2008年06月29日

アッサンブレからDM/東バ『くるみ』のキャスト

アッサンブレからDMが届きました。ベジャールの『くるみ割り人形』と『ジゼル』追加公演(小出&ルグリ)の優先予約のお知らせと、「東京バレエ団通信 第35号 2008 June」です。メールマガジンも再開らしい。

小出さんとルグリの『ジゼル』は祭典会員が優先になるらしいので、そちらのDMを待とうかな、と。確かまだ届いていないはず。ベジャールの『くるみ』は3演目通し券で申し込んだのでスルーです。
同封されていた『くるみ』の本チラシに細かなキャストが出ていたので、書いておきます〜。

■東京バレエ団 ベジャールの『くるみ割り人形』

11月7日(金)

ビム :高橋竜太
母 :吉岡美佳
フェリックス :松下裕次
M... :首藤康之
妹のクロード :高村順子
光の天使 :高岸直樹、野辺誠治
妖精 :井脇幸江、西村真由美
マジック・キューピー :飯田宗孝
グラン・パ・ド・ドゥ :小出領子、木村和夫

11月8日(日)

ビム :氷室友
母 :高木綾
フェリックス :小笠原亮
M... :中島周
妹のクロード :佐伯知香
光の天使 :柄本武尊、平野玲
妖精 :奈良春夏、田中結子
マジック・キューピー :飯田宗孝
グラン・パ・ド・ドゥ :上野水香、後藤晴雄

長瀬さんの名前がないのが気になるところなんですが、まさか辞めるということはないと思うので、2幕のディベルティスマンで何か踊ってくれるといいな、と。チラシに名前がないとすぐに「退団?」とヒヤヒヤするのが癖になってしまった…。今のところ空いているのはロシアだけど、長瀬さんはロシアのイメージではないような気も…。どちらかというとパリだと思うんだけど、パリは是非木村さんと平野さんで見たいし(もちろん女性は井脇さんで♪)。ディベルティスマンは当日発表でしたっけ?気になるな〜。光の天使に突如キャスティングされた柄本武尊さんは、以前ほみさんの「Ballet一色」で教えていただいたんですが(ありがとうございます♪)、元新国立劇場バレエで踊っていた方だとか。いきなりあの格好させられるんだ、、、(笑)。そして、何と言っても楽しみなのは、小笠原さんのフェリックスです。たぶん初役だと思うんですが、きっと似合うだろうな〜。そういえば、チラシに載っている小笠原さんのプロフィール写真が新しい気がする。
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2008年06月28日

気になることをいろいろ。

BBLの松江の感想を書き終えたら、なんか本当に終わっちゃったんだな〜、、、という感じです。6月はいろいろなバレエ情報が飛び交っていましたが、すべて無視してひたすらBBLの感想を書いておりました。BBLのことだけ考えて過ごす半月は、体力的にはキツかったけど、とても楽しかったです。
次はロイヤルですね。私はその前に佐多達枝さんの公演を見に行きます。やっと少し頭が現実に戻ってきたので、私にとって気になる情報をいくつか書いていこうかな、と。


まず、久しぶりに服部くんのHPでメッセージが更新されました。「今年は公演はありません」というメッセージなんですが、ずっと更新されていなかったので、それだけでも安心します。公演がないのは残念だけど、、、。
  →服部有吉オフィシャルサイト

山海塾の相模大野の情報がぴあに出ました。近いからという理由で相模大野に見に行こうと思っているんですが、世田谷パブリックシアターに新作の『とばり』を見に行った方がいいのかなぁという気もする。相模大野で上演される『かげみ』は舞台一面に蓮の葉が登場するらしく、それも惹かれるところなんですよね〜。あー、迷う…。相模大野の一般発売は7月26日(土)です。
  →山海塾
  →電子チケットぴあ

新国の『アラジン』の公演情報がいつの間にかぴあにも出ているんですが、それよりも、9月にデヴィッド・ビントレーのスペシャルトークというのがあるのは知りませんでした。行ってみたいけど、日曜日…。行きづらいな〜。スペシャルトークのチケット発売日は、『アラジン』の発売日と同じ7月19日(土)です。

新国立劇場バレエ デヴィッド・ビントレーの『アラジン』スペシャルトーク
9月7日(日)13:00 新国立劇場オペラパレス ホワイエ
自由席:1,000円
   →デヴィッド・ビントレー スペシャルトーク
   →『アラジン』(電子チケットぴあ)

大阪で一つ気になる公演が。佐々木美智子バレエ団で、下村由理恵さんが『バフチサライの泉』を踊るようです。ぴあでは既にS席は完売。ということは、とっくに話題だったのかな?

佐々木美智子バレエ団『バフチサライの泉』
8月29日(金)18:00
大阪厚生年金会館
【演出】藤田彰彦
【出演】下村由理恵、佐々木大、黄凱/他
   →佐々木美智子バレエ
   →電子チケットぴあ

ナチョ・ドゥアトのびわ湖の情報がぴあに出ているんですが、さいたま芸術劇場はまだ出ていません。びわ湖はS席11,000円。こっちもそのくらいなのかな。発売日が気になります。因みに、びわ湖の発売日は7月21日(月・祝)です。
  →電子チケットぴあ

【6月29日(日)発売】
■アメリカン・バレエ・シアター『白鳥の湖』追加公演
7月24日(木)13:00 東京文化会館
ニーナ・アナニアシヴィリ/ホセ・カレーニョ
  →電子チケットぴあ

■山海塾『時のなかの時‐とき』【熊本】
9月24日(水) 熊本県立劇場
   →電子チケットぴあ
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BBL『バレエ・フォー・ライフ』6月22日 島根県民会館

松江の『バレエ・フォー・ライフ』の感想です。
松江は今回の日本ツアーの最終地でした。前回のツアーの最終地も松本で、どうして東京か、せめて大阪を最終地にしてくれないんだろうと思ったものです。最後が盛り上がった方がいいじゃないか、と。ところが、今回の松江で少し考えが変わりました。確かに空席はあって、1階席は綺麗に中央に集めたという感じで、後方と後方サイドは埋まっていませんでした(2階席は見えなかった)。でも、予想より埋まっていたし、何よりカーテンコールが温かかったんです。客席はほぼスタンディングオベーション。ダンサーたちにも「最後」というリラックスした空気が流れていて、東京や大阪の熱狂とは違う、親密感のある温かい雰囲気に満ちていました。いい意味で「まったり」とした、穏やかな歓迎ムードに溢れていたんです。そして、お決まりの紙テープと紙吹雪、「SAYONARA」の看板。一番に紙テープに巻きついて遊んでたのは那須野くんでした。客席の電気がついてからも拍手が鳴り止まなくて、無理かな〜と思い始めた頃にもう一度カーテンが上がりました。何人かのダンサーが紙テープで遊ぶのをやめて慌てて列に戻るという姿も見られて、またしても楽しい空気が。公演はとても好かったし、カーテンコールも温かかったし、これなら地方で千秋楽も悪くないな〜と思ってしまいました。

キャストは東京の最終日(15日)とほぼ同じ、セカンドキャストでした(エミリー・デルベがルイザ・ディアス=ゴンザレスに代わっているだけ)。このセカンドキャストはどうしてももう一度見たかったので、島根まで行った甲斐があったな、と。何故かこのセカンドキャストが、とてもしっくり来るんです。ファーストキャストはもちろん好きです。ジルやジュリアンやロス、シーサイドのズアナバールも、周囲と次元の違う流石の存在感で、そのステージは眩しいくらいなんですが、突出した存在感が少ないセカンドキャストは、ある意味絶妙なバランスがあるな〜、と。単に、マーティンとガオンをもう一度見たかっただけかもしれないけど(♪)。あと、エティエンヌ。まだ完成されていない感じで見守らずにはいられない、あの「ヘヴン・フォー・エヴリワン」をもう一度見たかったかも。マーティンのフレディにしろ、エティエンヌにしろ、オクタヴィオにしろ、それぞれ種類は違うけど危うさみたいなものがあって、それが作品に漂う孤独感とかどうしようもない寂しさとか、そういうものと上手いこと共鳴している気がするんですよね〜。というのは言いすぎかな、、、。

あんまり楽しかったんで、舞台写真をもう一枚買ってしまいました。「Radio Ga Ga」の白い箱の場面。東京でも何枚か買ったんですが、これは買わなかったんです。でもよく見たら、今回顔を覚えた新しいダンサーたちもいて面白かったので買っちゃった。

無駄に長くなってしまったので、ご興味のある方はどうぞ〜という感じで、、、、。キャスト以外は「続きを読む」に仕舞っておきました。

モーリス・ベジャール・バレエ団 『バレエ・フォー・ライフ』
2008年6月22日(日)15:00 島根県民会館

イッツ・ア・ビューティフル・デイ:カンパニー全員
フレディ:マーティン・ヴェデル
タイム/レット・ミー・リヴ:カンパニー全員
ブライトン・ロック
    ダリア・イワノワ、エリザベット・ロス、ティエリー・デバル
    バティスト・ガオン、カテリーナ・シャルキナ
    オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、ルイザ・ディアス=ゴンザレス
ヘヴン・フォー・エヴリワン:エティエンヌ・ベシャール、バティスト・ガオン
天使:エクトール・ナヴァロ
ボーン・トゥ・ラヴ・ユー:カトリーヌ・ズアナバール、ダフニ・モイアッシ
モーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」
    バティスト・ガオン、カテリーナ・シャルキナ
    オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、ルイザ・ディアス=ゴンザレス
カインド・オブ・マジック:男性全員
モーツァルト「エジプト王タモス」への前奏曲:バティスト・ガオン
ゲット・ダウン・メイク・ラヴ
    カテリーナ・シャルキナ、バティスト・ガオン
    カルリーヌ・マリオン、ティエリー・デバル、マーティン・ヴェデル
モーツァルト「協奏曲第21番」
    カルリーヌ・マリオン、ティエリー・デバル
    エティエンヌ・ベシャール、ヴィルジニー・ノペ
シーサイド・ランデヴー:ダリア・イワノワ
テイク・マイ・ブレス・アウェイ:カテリーナ・シャルキナ、バティスト・ガオン
モーツァルト「フリーメーソンのための葬送音楽」:バティスト・ガオン
Radio Ga Ga:ダヴィッド・クピンスキー
ウィンターズ・テイル:オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ
    エティエンヌ・ベシャール、ヴィルジニー・ノペ
ミリオネア・ワルツ:アルトゥール・ルーアルティ
    ジュリアーノ・カルドーネ、ヨハン・クラプソン
    シャルル・フェルー、ヴァランタン・ルヴァラン
ラヴ・オブ・マイ・ライフ‐ブライトン・ロック
    バティスト・ガオン、カテリーナ・シャルキナ
    オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、ルイザ・ディアス=ゴンザレス
ブレイク・フリー(フィルム):ジョルジュ・ドン
ショー・マスト・ゴー・オン:カンパニー全員

続きを読む
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2008年06月24日

BBL『バレエ・フォー・ライフ』6月20日 フェスティバルホール

大阪の『バレエ・フォー・ライフ』の感想です。キャスト表の詳細と、表に載らない部分もちょこちょこ書いてみました。自分が気になって仕方がないもので、、、。

当日の雑感でも書きましたが、キャストはほぼ東京のファーストキャストと同じ。那須野さんの「ウィンターズ・テイル」が新しかったです。チャコットのインタビューで、いつもと違うパートを踊ると語っていたのは、「ウィンターズ・テイル」のことだったんですね。正直に言うと、私はやっぱりオクタヴィオの「ウィンターズ〜」が好きかも。ただ、随所に登場する那須野さんのキレのある踊りは見ていて気持ちが良かったです。どちらも好かったので、これはもう好みの問題だと思いますが、やっぱりオクタヴィオのあの胸掻きむしられるような切なさとか、無防備な危うさとか、ウェットな切迫感とか(シャープな切迫感とは違うんですが、上手く言えないです…)、それらが私は好きなんですよね。

「バレエ・フォー・ライフ」を踊るジルは、しばらく見ることはないだろうと思ったので(島根は踊らない気がしてたし…)、心して焼き付けてまいりました。もう「フリーメーソン〜」のソロは別世界。ジルの雄叫びが聞こえたときには、身震いがするかと思いました。

モーリス・ベジャール・バレエ団 『バレエ・フォー・ライフ』
2008年6月20日(金)19:00 フェスティバルホール

イッツ・ア・ビューティフル・デイ:カンパニー全員
フレディ:ジュリアン・ファブロー
タイム/レット・ミー・リヴ:カンパニー全員
ブライトン・ロック
    ダリア・イワノワ、エリザベット・ロス、ティエリー・デバル
    ジル・ロマン、カテリーナ・シャルキナ、那須野圭右、エミリー・デルベ
ヘヴン・フォー・エヴリワン:アレッサンドロ・スキアッタレッラ、ジル・ロマン
天使:エクトール・ナヴァロ
ボーン・トゥ・ラヴ・ユー:エリザベット・ロス、ダフニ・モイアッシ
モーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」
    ジル・ロマン、カテリーナ・シャルキナ、那須野圭右、エミリー・デルベ
モーツァルト「エジプト王タモス」への前奏曲:ジル・ロマン
ゲット・ダウン・メイク・ラヴ
    カテリーナ・シャルキナ、ジル・ロマン
    ダリア・イワノワ、ディエリー・デバル、ジュリアン・ファブロー
モーツァルト「協奏曲第21番」
    ダリア・イワノワ、ティエリー・デバル
    アレッサンドロ・スキアッタレッラ、ヴィルジニー・ノペ
シーサイド・ランデヴー:カトリーヌ・ズアナバール
テイク・マイ・ブレス・アウェイ:カテリーナ・シャルキナ、ジル・ロマン
モーツァルト「フリーメーソンのための葬送音楽」:ジル・ロマン
Radio Ga Ga:ドメニコ・ルヴレ
ウィンターズ・テイル:那須野圭右
    アレッサンドロ・スキアッタレッラ、ヴィルジニー・ノペ
ミリオネア・ワルツ:アルトゥール・ルーアルティ
    ジュリアーノ・カルドーネ、ヨハン・クラプソン
    ニール・ジャンセン、ヴァランタン・ルヴァラン
ラヴ・オブ・マイ・ライフ‐ブライトン・ロック
    ジル・ロマン、カテリーナ・シャルキナ、那須野圭右、エミリー・デルベ
ブレイク・フリー(フィルム):ジョルジュ・ドン
ショー・マスト・ゴー・オン:カンパニー全員

「イッツ・ア・ビューティフル・デイ」で幕を開ける冒頭、目覚めるダンサーたちの中央にいるガオンの存在感がやはり印象に残ります。大きくてキラキラした瞳は、悲しみを知ってなお、力強く前向きで明るい。他のダンサーたちよりも少し高いところを見ているような気がするんですが、それは単に印象なのかしら?サッと身体を反転してこちらに背を向け、右腕を伸ばしてダフニ・モイアッシを迎えます。その優しくて力強い腕が、泣きそうなくらい格好良かった。スッと腕に入り、ガオンの肩にそっと顔を傾けるモイアッシがまた素敵です。そして、舞台の奥まで歩いていってクルリとこちらを振り向くガオンは、ジルに負けないくらい、髪の動きまで印象的で格好良い! 当日の自分のメモには、「振り向いたガオンは、髪まで宇宙」という意味のわからないことが書いてありましたが、それくらい素敵だったということで、、、。
この日は上手の方で見ていたので、目の前がティエリーでした。もうとにかく格好良い。ティエリーは派手さはないんだけど、いつ見ても確実に格好良いし、踊りも綺麗です。そして、なんか大人なんですよね、踊りも存在感も。しゃがみ込んでこちらを見据える目と、綺麗な腕が印象的でした。
全員が中央に集まっていって、放射線状にバタッと倒れたあと、フレディだけが残りますよね。そのジュリアンの後姿が美しいな〜と。
確か、「レット・ミー・リヴ」で全員が舞台に座っている状態のとき、ズアナバールがニコッと笑ったんです。視線の方向からいくと、ジュリアンと目が合ったんじゃないかと思うんですが、それがすごく素敵でした。それは「素」とかではなくて、あのシーンのあの空気だったら、目が合ったもの同士が笑顔を交わすのって有りだなぁって思ったんです。

背中を丸めてギクシャクと歩いてくるイワノワ。この日最初に登場するトウシューズがなんだか眩しい。彼女の踊りは、やはり私にはけれん味が強くてあまりタイプではないんですが、その攻撃的で挑みかかってくるような踊りは個性だし、彼女の長所でもあるな、と。
「ブライトン・ロック」に那須野さんがいるというのは新鮮でした。ジルとシャルキナと3人で重なってポーズするところでも、とてもいい表情をしていました。「ブライトン・ロック」の途中で下手から走り込んでくる、「ヘヴン・フォー・エヴリワン」のスキアッタレッラ。席が上手寄りだったので、その表情を初めて見ることができました。なんて悲しげな表情で駆けてくるんだろう…と。あんなに優しい目をした人だとは知りませんでした。ソフトで優しい踊りも印象的。切迫感のある踊りですが、スキアッタレッラは限りなく優しいんですよね。それが、胸締め付けられるというよりは、フワッと入ってくる感じで好かった。
ロスの「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」はこの日もすごく好かったです。なんか、何も考えずにボーっと見てしまった。それは集中していなかったという意味の「ボーッ」ではなくて、あれこれ考えるの勿体無いなと思ったんです。よく、「あ、ここはこう書こうかな」とか考えながら見ちゃうんですよね、、、。癖になっちゃってて。でも、この日は「えーい、勿体無いから何も考えないぞ!」と。ロスの渾身の踊りにちょっと泣きそうになりました。
そういえば、「ボーン・トゥ〜」のラストで登場する天使は、毎回ニール・ジャンセンでしたね。

「カインド・オブ・マジック」の椅子回収係はアルトゥール。「コシ・ファン・トゥッテ」のラストに登場した彼らが、口パクで何やら喋っているんですが、やっぱり何か意味のあることを言っているんでしょうか。アルトゥールも一緒に言ってて可愛いんですよね(そればっかり…)。
空マラソンはエティエンヌ。初日意外はリフトもスムーズに決まっていました。やっぱりちょっと重たそうだけど、、、。マーティンの半ズボン姿って、いいよな〜(♪)と。フレディのジュリアンと「ヘヴン・フォー〜」のスキアッタレッラが中央で踊っているんですが、その横で脚をグルングルン振り回すクピンスキーがちょっと素敵。更に終盤、そのクピンスキーとティエリーとニール(確か)が、3人重なって小さく行進してくるところがたまらないな、と。
「ゲット・ダウン・メイク・ラヴ」で痙攣的な動きをするスキアッタレッラは、まるで見えない虫が身体を這うようで、見ているこちらまで神経をやられる(褒めてます)。しかも痙攣しつつ退場するときに、2回くらいバッタンバッタンと転びながら袖に消えていったのが好かった。途中で、ぶっ壊れたみたいに踊りながら入ってくるイワノワとティエリー。結構好きな場面です。そして、この日も私はジュリアンの「ロ゛ーッッッック!!」に、わかっていてもビクッとする、、、。

「協奏曲第21番」の中で、ストレッチャーの上で男性が跪いたまま腕を広げる場面があるんですが、あそこがとても好きなんです。スキアッタレッラはほとんど瞳を開けませんでした。そっと瞳を伏せたまま、ゆっくり押し広げるように両腕を広げます。そして、瞳は開かずにスッと天を仰ぎます。とても好きなシーンなんですが、踊るダンサーによって本当に違うなと思いました。これは私の感じた印象ですが、ステファンは「捧げる」でした。スキアッタレッラは「受け入れる」、そしてエティエンヌは「求める」だったと思います。
ストレッチャーに乗って別れるとき、イワノワの手にキスをしたティエリーが、客席側に向かって「やれやれ」と肩をすくめてみせたのが格好良かったです。
吹きすさぶ風の中、ロスがスキアッタレッラの手に頬ずりします。男女の手を繋ぎ合わせたジルが、風に吹かれるようにクルリと身体を反転させるのがいつも格好良くて、あの動きは目に焼きついています。

「シーサイド・ランデヴー」はジュリアーノとクラプソン。下手の椅子に腰掛けたスキアッタレッラは、両腕で自らの肩を抱き、凍えるような仕草をします。目の前の女性が立ち去ると、そのタオルをサッと取って被る。
「テイク・マイ・ブレス・アウェイ」の球体はニールとアルトゥール。やっぱりアルトゥールは移動がへっぴり腰、、、。最後に中央に出てきて、中腰のままゴソゴソと下手に退場していく姿が妙に可愛い。
ジルの「フリーメーソンのための葬送音楽」は、もう別世界でした。あまりに存在が強すぎて、本当にそこだけ別の世界だったな〜。その衰えない機敏な動きも驚異的ですが、何より美しい踊り、フォルム、そして爪先にウットリでした。こちらに背を向けて、自分の太腿の辺りをパシーンと叩くところがあるんですが、そこでジルの「ア゛ーッッ!!」という声が響き渡りました。ジルの爪先が舞台をトンっと叩く音、跪いて舞台に手を着く音、身体ごと舞台に倒れる音、手にフッと息を吹きかける音。ジルの「フリーメーソン」のソロは、音もその一部となって記憶に残ります。

白い箱で最初に踊ったのはエティエンヌ。ティエリーは来るわ、マーティンは来るは、ガオンは来るわで、もう楽しい。ガオンっていつもいましたっけ?私は初めて気付いたかも。もう一人、大きめな人が歩いてきたな〜と思ったら、やっぱりオクタヴィオでした。那須野くんが「ウィンターズ・テイル」を踊ると知ったときに、もしかして…と期待していたんですよね〜。控えめにクネクネと奥のほうへ消えていき、上手の私からは見えなくなってしまったのが残念。手をヒラヒラとさせるところで、マーティンの控えめなヒラヒラがまた素敵で(♪)。
そしてこの日は、ルヴレの「Radio Ga Ga」がすごく好かったです。後半にはいい感じで息を切らせていて、その乱れ具合が絶妙。いや〜、大将まだまだギラギラです(♪)。クピンスキーのやり過ぎな(褒めてます)「Radio Ga Ga」も好きなんですが、ルヴレの大人の男の色気は押し付けがましくなくて素晴らしかったです。ラジオを持って登場した女性(確かルイザ)を、息を切らせながら目で追うルヴレが、とってもセクシー。左右をキョロキョロと見渡してラジオを持ち去る姿は、まるでラジオを盗んだ少年のようで、ちょっと笑える(でも、そこも好きなんですけど)。

那須野さんの「ウィンターズ・テイル」もとても好かったです。私の好きなウェットな感じではなかったけど、とても日本人的というか、抑制の効いたスマートな存在感が、徐々に繊細な色気を増していく様は見ていてワクワクしました。踊りは柔らかさとシャープな面の両方を上手くコントロールしていてとても綺麗だったし、大袈裟に表情を作るわけではないけど、とても真剣に心をこめて踊っているのが伝わってきて、感激しながら見ていました。日本人的だけど、少し攻撃的な面も持ち合わせているので、面白いキャラクターですよね。
そして、那須野さんのウエストがとても細いことに驚きました。細いというか、薄い。初めて那須野さんを見た頃に比べると、随分逞しくなったような気がするんですが、それでもあんなに細いですね〜。もちろん、貧弱という意味ではなく。その折れそうに薄いウエストがなんともセクシーで、グッとしなる度に見入ってしまいました。
一つだけ残念だったのは、最後に花を拾い上げるときに、手前の花を拾ってしまったことかな〜。「あ、拾った」ってわかっちゃったのよね、、、。できれば自分の体より向こう側の花を、観客にはそれと気付かせないで拾ってほしかったな〜と思ったんですが、たまたまタイミングが合わなかったんでしょうね。

で、何度も言って申し訳ないんですが、アルトゥールが可愛い〜。この日は最初の「Oh、No!」が底抜けに呑気で可愛くてですね、会場からちょこっと笑いが起こってました。顔だけ見てても飽きないくらいに、表情豊か。バネがあって、何より軽やかで、踊りもとても好いと思います。中央で回転したあと、マネージュの方向がいつも読めないところが、また可愛いんですよね〜。ちょこっと軌道修正するのよね。
「ミリオネア・ワルツ」の終盤、リフト要員としてマーティンが登場。ここはいつも、その日フレディを踊っていない方が出てきます。深い意味は無いのかな?因みにもう一人はいつもエクトール(たぶん)。何気ないシーンでもマーティンにウットリしている私です。

終幕に向かって突き進む怒涛のラストの直前に訪れる、「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」の穏やかな時間がとても好きです。それはとても優しいんだけど、終わりを知っているからとても寂しい。そっと慰め合うように肩を寄せるシャルキナとエミリー。そして、彼女たちの手を取るジルと那須野くん。あの場面がすごく好きで、、、。冒頭で、スニーカーの踵をキュキュキュってやるところも好きなんですよね。
「ブライトン・ロック」の那須野くんのソロも格好良かったです。エミリーのピルエットをサポートするのは、ちょっとグラグラしてたけど、、、。ジルに手を引かれて兎跳びのようにジャンプするところも、よく跳ねてました(オ、オクタヴィオより全然高く跳んでたよ…)。

「ボヘミアン・ラプソディ」のジュリアンは神々しいまでの輝きと存在感を放っていて、流石だなぁといつも思います。やっとここで踊ってくれたな〜と思う瞬間でもある。ジュリアンのフレディはもちろん好きなんですが、もっと踊るジュリアンを見たい気もします。マイクを持って壁に貼り付いている姿も相当セクシーだし、「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」でロスの肩に手を置いて踊るところも、ウェディングドレス姿のモイアッシを腕の中で揺さぶるところも好きだし、「コシ・ファン・トゥッテ」の直前の不思議な踊りも上手いし、「ミリオネア・ワルツ」で上手でロスと踊るシーンも好きなんだけど、もっともっと踊りまくる姿が見たいんですよね〜。なので、ある意味、ジュリアンのフレディは私にとっては不完全燃焼なんです。マーティンのように、そこに立っているだけでウットリという対象じゃないので、、、。いや、「ある意味」ですよ。もちろんジュリアンのフレディは絶品だと思ってるんですよ〜!!でも、マーティンがフレディのときに、随所で楽しげに踊っているジュリアンを見るのも、また格別な喜びであるな、と。ジュリアンって、きっと本当にいい人なんだろうな〜と思います。パワー全開のフレディとか、脇で踊っているときの人一倍楽しげな様子とか見ていると、いい人だなぁ♪って思うんですよね。

この日、ジルは「ショー・マスト・ゴー・オン」で白い布を広げるのを失敗…(笑)。一度で綺麗に広がらなくて、もう一度バサーってやってました。そういえば、「テイク・マイ・ブレス・アウェイ」でも、横たわったシャルキナに布をかけるのに、弱冠手間取っていたかも…。布の端をちょっと気にしていましたね、、、。ジル〜(笑)。それでも、そのやり直す仕草まで、気にかける視線まで、ジルは絵になるんですよね〜♪(と思っているのは私だけかしら…)。

カーテンコールの「ショー・マスト・ゴー・オン」で、女性に対しては手にキスをしたり抱きしめたりするジルですが、男子ではアルトゥールだけギュッと抱きしめたのが印象的でした。
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2008年06月22日

松江『バレエ・フォー・ライフ』

松江の『バレエ・フォー・ライフ』が終わりました。これで日本公演は終了ですね、、、。私はこれから寝台列車で帰ります(既に寝転がっております)。またしても携帯から更新しているので、主な配役だけ〜。

モーリス・ベジャール・バレエ団『バレエ・フォー・ライフ』
2008年6月22日(日)15:00 島根県民会館

フレディ:マーティン・ヴェデル
ブライトン・ロック:ダリア・イワノワ
ヘヴン・フォー・エヴリワン:エティエンヌ・ベシャール
天使:エクトール:ナヴァロ
ボーン・トゥ・ラヴ・ユー:カトリーヌ・ズアナバール
モーツァルト「エジプト王タモス」への前奏曲:バティスト・ガオン
モーツァルト「協奏曲第21番」:カルリーヌ・マリオン、ティエリー・デバル
シーサイド・ランデヴー:ダリア・イワノワ
テイク・マイ・ブレス・アウェイ:カテリーナ・シャルキナ、バティスト・ガオン
モーツァルト「フリーメーソンのための葬送音楽」:バティスト・ガオン
Radio Ga Ga:ダヴィッド・クピンスキー
ウィンターズ・テイル:オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ
ミリオネア・ワルツ:アルトゥール・ルーアルティ

配役は東京のセカンドキャストとほぼ同じでした。エミリーとルイザが入れ代わってるくらいかな?私としては、このセカンドキャストはどうしてももう一度見たかったので、会場でキャストを確認してホッとしました(ジルやジュリアンを見たかった方には申し訳ないと思いつつ…)。
公演は最高に楽しかったです。行った甲斐があったよ、本当。今までは、「東京が最終日の方が盛り上がるのにな〜」と思ってたんですが、ちょっと考えが変わりそう。なんか、地方の最終日って楽しいかも。と思えてしまうほど、今日の松江はいい公演でした。終わって会場を出ると雨もあがっていて、松江の駅までなんだか幸せな気持ちで歩いて帰ることができました。いい公演の後は、歩いて帰りたくなるんですよね。そして今は寝転がって列車に揺られながら、公演の余韻に浸っている。なんか幸せかも〜。

キャストの詳細と感想は、帰宅して落ち着いてから書きます。それでは〜♪(もう携帯で打つの限界…)。
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2008年06月20日

大阪『バレエ・フォー・ライフ』

大阪の『バレエ・フォー・ライフ』へ行ってまいりました。携帯から更新しているので、ごく簡単なキャストだけ〜。

モーリス・ベジャール・バレエ団『バレエ・フォー・ライフ』
2008年6月20日(金)19:00 フェスティバルホール

フレディ:ジュリアン・ファブロー
ブライトン・ロック:ダリア・イワノワ
ヘヴン・フォー・エヴリワン:アレッサンドロ・スキアッタレッラ
天使:エクトール:ナヴァロ
ボーン・トゥ・ラヴ・ユー:エリザベット・ロス
モーツァルト「エジプト王タモス」への前奏曲:ジル・ロマン
モーツァルト「協奏曲第21番」:ダリア・イワノワ、ティエリー・デバル
シーサイド・ランデヴー:カトリーヌ・ズアナバール
Radio Ga Ga:ドメニコ・ルヴレ
ウィンターズ・テイル:那須野圭右
ミリオネア・ワルツ:アルトゥール・ルーアルティ


すみません…細かなキャストは来週帰宅してから書きます。
公演はとっても楽しかったです。東京のファーストキャストとほぼ同じでしたが、那須野さんが「ウィンターズ・テイル」を踊ったのが大きな違いでしょうか。随所に出てくる役なので、とても新鮮な感じがしました。という訳で、「ミリオネア・ワルツ」はアルトゥール・ルーアルティ。か、可愛い…。「ミリオネア・ワルツ」の第一声、「Oh!No!」で思わず笑いが起こるほどの可愛さでした。那須野さんのウエストの細さ(薄さ?)がすごくセクシー。「ウィンターズ・テイル」はもう少しウェットだと私の好みなんですが(すみません、ウェット好きなもんで…)、とても丁寧に気持ちを込めて踊っていて、いい踊りでした。最後の短いソロも格好良かった。

今日はルヴレがよかったですよ〜♪ なんかすーごい格好よかったです。なんだろ?終盤の乱れ具合がセクシーだったんだよね〜。渾身の「Radio Ga Ga」だったと思います。渾身と言えば、ロスの「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」もそうだったかも。なんか、泣きそうになりました。

そして豪華な白い箱!ティエリーもマーティンもガオンもいるんですよー♪ もう、エティエンヌとマーティンが並ぶと、大人と子どもですよ。そして、「なんか大きい人が歩いてきたな〜」と思ったらやっぱり!オクタヴィオじゃないですか〜(♪)。実は、那須野さんが「ウィンターズ・テイル」と判明したときから、ちょっと期待してたんですよね。という訳で、いつになく豪華でした。

あぁぁ〜、もう携帯で打つの限界…。この辺で、、、。
カーテンコールも盛り上がりました。ダンサーがワーッと前に出てくる最初の段階で、ほぼスタンディングオベーション。ニコニコのオクタヴィオと、満面の笑み(!)のティエリーが印象的でした。あ、ダンサーを迎えるときに、ジルが男子ではアルトゥールにだけギュッとハグしたのも印象に残りました(♪)。
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2008年06月19日

明日から大阪と松江へ行ってまいります〜。

ここのところBBLのことで頭がいっぱいなもんで、世間のバレエ事情についていけておりません、、、。そんな中でも、今日忘れずにチケットを購入したのが、バレエスタジオDUO公演。私のお目当ては東バの木村さんと小出さんなんですが、他のゲストも豪華です。全席自由なので急いで発売日に取る必要もないんですが、なんとなく取っちゃった。その日は『エトワール・ガラ』のチケットを既に取っているのに、とりあえず取っちゃった…。う〜ん、、、どうなることやら。全席自由と言っても、整理番号くらいはあるんだろうか?チケットが届いたら確認してみます。

第8回バレエスタジオDUO公演
「シンフォニーNO1」「Shades」「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ/他

8月10日(日)16:00 ゆうぽうとホール

【出演】
下村由理恵、小出領子、厚木三杏、永橋あゆみ、林麻衣子
佐々木大、木村和夫、貝川鐵夫、冨川祐樹、桧山和久

全席自由:5,000円
一般発売:6月19日(木)
問合せ:バレエスタジオDUO 03−5758−5460
電子チケットぴあ


小林紀子バレエシアターの10月公演のチケットも既に発売されています。昨日DMも届きました。「ザ・レイクス・プログレス」のゲストは未だ判明せず…。

小林紀子バレエ・シアター 第91回公演

『バレエの情景』
『ザ・レイクス・プログレス』
『パキータ』

10月18日(土)18:30
10月19日(日)15:00
会場:ゆうぽうとホール

【出演者】
島添亮子、ゲスト・プリンシパル(予定)、大森結城、大和雅美
後藤和雄、横関雄一郎、高橋怜子、中尾充宏、冨川祐樹、中村誠

電子チケットぴあ
eプラス

明日は『バレエ・フォー・ライフ』の大阪公演へ行ってまいります。そのまま松江へ向かって、日曜日は島根県民会館で『バレエ・フォー・ライフ』。いよいよ終わってしまいますね…。当日会場に着くまでキャストがわからないというのが、とってもモヤモヤします。フェスティバルホールはジルが踊るらしいので、東京のファースト・キャストとほぼ同じじゃないかと思うんですが、気になるのは松江です。マーティンのフレディがもう一回見たいな、と。エティエンヌにももう一回踊ってほしいし。
とりあえず、携帯からも更新できるようにはしたんですが、もしかしたらしないかも…。携帯はやっぱり長い文章打つの大変。帰ってくるのは月曜日の朝です。それでは、行ってまいります〜。
posted by uno at 23:47| Comment(2) | TrackBack(0) | バレエ日記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BBL『ボレロ/他』6月17日 大阪厚生年金会館

BBLの大阪公演『ボレロ/他』へ行ってまいりました。厚生年金会館は初めて行くホールでしたが、なかなか見やすかったと思います。前方の席は、段差があっても少し前の人の頭が舞台に被りましたが、ストレスになるほどではありませんでした。

公演はとっても楽しかったです。特に新しいキャストはなかったけど、たぶん同じだろうと思っていたのでガッカリもしなかったし。「これが死か」はダリア・イワノワの白、炎をダヴィッド・クピンスキー、つまり「イーゴリ」のトロワをティエリー・デバルという感じの組合せ。「ボレロ」のリズムの筆頭に那須野さんを入れたのは、やっぱり大阪出身ということを意識したのかな〜なんて思いました。

モーリス・ベジャール・バレエ団『ボレロ/他』
2008年6月17日(火)19:00 大阪厚生年金会館

「これが死か」
ジュリアン・ファブロー
カテリーナ・シャルキナ
カトリーヌ・ズアナバール
エリザベット・ロス
ダリア・イワノワ

「イーゴリと私たち」
シェフ:ジル・ロマン
パ・ド・カトル:
   カテリーナ・シャルキナ、カルリーヌ・マリオン
   ダリア・イワノワ、ルイザ・ディアス=ゴンザレス
パ・ド・トロワ:ティエリー・デバル、ジュリアン・ファブロー、ダフニ・モイアッシ
パ・ド・ドゥ:マーティン・ヴェデル、カトリーヌ・ズアナバール

「祈りとダンス」
ルーミー:カンパニー全員
3つのバラ:ルイザ・ディアス=ゴンザレス、カトリーヌ・ズアナバール、ダリア・イワノワ
炎:ダヴィッド・クピンスキー
デュオ:カテリーナ・シャルキナ、ジュリアン・ファブロー
ゴレスタン:カンパニー全員
パ・ド・ドゥ:ヨハン・クラプソン、アレッサンドロ・スキアッタレッラ
パ・ド・トロワ:ジュリアーノ・カルドーネ、エティエンヌ・ベシャール、ニール・ジャンセン
        アルトゥール・ルーアルティ
パ・ド・カトル:
   ガブリエル・バレネンゴア、ティエリー・デバル
   マーティン・ヴェデル、エクトール・ナヴァロ
ソロ1:那須野圭右
ソロ2:ドメニコ・ルヴレ

「ボレロ」
エリザベット・ロス
ドメニコ・ルヴレ、那須野圭右、マーティン・ヴェデル、ジュリアン・ファブロー

「これが死か」
何度も書いてますが、ブルーの薄暗がりに浮かび上がるジュリアンが本当に綺麗。ゆっくりと歩を踏み出す、その一足一足に見入ってしまいます。この日は、ジュリアンとズアナバールがややお疲れか?という気がしなくもなかった…。そりゃ、あれだけ出ずっぱりなら疲れないわけがないですよね。ちょっとした回転の最後などでモタっとすることが何度かあったんですが、東京ではそんなことはなかったので、「あぁ、流石にお疲れなんだな」と…。もちろん、そんなことは気にならないくらい、相変わらずの好い踊りでした。
そういえば、シャルキナだけいつも髪を下ろしているんですよね。若さというか、初々しさの象徴なのかな、と。シャルキナとのパ・ド・ドゥは手を繋いでいる時間が長いです。互いを見つめている時間が長い。ジュリアンがシャルキナの耳元でそっと囁くと、シャルキナが控えめにフッと笑みをこぼす、あのシーンが好きです。ズアナバールとのパ・ド・ドゥでは、ユニゾンで踊る2人の、後ろにスッと上げた脚がいつ見ても綺麗に平行を保っていて感心します。ここのソロで、少しだけジュリアンの足元にブレがありましたが、相変わらず胸の空くような踊りはすべてが流れるようにスムーズで美しくて、ずっと見ていたくなります。こちらに背中を向けて、脚をクロスして、片方の腕をスッと上げるポーズが好き。ロスとのパ・ド・ドゥでは、中盤までほとんど離れて踊ります。やっと2人が手を繋ぐのは、2人で客席の方を向いて横に腰を揺らすところ。あそこの振りが、また好きだったりするんですよね。なんだか妙に穏やかな空気が流れる。
横たわったジュリアンの傍らにイワノワが立ち、両手で心を差し出します。伸ばしたジュリアンの手がイワノワの頬に触れなくて、そこは好きな場面だったので残念だったんですが、2回目はちゃんと手の甲でそっと頬に触れていました。
そういえば、カーテンコールのジュリアンは、いつもいい笑顔をしてくれますよね。なんか、いい人なんだろうな〜って思ってしまいます。

「イーゴリと私たち」
相変わらずジルがすごいです。ジルに関して、調子が悪いとかお疲れだとか、感じたことがない気がします。いつ見ても「やっぱりジルはすごい」と思ってしまう。いや本当に、あの歳であの機敏さは尋常じゃないです。冗談っぽく笑う口元と、キュッと眉をあげてこちらを見るあの眼。ストラヴィンスキーの声と演奏が交互に入り混じる音楽に合わせて、自在に踊り表情を変えるジルにやはり釘付けでした。
パ・ド・カトルではマリオンのお茶目っぷりが可愛い。どちらかというとクールビューティーのイメージなので、そんなマリオンがクルクルと表情を変えてキャッキャと弾けているのが可愛くて(♪)。
マーティンとズアナバールのパ・ド・ドゥは、何度見ても素敵。褐色の肌に白いレオタードを着たズアナバールが、もう美しくて格好よくて、そしてなんと言ってもキュート。彼女の持つ上品で洗練された軽やかさや強靭さが、本当に好きです。瞳はウェットなのに、明るく楽しげに踊るマーティンが可愛い(って、変な感想ですね…)。
この日はラストで、ジルが台の上からポンッと飛び降りませんでした。あれ?東京では飛び降りてポーズ、という日があったと思うんだけど、どうなってるんでしょう?

「祈りとダンス」
ルーミーの中心は変わらずティエリー・デバル。ここは幕間が本当に短いので、直前まで「イーゴリ」で踊っていたティエリーはきっと早着替えしてるんだろうな、と。またしてもエティエンヌ・ベシャールを追いかけてしまう私。腕の表情がいいな〜(♪)。そして、その腕の振りを繰り出す、胸や肩にも表情を感じる。声を出しながら踊るところで、ヴァランタン・ルヴァランがすーごい頑張って発声していて、なんか好感度アップ。炎を踊らないガオンもルーミーで踊ってました。髪の動きとともに、やっぱり目が行ってしまう。
3つのバラが登場したときに、やや会場がざわめいたと思ったのは、気のせいでしょうか、、、。あれはやっぱり、あの衣裳にざわめいたのよね…。ズアナバールがやっぱり上手いな、と。リズミカルに踊っても、重心がしっかりしていて不思議な静けさがあるというか、高揚と沈静の両方が感じられます。
炎はダヴィッド・クピンスキーでした。羽織ってきたマントをズアナバールに渡すんですが、その間ずっと彼女の方を横目で凝視しています。その眼の怪しいこと!!(褒めてますよ、絶対に) なんであの場面で彼の眼はそんなに殺気立っているんだろうか、、、(♪)。今にも取って食いそうで、オペラグラスを下ろせない私…。一体あのとき、ズアナバールはどんな顔をしているんだろう…? 薄っすらと笑みを浮かべながら恍惚に浸るように、ややクネクネと踊るクピンスキーに、またしてもやられた。アブノーマルが好きなもんで、すみません。それとも、クピンスキーをここまでアブノーマルだと思っているのは私だけか?「イーゴリ」のパ・ド・トロワでは、スマートな(存在が)青年だと思ったんだがな〜。見抜けなかった自分が悔しい。と同時に、騙されたことが嬉しい。すみません、変態で…。
シャルキナの踊りにも艶が出てきたな、と。ちょっとした肩の動きにほんのり艶があったりして、印象に残るようになりました。
ゴレスタンのキャストは、神奈川/東京に続きすべて同じ。序盤は少し元気がない感じがしたけど、徐々にテンションを取り戻していったようです。トロワの最後、舞台にうつ伏せて肘をつき、屈託のない極上の笑みを見せてくれるアルトゥール・ルーアルティ。プログラムを見てみたら、彼は1989年9月生まれなので、まだ18歳ですね。若いな〜。どうりであどけないはずだ。でも、現在20歳のエティエンヌは、あどけないのとは違う。そこが気になったりします。エティエンヌが膝をついて跳ねたり、舞台をバンバン叩いたりして頑張ってたよ。
パ・ド・カトルも同じ組合せ。上手にエクトール・ナヴァロとガブリエル・バレネンゴア。下手にティエリーとマーティン。すみません、下手ばっかり見てます…。ティエリーを見上げるマーティンの眼が、相変わらすセクシー。那須野くんも気合の入った踊りで、カーテンコールには大きな拍手と歓声が起こりました。本人もすごくいい笑顔。ルヴレはこの日も元気♪ 黒髪を揺らして踊る様は、なんとも格好良いです。よーく見ると、ちょっとヨロっとすることもあるんだけど、全然気にならないんですよね。そんなことはどうでもいいと思える。キラッキラの若い子たちに囲まれても薄れない、独特の存在感です。
最後、中央で光を浴びて跳ねるクピンスキーがややナルシスティックで、またしても思わず見続けてしまう…。照明が完全に落ちるまで飛び跳ね続けるダンサーたちの、衣擦れの音が心地良いです。そして暗転すると、声を掛け合いながら整列しているらしいのが聞こえます。ここは無音で、観客の拍手もタイミングに迷いがあるから、いろいろ聞こえちゃうんだな、と。「ボレロ」は暗転と同時にドッと拍手が起こるから、聞こえないだけなのかもしれないですね。

「ボレロ」
この日のリズム隊は、最初の2人がルヴレ(上手)と那須野(下手)。次の2人がマーティン(上手)とジュリアン(下手)。ルヴレが一度だけ回転でフラッとしてヒヤヒヤしましたが、それ以外は問題なく。
最初の照明にロスの手が浮かび上がったとき、とても女性らしい手だなと思いました。ロスのメロディは女性らしい美しさや柔らかさがあります。柔らかいと言っても、踊りはシャープだし(特に中盤以降)、とても勇壮なイメージもあるんですが、最終的な輪郭はどことなく柔らかいんです。でも、女性的なことと、初回に感じた色気とは、別物のような気がしてきました。色気を感じるとしたら、それは人間的なもの。男とか女とかじゃなく、もっと根源的な、人間の存在から沸き起こる色気です。
そしてこの日もやはり、メロディとリズム、両方あってこその「ボレロ」なんだということをヒシヒシと、いやビシビシと感じながら見ていました。そんな当たり前のことに今頃気付くなんて、、、。「ボレロ」のリズムってこんな踊りだっけ?というくらい、リズムが目に入ってくる。特に、カンパニーの男性陣がほとんど立った辺りからは、リズムの格好良さにドキドキしました。でもちゃんとメロディも見えてるんです。いつの間にか自分を取り囲んでいたリズムを、驚きとも焦りともとれる表情でハッと見下ろしたロスが印象的でした。

ところで、リズムのエキストラが、神奈川/東京の公演よりも少なかったような気がするんですが、気のせいでしょうか?円卓の向こう、つまり正面に並んでいる人数が少ないような気がしたんだけどな〜。舞台の大きさに合わせて人数調整してるのかなぁ?それとも私の気のせいでしょうか。

カーテンコールはスタンディングオベーション。ロスの柔らかな物腰と笑顔が印象的でした。何度目かに緞帳が開いたとき、下手端のクピンスキーが椅子を直してたんですよね。そういえば、東京公演でも下手の椅子を倒したような気がする。あれはクピンスキーじゃなかったっけ?お隣のニール・ジャンセンとちょこっと話したりして、楽しげでした。それより、最後の最後に緞帳が下りてきたとき、ヨハン・クラプソンが何やら「ウン、ウン、ウン」と満足気に頷いていたのが可愛かったです。
posted by uno at 02:19| Comment(12) | TrackBack(0) | バレエ公演2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月17日

BBL『バレエ・フォー・ライフ』6月15日

『バレエ・フォー・ライフ』3日目。東京は昨日が最終日でした。セカンドキャストでしたが、私はすっごく楽しかったです!!ジルはもうスペシャルキャストみたいなもんだから、バティスト・ガオンをファーストキャストと呼んであげたいくらい。そして、マーティンのフレディ〜♪ Aプロの初日に「痩せたかな?」と思ったのは、「引き締まった」の間違いだったのかも。色気ありすぎです。

すーごく楽しかったんだけど、3日目が終わってから今日一日、なんだかどうしようもなく寂しい気持ちに襲われています。あの世界に捕まってしまったというか、作品の一部が心に残って、家まで一緒に連れてきてしまったというか、、、。あれは生と死の物語だと思うんですが、それ以上にそれらも含めて愛の物語だと思うんです。ベジャールの作品を見ていつも思うのは、それが愛を扱っていてもいなくても、愛を感じずにはいられないということです。あれだけ真正面から死を扱いながら、そこに謳われているのは生です。ドンやフレディが去ったように、愛する人が去っても、私たちは生きていかなければならない。美しく力強いラストは前向きでありながら、どうしようもない寂しさに満ちているのは、それが悲しみを知っている生だからだと思います。そして今度はベジャールがいなくなってしまった。作品に満ちていたのは、ベジャールのものだったはずの喪失感。それすら喪失してしまったようで、そこには巨大な悲しみが横たわっているようでした。ベジャールの代わりにジルが中央に立ち、ジルの笑顔とカンパニーの若々しいダンサーたちの輝きを残して幕は下ります。あれは私にとって、ベジャールのいないスタートの始まりだったな〜と思って、なんだか妙に寂しい気持ちに襲われてしまったんですよね、、、。
すみません、湿っぽいこと言って。今回は明るく鑑賞して明るく感想を書こうというのが、私の目標なんです。なんで?って言われても困るけど、、、。

モーリス・ベジャール・バレエ団 『バレエ・フォー・ライフ』
2008年6月15日(日)15:00 東京文化会館

イッツ・ア・ビューティフル・デイ:カンパニー全員
フレディ:マーティン・ヴェデル
タイム/レット・ミー・リヴ:カンパニー全員
ブライトン・ロック
    ダリア・イワノワ、エリザベット・ロス、ティエリー・デバル
    バティスト・ガオン、カテリーナ・シャルキナ
    オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エミリー・デルベ
ヘヴン・フォー・エヴリワン:エティエンヌ・ベシャール、バティスト・ガオン
天使:エクトール・ナヴァロ
ボーン・トゥ・ラヴ・ユー:カトリーヌ・ズアナバール、ダフニ・モイアッシ
モーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」
    バティスト・ガオン、カテリーナ・シャルキナ
    オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エミリー・デルベ
モーツァルト「エジプト王タモス」への前奏曲:バティスト・ガオン
ゲット・ダウン・メイク・ラヴ
    カテリーナ・シャルキナ、バティスト・ガオン
    カルリーヌ・マリオン、ティエリー・デバル、マーティン・ヴェデル
モーツァルト「協奏曲第21番」
    カルリーヌ・マリオン、ティエリー・デバル
    エティエンヌ・ベシャール、ヴィルジニー・ノペ
シーサイド・ランデヴー:ダリア・イワノワ
テイク・マイ・ブレス・アウェイ:カテリーナ・シャルキナ、バティスト・ガオン
モーツァルト「フリーメーソンのための葬送音楽」:バティスト・ガオン
Radio Ga Ga:ダヴィッド・クピンスキー
ウィンターズ・テイル:オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ
    エティエンヌ・ベシャール、ヴィルジニー・ノペ
ミリオネア・ワルツ:アルトゥール・ルーアルティ
    ジュリアーノ・カルドーネ、ヨハン・クラプソン
    シャルル・フェルー、ヴァランタン・ルヴァラン
ラヴ・オブ・マイ・ライフ‐ブライトン・ロック
    バティスト・ガオン、カテリーナ・シャルキナ
    オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エミリー・デルベ
ブレイク・フリー(フィルム):ジョルジュ・ドン
ショー・マスト・ゴー・オン:カンパニー全員

マーティンが大好きなもので、彼のフレディにキャーキャーでした。前からセクシーだったけど、今回は色気ありすぎでした。あのウェットな色気と、どこか寂しげな語るような眼が好きだー。ジュリアンよりも倒錯的な色合いが出ますよね。後半の「Radio Ga Ga」でダヴィッド・クピンスキーと絡んでるときは、鼻血が出るかと思ったよ…。
マーティンの台詞がまた好きです。緩急をつけた台詞回しには表情がある。そして、ソフトで語りかけるような声。ジュリアンの「ブライトン・ロ゛ーッッッック!!!」に、いつもビビッているのは私です…。

「イッツ・ア・ビューティフル・デイ」でダンサーたちが起き上がったとき、「ヘブン・フォー・エヴリワン」の場所にスキアッタレッラがいて、エティエンヌは最後列にいたので、もしかして踊ってくれないのかと思ってドキドキしてしまいました、、、。「ブライトン・ロック」で下手から走り込んできたのがエティエンヌだったので、ホッ。
Aプロの初日から気になっていて、「ヘヴン・フォー・エヴリワン」を踊らせてみたいダンサーだと思ったエティエンヌが、本当に「ヘヴン〜」にキャスティングされているのを見たときは、嬉しいのと同時に少し恐怖も感じてしまいました。またハマってしまったらどうしよう…と。ハマりたいけど、ハマりたくないという、複雑な気持ち。でも、この喪失感を埋めるには、新しいダンサーがいいかもしれないと思いました。何も思い出のない人。スキアッタレッラは、ときどきその後頭部をステファンと間違えていたので、思い出がありすぎるというか…。この際、何も考えずにエティエンヌを応援していくのが、なんか楽しいんじゃないかと思ったんですよね。ん〜でも、エティエンヌもいついなくなるかわからないから、やっぱり入れ込まない方がいいのかも…。
で、そのエティエンヌの「ヘヴン・フォー・エヴリワン」ですが、とても好かったと思います。これって結構な抜擢ですよね。ただヴァリエーションを与えられたのと違って、物語の真の主人公とも言えなくはない役を任せられた訳ですから。スキアッタレッラの抜け殻っぷりというか、弱々しく心許ない存在感もすごく好かったんですが、エティエンヌは何かこちらに訴えようとしているようで、その視線がどこにいても届くんです。こちらを見ているのを感じる。「ミリオネア・ワルツ」の背後でストレッチャーを押していても、こちらを見ていたんです。あの、孤独の漂う眼が気になる…。というか、もうどこにいても気になるようになっちゃったから駄目だ、、、。でも、いなくなったときに悲しいからハマりません〜。しかも「ヘヴン・フォー・エヴリワン」を踊って、その上でいなくなられたんじゃ、たまったもんじゃいないぞ、と。

ズアナバールの「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」はやっぱり格好良い。パッと正面を向いたときの力強い表情が好きです。祈りのようなロスの「ボーン・トゥ〜」も素敵だし、生きていることを全身で教えてくているようなズアナバールの「ボーン・トゥ〜」も本当に素敵です。「だって、生きているんだから」と、元気付けられているような気がするんです。

「カインド・オブ・マジック」がとても好きな私としては、キャスト表に曲名が載らないのがちょっと納得がいかない…。この日の椅子と布の回収係はスキアッタレッラ。下手の空マラソンはアルトゥール・ルーアルティでした。そしてエティエンヌは所定の位置に。半ズボンでサラサラのブロンドを揺らして踊りまくるダヴィッドが気になって仕方がなかったりします。目が怪しいな〜、やっぱり。
「ゲット・ダウン・メイク・ラヴ」からカルリーヌ・マリオンが登場。嬉しい〜。マリオンのこの役が大好きなんです。下品にならずに、とってもチャーミング。そしてやっぱり美しいです〜。ティエリーのこの役も格好良すぎ。この2人でもう一度見られたことに感謝です。
「第21番」。ストレッチャーを押していたのはヴァランタン・ルヴァランとガブリエル・バレネンゴア。女性のノペよりも華奢に見えるエティエンヌ。童顔のエティエンヌがときどき大人びた表情を見せるのが気になっていたんですが、そこに色気があることに気付いてしまった、、、。マーティンとかとは全然違うんだけど、あれも一種の色気だな、と。同じく童顔のガオンが見せるセクシーさとも違うんですよね。う〜ん、難しい。

「シーサイド・ランデヴー」に那須野くん。そういえば以前も踊っていましたよね。そして、私は「シーサイド」の那須野くんが結構好きだったのを思い出しました。下手の椅子に座っているエティエンヌは抜け殻ではなく、確か「シーサイド〜」の楽しげな様子をジッと見ていたような気がする。
「テイク・マイ・ブレス・アウェイ」の球体に入っていたのは、ニールとジュリアーノだったと思います。アルトゥールは球体歩きがへっぴり腰だったんだけど、ジュリアーノは上手に歩いていて感心してしまった。
「Radio Ga Ga」の冒頭、白い箱の中で最初に踊ったのはスキアッタレッラでした。このスキアッタさんの踊りが好きだったかも。ときどきフッと間を作るんです。後続の男子が2人くらい入るまで、ボーっと立ったままだったりして、その間の作り方が上手かったです。
で、この日の「Radio Ga Ga」はダヴィッド・クピンスキーです。あの〜、やっぱり彼は怪しいです(褒めてます)。ものすごく美男子だと思うんだけど、それだけなら興味は持たないんですが、やっぱりあのカッと見開いた眼が異様な光を放っているのが気になって仕方がないんですよね。ダヴィッドの「Radio Ga Ga」は、もしかしたら好みが分かれるかもしれないなと思いました。結構アクが強い。ルヴレの踊りがいかにエレガントで意外にノーブルだったかがわかるというか。
とにかく眼と、あの総毛だったような空気に私はやられてしまいました。踊りの中で、ときどき下手のフレディ(あるいは白い箱?)の方をジロリと見やる場面が何度かあるんですが、狂気がかってすら見えるあの眼差しは、非常に色気があって、そしてなんともサディスティック。マーティンの肩を後ろから掴んで、今にもキスしそうに唇を近づけて、最終的には突き放す、あのサディスティックな雰囲気は一体どうしたことでしょうか(♪)。彼は髪だけじゃなくて、息遣いも自分の空気感の一部にしているような気がします。なかなかすごい人だわ〜。

「ウィンターズ・テイル」の最後、舞台にスーッと横たわって、白い花を一輪だけ掲げるところがありますよね。そこで私はいつも、オクタヴィオがちゃんと花を拾えるか微妙に心配していたりします。倒れこむときに、「あ、今どれ拾うか探した?」とか思うのが楽しい。間違った見方だ…。オクタヴィオをちゃんと見たいので、この3日間はあまり白い箱の中の男女を見ることができませんでした。次は見なくちゃ。
そして、「ミリオネア・ワルツ」のアルトゥール・ルーアルティが可愛い!!台詞の言い回しもチャーミングで好かったし。なんと言ってもあの笑顔。Aプロの「ディオニソス」の中で、アルトゥールがうつ伏せになって客席に笑顔を向ける場面があるんですが、あのときに「あぁ、天使の笑顔だな〜」と思ったんです。遠くから見ても、ああいう笑顔って届くんですよね。それだけで武器になる笑顔は、もう既に才能です。ああいう天性の軽やかさって、なんか羨ましいなぁと思ってしまいました。そして、アルトゥールって純粋な感じがするんですよね。あの笑顔に騙されている訳ではなくて、一生懸命な感じが伝わってくる。このまま真っ直ぐに育ってほしいなと思いました。
今日も「ラヴ・オブ・マイ・ライフ‐ブライトン・ロック」の中で見せるオクタヴィオのソロがすごく好かった。格好良かったな〜。エミリー・デルベのこの役は初めて見たんですが、とても好かったとおもいます。キュートな印象のエミリーが、意外にもテキパキと格好良く踊っていました。私は知らない彼女のひきだしだったので嬉しかったです。

最後になっちゃいましたが、ガオンが本当に素敵でした。もう可愛いわ、格好良いわ、えらい騒ぎでしたよ。いつまでも童顔で可愛いらしいガオンだけど、やっぱり逞しくなってますよね。冒頭でもラストでも、ガオンが真ん中にいると安心します。そして、やっぱりこの役を一人のダンサーが踊った方がしっくりくるな、と。
カーテンコールでジルが、エティエンヌとアルトゥールを労っているのが印象的でした。

最後は駆け足で、しかもかなり偏った感想になってしまいました。大阪に行く前に書き終えたかったから、、、。さて、早く寝なくちゃー♪
posted by uno at 02:19| Comment(9) | TrackBack(0) | バレエ公演2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月15日

BBL『バレエ・フォー・ライフ』6月14日

『バレエ・フォー・ライフ』2日目の感想を簡単に。キャストは初日とほぼ同じです。

モーリス・ベジャール・バレエ団 『バレエ・フォー・ライフ』
2008年6月14日(土)15:00 東京文化会館

イッツ・ア・ビューティフル・デイ:カンパニー全員
フレディ:ジュリアン・ファブロー
タイム/レット・ミー・リヴ:カンパニー全員
ブライトン・ロック
    ダリア・イワノワ、エリザベット・ロス、ティエリー・デバル
    ジル・ロマン、カテリーナ・シャルキナ
    オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、ルイザ・ディアス=ゴンザレス
ヘヴン・フォー・エヴリワン:アレッサンドロ・スキアッタレッラ、ジル・ロマン
天使:エクトール・ナヴァロ
ボーン・トゥ・ラヴ・ユー:エリザベット・ロス、ダフニ・モイアッシ
モーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」
    ジル・ロマン、カテリーナ・シャルキナ
    オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、ルイザ・ディアス=ゴンザレス
モーツァルト「エジプト王タモス」への前奏曲:ジル・ロマン
ゲット・ダウン・メイク・ラヴ
    カテリーナ・シャルキナ、ジル・ロマン
    ダリア・イワノワ、ディエリー・デバル、ジュリアン・ファブロー
モーツァルト「協奏曲第21番」
    ダリア・イワノワ、ティエリー・デバル
    アレッサンドロ・スキアッタレッラ、ヴィルジニー・ノペ
シーサイド・ランデヴー:カトリーヌ・ズアナバール
テイク・マイ・ブレス・アウェイ:カテリーナ・シャルキナ、ジル・ロマン
モーツァルト「フリーメーソンのための葬送音楽」:ジル・ロマン
Radio Ga Ga:ドメニコ・ルヴレ
ウィンターズ・テイル:オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ
    アレッサンドロ・スキアッタレッラ、ヴィルジニー・ノペ
ミリオネア・ワルツ:那須野圭右
    ジュリアーノ・カルドーネ、ヨハン・クラプソン
    ニール・ジャンセン、ヴァランタン・ルヴァラン
ラヴ・オブ・マイ・ライフ‐ブライトン・ロック
    ジル・ロマン、カテリーナ・シャルキナ
    オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、ルイザ・ディアス=ゴンザレス
ブレイク・フリー(フィルム):ジョルジュ・ドン
ショー・マスト・ゴー・オン:カンパニー全員

感想というか、自分のためのメモみたいなものなので、あまり気にしないで下さい。キャスト表に載っていないキャストが気になっちゃって、気になっちゃって、、、。新しいダンサーもなんとなく判別できるようになってきたので、あとで思い出したいときのためにメモしておこうかなと。

2日連続でジルが踊ってくれるなんて思わなくて、ちょっとそれだけで感動してしまいました。途中まで中心を務めてくれているガオンは、その後は最後まで出ないんですよね。初日は気が付かなかったんですが、2日目はカーテンコールの「ショー・マスト・ゴー・オン」で、最後の方に出てきて端っこにスタッと納まってました(♪)。
「ヘヴン・フォー・エヴリワン」のスキアッタレッラが、初日よりも更に好かった(こちらの気持ちの問題もあるのかもしれませんが)。ガツンというよりは、フワッと入ってくる感じ。その存在感は後を引くように心に残ります。上手でクロールして、ブルブルと痙攣してバタッと倒れるところが好かったな。本当に糸が切れてストンと落ちるように倒れます。あそこでいつも私は一緒に倒れる(気持ち的に)。

「カインド・オブ・マジック」の一群と一緒に登場して、白い布と椅子を片付けるのは、初日も2日目もアルトゥール・ルーアルティ。そして、空マラソンはこの日もエティエンヌ。もともと印象的な瞳が、真正面から照明を浴びて更にキラキラ(♪)。
「協奏曲第21番」でストレッチャーを押していたのは、エミリーとシドニー・フォッセ、ヴァランタン・ルヴァランとガブリエル・バレネンゴア。シドニー・フォッセが本当に華奢で子どもみたい(可愛いけど)。黒髪のあの雰囲気は好きなので、いつか化けてくれると嬉しいな〜、と。
「シーサイド・ランデヴー」は、2日目もジュリアーノ・カルドーネとヨハン・クラプソン。
「テイク・マイ・ブレス・アウェイ」で球体に入って出てくるのが、ニール・ジャンセンとアルトゥール・ルーアルティ。アルトゥールが球体に入ったまま移動するのが、へっぴり腰でちょっと面白い。今日(3日目)に見たジュリアーノ(たぶん)は上手く歩いてました。
「Radio Ga Ga」の白い箱で最初に踊っていたのはニール。確か初日はシャルル・フェルーだったと思います。あの狭い箱の中で14人で踊るのに、どれくらいのルールが決められているのか非常に気になるのは私だけでしょうか。100%決められた振付ということはないと思うんですが、ある程度決まった動きがあってそれを組み合わせているのか、一つのイメージを伝えられてそれを表現しているのか、ぶつからないようにクネクネとしているだけなのか(それはないか…)。途中で何人かが壁によじ登ったりするから、思ったよりも細かく決まってるような気がするんですよね。終盤で、仰向けに重なっていくところで、自分の番が来るまで手をヒラヒラさせてるじゃないですか?そのときのダヴィッドが怪しいんですよ。ときどきブロンドの髪が閃くのがまた…。あれはわかってやってるよな〜(すごく褒めてます)。
オクタヴィオの「ウィンターズ・テイル」はこの日も好かった。「ラヴ・オブ・マイ・ライフ‐ブライトン・ロック」で、シャルキナとルイザがトウシューズに履き替えているときに、オクタヴィオが一人で踊るんですが、2日目はその場面がすごく印象に残りました。気合が入ってて、好い踊りでした。
「ミリオネア・ワルツ」のリフトは成功。後ろを通るストレッチャーに乗っているのは、ガブリエル・バレネンゴアのはず。まだ新しい子たちがちょっと微妙なんだよね、、、。みんな頑張って覚えたんだから、次も来日してね〜と、ここでお願いしてみる。

えーっと、本当に、自分が気になったところをメモした程度でした。
今日は東京の最終日へ行ってまいりました。セカンドキャストでしたが、私はすーっごく楽しかった。気になっていたダンサーたちがいろいろ踊ってくれたのも嬉しかったし。是非「ヘヴン・フォー・エヴリワン」を躍らせたいと思ったエティエンヌが、本当に踊ってくれたので驚きました。お願いだから辞めないで、深めていってほしいです。ダヴィッドが「Radio Ga Ga」を踊りましたね。いや〜、やっぱり怪しい!!(ものすごく褒めてます)。あの眼。時折フレディの方を見やるあの眼が、普通じゃないです。面白いダンサーが入ってきたな、と。ノーブルも全然いける人だと思うんですよね。どちらが彼の本当の姿なのか、思わず探りたくなる。いや、たぶん怪しい方だな(♪)。あの、サディスティックな雰囲気は一体どうしたことでしょうか〜♪ そしてアルトゥールの「ミリオネア・ワルツ」が可愛い。天使の微笑みの持ち主ですね。あの笑顔だけでも価値があるという。いいなぁ、天性の軽やかさって。

明日は仕事に行って、明後日はいよいよ大阪。翌日は新幹線で帰ってそのまま仕事です。東京の最終日の感想も書けたら書きます〜。
posted by uno at 23:57| Comment(8) | TrackBack(0) | バレエ公演2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする