2007年08月31日

マラーホフ、プレミアム・レッスン中止…/他

本題の前に、気になるプレリザーブ/プレオーダーを。

■バーミンガム・ロイヤル・バレエ団【東京】
電子チケットぴあ プレリザーブ受付中〜9月4日(火)09:00
eプラス プレオーダー:受付中〜9月2日(日)18:00
→ 『美女と野獣』
→ 『コッペリア』

■スターダンサーズ・バレエ団 12月公演
 〜 祝 太刀川瑠璃子 80歳バースデー 〜
ゲスト:吉田都、ロバート・テューズリー
eプラス プレオーダー9月2日(日)12:00〜9月4日(火)18:00


本日付でNBSのサイトで発表されました。マラーホフは9月8日(土)の『ジゼル』プレミアム・レッスンにも出演できなくなったそうです。マラーホフ降板発表後の診察で、「医師から渡航時期を延期するようにとの診断を受け」たとのこと。心配だなぁ…。プレミアム・レッスン見学会は、来年2月の『マラーホフの贈り物』の時期に延期するそうです。詳細は決まり次第発表。既に招待状が届いている方には、本日8月31日にお知らせのハガキを送ったそうです。こういうことを書いてくれるのは有り難いですね。問い合わせも少なくて、NBSも助かるでしょうし。マラーホフ、大丈夫かな…。マラーホフがカーテンコールに登場するかしらなんて、淡い期待をしていたんですが、やはり無理はしないでゆっくり休んでほしいですね。本当に、無理して来日しないでね〜。次に踊る姿を見るのを楽しみに待つことにします。
 →NBS

昨日、ロシアガラ初日の雑感で、マリインスキー側を悪く書きすぎたかなあとやや反省…(反省するなら書くなって話なんですけど)。基本的には楽しかったんだということを、きちんと書いていなかった気がして。私の中でマリインスキー側に対する期待の方が大きかったんだと思います。華やかで美しい古典のパ・ド・ドゥが次から次へと登場して、豪華で楽しかったんです。やっぱり2回ずつチケット取っときゃよかったと思うくらい。

ところで、このブログの検索ワードを見てみたら、昨日のガラに出演したダンサーの名前がズラッと並びました。ガラ公演の後に、これほどいろいろなダンサーの名前が並ぶことって少ないかも。皆さんそれぞれファンのダンサーがいらっしゃるんですね。因みに検索ワードのランキングは@ボリショイ Aマリインスキー Bバレエ Cロパートキナ Dメルクリエフ Eルンキナ Fオブラスツォーワ Gグダーノフ Hワシーリエフでした。ロパートキナはわかるけど、次にメルクリエフが来るとは〜(♪)。なんか、嬉しい。明日はBプログラムに行ってまいります。
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『ボリショイ×マリインスキー合同公演』初日雑感

ボリショイ・バレエ×マリインスキー・バレエ合同ガラ公演『ロシアバレエのスターたち』の初日Aプログラムへ行ってまいりました。
いや〜、楽しかった。楽しかったんですよ、途中までは。ちょっと後半はテンションが下がってしまいました、、、。
それにしても、全てオーケストラ演奏のガラ公演はやっぱりいいですね〜。ロパートキナとコズロフの『3つのグノシエンヌ』は、舞台上のピアノ演奏により演じられました(ピアニストはアレクサンドラ・シーリナ)。フェリ、ルグリとテープのガラが続いたのでなおさらそう思ってしまいました。構成は、第1部がボリショイ・バレエ、20分の休憩を挟んで第2部がマリインスキー・バレエという具合に真っ二つ。

第2部の初っ端『薔薇の精』くらいまでは、楽しいな〜と思いながら見ていたんですが、それ以降はややテンションが下がり気味…(ロパートキナ&コズロフは除く)。と言うか、マリインスキーは大丈夫だろうかと、私が言うのもおこがましいんですが、やや心配になってしまいました。小さなミスが多かったのは、今日のコンディションが悪かったということだと思います。それよりも、男性のサポートの不安と、女性の元気良さが気になりました。思わず山岸凉子の『アラベスク』の台詞を思い出してしまった(いつも漫画ネタで申し訳ない…)。「優雅さがモットーのレニングラード(ここではマリインスキーのことです)が、なにを今更アクロバットにたよるのか」という一節。女性陣の優雅さがパワーダウンで悲しかったです。それとも、私の優雅さの視点が間違っているんでしょうか。いや、言うほど悪くなかったんですよ。ただ、ボリショイ側は平均して楽しめたんですが、マリインスキー側は私の浮き沈みが激しかったんです。公演を悪く書くのは苦手なんです。だって、好いところも楽しかったところもたくさんあった訳だし。もしかしたら私の見る目がないのかもしれないし。だから、なるべく悪かったところは書かないようにしているんですけどね、、、。ちょっと書いてしまいました。

ボリショイ・バレエ×マリインスキー・バレエ合同ガラ
『ロシアバレエのスターたち』
2007年8月30日(木)18:30 Aプログラム

【第1部】
『エスメラルダ』
エカテリーナ・クリサノワ、ドミートリー・グダーノフ
『マグリットマニア』
ネッリ・コバヒーゼ、アルテム・シュピレフスキー
『海賊』第1幕の奴隷の踊り
ニーナ・カプツォーワ、アンドレイ・メルクーリエフ
『ジゼル』
スヴェトラーナ・ルンキナ、ルスラン・スクヴォルツォフ
『ファラオの娘』
マリーヤ・アレクサンドロワ、セルゲイ・フィーリン
『パリの炎』
ナターリヤ・オシポワ、イワン・ワシーリエフ

【第2部】
『ばらの精』
イリーナ・ゴールプ、イーゴリ・コールプ
『サタネラ』(ヴェニスの謝肉祭)
エフゲーニヤ・オブラスツォーワ、ウラジーミル・シクリャローフ
『3つのグノシエンヌ』
ウリヤーナ・ロパートキナ、イワン・コズロフ
『ディアナとアクテオン』
エカテリーナ・オスモールキナ、ミハイル・ロブーヒン
『グラン・パ・クラシック』
ヴィクトリア・テリョーシキナ、アントン・コールサコフ
『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
アリーナ・ソーモワ、アンドリアン・ファジェーエフ
『瀕死の白鳥』
ウリヤーナ・ロパートキナ
『ドン・キホーテ』
オレシア・ノーヴィコワ、レオニード・サラファーノフ


簡単に雑感を。

<ボリショイ組>
エカテリーナ・クリサノワが可愛い。可憐だけど芯のあるいい踊りでした。ちょっと独特のアクセントがあって、好みが分かれるかもしれないな〜とは思いました。久しぶりに見たアルテム・シュピレフスキーは相変わらず男前。彼はほとんどサポートだったんですが、きちんとサポートしていたし好かったです。パートナーのネッリ・コバヒーゼがとても素敵。プログラムによると、ニーナと同じグルジアのトビリシ生まれ。黒髪に力強い印象的な瞳、情熱と知性を併せ持った素敵な女性でした。そして久しぶりのメルクリエフ〜。えっと、ときどき書いてはいるんですが、私、メルクリエフが大好きです。「海賊」かぁ…と思っていたら、ランケデムとギュリナーラのパ・ド・ドゥでした。ターバンから覗くブロンドの髪が綺麗。前髪はサラサラと風に揺れ(♪)。ときどき思い出したように奴隷商人の表情を見せるのが可愛い。いや、もう何でもいいんです。とにかく格好良かった。ああもう、大きな声で叫びたい、メルクリエフ久しぶり〜と。ギュリナーラのカプツォーワも素敵。可憐でキュート。賢そうでしっかりとした女の子という感じでした。ルンキナのジゼルは、お化粧が濃いかな〜という以外は好かった。まるで水の中を漂うような腕が美しかったです。アレクサンドロワとフィーリンは、登場しただけで華やかさが違う。キラキラしてました。フィーリンの美しいつま先、脚捌きにウットリ。アレクサンドロワも相変わらずの安定感。彼女は大好きなんです。オシポワとワシーリエフは、本当に好く跳んでよく回る2人でした。すごかった〜。オシポワのジュテの高いこと。そしてフェッテは超高速。軸足のポワントは微動だにしません。ワシーリエフの跳躍も高かったです〜。あの、空中で身体を斜めにして2回転くらいする技(すみません、いつも名前がわからなくて…)は、そんなに斜めに傾いて大丈夫なのかっていうくらい傾きます。で、着地は柔らかくて確実。テクニック満載のパフォーマンスでしたが、嫌な感じはしませんでした。ここでボリショイ組は終了。全体的に女性の印象が強かったんですが、男性のサポートの安定感と、つま先や脚捌きの綺麗さも印象に残りました。

<マリインスキー組>
来ました〜。コルプの薔薇の精。今日もすごかったです。跪いて振り返り様に少女を見上げる眼差しの妖しいこと!妖しいし、怪しくもある。ゴールプは可愛らしいけど、清純な少女には見えず。それがまた面白くもあったんですが、詳しくは感想で。オブラスツォーワが可愛い〜。ほんわかした優しい雰囲気と、可憐な風貌。シクリャーロフのサポートがまったくと言っていいほど進歩しておりませんでした…。オブラスツォーワがフラフラしちゃって、ヒヤヒヤでした。そんなオブラスツォーワもフェッテの最後に大きくバランスを崩し、オットットットとヨロけてしまいました…可哀想だった、、、。ロパートキナは文句なしに素晴らしかったです。コンテを踊る彼女は初めて見たんですが、ゾクゾクとするほど格好良かったです。イワン・コズロフが良いダンサーでした。今年の7月にマリインスキーに移籍したそうで、ロパートキナのパートナー候補なんですかね?長身でたくましい身体と、綺麗なお顔。官能的な表情が活きておりました。オスモールキナは去年のマリインスキーのガラ公演で気に入ったダンサーだったんですが、今日は微妙。あんなに元気よく脚を上げる人だったかなあ…。ロブーヒンのサポートが調子が悪そうでした。ああいうのはお互いの調子が関係するのかしら。細かなミスが多くてヒヤヒヤしました。そういえば、去年のガラでも2人で踊ってミスをしているんだけど、相性はどうなんだろうか…というのは余計なお世話ですよね。テリョーシキナは相変わらずの貫禄。マリインスキーの男性陣ではアントン・コールサコフが好かったかも。ソーモワとファジェーエフは『チャイパド』。今日のソーモワを見る前に、どうしても『ゴールデン・バレエ・コー・スター』の感想をアップしたかったんです。印象が重なってしまうといけないので。流石に『ドン・キ』よりは丁寧に踊っているな〜という印象。ヴァリエーションは正直苦手。ファジェーエフは爽やか〜。でも、終盤でダイブしたソーモワを受け止めたとき、2・3歩フラフラと歩いちゃうのは頂けないです。なんでそこを適当に流しちゃうのよ〜。そこは、ピシッとつま先を出してしっかり止まってほしかったです。ファジェーエフ、好きなのに〜。ロパートキナの『瀕死の白鳥』は、見ることができて良かった!!ノーヴィコワとサラファーノフの『ドン・キ』は、何故か私は盛り上がることができず…。大好きな『ドン・キ』のグラン・パ・ド・ドゥを見るときのあの幸福感を味わうことができなかったというか…。2人とも悪くなかったんですけど。

という訳で、すみません…後半はテンションが低くて、、、。
最後の『ドン・キ』が終わると、そのまま幕が下がらずフィナーレへ。それぞれパートナーと登場して作品のワンシーンを踊ったり、テクニックを披露したり。とにかく華やかで豪華。メルクリエフはカプツォーワをリフトして退場。袖に消える間際に片方の手を外して片手リフト。そんな端っこでやっても気が付かないってば〜。上手のお客さんは絶対に見えてないぞ…。そんなところも可愛い。最後は集合写真のように全員が中央に集まってポーズ。このときばかりはボリショイもマリインスキーもゴッチャゴチャ。この先こんな集合を見ることはないかもしれないですね。因みにメルクリエフの膝の上には、ソーモワがちょこんと腰をかけました。カーテンコールでズラッとボリショイ・ダンサーとマリインスキー・ダンサーが並んだ図は壮観。おしとやかに手を振るメルクリエフが印象的でした。

ところで、皆さんバカンス後ということなのか、豪快に日焼けしている女性が多かったですね。最近の女性ダンサーは結構豪快に焼いちゃうのね。男子は皆白かったです。
posted by uno at 02:24| Comment(0) | TrackBack(0) | バレエ日記2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月30日

萩尾望都パーフェクトセレクション1〜3/明日はロシア・ガラ

本題の前に、もう一つ前↓↓の日記にNBAバレエ団『ゴールデン・バレエ・コー・スター』の感想をアップしましたので、よろしければ〜。

全巻予約中の『萩尾望都Perfect Selection』、第2回目が刊行されました。2回目の今月は、『11人いる!』全1巻です。続編『東の地平 西の永遠』と『スペースストーリー』も収録。カラーのポストカードが2枚付いていました。雑誌連載時のカラーページをとても楽しみにしていたんですが、先月の『トーマの心臓』1・2巻は、カラーと言っても2色刷りだったんですよね〜。そうか、そうだよね、、、。でも、雑誌掲載時の扉絵もちゃんと載せてくれているので嬉しい。という訳で、『トーマの心臓』にはフルカラーはありませんでした。別冊付録の『湖畔にて』は初めて読みました。ヤバイ、泣いちまった…。この『湖畔にて』なんですが、いつどこで発表されたものなのか、まったく記載がないんです。私が見落としているだけならいいけど、記載していないとしたら感心できないなあ…(何か諸事情でもあるのかしら)。調べればすぐわかるんですけどね、、、。因みに、1976年発行のイラスト集『ストロベリーフィールズ』に収録されている作品のようです。今月刊行された第2弾『11人いる!』も2色刷り。続編の『東の地平 西の永遠』にフルカラーページがありました。嬉しい〜。思わずそこから読んでしまったんですが、良いシーンだった(泣いた)。次回は9月26日頃、『メッシュ』第1巻が刊行です。


いよいよ明日からボリショイ×マリインスキーの合同ガラですね。私は明日のAプロに行きます。公演が近付いて、ジャパンアーツの日本公演ブログが活気付いてきましたね。上演時間を載せてくれるのは嬉しい。

【予定上演時間】
Aプロ 2時間50分 (終演予定 30日=21:20/1日=15:50)
1部:70分
休憩:20分
2部:80分
Bプロ 2時間55分 (終演予定 1日=21:25/2日=16:55)
1部:80分
休憩:20分
2部:75分

当日券は、C・D・E席以外は全日程あるようです。

ボリショイ・バレエ×マリインスキー・バレエ合同公演
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2007年08月29日

NBAバレエ団『ゴールデン・バレエ・コー・スター』8月5日

NBAバレエ団『ゴールデン・バレエ・コー・スター』の感想です。私が見たのは8月5日(日)、Bプログラム。

会場に着くと、キャストの変更とそれに伴うプログラムの変更が貼り出されていました。楽しみにしていたマリア・アイシュヴァルトが降板…。代わりにエレーナ・テンチコワがバランキエヴィッチのパートナーを務めました。テンチコワがアイシュヴァルトの代役を勤めるのを見るのは、これが2回目。アイシュヴァルトはとても楽しみにしていたのですごく残念だったんですが、テンチコワも良いダンサーなんですよね。それから、シンシナシティ・バレエ団のアディアリス・アルメイラ、ジョゼフ・ガッティも降板でした。

NBAバレエ団『ゴールデン・バレエ・コー・スター・ガラ 2007』
2007年8月5日(日)15:00 メルパルクホール

 【第1部】
『時の踊り』:原嶋里会、ヤロスラフ・サレンコ、他 NBAバレエ団員
『黒鳥のヴァリアシオン』:ブッルクリン・マック
『スプレンディド アイソレーションV』:マリア・リチェット、久保紘一
『タリスマン』:ユン・ヘーチン、リ・ウォン・クック
『アクティオンの男性ヴァリアシオン』:ブルックリン・マック
『カルメン』:ヤンヤン・タン

 【第2部】
『海賊』:フ・シュ、ヤロスラフ・サレンコ
『眠れる森の美女』:エレーナ・テンチコワ、フィリップ・バランキエヴィッチ
『ジゼル』:デルフィーヌ・ムッサン、カール・パケット
『ドン・キホーテ』:アリーナ・ソーモワ、レオニード・サラファーノフ
〜フィナーレ〜

 
 【第1部】

『時の踊り』
原振付:マリウス・プティパ
再振付:ナタリア・ボスクレンシェンスカヤ
音楽:アミルカレ・ポンキエッリ

緑・オレンジ・青・紫の4色(確か…)のチュチュを着た女の子たちがそれぞれ6人、合計24人のコール・ドと、男女ソリスト2人という構成。席が近かったので全体が見え難かったんですが、なかなか揃っていたと思います。一人一人はちょっと心もとないところも見受けられましたが、、、。サレンコは柔らかくて正確な踊りという感じだけど、やや印象は薄め(後の『海賊』の方が好かったです)。原嶋さんは大らかな雰囲気があって、丁寧に踊っていたので、悪くなかったです。

『黒鳥のヴァリアシオン』
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・I・チャイコフスキー

『黒鳥のヴァリアシオン』って何だろうと思ってたら、普通に黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥの王子のヴァリアシオンでした。私が深読みしすぎたのね…。ブルックリン・マックの踊りは期待していたほどではなく、やや不完全燃焼。ノーブルな雰囲気も出せそうだし、悪くはないんですが、細かいところにもっと丁寧さがほしかったです。…と思ったら、後の『アクティオンのヴァリアシオン』はとても好かったです。

『スプレンディド アイソレーションV』
振付:ジェシカ・ラング
音楽:グスタフ・マーラー
衣裳:エレーナ・コメンダドール

マーラーの交響曲第5番第4楽章「アダージェット」に振付けられた男女2人のパ・ド・ドゥ。幕が開くと舞台中央にマリア・リチェットが立っています。白の長〜いスカートが、彼女の周りに広がっている。朝顔を下に向けて置いた感じ。もちろん、そのスカートを様々に使って踊っていく訳です。久保さんは上半身は裸で、白の袴のような衣装。お2人は熱演で、とても雰囲気が出ていたと思います。作品としては「おぉ!」というほどではないけど、叙情的で悪くはなかったです。マリア・リチェットがとっても美しくて、それが強烈に印象的でした。

『タリスマン』
振付:マリウス・プティパ
音楽:リッカルド・ドリゴ

ユン・ヘーチンはとっても細い女性で、軽々とリフトされ、風にそよいでおりました。細い腕は繊細で美しかったです。一方、リ・ウォン・クックはとても逞しい身体つきのダンサー。頑張ってダイナミックに踊っていたと思います。私の好みとしては、ちょっと胴回りが太すぎたかな…。

『アクティオンの男性ヴァリアシオン』
振付:アグリピーナ・ワガノワ
音楽:チェーザレ・プーニ

『ディアナとアクティオン』から、アクティオンの男性のヴァリアシオンです。黒鳥もアクティオンも、あまりに短い演目…。いや〜、それにしても褐色の肉体美。嫌いじゃないです。黒鳥では「おや?」と思わせた彼ですが、こちらは素晴らしい踊りを見せてくれました。見るからに引き締まって強靭な脚が生み出す跳躍は、空中を切り裂くようにシャープで力強い。回転も良かったんですが、跳躍の方が印象に残りました。そして何より、彼が嬉しそうなのが印象的だったりしました。

『カルメン』
振付:ヤンヤン・タン
音楽:ジョルジュ・ビゼー

初ヤンヤン・タンです。できれば評判の良い『ジゼル』を見たかったんですが、この『カルメン』でも彼女の魅力は十分にわかりました。とにかく可愛い!!そして脚が美しい。舞台には椅子が8脚、弧を描いて置かれています。ヴォーカル入りの「カルメン」に乗せて、時にはその椅子に絡みつつ踊ります。脚の付け根までスリットの入った真っ赤なドレスがよく似合う。この『カルメン』、彼女自身の振付だそうで、なるほど自分の魅力をよくわかってる子だなあと感心。あんまりお顔がキュートなので、魔性というよりは小悪魔という感じで、どんなにシナを作っても下品さやいやらしさはなかった。その若い小悪魔が、目いっぱい妖艶に振舞うのが可愛くて可愛くて。ある意味その方が罪だなと。彼女がそこまで承知でやっているのなら、それはまたすごいことだなあと思ったのでした。いや、わかっている気がするな〜。やっぱり彼女の『ジゼル』も見てみたいと思いました。

【第2部】

『海賊』
振付:マリウス・プティパ
音楽:リッカルド・ドリゴ

『時の踊り』ではあまり印象に残らなかったサレンコですが、アリは好かったと思います。まあ、色気とか爆発的なエネルギーとか秘めた情熱とか、逆に思いっきり陽性で弾けるような輝きとか、そういう私好みの要素はなかったけれども、丁寧でしなやかな良いアリでした。ノーブルな雰囲気と、丁寧で正確な踊りとテクニックがあり、良いダンサーだったと思います。フ・シュも、『海賊』のグラン・パ・ド・ドゥに必要なキラキラ感がちゃんとあって、丁寧でしっかりした踊りは印象がよかったです。

『眠れる森の美女』
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・I・チャイコフスキー

とっても好かったです。まず衣裳が可愛い!!光沢のあるクリーム色の生地に、お花の刺繍。チュチュは水平ではなくて、ふんわりしたスカートみたいな感じ。あれはシュツットガルトの衣裳なのかしら?来年の『眠り』が楽しみになりました。バランキエヴィッチのデジレ王子って…という心配は無用でした。明るい色の髪は(バランキって黒髪じゃなかったっけ?)綺麗に櫛の歯が通っていてサラサラ王子。刺繍入りのクリーム色の衣裳も大丈夫でした。着地はドスンドスンだけど、相変わらずのダイナミックな踊り。息の合った余裕のサポート(ちょっとピルエットは傾きがちでしたが…)。あれほど余裕のあるフィッシュダイブは久しぶりに見ました。テンチコワの安定感のあるピルエットから、本当に簡単そうに片手でヒョイ!! そしてテンチコワが可愛い。背が高くて少しがっちりした印象があるんだけど、踊るとそんなことは一切感じさせない可愛らしさ。可憐で、詩情のある良い踊りをするダンサーです。

『ジゼル』
振付:ジュール・ペロー、ジャン・コラリ
音楽:アドルフ・アダン

ムッサンのジゼルがとても好かったです。本当に、まったくと言っていいほど生気を感じない、正に死んでウィリとなったジゼル。舞台の空気が一気に変わって、夜の冷気が流れ込んでくるようでした。音もなく柳が揺れるように、ゆったりと静かに舞うムッサン。その踊りは夜風に漂うようだけど、体の隅々まで完全にコントロールされていて、隙のない見事なフォルムを描いていました。漂うように見せるのって、すごく大変そうですよね。でもそうとは感じさせずに見せてくれました。そして、まったく足音がしないことにも感激。かなり前の席で見ていたんですが、どんなに耳を澄ませても、本当に足音がしないんです。終盤踊りのテンポが早くなっても、足音はしないし、相変わらず死人が踊っているようで、見事でした。パケットがよく支えていました。あんなに男前なのに、王子よりキャラクターで生き生きする(と私は思っている)パケット。昨年の日本公演で見たロットバルトやイニゴほどには、「いいね〜」とは思わないんですが、後悔の念とジゼルへの愛を感じさせる良い踊り、良いサポートだったと思います。ヴァリエーションは、甘い雰囲気を漂わせつつ、しっかり決めてくれました。

『ドン・キホーテ』
振付:マリウス・プティパ
音楽:ルードヴィヒ・ミンクス

この日一番の判断に迷う演目。とても華やかでラストに相応しいパフォーマンスだったとは思うんですが、アリーナ・ソーモワはこのままで大丈夫だろうかと、やや心配になるパフォーマンスでもありました。とっても可愛らしいお顔立ちだし、華もあるし、身体能力も高い。観客を楽しませようというサービス精神も嫌いではないです。ただやっぱり、「えいやっ!」という声が聞こえてきそうなほど勢いの良い脚の上げっぷりとか、腕の元気良さ(雑さ)、フォルムの乱れは、これからどんどん直していってほしいです。まだとても若いし、高い資質を持ったダンサーだと思うので、きっと素敵なダンサーになってくれるはず。今回は、ガラの取りを飾る『ドン・キ』ということで気合も入っていたのだと思うし。実際、会場はとても沸いて、華やかに幕を閉じました。
サラファーノフは散髪して、お猿さんみたいになってましたよ〜。踊りは相変わらずの軽やかさ。しなやかに床を捉えた足は、次の瞬間なんのためらいもなくフワッと宙に舞い上がります。そんな感じでした。

 〜フィナーレ〜

ラヴェルの「ボレロ」に乗って、ダンサーたちがそれぞれのパートナーと2組ずつ登場。自分たちが踊った演目のワンシーンを踊るんですが、「ボレロ」の曲で踊る『ジゼル』や『眠り』って、なんだか不思議な感じでした。でも、意外と踊れちゃうものなのね。最後は全員登場して、女性をリフトしてポーズ。
posted by uno at 22:06| Comment(2) | TrackBack(0) | バレエ公演2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月28日

<ルグリと輝ける仲間たち>全幕特別プロ『白鳥の湖』 8月18日

ルグリの全幕特別プロ、最終日の感想をやっと書きました。感動モードと妄想モードが入り混じっています。ちょっと大袈裟に書きすぎたかなあという気がしなくもないんですが、あの日の私の感動はこれくらいのテンションだったということで、、、。東バに触れる余裕がなくなってしまいましたが、最後に平野玲さんにだけ触れています(踊りに関してじゃないけど)。

→ 8月16日(木)ガラの感想
→ 8月17日(金)の感想

<ルグリと輝ける仲間たち>全幕特別プロ
東京バレエ団『白鳥の湖』(全4幕)

2007年8月18日(土)15:00 ゆうぽうと簡易保険ホール

<第3夜>

◆主な配役◆

オデット/オディール:ドロテ・ジルベール
ジークフリート王子:マニュエル・ルグリ
王妃:加茂律子
悪魔ロットバルト:ステファン・ビュヨン
道化:松下裕次

 【第1幕】
家庭教師:野辺誠治
パ・ド・トロワ:小出領子、長谷川智佳子、古川和則
ワルツ(ソリスト):西村真由美、乾友子、高木綾、奈良春夏、田中結子、前川美智子

 【第2幕/第4幕】
四羽の白鳥:佐伯知香、森志織、福田ゆかり、阪井麻美
三羽の白鳥:西村真由美、高木綾、奈良春夏

 【第3幕】
司会者:横内国弘
チャルダッシュ(第1ソリスト):乾友子、大嶋正樹
チャルダッシュ(第2ソリスト):森志織、福田ゆかり、高橋竜太、氷室友
ナポリ(ソリスト):高村順子、松下裕次
マズルカ(ソリスト):田中結子、坂井直子、中島周、横内国弘
花嫁候補たち:前川美智子、佐伯知香、西村真由美、浜野香織、高木綾、吉川留衣
スペイン:井脇幸江、奈良春夏、後藤晴雄、平野玲

指揮:アレクサンドル・ソトニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


3日間の公演の最終日は、ドロテ&ルグリによる全幕主演です。おそらく、日本ではこれが最後のルグリのジークフリートになるのでしょうか?同時に、ドロテのオデット/オディール初全幕披露となりました。「自分のABTの引退が、ボッレのABTデビューになれば」と言ってたフェリではないですが、なかなか素敵な計らいですね。

なんと言っても素晴らしかったのは、言うまでもなくルグリのジークフリートです。これほど感激したジークフリート王子は久しぶりかもしれない。ジークフリート王子としてのルグリも素晴らしかったんですが、それと同時に、全幕作品の主演の在り方を一つの完璧な形で見せてくれたことに感激しました。全幕で主演を踊るということはこういうことなのか!と思ったんです。そのエレガントで爪先から頭の先まで美しい佇まい、全身から溢れる眩しいくらいの輝き、踊りと感情の見事な融合、そして女性を輝かせて自分も輝くパートナーシップの妙。1幕最後の王子のソロも、3幕のグラン・パ・ド・ドゥも、思わず涙が出るほど感動的で、きっと一生忘れない舞台になるだろうと思いました。一言で感想を言うならば、「これだ!」という舞台でした。

ドロテは、おそらく緊張も見られたと思うんですが、彼女の未来を感じさせる、期待感にワクワクするようなオデットを見せてくれた。ドロテのオデットはまだまだこれからという見方もあると思うんですが、私はとても感激しました。所々ちょっとタイプではない表現もあったんですが(後で書きます)、とっても好いオデットだったと思います。
実は、Aプロの『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』、Bプロの『ドニゼッティ‐パ・ド・ドゥ』、全幕プロ2日目のオディールと見てきて、彼女のオデットに少し不安を抱いていたんです(失礼な話なんですが、、、)。元気溌剌系のオデットだったらどうしようかと。ところがそんな心配は無用でした。

そして、3日間ロットバルトを踊ったステファン・ビュヨンが、日を追う毎にその存在感を増していくのが嬉しくて仕方がなかった。踊りも安定していったし、初日より笑顔も多く見られました(初日の笑わないロットバルトも好かったけど)。

幕を追って(苦手なんですけど)感想を書いてみました。ルグリのジークフリート王子とビュヨンのロットバルトに関しては、妄想も含まれていると思いますのでご了承を…。

【第1幕】

幕が上がるとコール・ドが踊り、ワルツのソリストと家庭教師が登場し、そして道化とパ・ド・トロワが拍手で迎えられ登場します。やがて全員が上手のスロープを向き、王子の登場を待つ瞬間の得も言われぬワクワク感。そして登場したルグリの若々しさと輝き、圧倒的な存在感は只事ではなかったです。美しい姿勢と美しい指先、足先。全身是エレガンスの塊というルグリのジークフリートは、気品のある物腰と佇まいで、王子以外の何ものでもありませんでした。2日目のマチューも生まれながらの王子様だったし、エレガントで輝いていたけど、ルグリのあの完成された存在の力は圧倒的でした。
ルグリの中で、ジークフリート像がきちんと描きあげられているのがわかる1幕でした。表情、姿勢、振り向くスピードや角度、歩く、走る、全てに意味があると思えるほど、ルグリの一挙手一投足にジークフリートの人柄や感情が表れていました。王妃の到着を知った王子がピシッと雰囲気を変えて出迎える場面では、責任感の備わったしっかり者の王子像。実年齢の関係上、やはりオドリックやマチューよりは落ち着きがあって、いつか王となる日が来ることを心のどこかで既に理解している王子に見えました。やんちゃをしてたらお母さんが来ちゃった!という慌て方ではなく、心から母親を迎える準備をするルグリ。そして、登場した王妃を駆け足で迎える姿には「喜び」が表現されていて、母親に対して敬意を表すことで、彼の育ちの良さまでも窺えました。
ルグリのエレガントな振る舞いには過剰さや無駄は一切無く、そこにはルグリが長い年月をかけて築き上げてきた自然な王子の所作がありました。ベンチに腰掛けたパ・ド・トロワの小出さんを踊りに誘うところでも、片方の足を後ろに下げ少し深めに腰を下ろし、流れるように両手を差し伸べる。そして彼女の手を取って歩き出すまでの、エレガントで流麗な一連の動きにウットリしました。脇にいるときも、絶えず動いてジッとしていないの。周りに気を遣い話しかけたり、トロワの小出さんにコンタクトを取ったり、中央で踊っている人たちに敬意を払ったり、その踊りに合わせて微妙に立ち居地を変えてみたり。終始エレガントで、王子としての自然な立ち居振る舞いが素晴らしかったです。

最初に泣きそうになったのは1幕最後の王子のソロ。会場の空気が張り詰めるのを感じます。否が応でも期待が高まる中、私の期待なんてあっさりと裏切るくらい、期待以上のものを見せてくれました。日本語がおかしなことになってますが、本当にそれくらい予想以上の素晴らしさだったんです。
薄暗くなった舞台に一人佇むジークフリート。ゆっくりと辺りを歩きます。その歩く動きから踊りに入るときの自然さ。ルグリにとっては、歩くことも踊ることもジークフリートであることには変わりがないんだと思いました。踊る、歩く、芝居をする、マイムをする、そういうことが分離していないんですよね。ピルエットして、胸をさらけ出して止まるときの、得も言われぬ感情の迸り。全ての動きに意味があったんだと気付かされました。
薄暗い舞台で一人踊るルグリは、完璧な一枚の絵のようでした。あまりの吸引力に、そこに宇宙が生まれるような錯覚に陥る(言い過ぎか?)。踊り自体も素晴らしかったんだけど、何よりそれがジークフリート以外の何ものでもないのが素晴らしかった。と同時に、マニュエル・ルグリというエトワール以外の何ものでもない存在感。矛盾してますかね?でも本当に、マニュエル・ルグリという一人のエトワールが長い時間をかけて築き上げてきたもの、その全てを背負ったジークフリートだったんです。「あぁ、全幕を踊るということは、こういうことだったんだ」と思わずにはいられませんでした。

【第2幕】

ステファン・ビュヨンのロットバルトの登場です。上手奥の岩場の上で羽を揺らめかせるロットバルト。ヌレエフ版の衣裳の上に、東バの羽を着けているようでした。ビュヨンは、必要以上に羽を動かさない印象。大きくゆっくりと上下に羽ばたかせます。高岸ロットバルトのバッサバッサと羽音が聞こえそうなダイナミックなマネージュとも、木村ロットバルトのシャープで静寂なマネージュとも違う。綺麗なマネージュだけどフワッと静かで、初日はそれがやや迫力がないように感じてしまった(羽もあんまり動かさないし)。でも、それがビュヨンのロットバルトの表現だったんだと、2日目には気付かされたんです。異形さ(鳥っぽさ?)抑え気味のロットバルトはとても人間的で、だからこそ恐ろしい。それがさらに3幕のロットバルトへと繋がっていくんです。ただオディールを連れてきた引率ではないんだよね。彼にこそ何か背景があるんじゃないかと思わせました。
そして、雑感でも書いたんですが、ビュヨンは口元がセクシーなのでロットバルトの被り物が似合うんです。ああいう被り物は口元が命。結構そこにこだわる私です。白い肌に少し赤みの差した薄い唇が、なんとも色っぽい。

初日のガラでは、この2幕がルグリの最初の登場になりました。初日の感想でも書いたんですが、弓を手に、正体の解らぬ期待感に胸を躍らせるようにしてルグリが下手から走って登場したとき、「これだ!」と思いました。最終日のこの日も、その感動は変わらず。オドリックにもマチューにも負けない若々しさ。ただ走って登場するだけなのに、王子のキャラクターや感情、物語の背景など、全てを背負って出てくるんです。

そしてオデットの登場。
登場一番、まだ王子の存在に気が付く前のオデットの踊りで、ドロテのオデットは好いかもと思いました。Aプロの『チャイパド』や初日のオディールではときどき元気が良すぎて、雑になりそうでドキドキしながら見ていたんです。でも、オデットはとてもとても丁寧に大切に踊っていて好かったです。そして、健康的で明るいとばかり思っていたドロテの表情が、あんなにしっとり美しいとは思いませんでした。そっと目を伏せて踊るドロテの、表情の美しいこと。そして胸を反らせたときの、顎から首、胸にかけてのラインがなんとも綺麗。ドロテだったらもっと上がるだろうに、アラベスクのときも後ろの足を必要以上に上げないんです。これまでのドロテのイメージからは、やや地味に映るかもしれないけれど、やり過ぎでないそのポーズが美しくて、私にはその方がしっくり来ました。
マイムも悪くなかったともいます。比較的ハッキリしたマイムだけど、完全には踊りから分離せず、音楽に乗った流れるようなマイム。とても自然で解りやすく、綺麗でした。
アダージオでは、深く息を吸って、深く息を吐くような、力みのない深い踊りが印象的でした。もしかしたらそれは、緊張から来るものだったのかもしれません。彼女が一息一息に神経を集中して慎重に踊っているのが伝わってきて、私まで息を詰めて見つめてしまいました。深い息は深い踊りを生み出すと思います。必要以上に脚を上げたり開いたりしない、絶えず美しいラインの流れるような踊りは、気高さと奥ゆかしさがありました。いや、脚を高く上げるのが必ず悪いと言っているのではないんです。今の彼女がそれをやったら、端々が雑になってしまったり、品が悪くなってしまう危険性もまだあるかもしれないと思うからです。
ドロテのオデットは終始控えめ。なかなかジークフリートに心を許さないのが印象的でした。「許さない」というか、警戒心を捨てられないという感じ。しばし見つめ合っても、王子の熱い視線から逃れるように、首を少し横に振って身を引いてしまいます。
ちょっと苦手だったのは、王子に出会い、困惑し慄く場面で、大きな目がやや目立ってあまり好きな表情ではなかったことが一つ。それから、ロットバルトの力に引き寄せられて王子の手を離れていくときに、ちょっとアクションが大きかったことの2つです。目に見えない力に引きずられる感じが出ていて良かったんですが、ちょっと動きが力強すぎました。

美しく奥ゆかしい女オデット、美しく大胆な女オディール。身を任せたかと思うと、スッと身をかわしてしまう。やっていることは同じだけど、その中身は正反対ですね。女から見るとムカつく奴ですが、男から見ると魅力的なんだろうか、、、と思ったりしました。

散々言われているけれど、やっぱりルグリのサポートは素晴らしくて、ドロテの表現までも支えるようなサポートに感動。ミリアムとドロテという、まったく身長も体型も表現も違うパートナーを相手に、完璧なサポートを見せるルグリ。日を置かずに見ると、その神業はなおさら印象的でした。

【第3幕】

まず、ルグリの細かい演技が印象に残りました。登場して席に着くまでに、母親に結婚の意志がないことを訴えたいジークフリート。昨夜のオデットとの出会いがさらに彼を結婚の2文字から遠ざけている様子。母親の手を取り、「僕は結婚は…」と言いかけたところで、「まあまあ。ほら始まるわよ」と話を逸らされてしまいます(私にはそう見えたんだけど、、、)。花嫁候補たちの踊りが終わり、一人ずつ挨拶し終えたルグリは、ハッキリ毅然とした態度で「彼女たちとは結婚はしません」と意思表示をする。2度目はさらに強く。わが子とは言え威厳のあるジークフリートに、やや困惑気味の王妃。

そこへオディールとロットバルトの登場です。
ヌレエフ版の衣裳に身を包んだステファン・ビュヨンが美しい!あんなに美しい青年だったのか〜と驚きました。「アベルはかつて…」(Bプロ)でも十分綺麗な若者で、その時点で既に惹かれていたんですが、ロットバルトの倒錯的なまでの美しさはそれだけで物語があります。ヤン・サイズの降板で3日間ロットバルトを演じた訳ですが、日を追う毎に踊りが安定していくのと同時に、その存在感はどんどん増していきました。
カールした黒髪に白い肌、少し赤みの差した頬と、上品に閉じられた唇。ロットバルトにしてはあまりに若い、美しい青年。どうしてそんな彼が悪に身を染めているのか。何が彼をそうさせたのか。悪に己を捧げた美しい青年の過去を思うのは、あまりにも甘美。ビュヨンのロットバルトには、それほどウットリするだけの魅力がありました。オディールとロットバルトの年齢差がないのも面白い。ヌレエフ版も東バ版も、どちらも設定は親子です。どちらを取ったにせよ、ロットバルトはオディールの父親のはずなのに、どう間違ってもそうは見えないんですよね。ロットバルトに背景を感じたのは、私は初めてでした。

王子とオディールが一旦退場すると、スペインが始まります。この混合ヴァージョンでもスペインはロットバルトの一味です。スペインが踊っている間、舞台上手で客席に背を向けて立っているロットバルト。後姿で魅せる力まで持っているのかと、初日のこの時点でかなり私の中でビュヨンの評価が上がることになります。

そして、グラン・パ・ド・ドゥ。
ドロテは初日よりも好かったと思います。とりあえず初日に上手くいかなかったフェッテを決めてくれました。前半にダブルを入れて、後半はシングルのみで左右にぶれずに前進。この日もドロテはとても美しく、魅惑的な笑みを浮かべて王子を翻弄していきます。オデットでは気になった大きな目が、オディールでは効果的に輝いていました。一瞬ウットリとした官能的な表情で身を任せる(振りをする)んだけど、すぐに表情を変えて身をかわしてしまう。それがどんどん王子を虜にしていくのがわかりました。ただ如何せんルグリがすご過ぎて、ちょっとドロテの印象が薄くなってしまいました。でも、何故か初日より印象が良かった。確かにルグリにオーラ負けしていたけれど、踊りの元気良さも気にならなかったし、ルグリと一緒になって物語の一つになっていたと思います。
初日のガラは楽しかったですし、ときどき企画してほしいとは思いますが、当たり前ながら全幕とは違うんだなと思いました。どうしても継ぎ接ぎの印象は否めないなと。その継ぎ接ぎの中で、2幕にものすごいテンションまで自分を上げて登場したルグリが、やっぱりすごかったなと思ったのでした(若手もみんな好かったんですけど)。

ルグリが素晴らしかったです。素人目には踊りも衰えているようには見えなかったし、何よりもその存在感!「存在感」以外に何かいい言葉はないのかともどかしくなるくらいの存在感は、後光が差していたのではなく、ルグリ自身が光を発しているようでした。本当に、ドロテのフェッテが終わって、次にグランピルエットをするためにルグリが舞台中央に構えたとき、ドッシャーンと光り輝いていたんです。
ヴァリエーションは圧巻。ものすごい集中力と気合で踊りを決めていきます。こんなに踊れるのにもうすぐ引退だなんて勿体無い!!もちろん『オネーギン』も良いけど、若手には踊れない『白鳥』を、もっともっと見せてほしいと思いました。伸ばした腕や脚、その指先やつま先から放出される輝き。ルグリの全身から溢れる輝きの比類ない力強さは、圧倒的なものがありました。
そしてなんと言っても素晴らしいのは、あの眩暈がするほどの高揚感。それが終わりに向けてどんどん高まっていくんです。体力的にはキツクなっていくだろうに、高揚感は増す一方。それはそのまま王子の高揚感にも繋がります。執拗いですが、全幕作品でグラン・パ・ド・ドゥを踊るというのは、こういうことなのか!と思いました。

で、ロットバルトです。プログラムを見るとビュヨンのレパートリーにロットバルトが入っていないんですが、どうなんでしょう?
ヌレエフ版のロットバルトの好きなところの一つはマント。あれをバッサバッサとわざとらしいくらいに音を立てて腕に巻くのが格好良いんです。踊りやすくするためにやっている訳なんだけど、ビジュアル的にも格好良いし、聴覚まで利用してその威圧感を主張しているようで面白い。ビュヨンは、バサーっと格好良くマントを腕に巻くんだけど、どうしてもチョコチョコッと手直ししてしまうのね、、、。最終日にはそれさえも愛おしく思えてしまいましたが…。サポートは、相手が上野さんでもドロテでも、特に問題なくこなしていました。初日のビュヨンは、全然笑わずに無表情で黙々とサポートに一生懸命なロットバルト(でも美しい)。ところが2日目からは、サポートは一生懸命だけど、オディールに耳打ちするときに魅惑的な薄笑いを浮かべるのが目立つようになりました。うぅぅぅ(♪)。3日目にはその笑みに完全に陥落(私が)。
ロットバルトのヴァリエーションは、日を追う毎に安定していい踊りになっていきました。こういうのを3日間直に目撃できるのは面白い。2連続のトゥール・ザン・レールを綺麗に決めるのは、かなり難しそうですね。ここでは2連続が2回入るんですが、ビュヨンが完璧に決めたのは3日目の1回目だけ。いや、全部惜しかったんですけどね。最終日のこの日、1回目を完璧に決めたときには、私まで小さくガッツポーズをしそうになるほど嬉しかったです。そのトゥール・ザン・レールも含め、踊りは本当に3日間で良くなっていきました。それと同時に、あるいはそれ以上に、ビュヨンのロットバルトの存在感がどんどん大きくなっていくのが印象的でした。もう一度見たいと思わせるロットバルトだった。

一つ印象的だったのは、アダージオの最後とコーダの最後。ロットバルトが絡むヌレエフ版では、王子とオディールがポーズを取るときに、必ずその横にはロットバルトの存在があります。アダージオの最後でドロテは、まずポーズを取ると、王子と反対の上手にいるロットバルトに一旦視線を送ってから、次に王子を見て、そして正面を向きます。コーダの最後でも、やはり王子と反対にいる下手のロットバルトに視線を投げて勝利を2人で確認すると、続いて王子を見て、最後に正面という流れを踏んでいました。これはヌレエフ版の振付なのかな?初日のガラのときは気が付きませんでした。

オディールに愛を誓おうとする王子。それを固唾を呑んで見守るビュヨンがまた美しい…。それは置いといて、、、。自分がとんでもない過ちを犯してしまったんだと気付いたルグリの王子は、かなり取り乱します。誓いの2本指を掲げ、ヨロヨロとしながらそれを握りしめる。もうどうしていいかわからず、救いを求めるように下手の人垣の数人に端からすがりつきます。反対側にいる母親のところまで走っていき、ガッシリしがみついて泣き崩れる。そしてもう一度、誓いの2本指を握りしめ、舞台奥へと走り去ります。

【第4幕】

4幕のジークフリートの登場シーンでも、2幕と同様に感激してしまいました。ただ走ってくるだけなのに、ただでは走ってこない。同じ走るという動作なのに、弓を手に期待感に胸を膨らませて走ってくるのと、巨大な後悔の念に押し潰されそうになりながらオデットを求めて走ってくるのとでは、歴然と違いがあります。

白鳥たちの合間からオデットが登場。歩み寄って、深くゆっくりと跪くジークフリート。ドロテのオデットは半ば諦めたような、抗えない運命に身を任せるような静かな佇まい。その姿はとても悲しげで、弱々しかった。

コール・ドが消えて、オデットとジークフリートが2人になります。跪くジークフリートに、見えない力に引きずられるようにオデットが腕を伸ばします。そのオデットを横からロットバルトが奪う。ここから3人のシーンがヌレエフ版だったようです。一しきり3人でヌレエフ版を踊って、オデットがヨロヨロと下手に倒れこむと、ジークフリートとロットバルトの対決。この辺から東バ版に戻った感じ。2人の跳躍合戦が続く中、白鳥たちがジークフリートに加勢するように登場します。ダダダダーっと走ってきて、ズサーっと倒れる。遂にジークフリートがロットバルトの片羽をもぎ取ると、投げつけれらた自分の羽を持ってロットバルトはヨロヨロと退場。
初日の感想にも書いたんですが、この最後のルグリが印象的でした。助太刀に来てくれた白鳥たちがゆっくりと起き上がると、それを確認して喜びの表情を浮かべるルグリ。左右の白鳥たちを見やってから、その先のオデットに視線を移します。ゆっくりと近付くジークフリート。振り向いたオデットに深く跪き、人間の姿に戻った彼女を頭から足先までグルリと見渡します。助太刀してくれた白鳥たちを見つめる眼差しがとても優しくて、印象に残りました。ラストは東バ版のハッピーエンドです。

東バの面々の感想が全然入っていないことに気が付きました。すみません…。この日、気になったことは一つ。スペインの平野玲さんがヒゲをつけていた!!どうして、どうして〜?最終日だから遊んでみたのかしら?いや、格好良かったんですけど、気になっちゃって気になっちゃって、、、。スペインの最中、ロットバルトの後姿に目を奪われていたわたしですが、最終日だけは平野さんのヒゲに目を奪われてしまいました。

最後に、今回A・Bプロの『オネーギン』とジークフリートを見て思ったんですが、ルグリは走り方が好いですね。感情がワーッと溢れ出すのが目に見えるようです。今回の『オネーギン』のシーンでは、最初と最後の走る姿が印象的だし、ジークフリートでも2幕と4幕の登場シーンが印象に残りました。あのルグリ走り。フェリのジュリエット走りと同様、それだけで一つの価値があるなと思いました。ただ走るだけなのに、ただ走るだけじゃ人の心は動かせないんですね。
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2007年08月27日

小林紀子バレエシアター/デヴィッド・ビントリーのインタビュー【e+】

今日(26日)は、小林紀子バレエシアターの公演に行ってまいりました。初めて見るバレエ団、初めて見る作品。とっても楽しかったです。いや〜、最高でした。こんなに良い作品をレパートリーに持っているなんて、素晴らしいですね。そして、それをダンサーたち全員が理解している。とても良いバレエ団だと思いました。

ゲストでレイク(放蕩児)を演じたヨハン・コボーがすごく好かった。あんなに役者だとは知りませんでした。とにかく巧い。そして楽しみにしていた島添亮子さんもすごく素敵なダンサーでした。音楽的で詩情があって、可憐さと芯の強さを持っていました。もちろん私のお目当てである後藤和雄さんも素敵でした。後藤さんのいい踊りが見られて、久々に爽快でしたよ〜。他にも良いダンサーがたくさんいました。メインはほとんどゲストなのかな?特に男性。あまり詳しくないのでよくわからないんですが、とにかく皆さん素敵でした。

という訳で、11月の『ジゼル/ソワレ・ミュージカル』も見に行こうかなと思っております。


「e+ Theatrix!」で、9月30日からのプレオーダーに先駆け、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団芸術監督のデヴィッド・ビントリーのインタビューが掲載されています。
「神以外で人に許しを与えることができるのは、その相手から不当な扱いを受けた犠牲者本人だけなんです」。雌ギツネの存在が楽しみです。

→ e+ Theatrix!
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2007年08月26日

牧『アビアント』/『ルドンの黒』

今日は牧阿佐美バレヱ団の『アビアント』を見てまいりました。突っ込みどころはあります。ありますけど……また今回も泣いてしまいました〜。初演時にも図らずも滂沱した私ですが、またしても2幕の「白い部屋」以降でやられてしまいました。弱いんです、あの世界観に。ただ、今回は改訂版ということで、カットされてしまった部分に私の好きなシーンが入っていたので、その世界観が伝わり難くなっていたと思います。ん〜、残念。

予定終演時間は17:05。終演後すぐに時計を見るのを忘れてしまったんですが、おそらく15分くらい過ぎていたと思います。初演のときの上演時間を自分の日記に書いていなくて思い出せないんだけど、たぶん初演の方が20・30分は長かったんじゃないかしら?と思います。もともと情報量の多い脚本を、初演は全部詰め込んで作った感がありました。今回の改訂版は、それを無理矢理短くした印象は否めません。良い改訂だったかどうかは正直微妙なところ。でも、泣いちゃったんだよね〜。否定しきれないわ、自分…。

ダンサーの皆さんはとても好かったです。田中祐子さんは好きなダンサーです。美しくてウットリしました。テューズリーは、やっぱり「白い部屋」以降がとても好い。前回に引き続き白い男を踊ったマイレン・トレウバエフが今回も素晴らしかった。黒い男の逸見さんもと〜っても素敵でした。とにかく黒のスーツに身を包んだ逸見さんが格好良いです!!ファンの方は(そうでない方も)お楽しみに〜。

初めて見る方は、プログラムであらすじを読んでからご覧になった方がいいと思います。「いやいや、情報なしで見るのが好きなんだ」という方もいらっしゃると思うけど。初演で感動してしまった私は、開演前にプログラムを読んで既に泣きそうでした、、、。終盤はあちこちから鼻をすする音が聞こえてきたので、皆さん泣いていらっしゃったようですね。カットされてしまって残念だったシーンの一つは、リヤムと同じ服を着た少年が出てくるところ。子役の男の子が演じていました。あそこで泣かされたもので、、、。時が変わっても、場所が変わっても、年齢や姿かたちが違っても、リヤムだと「わかる」。少年を愛おしく見つめる吉田都さんのカナヤが素敵でした。


ここからはバレエとは関係ない話です。

初台の改札を出て劇場までの通路を歩いていたら、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の『ルドンの黒』のポスターが目に飛び込んできました。うそ!知らなかった!!オディロン・ルドンは大好きな画家なのに、まったく知らなかったことに悲しくなりました。会期は7月28日(土)〜8月26日(日)までの1ヶ月と短め。明日までじゃないですか〜。有り難いことに金曜と土曜は夜9時までやっているそうなので、『アビアント』の後に急いで行ってまいりました。うぅ、間に合って本当に良かった。ルドンの色も大好きだけど、黒も好き。想像力を掻き立てる作品群に、時間を忘れてウットリしてきました。絵の隙間に時折ルドン自身の言葉がひっそりと掲示されていました。何かの注意書きみたいで、見落としそうでした。その中に印象的な言葉があったんですが、うろ覚え…。確か「自分の絵は見る人の想像力を刺激するだけだ」というような文句だった気が、、、。図録を探しても載っていなくて…。「ブリュンヒルデ(神々の黄昏)」をこの目で見られたのが嬉しかったです。あの、どこか少年のようでもある凛とした横顔。それでいて少女の柔らかさがある。宣伝に使われている蜘蛛のポストカードが売れ切れていて悲しかった。明日が最終日だもんね、仕方ないか…。

もう明日までですけど、よろしければ → 『ルドンの黒』
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2007年08月25日

マラーホフ、降板…

NBSから祭典会員向けに、衝撃のお知らせが届きました…。なんとマラーホフが9月の<マラーホフ、ニジンスキーを踊る>を降板するそうです。ショック…。マラーホフからのメッセージもあり、東京バレエ団の公演を降板するのはダンサー人生で初めて、とのこと。確かにマラーホフの降板というのはあまり聞いたことがない気がする。マラーホフが膝の手術をしたのは知っていましたが、一旦舞台に復帰していたようだったので、まさかこんなことになるとは思いもしませんでした。当然予想できたはずなんだけど、マラーホフと降板があまりにも結びつかなかった、、、。
NBSからのお知らせによると、「今年の5月に膝の手術を受け、7月にはいったん舞台に復帰しましたが、再び悪化し、同じ箇所の手術を受けました。リハビリも含めて全治3ヶ月との診断で、12月には復帰の予定です」ということだそうです。なお、9月8日のプレミアム・レッスンは予定どおりマラーホフが指導してくれるとのこと。
会員席について払い戻しはできないけど、追加で購入した分は払い戻しを受けてくれるそうです。私は予定どおり全部見に行きます。

そして代役ですが、シーズン始めとあってどこのバレエ団もダンサーも忙しくない訳がなく大変だったようですが、頑張って豪華なメンバーを集めてくれたのではないでしょうか。

『ジゼル』(9月7日/8日):フリーデマン・フォーゲル
※ジゼル役に変更なし
<ニジンスキー・プロ>
キャストA(9月12日/13日)
『薔薇の精』:マチアス・エイマン
『ペトルーシュカ』:ローラン・イレール
キャストB(9月14日/15日)
『レ・シルフィード』:フリーデマン・フォーゲル
『牧神の午後』:シャルル・ジュド

マラーホフの降板はショックだけど、どれも楽しみだと思えるキャストでよかった。かなり大変だったんじゃないかと想像してしまいます。人生最後だと思っていたイレールがもう一度見られるのは嬉しい。そして、これまたもう見ることもないだろうと思っていたジュド様を、しかも牧神で見られるとは。イレールとジュドが『ジゼル』を踊るわけにはいかないんだろうかと、つい欲深なことを考えてしまいました。数年前のイレールの『ジゼル』(光藍社)を見逃しているのを未だに引きずっている私…。マチアス・エイマンの『薔薇の精』は、また衝撃が走るほど素晴らしいことを期待!フォーゲルの『ジゼル』は前々回のバレエフェス以来ですね。全幕を見るのはもちろん初めてなのでとても楽しみです。

来年2月の『マラーホフの贈り物』への出演には何ら支障はないとのこと。あ〜でも、9月にマラーホフの舞台が見られないのはかなりショックです…。と言っていてはいけないですよね、、、。マラーホフの膝が順調に回復することを祈っています。無理をせずゆっくりリハビリしてほしいですね。
posted by uno at 11:07| Comment(2) | TrackBack(0) | バレエ日記2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月24日

レニングラード国立バレエ明日発売

なんとなく、とっくに発売しているような印象があったんですが、レニングラード国立バレエ2007−2008東京公演の一般発売が明日25日(土)に開始なんですね。eプラスからは、セゾン/UCカード貸切公演の特別優待のお知らせも届きました。決済方法をセゾンかUCに設定しているお客様にお知らせということでしたので、対象の方は皆さんご存知だと思いますが。S席が半額、A席・B席は半額以下。お安いし見に行きたい〜と思うんですが、キャストが全然発表されないのよね、、、。リンクを貼ってあるeプラスのページに行くと、席割りが見られるので参考になるかも。ロイヤルシートとは言っても、かなり段差のなさそうな位置ですね…。
キャストはいつ発表されるのかな、、、。

■レニングラード国立バレエ 2007−2008冬公演

一般発売:8月25日(土)
光藍社
電子チケットぴあ
eプラス

■セゾンカード・UCカード貸切 レニングラード国立バレエ「白鳥の湖」
対象日時:2008年1月12日(土)18:00
会場:東京国際フォーラム ホールA

S席:13,000円→(会員様特別価格)6,500円
A席:11,000円→(会員様特別価格)4,500円
B席:9,000円→(会員様特別価格)3,000円
ロイヤルシート:13,000円(定価にて販売・パンフレット付)
※ファミリーシートの受付は終了しました

受付開始:8月26日(日)10:00〜

eプラス セゾン/UCカード貸切公演


明日は牧阿佐美バレヱ団『アビアント』を見に行きます。明後日は小林紀子バレエシアター『ザ・レイクス・プログレス/他』。どちらも新国立劇場です。2日連続で初台に行くのは、ちょっと気が重い。新宿駅改札付近の混雑が苦手です〜。そうそう、京王線もSuicaが使えるのに、たまに行くとすっかり忘れてて切符買っちゃうんですよね〜。
posted by uno at 22:38| Comment(4) | TrackBack(0) | バレエ日記2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月22日

スタダン12月公演に吉田都さん(&テューズリー)

スターダンサーズ・バレエ団の12月公演に、吉田都さんが出演されるようです。パートナーはロバート・テューズリー。

スターダンサーズ・バレエ団 12月公演

〜 祝 太刀川瑠璃子 80歳バースデー 〜


12月1日(土)14:00
12月2日(日)14:00
会場:ゆうぽうとホール
SS席:12,000円 S席:10,000円 A席:8,000円 B席:5,000円

演目:「ゼファー」「陽炎」「グラン・パ・ド・ドゥ」「火の鳥」
<グラン・パ・ド・ドゥ>ゲスト出演:吉田都、ロバート・テューズリー

指揮:田中良和
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

一般発売:9月12日(水)
eプラス プレオーダー9月1日(土)12:00〜9月4日(火)18:00

これは楽しみですね。できれば私も見に行こうと思っています。それにしても、テューズリーは日本でのゲスト出演が多いですね。今度の『アビアント』、11月の小林紀子バレエシアターの『ジゼル』、そして12月のスタダン。8月のフェリの公演で、かなり私の中で株が上がったので楽しみです。

【追記】
「陽炎」の音楽はシベリウスの「トゥオネラの白鳥」なんですね。これって、山岸凉子の『テレプシコーラ』で六花ちゃんが振付けた音楽ですよね。ちょっと楽しみ。
posted by uno at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | バレエ日記2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする