2007年06月29日

東バ『ラ・シル』に行ってきました。

東京バレエ団『ラ・シルフィード』の初日に行ってまいりました。とても楽しかったですよ〜。

それは置いといて(すみません)、昼間の日記の続きを。

ちょっと誤解を招く書き方をしてしまいました。ヒラリオンは木村和夫さん(9/7)と後藤晴雄さん(9/9)のダブルキャストです。私の書き方だと、後藤さんだけみたいですよね、、、。失礼しました。それから、後藤さんのヒラリオンにがっかりしている訳ではないのです。イメージではなかったから以外だったけど、楽しみではあります。ただ、木村さんがそのうち踊らなくなるかと思うと、そっちの衝撃が大きくてですね、ついついあんな書き方をしてしまいました。もしかして、木村さんがアルブレヒトを踊るための準備だったりして。アハハ〜、……。後藤さんはアルブレヒトも踊ってほしいし、このままヒラリオンが定着しちゃうのかな〜という心配もあったりします。あと、後藤さんのあの無駄に格好良い公爵を、誰が演じるのかもちょっと気になる。
ミルタは奈良さんか高木さんだろうと思っていたんですが、高木さんでしたね。奈良さんも好きなんだけど、ちょっと高木ファンなので嬉しいです。井脇さんよりはどちらかというと大島由賀子さんタイプの、暖かみのあるミルタになるのかしら。
『真夏』は、落ち着いて見てみるとそれほど初役はないんですね。田中結子さんのヘレナと、大嶋さんのパックくらいか。パックが4人いるっていうのが、なんか東バらしいなと思ってしまいました。ノーブルとは違うかもしれないけど魅力的な、そういう男子が揃ってますからね〜。男子も少しずつ楽しみな若手が見えてきたし、しばらくはこのまま安定の方向で行ってほしいですね。25日のアッサンブレ企画公演は全体的に若手がキャスティングされている感じ。今日の『ラ・シル』の会場で、『真夏』の会場優先申込の用紙が配られたんですが、26日(金)のS席は×印が付いていました。平日のみの公演だけど、やっぱり最終日が人気があるんでしょうか?最終日のキャストは何気に豪華ですね。

そして今日の『ラ・シルフィード』ですが、とても楽しかったです。斎藤さんはね〜、なんか好きなんですよね。今日も、やっぱり見といて良かったと思ってしまった。2幕で、体力的にはシンドイはずなのに、どんどん脂が乗っていく斎藤さんって、只者ではないなぁと。

遅くなったので今日は寝ます。明日は昼間に別の用事もあるので、あまり寝坊ができないんですよね…。今日の高岸さんのジェイムズを見ながら、「明日はこれを木村さんが」「明日はあれを木村さんが」と妄想してしまいました(高岸さん、ごめん…)。
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2007年06月28日

東バのヒラリオンが、

NBSのサイトで、9月の東京バレエ団『ジゼル』(マラーホフ)と、10月の『真夏の夜の夢』の主な配役が発表されました。私的大事件が!!
ついにNEWヒラリオンが誕生しましたよ〜。
と言うか、木村さんのヒラリオンがついに代替わりの時期を迎えてしまった…。

ひえ〜。すみません…。私にとっては大事件なもので、、、。新しいヒラリオンは後藤晴雄さん。意外でした〜。どう考えても平野さんじゃーん(そう思ってたのは私だけ?)。後藤さんはそろそろアルブレヒトを踊ってほしいですよ。
高木綾さんのミルタ就任がとても嬉しい。長谷川さんのヘレナも良いと思うな〜。大嶋さんのパックも楽しみ。1回だけ井脇&木村のヘレナ&デミトリアスがあります♪

それ以外にも書きたいことはあるんですが、とりあえず仕事を切り上げて五反田へ向かわなければ。

NBS
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2007年06月27日

ギエム詳細の続き

仕事から帰宅しました。

↓昼間の日記の続きです。

ギエムはとりあえず置いといて、、、東バの演目について一日中あれこれ考えておりました。なんと言っても嬉しいのは、木村和夫さんのホセ初役。以前の日記で私的ホセ候補を木村さんと大嶋さんと書いたんですが、私にしては珍しく予想が当たりました。平野さんにも踊ってほしいけど、やっぱり大嶋さんが先よね〜。木村さんはストイックでアブナイ、普段抑えている分キレたら何を仕出かすかわからないホセになるのかしら〜(♪) 大嶋さんは悩ましいセクシーなホセでしょうね(♪)どちらも楽しみ。上野さんのカルメンは予想がついたんだけど、木村さんと組むとは思わなかった。まあ、「バクチ」で見る限り2人の組合せはそ〜れほど悪くはないけど、嬉しくもない。井脇さんか小出さんだったら私的に盛り上がったんだけどな〜。友佳理さんのカルメンは私は好きなので、また見られて嬉しいです。後藤さんはツニガ継続とエスカミリオ初役。平野さんはツニガ初役。平野さんはホセとツニガ、両方の雰囲気を持っていますね。ツニガも合うと思う。運命は奈良&高木。奈良さんも高木さんも細いけど綺麗にお肉も付いているので、タイツもそこそこ似合うと思われ。キリアンの「ステッピング・ストーンズ」は見たことがないので楽しみ。同じくキリアンの「シンフォニー・イン・D」は嫌いじゃないけど、前回のギエムの全国ツアーでも踊ったんだから、1回お休みしても良かったんじゃないかと。私は東バのファンなので、それぞれ初役が来ると思えば、結局なんでも楽しみなんですけどね、、、。

東京バレエ団全国縦断公演 シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2007

シルヴィ・ギエム 進化する伝説

【Aプロ】 東京文化会館
12月8日(土)14:00
12月9日(日)14:00
「白鳥の湖」第2幕よりアダージョとコーダ:ギエム、ル・リッシュ、東京バレエ団
「優しい嘘」ギエム、ル・リッシュ
「PUSH」ギエム、マリファント
「ステッピング・ストーンズ」東京バレエ団

【Bプロ】 東京文化会館
12月10日(月)18:30
12月11日(火)18:30
「椿姫」第3幕のパ・ド・ドゥ:ギエム、ル・リッシュ
「TWO」ギエム
「PUSH」ギエム、マリファント
「カルメン」東京バレエ団
「シンフォニー・イン・D」東京バレエ団

【Cプロ】 神奈川県民ホール
12月15日(土)15:00
「白鳥の湖」第2幕より:ギエム、ル・リッシュ、東京バレエ団
「PUSH」ギエム、マリファント
「カルメン」東京バレエ団

S席:15,000円 A席:13,000円 B席:11,000円 C席:9,000円
D席:7,000円 E席:5,000円

7月28日(土)前売開始

<東京バレエ団「カルメン」配役>
12月10日(月)東京/15日(土)神奈川
 カルメン:斎藤友佳理
 ホセ:大嶋正樹
 エスカミリオ:高岸直樹
 ツニガ:後藤晴雄
 運命:奈良春夏
12月11日(火)東京
 カルメン:上野水香
 ホセ:木村和夫
 エスカミリオ:後藤晴雄
 ツニガ:平野玲
 運命:高木綾

※「12月16日(日)新潟公演まではニコラ・ルリッシュが、12月18日(火)松本公演からは、マッシモ・ムッル(ミラノ・スカラ座バレエ団エトワール)が出演いたします。ラッセル・マリファントは全公演に出演いたします」とのこと。川口リリアのプレオーダー申し込んでおいて良かった。東京・神奈川はムッルが来ないですからね〜。東バの「テーマとヴァリエーション」も東京では踊らないので、川口は行くこと決定。実は、最終日の甲府公演に行こうかな〜と考えております。甲府なら日帰りで行ける(終演時間にもよるけど)。甲府の「カルメン」のキャスト次第なんだけど、チケット発売前に発表されることはまず有り得ないよね、、、。木村さんがホセを踊るなら絶対に見に行くんだけどな〜。ムッルの「PUSH」も見られるし(←失礼しました。「PUSH」は全日程マリファントでした)、一応ツアー最終日だし、なんとなく行きたいのです。

東バのことばかり書いてしまいました。すみません、とりあえずギエムより東バの演目が気になる私なので…。ギエムの演目は、日本初披露が一つもないですね…。「白鳥」はバレエフェスのガラを見られなかった方もいらっしゃると思うので、貴重と言えば貴重。「PUSH」も今度はパートナーが振付家本人のマリファントなので、まあ新しいと言えば新しい。「TWO」は格好良いし好きだけど、ちょっとやり過ぎ?「椿姫」3幕のパ・ド・ドゥに関しては、ん〜…私的にはギエムのこれはあまり好みではない、かもしれない。「優しい嘘」は前々回のバレエフェスでニコラと踊りましたね。紫のトゲトゲ衣裳。「優しい嘘」は久しぶりだし見たかったので、ちょっと嬉しいです。まあ、ギエムはまた2・3年後に全国ツアーをやるかもしれないし、そのときは流石に新しい演目で来るだろうし、今回は「白鳥」全国お披露目(おそらく最後の)とマリファント参加の2点が目玉ということで、納得するとしましょう。なんだかんだと文句を言っても、実際の舞台を見ると結局「やっぱり格好良い〜!」と思って帰ってくるんですよね。

【全国公演】
札幌/12月13日(木) <Dプロ> 北海道厚生年金会館
新潟/12月16日(日) <Dプロ> 新潟県民会館
松本/12月18日(火) <Cプロ> まつもと市民芸術館
浜松/12月19日(水) <Dプロ> アクトシティ浜松
大阪/12月20日(木) <Bプロ> フェスティバルホール
大津/12月22日(土) <Dプロ> びわ湖ホール
名古屋/12月24日(祝) <Dプロ> 名古屋市民会館
福岡/12月25日(火) <Cプロ> 福岡サンパレス
川口/12月27日(木) <Dプロ> 川口総合文化センター
甲府/12月28日(金) <Cプロ> 山梨県立県民文化ホール

今日はダンスマガジンを買いました(まだ読んでない)。あと、東バの公式ブログも更新。いよいよ明日は『ラ・シル』です♪

NBS
東京バレエ団 公式ブログ
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詳細決定『シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2007』

NBSのサイトで『シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2007』の詳細が発表されました。

NBS

よかった〜。東京でも『カルメン』を上演してくれるようでホッとしました。松本の発売日が30日なので、ヒヤヒヤしましたよ。まつもと市民芸術館は好きなので、行ってもいいかな〜と考えているところでした。

そして、木村さんのホセ〜♪♪

前半はニコラ・ル・リッシュが、後半はマッシモ・ムッルが出演。ラッセル・マリファントは全日程に出演します、とのことです。全国日程も出てますよ〜。まだ仕事中なので、とりあえずこれだけ。
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2007年06月26日

小林恭バレエ団『バフチサライの泉』に大嶋正樹さん/他

小林恭バレエ団の10月の公演『バフチサライの泉』に、東京バレエ団の大嶋正樹さんが出演されるようです。去年の公演は後藤晴雄さんが『シェヘラザード』の奴隷役で出演されたので見に行ったんですが、とても楽しく良い公演でした。『バフチサライの泉』は見る機会もあまりなさそうだし、是非見に行きたいと思っていたんです。大嶋さんも出るなんて、嬉しい♪

小林恭バレエ団 公演57 『バフチサライの泉』

10月13日(土)18:30開演(予定)
会場:ゆうぽうとホール
チケット発売:7月14日(土)
S席:9,000円 A席:7,000円 B席:6,000円 C席:4,000円

構成・振付・演出:小林恭
演出補佐:小林貫太
指揮:磯部省吾
演奏:東京ニューシティ管弦楽団

マリア:宮内真理子
ザレマ:下村由理恵
ワズラフ:黄凱
隊長:大嶋正樹
ギレイ汗:小林貫太

電子チケットぴあでは7月14日(土)が発売日になっていますが、バレエ団のサイトではWEBによる申込が始まっているようです。始まっているというか、申し込んでおけそう。申し込みフォームの公演を選択する欄に『バフチサライの泉』も入っているので。

小林恭バレエ団
電子チケットぴあ


もう一つ気になる公演がありました。宮城なので見に行けないけど。酒井はなさん、竹島由美子さん、福原大介さん、横関雄一郎が出演されるようです。横関さんの予定を調べたときに、宮城だから無理だと思って詳しく追求しなかった公演でした…。

左右木健一・くみバレエスクール 10周年記念ガラ公演

9月30日(日)15:00
会場:イズミティ21 大ホール【宮城県】

【スペシャル・ゲスト】
酒井はな
ラファエル・クメス=マルケ(ドレスデン・バレエ)
竹島由美子(ドレスデン・バレエ)
福原大介(スターダンサーズ・バレエ団)
横関雄一郎(山口禮子バレエ団)
茂木恵一郎(山口禮子バレエ団)

チケット発売:6月30日(土)

竹島由美子さんとラファエル・クメス=マルケによる、デイヴィット・ドーソン振付の『Nature of day light』が世界初演されるそうです。

イズミティ21
左右木健一・くみバレエスクール
電子チケットぴあ
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そろそろラ・シル/ギエムの名古屋

いよいよ今週は東京バレエ団の『ラ・シルフィード』です。まだ『ラプソディ・イン・ブルー』の感想を書き終えてないのに、どうしよう〜。他のことは考えずに、本腰入れて『ラ・シル』に挑む(?)はずだったのに…。

eプラスで当日引換の得チケが出ています。いつものペアシートに、マラーホフの「ジゼル」プレミアムレッスン見学会のご招待と公演パンフレットのプレゼントまで付くという、三大特典付き得チケだそうです。そんなにチケット残ってるのかなぁ?じゃあなんで、アッサンブレで取った私のチケットはあまり良い席じゃないんだろう…ブツブツ。

■東京バレエ団『ラ・シルフィード』得チケ → e+Theatrix!
特典1:ペアシート 
 S席ペアシート→2名で16,000円
 A席ペアシート→2名で12,000円
特典2:マラーホフの「ジゼル」プレミアムレッスン見学会にご招待
特典3:ペアシートご購入の方お申込み1件につき1冊、公演パンフレットプレゼント

『シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2007』の名古屋公演の情報が出ていました。出演はギエム、ムッル、マリファント。7月28日が発売日です。東京の発売日も7月半ば以降になりそうですね。早く詳細出してほしいな、、、。あ、川口リリアのプレオーダーが本日26日の18:00までですよ〜。

■『シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2007』名古屋公演
「白鳥の湖」(特別編集版)「テーマとヴァリエーション」「PUSH」
出演:シルヴィ・ギエム、マッシモ・ムッル、東京バレエ団

12月24日(月)18:30
会場:名古屋市民会館 大ホール【愛知県】
S席:16,000円 A席:13,000円 B席:9,000円 C席:6,000円 D席:4,000円
発売日:7月28日(土)
問合せ先:中京テレビ事業部052−957−3333

■『シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2007』川口公演
eプラス プレオーダー 受付中〜26日18:00まで

この感じで行くと、東バは『カルメン』と『テーマとヴァリエーション』だけっぽいですね。ギエムの公演だからいいんだけどさ…。
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2007年06月25日

シンフォニック・バレエ『ラプソディ・イン・ブルー』その1

シンフォニック・バレエ『ラプソディ・イン・ブルー』
2007年5月16日(土)13:00/17:30
2007年5月17日(日)13:00
bunkamuraオーチャードホール

演出・振付・出演:服部有吉
音楽監督・指揮:金聖響
ジャズ・ピアニスト:松永貴志
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

出演:
ラスタ・トーマス
辻本知彦(辻本とも彦)
大貫真幹
横関雄一郎
上野隆博

服部有吉くんプロデュースの4度目の日本公演、『ラプソディ・イン・ブルー』に行ってまいりました。16日(土)マチネ/ソワレと17日(日)東京最終日の3回です。好きな公演は2度3度と通うことの多い私ですが、コンテンポラリーの公演は1回しかチケットを取らないことが多い(今回みたいに出演者に入れ込んでいれば話は別ですが)。でも、そういうときに限って「しまった〜!もう1回見たかった!」と思うことがよくある気がする。コンテンポラリーの公演も、やはり2度3度と見たくなりますね。ストーリーよりテーマを扱うことが多いので、私などは一度ではすっきり呑み込めないことも多いし、見れば見るほど見えてくるものがあると思いました。もちろん優れた作品であればの話ですが。

公演はと〜っても楽しかったです!2回のつもりが3回分チケット取っちゃって、1枚売ろうかな…と思った時期もあったんですが、3回見に行って良かった。というか、15日も行けばよかった〜と思うほど楽しかったです。個性豊かな優れたダンサーたち、金聖響さん、松永貴志さんなど、あれだけ異なった強い個性の人たちをぶつけて、それを殺すことなく見事にまとめ上げ、驚くほど楽しいエンターテイメントを創り上げた服部くん。その才能と手腕にまた今年も感激してしまいました。服部くんのこの4年間の実に充実したプロデュース公演には驚くばかりです。
『ラプソディ・イン・ブルー』という舞台の中で、それぞれがキラキラと輝いて見事に結晶する様を見るようでした。それもまた、服部くんが言っていた「サグラダ・ファミリア」だったのかもしれないと思いました。継承と融合、そのワクワクするようなスペクタクルを見せてくれた。初め雑誌のインタビューで読んだときは、「サグラダ・ファミリアみたいな舞台って、、、?」と、正直よくわからなかったんです。でも実際の舞台を見たら、「あぁ、こういうことか!」と妙にストンと呑み込めた。服部くんが、「伝える」ということに真摯に心を傾けて創り上げたからこそ、こうして私にも伝わったのだと思います。

『ラプソディ・イン・ブルー』は、とても繊細で大きなテーマを持っているんだけど、難しい作品ではない。それが服部くんの作品の良いところの一つです。わかりやすくわかりやすく、時にあざといくらいにわかりやすく、手を変え品を変え私たちを楽しませようとする。そして、伝えようとする。深く考えようと思えばそれも可能だし、でも何と言っても楽しい。理屈抜きに楽しんですよね。

ただ、初日の雑感にも書いたんですが、服部くんならこの先もっとすごいものを見せてくれるに違いないと思いました。私の中の満足度は100%ですけど、服部くんが目指すものの完成度としては、もっと上があると思ったんです。


ラスタ・トーマスは、「メダリストたちの競演」で一度見たことがありました。濃いけど端正、そんな印象を持ちました。今回もその印象はほぼ変わらず、暖かみがあってダイナミックなんだけど、とても端正で、そしてしなやか!ほとんど見たことがないくせに言うのもなんですが、今回の舞台は彼の魅力がとてもよく出ていたのではないでしょうか?ラスタがそこにいると舞台が明るくなるし、自然と中心が生まれるような、そんなダンサーだと思いました。
フリーで活躍するラスタにとって必要なことって、与えられたことを完璧にこなすことなんだと感じました。それが完璧で、そこに彼の天性の魅力と思える明るさや純粋さや真面目さがなんとも魅力的な味付けをする。それはきっと半ば意識的で、半ば無意識的なものなのではないかしら。この舞台でラスタは、自分の役割を本当によく理解していて、演出家の意図を汲み取り、いつしか与えられた以上の輝きを見せる。ラスタ・トーマスがフリーで活躍し続ける理由がわかった気がしました。
身体能力の高さは言うまでもなく、力強くしなやかな踊りは本当に気持ちがいいです。なんて言うか、開いてる感じがするんです。とても開放的で真っ直ぐな踊り、そしてなんと言っても明るい。ご本人の明るさや優しさ、真面目さが伝わってくる、清々しい踊りと存在感でした。なんともやんちゃなところも可愛い。そして、一人暗闇に消えていくラストは、とても美しいです。

久しぶりに見る辻本知彦さんがとっても素敵でした。改名されたのかしら?プログラムの表記が「辻本とも彦」となっていました。「ピンク・フロイド・バレエ」(2004)で見た辻本さんが格好良かったので、今回も楽しみにしていたんですが、予想以上!期待以上!の格好良さでした〜。服部くんと辻本さんばかり目で追ってしまいました。二本柱のラスタと辻本さんが踊る場面では、気が付くともう辻本さんしか見ていない状態…。バレエダンサーとは違う独特の美しい動きは目が離せないです。でも、バレエダンサーと渡り合ってもまったく遜色のない、驚きの身体。バレエダンサーの持つ軽やかさとは違う、重力感がなんとも魅力的でした。踊りが重たいという意味ではありません。不思議な「地面と仲良し」感があるんです。膝から横倒しに床に崩れる動きでも、他のダンサーとまったく違うの。特に即興からは、地面と空気(空間かな…)と軸の存在を強く感じました。地面や空気と戯れるように踊るんですよね。踊りと世界との間に、それこそコミュニケーションを感じるんです。
バレエダンサーとの違いの一つは、手の動き。独特の表情があるんです。バレエの優雅で美しい手とはいつもどこか違う(あれはあれでもちろん素晴らしいんですが)。手の表情が活かされた振付では、辻本さんの物言いたげな手に見入ってしまいました。
あともう一つ、視線。絶対に疎かにしないし、必ず視線に表情を付けるんです。クラシックでもコンテンポラリーでも、視線が動きの一つとして連動しているダンサーがすごく好きなんですよね。おもわずその視線の先を追ってしまう。
最初にも書いたんですが、辻本さんの踊りはとても美しいんです。そう、「美しい」という表現がピッタリな気がする。あと忘れちゃいけないのが、色気。非常に色気のある人です。

ラスタが、与えられたものを完璧にこなし、そこに天性の味付けをする人だとしたら、辻本さんは与えられたことを噛み砕き、それを掘り進んだり、少し外れたところも見てみようとするような人という印象を受けました。何かそこに違う答えはないか、振付家も気が付かないような違う視点が存在しないか、そうやって意識的に作品に参加する人という感じがした(ラスタが無意識だと言っているのではありません)。どちらが良い悪いということではなく、どちらも才能であり、その違いが面白いなと思ったんです。

横関さんと大貫さんは初めて見るダンサー。お二人ともとってもいいダンサーでした。踊りも存在感も素直で伸びやか。なんか、余計な垢が付いていなくてキラキラ輝くようでしたね〜。

大貫さんはとってもエレガントで柔らかな踊り。そして誰よりも姿勢が良い。大貫さんのジュテが素晴らしかったです。「ラプソディ・イン・ブルー」の序盤で見せるジュテは、助走をつけていたとはいえ、驚きの高さ。横関さんと2人同時のマネージュでも、脚が真っ直ぐ水平に開いてとても綺麗だし、スピード感があるのにフワッと浮遊感もある。細かくて素早い振付が続いたりすると、ちょっと追い着いていないときもあったんですが、あれはスタミナの問題なのかなぁと思いました。とってもエレガントなんだけど、やんちゃな感じもして、そこがまた好いですね〜。カリスマ性とまでは言わないけど、スター性は十分にありました。

横関さんの端正な踊りはとても清々しい。清潔感があって好きです。一見すると、エレガント〜な大貫さんに比べて快活な印象があるんだけど、深みと品のある、静けさの漂う佇まいも持ち合わせている。彼は良い顔をしているなと思いました。顔の作りがどうのという意味じゃなくて(十分美男子なんですけど)、表情が活きる顔だなと。単純な王子だけでなく、少し陰のある役も躍らせてみたくなる人です。

TAKAHIRO(上野隆博)さんは、パントマイムコンテンポラリーダンサーという肩書きの持ち主。前半はちょっとTAKAHIROさんという素材を活かしきれていないな〜と思いながら見ていたんですが、彼は「ラプソディ・イン・ブルー」で弾けましたね〜。とってもパワフルで、ユニークで、楽しい人。二枚目なのに、それを惜しげもなく崩す。サービス精神が気持ちよくて、見ていて頼もしかったです。
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2007年06月22日

トップランナーセレクション/ギエム、プレオーダー

風邪をひきました…。
冬でも風邪をひかない私が夏風邪をひくなんて、珍しい。

昨日の深夜に(正確には今日か)「トップランナー」セレクションの再放送を見ました。未公開シーンがあるということで楽しみにしていたんですが、本放送はうっかり見逃してしまったんです。昨日、何気なくNHKを垂れ流していたら再放送が始まったんですよー。無事に見られてよかったよかった。そしてなんとなんと!本編ではカットされていた辻本さんとのダンスを見せてくれました!NHKありがとう〜。最初からそのつもりだったのかしら?その辺はよくわからないけど、とにかく嬉しい。

naomiさんの「la dolce vita」で教えて頂いたんですが(ありがとうございます)、フジテレビ「ART NET」というところで、大貫真幹さんのインタビューが読めます。このインタビュー、過去には服部くんと辻本さんも登場していたようです。大貫さんのインタビューは、留学時代のことやジョフリー・バレエ団時代のお話などもあってとても面白いんですが、今後はスペインのヴィクトル・ウリャーテ・カンパニーに入団が決まっているんだそうです。そっか〜。もちろん喜ばしいことなんですが、日本で見る機会が減ってしまうのはちょっと残念ですね、、、。大阪の「バレエスーパーガラ」が見たいな〜。

フジテレビ「ART NET」の辻本さんのインタビューも面白かったです。noism時代の話では、金森穣さんと合わなかったというなんとも正直なお話も。「穣さんは才能のある人でしたけど、ダンス以外ではほとんど交流がなくて、ぼくはそういうのだめなんです。」と辻本さん。『ラプソディ・イン・ブルー』での辻本さんを見れば、すごく納得。金森さんと合うか合わないかという部分ではなくて、ダンス以外で交流がないと駄目だというところです。『ラプソディ・イン・ブルー』は特にそういう部分が大事な作品だとは思うんですが、トップランナーでの服部くんとのダンスなども見ると、ああして視線を交わして踊るというのは、信頼関係がなければできないよな〜と思いますよね。

フジテレビ ART NET

早く『ラプソディ・イン・ブルー』の感想を書き上げないと、東バの『ラ・シル』に突入してしまうよ…。でも今日はもう寝ます。早く風邪を治さないとね〜。

■シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2007 埼玉公演
12月27日(木)19:00 リリア・メインホール(川口)
出演:シルヴィ・ギエム、マッシモ・ムッル、ラッセル・マリファント
演目::「白鳥の湖」第2幕(特別編集版)、「テーマとヴァリエーション」、「PUSH」

eプラス プレオーダー6月24日(日)12:00〜26日(火)18:00
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2007年06月20日

斉藤友佳理&吉岡美佳 動画コメント/他

『ルグリと輝ける仲間たち』の追加公演と、コジョカル&東京バレエ団『真夏の夜の夢』のプレオーダーがともに明日から始まります。

『ルグリと輝ける仲間たち』<Aプロ>追加公演8月10日
eプラス プレオーダー6月21日(木)12:00〜24日(日)18:00

東京バレエ団『真夏の夜の夢』コジョカル&コボー
eプラス プレオーダー6月21日(木)〜24日(日)18:00

あと、e+Movieで吉岡美佳さんと斉藤友佳理さんの動画コメントが見られます。2人ともオットリしてらっしゃる〜。吉岡さんの声って、私は初めて聞きました。

→e+Movie 動画コメント 吉岡美佳 / 斉藤友佳理

アッサンブレで申し込んだマラーホフの『ジゼル』と、祭典の追加枠で申し込んだ『ニジンスキー・プロ』のチケットが、別々に届きました。祭典追加枠の方には「舞台芸術の世界〜ディアギレフのロシアバレエと舞台でザイン」展のご招待引換券が同封されていました。予定より早く、ちゃんと届きましたね。庭園美術館で7月26日からです。楽しみ〜♪
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ちょこっと調べもの/横関雄一郎・大貫真幹

『ラプソディ・イン・ブルー』の感想を書かなければな〜と思いつつ、次のバレエ鑑賞まで間があるのをいいことに、他のことに現を抜かしておりました。『ラプソディ・イン・ブルー』の出演者の皆さんがとても素敵だったので、彼らをまた見たいなぁと思って。横関雄一郎さんは8月の『ローザンヌ・ガラ2007』に出演されますよね。上野水香&マチュー・ガニオの『白鳥の湖』(8/17)とか取ってる場合じゃなかったな、、、と思ったんですが、横関さんは18日しか出演されないんだった…。18日のドロテ&ルグリの『白鳥』は私的に外せないので、これは無理だなと。とりあえず横関さんの出演予定を調べてみました。

山本禮子バレエ団 客演情報

■第31回 全国合同バレエの夕べ
8月10日(金)18:00/12日(日)16:00
新国立劇場オペラ劇場
6月27日(水)発売
問合せ先:インターミューズ・トーキョウ03−3475−6879

横関さんは10日に出演のようです。ん〜、これまた忙しい時期ですね、、、。行けないことはないけど。

■佐々木バレエアカデミー発表会
8月17日(金)
グリーンホール相模大野

相模大野なら近いし見に行きたいかもと思ったんですが、上野水香の『白鳥』と重なっている…。うううむ。。。

■『ローザンヌ・ガラ2007』
8月17日(金)18:00/18日(土)15:00
こどもの城 青山劇場

横関さんは18日のみ出演。

■岸辺バレエスタジオ発表会
9月1日(土)
メルパルクホール
岸辺バレエスタジオ

この日は既に『ボリショイ×マリインスキー』のチケットを取ってしまっています…。うううむ。。。
これら以外には、宮城、熊本、札幌など、なかなかどうして全国で踊っていらっしゃいますね。

佐々木バレエアカデミーの発表会には、大貫真幹さんも出演されるんじゃなかろうか?去年の同公演(?)に大和シティバレエJr.カンパニーのメンバーとして参加されているので。去年の公演の演目は、結構面白そうです。アシュトン「レ・パティヌール」、ラコット「ラ・シルフィード」、ナチョ・ドゥアト「アレナル」、バランシン「フー・ケアーズ」など。

大貫さんの出演予定は一つしか見付からず(役立たず…)。

■『バレエスーパーガラ』バレエコレクション2007
7月15日(日)16:30
グランキューブ大阪
MRB松田敏子リラクゼーションバレエ

この公演は東バの高岸直樹さんが出演されるので、以前→こちらの日記でも書いたんですが、大貫さんも出演されるようです。いつの間にか出演者と演目が発表されていたんですが、豪華です。

宮内真理子、山本隆之、黄凱、イルギス・ガリムーリン
高岸直樹、逸見智彦、森田健太郎、、、大貫真幹

すみません、かなり端折りましたが、詳しくは→こちらで。

佐々木三夏バレエアカデミー
大和シティバレエJr.カンパニー

辻本知彦さんは、私が調べるまでもなく有名人な訳ですが、当面の公演予定は見付けられませんでした…。辻本さんは現在はKAyMのメンバーなのかな?私が初めて辻本さんを見たのは、2004年の『ピンクフロイドバレエ』です。ストリート・ダンサーという括りで、辻本さんを含めた4人のダンサーがゲストで出演していました。その彼らが格好良くてね〜。中でも辻本さんが一番印象に残ったんです。その中のもう1人、佐藤洋介さんもKAyMのメンバーのようです(ご本人のブログは→こちら)。実は今でも気になっていることがあるんですが、2003年の『ローラン・プティ・グラン・ガラ』のカーテンコールで、ご機嫌のプティに即興で踊らされていたのって、この佐藤さんじゃないかしら?確か本編にも黒子的な役割で出ていたと思うんですが、カーテンコールの彼がちょっと素敵でね〜。あのときは「これが噂の菊地研か??」と思ったんですが、どうやら違うらしいとわかったものの、じゃあ結局誰だったんだろう?と。
あぁ〜、辻本さんがnoismに所属しているうちに、一度でも見ておけば良かったよ…。
posted by uno at 01:47| Comment(8) | TrackBack(0) | バレエ日記2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする