2007年02月28日

東京バレエ団『ラ・シルフィード』他、詳細発表。

本題の前に、K-BALLETの松岡梨絵さんがプリンシパルに昇進されたそうです。おめでとうございます〜。彼女は結構好きなので、なんだかとても嬉しい。
K-BALLET COMPANY


夏の『ルグリと輝ける仲間たち』の詳細と、東京バレエ団の2007年の公演一部詳細が出ましたね〜。えーっと、ルグリの方も楽しみがいっぱいあって色々書きたいんですが、とりあえず東バの方を先に。

まず、とても気になっていた『ラ・シルフィード』の詳細が発表になりました。何がすごいって、
木村和夫さん、祝ジェームス初役ー!!
ここに来てっ!まさかのジェームスです♪ 嬉しすぎてどうにかなりそうですよ〜。『ドナウの娘』でラコットさんに気に入られたのかしら?。木村さんにジェームスが、そして赤いキルトが似合うかどうかはとりあえず置いといて、いやぁ本当に嬉しい。この場合、誰に感謝すればいいんだろうか?やっぱり、佐々木さんと飯田さんかしら。もう頭の中は、赤いキルトで軽やかに舞う、木村さんの足捌きでいっぱいです。
そしてもう一つ嬉しいのは高岸さんのジェームス。バレエ歴の短い私は、高岸さんのジェームスをまだ見たことがないんです。シルフィードは初役なし。またパ・ド・ドゥに上野さんが投入されたりするんでかね〜。東バの全幕物の中でちょこっと踊ってる上野さんの方が好きだったりします。

東京バレエ団『ラ・シルフィード』
6月28日(木)19:00 斉藤友佳理&高岸直樹
6月29日(金)19:00 吉岡美佳&木村和夫
会場:ゆうぽうと簡易保険ホール
3月31日(土)一斉前売開始
東京バレエ団『ラ・シルフィード』

4月の『白鳥の湖』と『ドン・キホーテ』は、詳しいキャストが発表されています。
木村さんのロットバルトは嬉しいけど、1日くらいスペインを見せてほしかった…。道化は大嶋、古川、松下のトリプル・キャスト。やった〜、松下さんの道化が見られる♪ 前回、何故か道化を降板してしまった古川さんも、今回は無事に踊ってくれるといいな。しばらく見てないし。宮本祐宜さんのパ・ド・トロワは実現せず…。
サンチョパンサは高橋竜太さん。なるほどね〜。面白そう♪ 古川さんのガマーシュと平野さんのロレンツォは変わらず。彼らが踊らないのは勿体無い気がするんだけど、2人とも上手いからね、こういう役どころ。佐伯さんはキトリの友人かキューピッドかな〜と思っていたら、両方踊るようです。キューピッド、似合いそう。高木綾さんがジプシーの若い娘とは!全然予想していなかったので驚いたんですが、もしかしてすごく良いかも。楽しみです。←間違えてました。ジプシーの若い娘は奈良春夏さんでした。ごめんなさい!奈良さんなら意外な感じはしないですね。格好良さそう。で、気が付いたんですが、高木綾さんの名前がどこにもないですね。たまたまかな…。そして、最後になりましたが、祝!木村さんエスパーダ♪しかも2日間踊ってくれます!夢みたい〜。
東京バレエ団 スケジュール

因みに、『ラ・シルフィード』のS・A券を買うと、9月のマラーホフの『ジゼル』(共演:東バ)のクラスレッスン見学会にご招待だそうです。ゆうぽうと簡易保険ホールで、9月8日(土)。土曜日なら、皆さん行き易いかもしれないですね。『ラ・シル』のチケットが到着してから先着順で受付だそうです。

そのマラーホフの『ジゼル』と<ニジンスキー・プロ>も、日程と会場のみ発表されています。

『ジゼル』ゲスト:ウラジーミル・マラーホフ
9月7日(金)、9月9日(日)
会場:ゆうぽうと簡易保険ホール

<ニジンスキー・プロ>
9月12日(水)〜9月15日(土)
会場:東京国際フォーラム ホールC

国際フォーラムって、珍しいですよね?ホールCはこの前K-BALLETの公演で行ったばかり。わりと嫌いじゃないけど、1階席の前方は段差がかなり緩やかに見えたんですよね〜。

それにしても、今年も楽しみがいっぱいだ♪ 好きなバレエ団があるというのは、良いもんですね〜。あ、東京バレエ団の公式blogが更新されています。
東京バレエ団 公式Blog
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K-BALLET COMPANY『白鳥の湖』2月24日

人生2回目のK-BALLET。私をKへ向かわせるのは、吉田都さんの存在です。彼女が登場した途端に感動が込み上げてきて、涙が出そうになるのはどうしてなんでしょうね?古くから彼女のファンという訳ではないんです。バレエにはまり出したのはここ数年のこと。それこそ都さんの踊りを見たのは2005年の『スーパーガラ公演メダリストたちの競演』が初めてだし、今回でまだ4回目なんです。あの得も言われぬ幸福感は、なかなか説明のしようがないですね〜。

K-BALLET COMPANY『白鳥の湖』
2007年2月24日(土)18:30
東京国際フォーラム ホールC

【キャスト】
オデット:吉田都
ジークフリード王子:芳賀望
ロットバルト:スチュアート・キャシディ
オディール:松岡梨絵
王妃:天野裕子
家庭教師:デイヴィット・スケルトン
ベンノ-王子の友人

<第1幕>
王子の友人達
 第1ヴァリエーション:副智美
 第2ヴァリエーション:アレキサンドル・ブーベル
 第3ヴァリエーション:神戸里奈

<第2幕>
4羽の白鳥:神戸里奈、小林絹恵、副智美、中谷友香
2羽の白鳥:長田佳世、柴田有紀

<第3幕>
6人の姫:長田佳世、東野泰子、副智美、樋口ゆり、柴田有紀、中島郁美
ナポリタン:神戸里奈、アレキサンドル・ブーベル、ピエトロ・ペリッチア
スペイン:浅川紫織、鶴谷美穂、沖山朋子、木島彩矢花
杜海、ピョートル・コプカ、宮尾俊太郎、スティーブン・ウィンザー

芸術監督:熊川哲也
演出・再振付:熊川哲也
原振付:マリウス・プティパ/レフ・イワノフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
舞台美術・衣装:ヨランダ・ソナベンド/レズリー.トラヴァース
照明:足立恒
音楽監督・指揮:磯部省吾
演奏:シアターオーケストラトーキョー

K-BALLETの『白鳥の湖』と言えば、オデットとオディールを別のダンサーが踊る、それだけしか知らずに出かけていきました。ちょこちょこ演出変えたり、音楽を入れ替えたり(?)していたけど、とりあえず説明がなくても解る範囲の『白鳥の湖』でした。振付がやや慌しいところが気になりました。全部ではなくて、所々なんですが。ダンサーが微妙に踊れていないから、慌しく見えちゃうのかしら?パにスピード感や軽やかさがなくなってしまうと、見ていて辛かったです。私が慌しいと思ったのは、1幕のパ・ド・トロワと、2幕の2羽の白鳥、3幕のナポリタン、あとはオディールのヴァリエーションあたりかな。

と、最初に悪口を言ってしまいましたが、基本的には「へぇ〜」「ほぉ〜」と思いながら、かなり楽しく見ておりました。ところが、最後の最後に図らずも号泣してしまったんです。まったく予期していなかったので、自分でも込み上げてきた感情を抑えることができませんでした。

この日はプロローグでアクシデントが発生。装置に緞帳が引っかかってしまい、緞帳は破れ、装置は「カッシャーン」という音をたててしばし揺れておりました。しかも敗れた緞帳の一部が、ブーラブラ。あれはきっと、熊川さんも残念だったでしょうね〜。ところが、1幕と2幕の間の、ほんの短い暗転のときに、ほつれた緞帳はしっかり修正されていました。素晴らしい〜。

演奏が始まると早々に緞帳があき、紗幕の向こうに少女オデットが無邪気に花を摘んでいます。そこへロットバルトが登場して、一瞬にして彼女を白鳥に変えてしまう…。プログラムによると、純粋無垢な少女オデットが花を摘んでいると、「彼女に悪意を抱いた」ロットバルトが彼女を白鳥に変身させてしまうらしい。ロットバルトは彼女の何に悪意を抱いたんだろうか?「純粋無垢」で幸福そうな様子に対してでしょうか?ロットバルトの悪意に意味があるのか、そこに感情があるのか、それともやっぱり悪に理由はないのか、ちょっと気になってしまいました。

この日のジークフリード王子は、怪我で降板した輪島拓也さんに代わって、芳賀望さんが踊りました。どちらかと言うと私のタイプは輪島さんで、彼の王子を楽しみにしていたので残念ではあったんですが、芳賀さんがすごく好かったんですよ〜。踊りはもちろん申し分ないし、テクニックが安定していることもわかりました。着地も静かだし、丁寧で大きな踊りがとても綺麗。でも、私としてはそれだけでなく、表情や演技にも惹かれました。派手な芝居をするわけではないし、「オォ〜!!」という驚きがある訳ではないんですが、王子の感情がスムーズに伝わってきたんです。芳賀さんが王子の感情を一つ一つ丁寧に、表情や仕草などで表現しようという真面目さが伝わってきて、好感が持てました。3幕、ロットバルトが正体を現し舞踏会の場が混乱する中で、両手を広げてロットバルトから母親を守る姿が、男らしくて素敵でした。他のジークフリードを見ていないからわからないんだけど、あそこはみんなああするのかしら?とりあえず芳賀さんのジークフリードは、かなりマザコン度は低め。わりとしっかりした若者像でした。

K-BALLETの『白鳥』は、道化はおらず、王子の友人ベンノがいます。橋本直樹さんは甘い雰囲気のダンサー。メイクが濃い気がしましたが、その辺は置いといて、踊りは好かったです。特に、3幕冒頭のベンノのヴァリエーションはブラボーでした。

1幕のパ・ド・トロワは、ちょっと楽しみにしていたアレキサンドル・ブーベル。ん〜、今回は微妙なところでした。踊りは軽やかだし、とにかく下半身が柔らかくて、バネのように軽やかに音もなく跳ねる。悪くはないんですが、どうも隅々まで神経が行き届いていない感じがしました。サポートがいっぱいいっぱいな部分もあったし。女性では第1ヴァリエーションの副智美さんが好かったです。最初に書いたんですが、どうもこのパ・ド・トロワが慌しい感じがしました。

2幕。白鳥のコール・ドの衣装はクラシック・チュチュではなく、羽を集めたようにホワホワした、膝くらいまであるチュチュ。なかなか綺麗だと思いました。オデットだけクラシック・チュチュです。白鳥たちは、もの凄く揃っている訳でもなく、揃っていない訳でもなく。全員で走るところ以外は、足音も静か。前回の公演でも感じたんですが、K-BALLETのダンサーは、男女ともに比較的足音が静かな気がします。
ロットバルトのスチュアート・キャシディが格好良い。ちょっとマシュー・ボーンの『SWAN LAKE』を思わせるようなポーズもあり。舞台の中央にスタッと舞い降り、膝を抱えて辺りを見回す様は、異形の雰囲気が出ていてとても好かったです。

都さんのオデットは、やっぱりとても素敵でした。あの揺るぎない踊り。一切の無駄のない、隅々まで神経の行き届いた完成されたフォルム。輪郭のはっきりした踊りは、凛とした清潔感と柔らかさが共存しています。力強く微動だにしないポワントは、だけどとても繊細で、腕は柔らかくて優しい。彼女が何かする度に紡ぎ出される情報量が多くて、でも見ているときはそれを一つ一つ意識はしていないんです。すべてが一体となって、ワーッと押し寄せてくる。そうするともう、訳もわからず感動してしまうんです。都さんの踊り(というか存在?)から発せられるあの幸福感は、彼女の踊りを見ることができたというこちら側の感動も作用しているのではないかと思いました。
グランアダージョでは、必要以上に脚を上げないのが、上品で素敵。都さんの踊りが音楽と一体となった、濃密な時間でした。やりすぎない、適度な緩急がまた心地良かった。
朝が訪れて、再び白鳥の姿に戻っていくシーンが印象的でした。自分の力ではどうにもならないところで、身体が徐々に変化していくことへの恐れは、王子への愛を知ってしまったからこそ。「自分」の部分が侵食されていく恐ろしさが、痛いほど伝わってきました。オデットの腕が白鳥の羽へと変化していくと、王子はその腕に触れて驚き、動揺します。何とか止めようと必死にオデットを掻き抱こうとするけれど、彼女の変化は止められません。抗っても抗っても潮が満ちるように押し寄せてくる身体の変化。血が肉が骨が、すべて組織が変化していく。彼女の身体が悲鳴を上げているようでした。その変化が頂点に達したとき、オデットは広げた両羽を波打たせ、白鳥となって湖に消えていきます。1人残された王子の足元には、オデットが落としていった一枚の白い羽根が。それを手に取り、オデットへの愛を再び確認する王子の姿で、幕が下ります。

3幕。王子は胸にオデットの白い羽根を忍ばせています。ロットバルトがオディールのチュチュから羽根を一枚もぎ取り王子に渡すと、王子は自分の胸に差していたオデットの羽根とそれを比べて、「同じだ!あれはオデット違いない!」と確信します。ちょっと面白い演出でした。
3幕の冒頭はベンノのヴァリエーション。テクニックを盛り込んだ見応えのある踊り。橋本さんは申し分ない踊りを見せてくれました。ナポリタンは、これも最初に書いたけど、どうもバタバタした感じ。とくに男性2人(アレキサンドル・ブーベル、ピエトロ・ペリッチア)。まず2人の踊りが全然合ってないし、悪くはないんだけどなんとなくスッキリしませんでした。
オディールの松岡梨絵さんは、思いっきり演じてくれました。テキパキ、バシバシと踊ってくれて気持ちよかったです。バシバシ踊っても、雑さがないのが好いですよね。彼女は良い意味で押し出しが強いというか、自分をアピールする精神に嫌味がなくて、結構好きです。

グラン・パ・ド・ドゥは、ロットバルトが絡んできます。アダージョ、王子のヴァリエーション、その後にロットバルトのヴァリエーションが入って、オディールのヴァリエーション・・・という風な具合。音楽も変えてありました。王子のヴァリはたぶん「チャイパド」の音楽だったし、ロットバルトのヴァリに関しては、ちょっと私は聞き慣れない音楽でした。トロワにまではならないけど、その後もちょこちょこロットバルトが2人の踊りに絡んできました。松岡さんのグラン・フェッテは前半にダブルを入れて、後半はシングルのみ。早くて軸も真っ直ぐで揺らがないし、ポワントの位置もほとんど左右に動かずに少しずつ前進してきて、とても好かったと思います〜。で、その後の芳賀さんのピルエットもブラボー。こちらも早くて軸は真っ直ぐ、最後は足を揃えて綺麗に減速。

熊川演出では、4幕にもオディールが登場。これは熊川版だけかしら?なかなか面白い演出だと思いました。ロットバルトとオディールと、2人掛かりでオデットを追い詰める、追い詰める。オディールは影のように、ぴったりとオデットに寄り添います。オデットの後ろに重なるようにオディールがいるというパターンが結構あったような気がする。まあ、オデットとオディールは表裏一体、人間の光と影の象徴という感じなのでしょうか?
王子はロットバルトにまったく太刀打ちできません。オディールにすら平手打ちを食らって倒れこむ、、、。もはや悪魔に打ち勝つ術はないと悟った2人は、湖に身を投げ、死をもって愛を貫きます。最初にオデットが湖に身を投げると、それと同時にオディールが消滅。後を追って王子が身を投げた後には、ロットバルトが苦しみ滅びていきます。

死を選んだ2人が天国で永遠に結ばれるという、救いのあるアンハッピーエンドのバージョンか〜と思って見ていたら、最後の最後に予期せぬ演出が用意されていて、思わず号泣。白鳥たちが逆Vの字にバタッと倒れて道を作ると、紗幕の向こうに天へと続く階段。そこへ現れたのは、冒頭と同じ、髪を下ろしてクリーム色のワンピースを着た、人間だった頃のオデットだったんです。彼女を追いかけてきたジークフリード。2人は寄り添い、ゆっくりと階段を登っていきます。
あのまま少女の日々が幸福に過ぎていたら、、、そう思うと切なくて、胸を掻きむしられるような思いがしました。

オデットとオディールを別のダンサーが演じるというのも面白かったし、クラシックチュチュでない白鳥たちも綺麗でした。毎回この演出で見たいかと言ったらそうでもないけど、たまに見るには結構好いなぁと思いました。松岡さんのオデットも見てみたかったし、荒井さんの主演も一度見てみたいです。なかなかK-BALLETに複数回通うのは難しいんですけどね…。
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2007年02月25日

パリ・オペ「白鳥の湖」DVD到着/吉田都さんNIKKEIプラス1

アマゾンからパリ・オペラ座バレエ『白鳥の湖』のDVDが届きました。だいぶ遅れましたね〜。手にして「重たい!」と思ったら、ブックレットが付いていました。解説は読めないんですが、写真が綺麗です。もう1冊はDVDのカタログ。B4の日本語解説のコピーが入ってました。まだ見ていないんだけど、なんだか楽しみなキャストです。

パリ・オペラ座バレエ『白鳥の湖』
ライヴ収録:2005年12月20日 パリ、バスティーユ・オペラ劇場

オデット/オディール:アニエス・ルテステュ
ジークフリート王子:ジョゼ・マルティネス
ヴォルフガング(家庭教師)/悪魔ロットバルト:カール・パケット
王妃:ミュリエル・アレ
式典長:ミシェル・パステルナク
白鳥の幻:マリー=イザベル・ペラッチ
パ・ド・トロワ:ノルウェン・ダニエル、メラニー・ユレル、エマニュエル・ティボー
小さな白鳥たちの踊り:
ドロテ・ジルベール、ミリアム・ウルド=ブラハム、ファニー・フィアット、マティルド・フルステ
白鳥たちの踊り:
エミリー・コゼット、ステファニー・ロンベール、オーレリア・ベレ、ローレンス・ラフォン
ハンガリー舞曲:ドロテ・ジルベール、アレッシオ・カルポーネ
スペイン舞曲:
ステファニー・ロンベール、ナタリー・リケ、ジュリアン・メザンディ、クリストフ・デュケンヌ
ナポリ舞曲:ミリアム・ウルド=ブラハム、ジェレミー・ベランガール


24日(土)のNIKKEIプラス1に、吉田都さんが登場。「元気悠々」というコーナーで、忙しい生活の中での気分転換について語っています。彼女の気分転換は、週末に自然に触れること。緑の中に分け入ってみると、本物の生き物からエネルギーを分けてもらっていることを実感するんだそうです。少しずつ生活の拠点をロンドンから東京に移している今も、なかなか自然が身近にある家が見付からず、ホテル暮らしが続いているんだとか。ずっとホテル暮らしでは大変そうですね。早く、都さんが心からリラックスできる家が日本にも見付かると良いですね。因みに、ロンドンの家の前には、自然豊かな公園が広がっているそうです。
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2007年02月24日

K-BALLET『白鳥の湖』へ行ってまいりました。

K-BALLET COMPANY『白鳥の湖』へ行ってまいりました。なかなか楽しかったです。最後の最後に図らずも泣かされてしまった。
ジークフリート王子は、当初キャスティングされていた輪島拓也さんが怪我のため降板(2月19日付けでサイトで発表されていました)。代役は芳賀望さん。輪島さんの王子をとても楽しみにしていたので残念ではあったんですが、芳賀さんもすごく好かったです。都さんも松岡さんも、そしてロットバルトのスチュアート・キャシディも、みんな好かったな〜。
最近、ちょっと睡眠不足なので、細かい感想は今度書きます。たまには早く寝なきゃ。

国際フォーラムのホールCは、比較的こじんまりしていて良いですね。私は2階の前方、端の方の席で見たんですが、舞台との距離も近くて、視界は良好、ストレスなく見ることができました。

会場では5月から始まるSpring Tour『海賊』のチケットと、橋本直樹さんと宮尾俊太郎さんが出演する『SUPER DANCE PREMIUM』のチケットを販売していました。『SUPER DANCE PREMIUM』の方は、一般前売に先駆けた先行発売です。

チケット代は高いし、他に見たい公演もたくさんあるし、K-BALLETは今後毎回通うことはないかもしれないと、以前日記に書いたんですが、今日の吉田都さんを見てしまったら、やっぱりまた見たいと思ってしまいました。
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2007年02月23日

東京バレエ団 2007年ラインナップ

2月9日付けで首藤さんの日記SAYATEI PENが更新されていました。シディ・ラルビ・シェルカウイと一緒にプロダクション(作品)を作り始めているようですね。シディ・ラルビ・シェルカウイとの共演は、AERA(’07.1.29)の「現代の肖像」で知りました。SAYATEI PENによると、今年の秋の完成を目指しているとのこと。楽しみですね。秋に完成したとしても、上演がいつになるのか、日本で初演なのか海外で初演するのか、わからないことはたくさんあるけど、とりあえず首藤さんの踊りが見られそうでホッとしました。早く見たいな(♪)。

バレエの祭典会員募集のお知らせと一緒に届いたNBSニュースに、東京バレエ団2007年のラインナップが載っていました(今更な話題ですが…)。

【東京バレエ団2007年ラインナップ】
4月『白鳥の湖』ゲスト:ポリーナ・セミオノワ&フリーデマン・フォーゲル
4月『ドン・キホーテ』
6月『ラ・シルフィード』
8月『白鳥の湖』《ルグリと輝ける仲間たち》特別プロ
9月<ニジンスキー・プロ>『ジゼル』、ミックス・プロ ゲスト:ウラジーミル・マラーホフ
10月『真夏の夜の夢』ゲスト:アリーナ・コジョカル
12月ギエム&東京バレエ団 全国ツアー

東バの公演が多いのは嬉しいし、魅力的なラインナップでもあるんですが、東バのダンサーが主役の全幕は『ドン・キ』と『ラ・シル』の2つだけですね。ちょっと残念。秋以降にもう1つくらい東バだけの公演があったら嬉しかったな〜。

とりあえず気になるのは、『ラ・シルフィード』の日程とキャストです。ミラノ・スカラ座(6月7日〜10日)とは重ならないだろうけど、問題は服部くんの『ラプソディ・イン・ブルー』(6月15日〜17日)です。頼むからずらしてくれ〜。6月の末は、新国の『ドン・キ』(6月28日〜7月1日)と『ルジマトフのすべて』(6月29日〜7月2日)が既に重なっているんですよね。できれば、その1つ前の週にしてくれると有り難いんだけど。

『ラ・シル』はゲストが書いていないので、東バのダンサーが踊ると思っていいのよね?シルフィードは斎藤&吉岡かしら?それとも新しいシルフィードが生まれるかも?もっと気になるのはジェイムスです。流石にもう高岸さんのジェイムスは見られないのかな〜。やっぱり後藤晴雄さんでしょうか?中島さんや平野さんはまだかな…。あ、大嶋さんのジェイムスも見てみたいですね〜。キャラが違うかな?大丈夫だと思うんだけど。森田さんがガーンを踊るかどうかも気になるところ。あと木村さんのマッジも見たい。飯田さんはもう踊らないかもしれないですね、、、最近どんどん踊らなくなってるし。

まあ、まずは日程ですよね。早く知りたいな〜。

<ルグリと輝ける仲間たち>特別プロの『白鳥の湖』は、もちろんルグリがジークフリートですよね!嬉しい〜♪まさかルグリの『白鳥』全幕が見られるとは思いませんでした。パートナーは東バのダンサーなのか、ガラに連れてきたパリ・オペのダンサーなのか、すごく気になる。4月と8月に合計6回も『白鳥』を上演するんだから、きっと1度くらいは木村さんのロットバルトや松下裕次さんの道化を見られると思いたいです。宮本祐宜さんのパ・ド・トロワも是非もう一度〜。

10月の『真夏の夜の夢』は、アリーナ・コジョカルがゲスト。オベロンは東バの男性陣かしら?男性主役がゲストで女性主役は東バのダンサーというパターンはよくあるけど、逆は珍しいですね。木村さんのオベロンが見たいな〜。また3日間やってほしいな。何故なら、古川・中島・松下の3人のパックをもう一度見たいからです。併演の『バレエ・インペリアル』も楽しみ。
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2007年02月21日

ドン・キのキャストが気になる、、、

今日は職場の同僚と飲んで、先ほど帰宅。明日も仕事(しかも、また飲み会)なので、早く寝なきゃと思いながら、どうしても気になることがありまして。
東京バレエ団の公式ブログが更新されました。今回の稽古場ダイアリーの担当は田中結子さん。4月の『ドン・キホーテ』で、初めてドリアードの女王を踊ることになったんだそうです。おめでとう〜♪。田中さんは、『ドナウの娘』のドナウの女王がとても好かったので、ドリアードも楽しみです。
で、気になるのは、じゃあ西村真由美さんは?ということです。西村さんのドリアードの女王はすごく良いんですよ〜。田中さんと西村さんのダブルキャストなのか、それとも西村さんは何か他の役を踊るんでしょうか?もしかして、メルセデス?それはそれで嬉しいー。大島由賀子さんが退団されたので、その後を継いでメルセデスを踊ってくれたら嬉しいかも。小出さんの抜けたキトリの友人は、佐伯さんが踊るんじゃないかと予想。それとも佐伯さんは、キューピッドを高村さんとダブルキャストかな、、、。
井脇さんと西村さんでメルセデスをダブルキャストで踊ってくれたら、嬉しいな〜。
私の気になることは、こんなことでした。
おやすみなさい〜。

東京バレエ団 公式ブログ
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2007年02月19日

『ラプソディ・イン・ブルー』他プレオーダー

e+のプレオーダーと電子チケットぴあのプレリザーブのお知らせがいくつか届きました。

服部有吉×金聖響『ラプソディ・イン・ブルー』プレオーダー
東京公演/大阪公演ともに:2月20日(火)〜2月25日(日)

新国立劇場バレエ『コッペリア』プレリザーブ
2月18日(日)〜2月26日(月)※現在受付中

『SUPER DANCE PREMIUM』プレオーダー
2月20日(火)〜2月22日(木)

服部くんの『ラプソディ・イン・ブルー』は東京・大阪ともに明日20日(火)からプレオーダー開始です。ぴあで申し込んだ先行発売のお知らせはまだ届かないですね、、、。予定曲目がチラシよりも詳しく載っています。
 ドビュッシー『月の光』(プロローグ)
 シェーンベルク『浄夜』
 コープランド『アパラチアの春』
 バーバー『アダージョ』
 ガーシュイン『ラプソディ・イン・ブルー』
 ドビュッシー『月の光』(エピローグ)
とりあえず、e+のプレオーダーはパスして、ぴあからの先行発売のメールを待とうかな。一般発売の日に、Bunkamuraチケットセンターで座席を確認しながら取りたい気もするし。

新国立劇場バレエの『コッペリア』は、見に行けたら良いな〜という感じ。公演が近付いてから、チケットが残っていて、私の予定も空けられたら、見に行こうかなと。5月は結構忙しくなりそうですね。Kバレエの『海賊』があるし、アラン・プラテル・バレエ団も見に行くし、松山バレエ団の『ロミオとジュリエット』も気になる。あと、私はセェリ・ユース・バレエ団の『コッペリア』のチケットも取っています。5月はもう一つ、東京シティバレエ団の『コッペリア』もありますね。5月に3つの『コッペリア』って、たまたまだろうけど、珍しいですね。

『SUPER DANCE PREMIUM』って何だろうと思ったら、西島千博さんが出演するようです。その他には、バレエ関係ではKバレエから橋本直樹さんと宮尾俊太郎さん。それからタレントの藤井隆さんとか。

→詳細はこちらのサイトで。

『SUPER DANCE PREMIUM』
会場:東京国際フォーラム ホールC
4月6日(金)19:00
4月7日(土)13:00
4月7日(土)18:00
4月8日(日)13:00
S席 8,400円 A席 7,350円
一般発売:3月3日(土)
お問い合わせ:ディスクガレージ 03-5436-9600
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バレエTAMA公演vol.18『プティパの夕べ』

バレエTAMA公演『プティパの夕べ』へ行ってまいりました。

私のお目当ては東京バレエ団の平野玲さんと古川和則さん。公演のメインゲストは、牧阿佐美バレヱ団の田中祐子さんと、井上バレ団の島田衣子さんです。
とても楽しかった。良い公演だったと思います。ゲストが何気にしっかりしているのでどの演目も普通に楽しめたし、バレエTAMAのダンサーたちも皆さん上手でした。コール・ドの足音が盛大なのは、この際仕方がないかなと...。
とりあえず、一言叫ばずにはいられない。
平野さんのデジレ王子がー♪♪
最高でした!もう、これを見られただけで他に何もいらないというくらい。大の平野ファンなので。

バレエTAMA公演Vol.18『プティパの夕べ』
2007年2月18日(日)16:00 町田市民ホール

【ゲスト・アーティスト】
田中祐子(牧阿佐美バレヱ団)
島田衣子(井上バレエ団)
アントン・グェイケル(ロシア国立バレエ団)
古川和則(東京バレエ団)
平野玲(東京バレエ団)
桑原智昭(谷桃子バレエ団)
中武啓吾(谷桃子バレエ団)
持田耕史(フリー)
中島哲也(牧阿佐美バレヱ団)
村越恒介(小野正子バレエスタジオ)

公演の構成・演出は千野真沙美さん。バレエTAMA代表幹事の谷口登美子さんのお嬢さんで、ロシア国立バレエ団のプリンシパルです。2004年にルジマトフとマハリナをゲストに迎えて『シェヘラザード』を上演したバレエ団ですね。マリウス・プティパの作品を集めた、日本ではあまり知られていない作品も紹介するというガラ公演でした。

プログラム1
『ヴェニスの謝肉祭』よりグラン・パ
振付:M・プティパ/音楽:C・プーニ
ソリスト:門沙也香、古川和則
コリフェ:
赤木貴子、今関綾香、小西あや佳、岡本真由美
桑原智昭、中武啓吾、中島哲也、村越恒介

古川さんが安定した踊りで魅せてくれました。相変わらずジャンプは高いし浮遊感があって、足音が一切しなかった。柔らかな雰囲気が素敵でしたね〜。サポートも安定。パートナーの門沙也香さんも好かったです。ポワントが(足首がって言うのかしら?)しっかりしていて、安心して見ていられた。踊りも安定していたし。正面に向ける笑顔が可愛らしかったです。良い意味で押し出しが強いというか、自分を見せるという意識がしっかりしていて好かったなと。
最初アダージオ、続く男性のヴァリエーションではコリフェの女性4人が後ろで踊り、女性のヴァリエーションでは男性4人が付きます。4人の男性陣が良い踊りをするので、びっくりしたんです。どこもなかなか男性は少ないじゃないですか?すごいな〜と思っていたら、全員ゲストでした。パンフレットに男性の写真がなかったので、バレエTAMAには男性のダンサーはいないのか、もしくはこの公演には出演していないのかもしれません。
良い踊りだったんだけど、全体に「イタリア民衆のカーニバルの雰囲気」(プログラムより)は、ありませんでしたね〜。

『騎兵隊の休息』よりグラン・パ・ド・ドゥ
振付:M・プティパ/音楽:アームス・ヘーメル
テレーザ:下川優香里
ピエール:持田耕史

持田さんはフリーのダンサーとのこと。良い人そうな雰囲気が魅力的です。もう少しスピード感があると良いな〜という部分もあったんですが、丁寧で申し分ない踊りだったと思います。

オンディーヌ『水の精 ナヤーダと漁夫』
振付:M・プティパ/音楽:C・プーニ
水の精ナヤーダ:田中祐子
漁夫マテオ:アントン・グェイケル
婚約者(ジュアニーナ):谷口あかり
漁夫の友人:桑原智昭、中武啓吾
女達:
大野麻祐子、成川さくら
佐藤真己、高田かすみ、藤井友理、松田結有

漁夫マテオの網にかかった水の精ナヤーダ。2人は戯れ、ナヤーダはマテオに恋心を抱きます。しかしマテオには婚約者がいる。マテオにしか見えなかったはずのナヤーダでしたが、人間に恋をしたことによって不死の力を失い、肉体を得ることになります。自分に生まれた「影」を恐れるナヤーダ。やがてその「影」と戯れて踊ります。そこへ現れたマテオと友人たち。今やナヤーダの姿はマテオ以外にも見えています。一瞬恥らうナヤーダでしたが、さっきまで彼ら踊っていた踊りを真似て踊ってみせる。そして幕。ナヤーダは人間になって、一体幸せになれたんだろうかと、私は妙に気がかりで、すっきり終われませんでした、、、。

ナヤーダの田中祐子さんがとっても素敵でした。綺麗な人ですね〜。そしてやっぱり存在感が違う。スラリとした長い足が綺麗で、繊細で優しい足運びにウットリしました。
マテオのアントン・グェイケルは、細身で長身のダンサー。長い脚がとっても綺麗でした。クリアな足捌きは、着地音も静かで、スパスパと気持ちの良いステップを見せてくれました。なかなか端正で良いダンサーなんだけど、ちょっと薄い印象。
友人を踊った2人、桑原さんと中武さんが好かったです。中でも桑原さんが気になってしまって、後半はアントン・グェイケルより桑原さんを見てしまっていた。力強くてスピード感がある。なかなかのテクニシャンのようでした〜。

プログラム2
『せむしの仔馬』より フレスキー(行きかえる銅像)
振付:M・プティパ/音楽:C・プーニ
門沙也香、高橋綾乃、塚本香織、布目紗綾

銅像のようにポーズをとる4人。1人ずつ踊り始めます。四人のダンサーが出たり入ったり、それぞれに踊って、最後も銅像のポーズでストップモーション。−幕。衣装も可愛いし、女性の踊りを堪能できる、良い作品だと思いました。因みに、この作品に限らず、衣装はどれも可愛かったです。

『眠れる森の美女』第3幕より グラン・パ・ド・ドゥ
振付:M・プティパ/演出:K・セルゲーエフ/音楽:P・チャイコフスキー
オーロラ姫:島田衣子
デジレ王子:平野玲

と〜っても好かったです!登場した瞬間から、2人ともピシッと気合が入っていて、期待に違わぬ良い踊りを見せてくれました。
島田衣子さんは素敵ですね。小柄で可憐だけど、芯の強そうな知的な女性という感じ。明るく溌剌とした踊りで、オーロラのキラキラ感も十分でした。テキパキとした小気味良い踊りが気持ち良かった。腕は指先まで柔らかで◎。
そして、何と言っても平野さんのデジレ王子ですよ〜!東京バレエ団ではまだ当分は見ることができないであろう、平野さんのデジレ王子。素敵すぎました。デジレ王子の衣装が本当によく似合う。そして、なんてエレガントで誠実なサポート!指の先から爪先まで、一切の乱れも迷いもない踊り。島田さんとの息も合っていて、良い二人だったと思います。
私にとってはパーフェクトなデジレ王子でした。人それぞれ完璧に求める水準は違っているでしょうし、平野さんだってこれからもっともっと素晴らしい踊りを見せてくれると思います。でも、今の平野さんに私が求める完璧なデジレ王子だったんです。
唯一残念だったのは、ヴァリエーションの最後にバランスを崩してしまったこと。肩膝を着いてポーズをとるときにヨロッとして、なんとか持ち堪えようとしてたんだけど、後ろ手を着いてしまったように見えました。素晴らしい出来だっただけに、あそこが本当に勿体無かった。執拗いようですがの平野ファンなので、もう我が事のように残念で、頭が真っ白になりましたよ…。気合入りすぎて、勢い余っちゃったのかな。
いや〜でも、本当に本当に素敵なデジレ王子で、東京バレエ団に嘆願書を送りたいくらいですよ。「平野さんにデジレを!平野さんにデジレを!!」と。

『ラ・フィユ・マル・ガルデ』より パ・デ・リュバン
振付:M・プティパ、L・イワーノフ/音楽:P・ヘルテル
リーズ:谷口あかり
コーレン:桑原智昭

桑原さんのコーレンを楽しみにしていたんですが、如何せん短くて残念でした。踊りの見せ場もあまりなく…。ピンクのリボンを使った可愛らしいデュエットでした。

『バヤデルカ』よりパ・ダクシオン
振付:M・プティパ/演出・構成:V・チブキアーニ/音楽:L・ミンクス
ガムザッティ:田中祐子
ソロル:古川和則
アントレ・アダジオ:
源小織、高橋綾乃、武藤桜子、伊藤鞠
平野玲、持田耕史
ヴァリアシオン:斎藤真梨乃、佐藤美紅、鈴木果歩、土居愛子

田中さんは、大きくてゆったりとした踊りがとても素敵。古川さんとは身長のバランスが悪かったかも。古川さんのサポートは『ヴェニスの謝肉祭』のときの方が良かったです。田中さんもちょっと踊りにくそうだったかな…。古川さんはヴァリエーションで本領発揮。思い切り踊ってくれました。今日は調子も良いようで、ジャンプは高くてフワッと浮遊感。ただ、古川さんは時々、「見せるぜ!」みたいな気合が見えすぎちゃうことがあるんだよね〜。それが見えすぎないときの方が好きです。
脇で平野さんが出てきてからは、ついつい平野さんばかり見てしまいました。

プログラム3
『海賊』より 花園のパ・ダクシオン
振付:M・プティパ(グラン・パ・ド・ドゥ演出:チククリィーキン)
音楽:L・ドリーブ、R・ドリゴ、A・アダン、C・プーニ
グラン・パ・ド・ドゥ:島田衣子、アントン・グェイケル
メドーラ:武藤桜子
グリュナール:ボートメア・ジュリ・雪花
トリオ オダリスキ:下川優香里、塚本香織、布目紗綾
二人のヴァリアシオン:大野麻祐子、高田かすみ
コール・ド・バレエ

女の子のコール・ドがた〜くさん出てきました。プログラムで数えてみたら44人。可愛かったです。メドーラの武藤桜子さんは、丁寧で綺麗な踊りだし、華もあって好かったと思います。両脇の女の子から花を受け取りながら、3回バランスを披露するところがあって、なかなか綺麗なバランスでした。すごく長いわけじゃないけど、フラつかないし、無理を感じさせないところが好かったなと。
アントン・グェイケルは、イメージが全然アリじゃないのよね〜。いや、悪くはないんですけど。端正でおっとりした感じのアリでした。足は綺麗だし、跳躍も高くてフォルムも整っているんだけど、どうも印象は薄味。
島田さんはここでもテキパキと綺麗に踊っていて、清々しかったです。グラン・フェッテは前半にダブルを入れて、後半はすべてシングル。位置は少し横に移動していたけど、安定感のある回転で好かった。

フィナーレ
ダンサーが全員登場。それぞれパートナーと踊って、最後にはコール・ドも全員(?)登場して、舞台は人でいっぱいでした。平野さんは門さんのピルエットをサポートして、彼女をリフトして退場するだけ…。見せ場がなくて残念でした。全員が並んだところで、頭上からマリウス・プティパの肖像が下りてきます。さらに最後に、この公演の演出を手掛けた千野真沙美さんが登場。紙吹雪が舞って、華やかに幕は閉じました。
posted by uno at 01:17| Comment(2) | TrackBack(0) | バレエ公演2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月18日

ナチョ・ドゥアト スペイン国立ダンスカンパニー『バッハへのオマージュ』2月4日

2月4日(日)、ナチョ・ドゥアト率いるスペイン国立ダンスカンパニーの公演に行ってまいりました。だいぶ遅くなりましたが、一応感想を。

もう、最っ高に楽しかったです〜。素晴らしかった。目と耳と心で感じて、理屈抜きに楽しむことができました。目で見る音楽の洪水、という感じかしら?こんなに美しく音楽が体中に響くことってないんじゃないかしらというくらい、感激でした。とにかくすべてが美しくて音楽的で、音楽に身を任せる心地よさは言葉では言えないほどです。耳だけでなく、ダンサーの身体を通して目で感じる音楽が私の身体にも入ってきて、その心地良さに一瞬身震いしそうになりました。音楽にピッタリと寄り添ったダンスは、肌理細やかで繊細で大胆で力強く、生命力に溢れていたり、ユーモアたっぷりだったり、官能的だったり。これというストーリーはないんですが、最後までまったく飽きることなく楽しむことができた。そこにあるのは、音楽とダンスへの限りない愛。そして、作曲家バッハへのリスペクト。こんな風に舞台から愛をもらうと、胸がいっぱいになります。とっても幸せな気分で会場を後にすることができました。

ダンサーたちが、本当によく動く、動く。やっぱり、現代の振付家の作品は、その振付家のカンパニーで見るのが一番いいんでしょうね。ベジャールの作品はベジャールダンサーが、ノイマイヤーの作品はハンブルク・バレエのダンサーが踊るのが一番魅力的なように。私の数少ない鑑賞歴の中でも、ケースマイケルのローザスやピナ・バウシュのヴッパタール舞踊団、キリアンの作品を踊ったNDT、プレルジョカージュのバレエ・プレルジョカージュなど、どの公演でも感じたのは、ダンサーがすごいということ。振付が身体にも心にも浸透している。振付家の世界観を見事に表現してみせる彼らに、素直に感動させられます。振付家があってこその作品だけど、彼らという楽器がいてこそ響くのだなと思いました。楽器というのは、もちろん道具という意味ではなく。

滑らかで澱みない独特な動き。そのフォルムとムーヴメントの美しいこと。ナチョの振付は、美しくて洗練されていて、そしてとても優しい感じがする。人を傷つけるものがないんです。ナチョがどういう人なのか、実際のところその人柄は知らない訳ですが、ナチョの人間性まで窺えるようなダンス。真面目で(でも、遊びがなくてつまらないということではなく)、優しくて、大きな人なんだろうな〜と。

2日間通いたかったな〜。東京バレエ団の荒川公演があったのでどうして無理だったんだけど…。客席は、2階席以上はつぶした状態で、1階席のみ使用。それでも、客席は期待感に溢れていて、熱気と緊張感がありました。

ナチョ・ドゥアト スペイン国立ダンスカンパニー
『バッハへのオマージュ』

2007年2月4日(日)15:00 神奈川県民ホール

第1部 マルティプリシティ

プロローグ ゴルドベルク変奏曲 BWV988
ナチョ・ドゥアト、アレハンドロ・アルヴァレス

1 世俗カンタータ「墓を裂け、破れ、砕け」BWV205
アレハンドロ・アルヴァレス、イサック・モントロール、アマウリー・レブルン
スティー・ブーン・キュイク、ジェンティアン・ドゥダ、ホセ・カルロス・ブランコ
マシュー・ルヴィエール、ディモ・キリロフ、アントニオ・ルス
リウ・バロッキ
アナ・テレサ・ゴンザガ、秋山珠子、アフリカ・グスマン、スサナ・リアスエロ
クリステル・オルナ、カヨコ・エヴァハート、アナ・マリア・ロペス
ルイサ・マリア・アリアス、ステファニー・ダルフォンド

2 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調
アレハンドロ・アルヴァレス、マリナ・ヒメネス

3 音楽の捧げもの
スサナ・リアスエロ、スウィー・ブーン・キュイク

4 管弦楽組曲第2番 ロ短調
マシュー・ルヴィエール、イサック・モントロール
アレハンドロ・アルヴァレス

5 音楽の捧げもの
リウ・バロッキ、ステファニー・ダルフォンド

6 ブランデンブルグ協奏曲
スウィー・ブーン・キュイク、フランシスコ・ロレンツォ
アントニオ・ルス、ジェンティアン・ドゥダ
ホセ・カルロス・ブランコ、カヨコ・エヴァハート
ルイサ・マリア・アリアス、アフリカ・グスマン、スサナ・リアスエロ
イネス・ペレイラ

7 ヴァイオリン・ソナタ ホ短調
アナ・マリア・ロペス、ジョエル・トレド、秋山珠子

8 4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調
クリステル・オルナ、カヨコ・エヴァハート
ルイサ・マリア・アリアス、ステファニー・ダルフォンド、リウ・バロッキ
アナ・テレサ・ゴンザガ

9 ヴァイオリン協奏曲 ト短調
アレハンドロ・アルヴァレス、アナ・マリア・ロペス

10 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調
スウィー・ブーン・キュイク、マシュー・ルヴィエール
アマウリー・レブルン、ジェンティアン・ドゥダ
ホセ・カルロス・ブランコ、アントニオ・ルス

11 メヌエット ト短調
アレハンドロ・アルヴァレス、スサナ・リアスエロ
マリナ・ヒメネス、アフリカ・グスマン、ジェンティアン・ドゥダ
ホセ・カルロス・ブランコ、アントニオ・ルス、ディモ・キリロフ
イサック・モントロール

12 世俗カンタータ「消え去れ、悲しみの影よ」
アレハンドロ・アルヴァレス、アナ・マリア・ロペス

13 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第5番
イサック・モントロール、マシュー・ルヴィエール、アマウリー・レブルン、ジェンティアン・ドゥダ
スウィー・ブーン・キュイク、アントニオ・ルス、ディモ・キリロフ、ホセ・カルロス・ブランコ
リウ・バロッキ、アナ・テレサ・ゴンザガ、秋山珠子、マリナ・ヒメネス、カヨコ・エヴァハート
クリステル・オルナ、ルイサ・マリア・アリアス、ステファニー・ダルフォンド
アフリカ・グスマン、スサナ・リアスエロ

第2部 静けさと虚ろさのかたち

1 フーガの技法
アフリカ・グスマン、ジェンティアン・ドゥダ

2 トッカータとフーガ ニ短調
フランシスコ・ロレンツォ、アマウリー・レブルン
イサック・モントロール、ディモ・キリロフ
ホセ・カルロス・ブランコ、スウィー・ブーン・キュイク
アントニオ・ルス

3 オルガンのためのトリオ・ソナタ第6番 ト長調
クリステル・オルナ、リウ・バロッキ、アナ・テレサ・ゴンザガ
カヨコ・エヴァハート、ルイサ・マリア・アリアス
スサナ・リアスエロ、ステファニー・ダルフォンド

4 死と永遠を想うコラール
マリナ・ヒメネス、アレハンドロ・アルヴァレス

5 シンフォニア
マリナ・ヒメネス、アナ・マリア・ロペス、アレハンドロ・アルヴァレス

6 教会カンタータ「我がうちに憂いは満ちぬ」
秋山珠子、ディモ・キリロフ

7 フーガの技法
アレハンドロ・アルヴァレス、全ダンサー

8 フーガの技法
全ダンサー

印象的だったシーンを。

第1部 マルティプリシティ

プロローグ。客席の照明が落ちると、下手から男性ダンサーが1人、スタスタと登場。黒のパンツに黒のランニング姿。舞台下手で客席に背中を向けて止まると、完全暗転。踊り始めたそのダンサーが、ナチョ・ドゥアトでした。逞しい肩と腕、若々しい背中は、まさか50歳のナチョだとは思いませんでした。踊りも若く力強くて、50歳だなんて信じられなかった。とにかく格好良かったです!静かで、恐いくらいの存在感。でも、威圧感はないんです。その振付と同じで、そこはかとなく大きくて優しい。

1.世俗カンタータ「墓を裂け、破れ、砕け」。バッハ役と思われるダンサー(アレハンドロ・アルヴァレス)が指揮者になって舞台中央に背を向けて立ち、ダンサーたちはこちらを向いてオーケストラの配置。みんな椅子に座っています。オーケストラの演奏そのもののように、全員が踊ったり、数人で踊ったり、一人が踊ったり、もう自由自在。楽器がそれぞれのパートを奏でるように、ダンサーたちの身体がが音楽を奏でていくんです。プロローグから一転してパッと明るくなった舞台から、本当に音符がこぼれてくるみたいに綺麗だった。こんなにワクワクした冒頭は久しぶりかもしれない。

2.無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調。耳慣れたこの曲に、その手があったか、という演出。今後この曲を聴いたら、必ずナチョのこの振付を思い出すかもしれないと思いました。舞台の少し下手で椅子に腰掛けたバッハ(アレハンドロ)は、膝の上の女性ダンサー(マリナ・ヒメネ)の身体をチェロに見立てて、手に持った弓で演奏を始めます。女性が絶えず淀みなく滑らかに、男性の腕の中、膝の上を自由自在に踊ります。絶えず身体の一部か弓が触れ合っている感じ。サポートしているんだけど、力が入っていないかのように滑らか。まさに楽器を奏でるように、女性を巧みに操っているんだけど、どこか女性は悪戯っぽい感じもして、彼女が主導権を握っているような気もする。手を離したら、どこかへ飛び出していってしまいそうな奔放さを感じると言うか、、、。膝の上の女性をチェロに見立てて演奏するという演出は、とてもセクシーで面白かったです。

4.管弦楽組曲第2番 ロ短調。一応チュチュの変形のような、不思議な衣装の男性二人の踊り。チュチュというか、ウエストの左右に袋をぶら下げている感じ?透け感のある素材に針金(?)が通ってるみたいな、ビヨ〜ン、ポワ〜ンと揺れる感じというか…。で、とにかくその男性二人が、クラシックのパロディみたいなユーモラスな振付を踊るんだけど、上手いしパワフルで、格好良いんです。

6.ブランデンブルグ協奏曲。とにかくダンサーが走る、走る!上手から、下手から、正面奥の捌け口から、出たり入ったり。その疾走間がなんとも楽しい。

7.ヴァイオリン・ソナタ ホ短調。黒の長いスカートに、白い仮面を付けた女性ダンサーが、片手に弓を持って踊ります。怒りすら感じさせる激しいソロ。最後に持っていた弓をバチンっと折ります。格好良かった。

10.2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調。片腕だけ袖を付け、その手に弓を持って踊る男性ダンサー。フェンシングを真似た動きが面白い。

12.世俗カンタータ「消え去れ、悲しみの影よ」。白い仮面と黒のドレスで踊っていたアナ・マリア・ロペスが、今度はブルーのドレスで登場。先ほどの激情のイメージとは正反対の、清楚で透明感のある女性像。黒のドレスの女性とは正反対に見えて、同じダンサーが踊っているのが面白い。一見正反対に見える性質を、その内に両方宿しているのが女性なのかな〜と。それとも、あれは生と死のイメージなんでしょうか?はたまた世俗の喜びの悲しみのようでもありました。

13.ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第5番。一列に並んで、下手から上手へゆっくりと歩くダンサーたち。音楽に呼応して、1人、また1人と立ち止まったり、あるいは何人かで立ち止まったりします。イメージとしてはピアノの鍵盤。ポンと弾くと、その鍵盤が列を乱すような感じというか。数人が列を乱して立ち止まるのは、和音。もしくはオルゴール。点々と立ち止まったダンサーたちの上を撫でたら、メロディが生まれてくるような感じです。歩くだけの動きが本当に美しくて、ナチョの作り出すイメージの世界にどっぷりと浸りました。

第2部 静けさと虚ろさのかたち

2.トッカータとフーガ ニ短調。男性のみ7人の踊り。上半身は黒のベストのような衣装で腕を出し、下は黒の長いスカートのような衣装。巻スカートじゃないけど、前はスパッと切れていて、踊るたびに脚が覗きます。これも格好良かったな〜。ここの男性陣は素敵ですね。大人の男を感じます。終盤、大きくスカートを翻らせると、裏地の鮮やかなピンクがパッと広がります。一人、衣装を脱いだダンサーの踊りも印象的。

7.フーガの技法。舞台奥に組まれた足場に、スロープが2往復渡されています。そこを1人、また1人とゆっくり上っていくダンサー達。舞台上手には、数脚の椅子を並べた上に横たわり、死にゆく(ように見える)バッハと、その足元に立つ白い仮面の女。女の側には天井から下ろされた一筋の白い布。見る者の想像力を掻き立て、頭の中を豊かなイメージでいっぱいにしてくれるナチョの手腕に、まんまとやられました。

8.フーガの技法。再びナチョが登場。冒頭と同じように踊ります。それに呼応するように、スロープに等間隔に立ったダンサーたちが時折踊る。幻想的とはちょっと違う、とても不思議なイメージ。「あの世」というか、その入り口というか、そんなイメージもありました。恐いくらいに静かで物悲しい場所なんだけど、無性に懐かしくて優しい、とても居心地の良い場所。最後はナチョが白い仮面の女に手を引かれて退場。


コンテンポラリーは好きなんですけど、感想を書くのがとても難しい(コンテンポラリーじゃなくても難しいんですが、、、)。でも、ナチョ・ドゥアトがとても好きな振付家になったことは間違いがないです。豊かな音楽性と見事なイメージの具現、振付のフォルムの美しさと独特の澱みないムーヴメント。そして、それを見事に体現するダンサーたち。是非またカンパニーで来日してほしいです。
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2007年02月15日

コジョカル&ルグリ『ジゼル』放送日決定

第11回世界バレエフェスティバル全幕特別プロの一つ、コジョカルとルグリの『ジゼル』の放送日がやっと決まったようです〜♪

NBS

■NHK芸術劇場 『ジゼル』

<出演>
ジゼル:アリーナ・コジョカル
アルブレヒト:マニュエル・ルグリ
東京バレエ団

<放送日>
2007年3月4日(日) 22:20〜24:15
NHK教育

やった〜♪ 待ちに待った放送ですね。ノーカットでお届けだそうです。普通ノーカットじゃないのかしら…?あの舞台がもう一度見られるなんて、本当に楽しみ。木村さんのヒラリオンも楽しみだわ〜(ヴィシニョーワ&マラーホフ版に続く、2本目の木村ヒラリオンです♪)。
posted by uno at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | バレエ日記2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする