が一瞬で恋するのに説得力があります。
そして、踊りも綺麗なんですよー♪ 調子は万全だった様子。美しい踊りに憂いを乗せた最初のソロも素晴らしかったです。

ベッドに横になっても寝付けないタチヤーナ。枕をギュッギュッと丸めて、落ち着かない様子でそれを抱きしめる様子が上手い。鏡のパ・ド・ドゥは、すべてが完璧にスムーズとはいかなかったけど、全体の仕上がりはとてもよかったと思います。タチヤーナの夢の中のオネーギンは、甘く優しい、しかも少女の夢に相応しい、少しだけ妖しい魅力のある男性です。タチヤーナにそっと耳打ちする木村さんが怪しい(笑)。

それにしても、やはり友佳理さんは上手いと思ってしまった。複雑な振付やアクロバティックなリフトの中でもドラマチックさを失わない。それどころか、後半になるとますます踊りに、というか身体中に感情が溢れてくる。それは、ちょっとした首の角度だったり腕の表情だったりするんですが、それが計算されたものなのか、それとも既に無意識なのか、考えるのも馬鹿らしくなるくらいどんどん引き込まれてしまいます。ラスト、万感の思いでオネーギンの足元に崩れ落ちるタチヤーナ。ゆっくりと後退りし、鏡の向こうへ姿を消すオネーギン。あんな満面の笑顔で立ち去るとは〜(♪)。はぁ〜、素敵でした。

目覚めると、一気に手紙を書き上げるタチヤーナ。オネーギンに渡してくれるように乳母にお願いすると、「でも、お嬢様、、」と言いたげな乳母を、「いいから。ね、いいから、、。」と押し戻す友佳理さんのタチヤーナが可愛い。ああいう、ちょっとした仕種の少女らしさが本当に上手いなと思いました。

続く〜(かも…)。
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2010年05月19日

小林紀子バレエシアター8月公演にデヴィッド・ホールバーグ

小林紀子バレエシアターの8月公演の情報が、電子チケットぴあに出てました。ゲストにデヴィッド・ホールバーグ。見たいな〜。8月は東バの<ベジャール>と『ドン・キ』があるので、これ以上は土日にバレエを入れたくないんだけど、演目も気になるし、見に行くしかないかな〜。

■ 小林紀子バレエ・シアター 第97回公演
『コンチェルト』『パキータ』『チェックメイト』

8月28日(土)18:30
8月29日(日)15:00
会場:ゆうぽうとホール

S席:10,000円 A席:8,000円 B席:6,000円
一般発売:6月7日(月)

「コンチェルト」
振付:ケネス・マクミラン
ステイジド・バイ:ジュリー・リンコン 
作曲:ドミトリー・ショスタコーヴィッチ
美術:デボラ・マクミラン

「パキータ」
振付:マリウス・プティパ
プロダクション:小林紀子
作曲:レオン・ミンクス
美術:ピーター・ファーマー

「チェックメイト」
振付:ニネッタ・ド・ヴァロワ
オリジナル・ステイジド・バイ:パメラ・メイ
ステイジド・バイ:ジュリー・リンコン
作曲:アーサー・ブリス
美術:E.マックナイト・カウファー

【出演】
島添亮子、デヴィッド・ホールバーグ、大森結城、大和雅美、高橋怜子
萱嶋みゆき、冨川祐樹、中尾充宏、八幡顕光

電子チケットぴあ
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マラーホフAプロ〜。

『マラーホフの贈り物』Aプロに行ってまいりました。とっても楽しかったです〜。マラーホフが元気だったのが何より♪ 「お疲れか?」と心配になることがあるマラーホフですが、今日はそんなことはまったく感じさせませんでした。失礼な言い方かもしれないんですが、まだまだ大丈夫だと思えて嬉しかったです。4演目も踊ってくれて、大サービス♪ 全員登場のフィナーレでは、舞台を斜めに横切る連続ジュテを披露。これが絶品でした〜♪ 高くて、ふんわり軽くて、美しく伸びた脚と、美しい上半身。久しぶりにマラーホフの超がつくほど美しい跳躍を見ることができて幸せでした。

マラーホフとポリーナ、シュツットガルト組はもちろん、日本であまり見る機会のないベルリン組も、みんなとてもよかったです。演目もどれも面白かったし、本当に楽しかったですよ〜。明日も追加して見たくなっちゃったんだけど、グッと我慢です…。


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