2006年11月30日

マリインスキー・バレエ初日に行ってまいりました。

マリインスキー・バレエ『ヴィシニョーワのすべて』に行ってまいりました。

予定終演時刻は21:10でしたが、会場を出たのは21:30。演目ごとにカーテンコールが何度か挟まるので、予定よりも遅くなったのは仕方がないですね。関係ない話なんですが、東京文化会館の女性用お手洗いが増えていて驚きました。ロビーの右手奥から地下に下りると、なかなか広いお手洗いが広がっておりました。そういえば、しばらく前から何やら工事をしてましたよね。そこにいたスタッフの女性に聞いたら、今日オープンなんだそうです。これで少しは休憩中の混雑が緩和されるといいですね。

公演はとても楽しかったです。楽しかったんですが、なんとなく盛り上がりに欠けるような気がしなくもなかった。とは言っても演目はどれも良かったし、一つの幕を丸ごと見せてくれるので見応えがあるし、そして何よりヴィシニョーワは文句無く素敵でした。
私は全幕ではヴィシニョーワ&コルプとロパートキナ&ゼレンスキーの『白鳥の湖』しか見に行かないので、サラファーノフやファジェーエフを見られて良かった。コルプが最高でした♪ やっぱり独特な人だな〜。目が離せない(私は)。

『シンデレラ』と『バヤデルカ』に配役の変更があったんですが、アナウンスが流れるのみで、訂正版のキャスト表を貼り出してくれませんでした。場内はもちろんザワザワしているので、全然聞き取れなかった…。スタッフの女性が「ホームページに載せます」と言っているのを小耳に挟んだので、あとでチェックしようと思います。

途中まで感想を書いたんですが、全然書き終わりそうにないので、今日はとりあえず寝ます。
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2006年11月29日

東京バレエ団『くるみ』『ザ・カブキ』キャスト発表

東京バレエ団のNEWS BLOGで『くるみ割り人形』と『ザ・カブキ』のキャストが発表されました。

気になっていた『くるみ割り人形』第2幕のディベルテスマンは、ほぼプリンシパルとソリストで固めてきましたね。もう少し若手の起用があると思っていたので意外でした。でも嬉しい♪ それ以外でかなり若手をキャスティングしてますからね。

中国
バトン:佐伯知香(12/6)、高村順子(12/7)
アラブ
中島周、西村真由美
ソ連
長谷川智佳子(12/6)、小出領子(12/7)
大嶋正樹(12/6、7)
パリ
井脇幸江(12/6、7)
平野玲(12/6)、木村和夫(12/7)

井脇さんのパリのパートナーは、平野さんと木村さんですよー!最高。井脇・平野・木村と言ったら、私の「生写真確定組」ですから(これについては後程)。こんなに嬉しいことはない。大嶋さんのロシアはイメージにピッタリ。あの衣装で踊ってくれるのね♪ 西村さんのアラブも嬉しい。

『ザ・カブキ』はこちら。
平野さんの塩冶判官が嬉しい。

由良之助:高岸直樹(1/23)、後藤晴雄(1/24)
直義:後藤晴雄(1/23)、高岸直樹(1/24)
塩冶判官:平野 玲(1/23)
顔世御前:斎藤友佳理(1/23)、吉岡美佳(1/24)
力弥:鈴木淳矢(1/23、24)
高師直:木村和夫(1/23、24)
伴内:高橋竜太(1/23)、中島 周(1/24)
勘平:大嶋正樹(1/23)、古川和則(1/24)
おかる:長谷川智佳子(1/23)、小出領子(1/24)
現代の勘平:長瀬直義(1/23、24)
現代のおかる:高村順子(1/23、24)
石堂:宮本祐宜(1/23、24)
薬師寺:野辺誠治(1/23、24)
定九郎:松下裕次(1/23、24)
遊女:井脇幸江(1/23、24)
与市兵衛:山口 優(1/23、24)
おかや:坂井直子(1/23、24)
お才:西村真由美(1/23、24)

→東京バレエ団 NEWS BLOG

明日から、東京バレエ団『白鳥の湖』『ドン・キホーテ』の、アッサンブレ優先予約が始まります。今回の優先予約は特典付き。予約するチケットの枚数分、ダンサーの舞台写真がもらえます。抽選で50名にはサイン入り。これはあの、公演会場で涙を呑んだ舞台写真でしょうか?10月の『白鳥の湖』の公演会場で、その場でチケットを購入するともらえた例のあれです。そのとき既にチケットを購入済だった私は、涙を呑んだ訳です。
さて、5公演通うつもりの私は誰の写真をもらおうか、、、。とりあえず、井脇、木村、平野は確定です。今回は『白鳥』を友人と見に行くんですが、彼女のリクエストは高岸さんでした。あと2人。あ〜決められない。明日電話するまでに決めなくては。

明日はいよいよマリインスキー・バレエの東京公演初日ですね。私も行ってまいります。コメントで教えて頂いたんですが(ありがとうございます♪)、「マリインスキー劇場のスター達」の既に発売されているロパートキナとヴィシニョーワのDVDが26日のびわ湖でも売られていたそうなので、東京の会場でも買えますね。二つとも買ってしまいそうです。
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2006年11月28日

ニコラ出演「フランス語会話」/ダンスマガジン・DDD

ニコラ・ル・リッシュが出演するということで、NHKの「フランス語会話」を見ました。番組の最後に映画『オーロラ』の紹介があって、ニコラ、ニルス・タヴェルニエ監督、オーロラ役のマルゴ・シャトリエのインタビューがまります。全部で7・8分くらいだったかな。白いバレエの衣装で踊るニコラが素敵。フワッと浮遊感のある、甘やかでダイナミックな踊りは、一瞬でしたがウットリさせてくれました。
多分映画館には見に行かずに、DVDになるのを待つと思います。ニコラはもちろんですが、イリ&オットー・ブベニチェク兄弟が見たい。ジロやベラルビも楽しみです。まあ、DVDになるのはだいぶ先の話でしょうね、、、。


今日はダンスマガジン1月号とDDDvol.9を購入。

DDDではシルヴィ・ギエムのインタビュー(カラーで8ページ)。「30歳から始めるバレエ」という記事に、新国の本島美和さんがモデルとして登場。カラー9ページ。色々なポーズの本島さんが見られます。最初のページで着ている衣装がとっても可愛い。マニュエル・ルグリが講師を務めるということで話題になっているNHKの「スパーバレエレッスン」の宣伝が1ページ。放送ラインナップも有り。『ジゼル』の模範演技の写真などもあって、期待が高まりますね〜。写真はテキストからなんでしょうか?私もテキスト買おうかな。
ダンスオペラ『ハムレット』に西島千尋さん。彼がスタダンを退団したのは、まだ去年の話なんですね。西島さんは『今年は「くるみ割り人形」を見に行こう』という記事でも登場。彼のNEOエンターテイメントバレエの『くるみ割り人形』は見に行かないつもりなんですが、どんな作品になるのかちょっと気になります。ここで使われている写真が公演の衣装なら、全然古典ではないみたいです。
スターダンサーズ・バレエ団の「APPROXIMATE SONATA」の稽古場レポート。タイトルの“アプロクシメイト=おおよその”という言葉どおり、使用曲が決められておらず、当日ピアニストが何を弾くか分からないまま踊られるんだそうです。
東京バレエ団の公演情報では、短いですが後藤晴雄さんのインタビューがありました。
巻末のグラビア「本日のチョコレート」は、新国の中村誠さん。

ダンスマガジンの特集は海外ベストカンパニー2007。国内公演のレポは、ルジマトフ&インペリアル・ロシア・バレエの『シェヘラザード』、東バ『白鳥の湖』、牧『リーズの結婚』、新国『ライモンダ』。海外公演では、草刈民代のマッツ・エック版『ジゼル』in韓国国立バレエ。
映画『オーロラ』は、作品の紹介と、オーロラ役のマルゴ・シャトリエのインタビュー。
三浦雅士氏のダンスマガジン・インタビューはハンブルク・バレエ団のジョエル・ブローニュ。まだ読んでいないんですが、これはとても楽しみ。
佐多達枝バレエ公演『庭園』の評があったのが嬉しい。そういえば、小林恭バレエ団のレポートがありませんでしたね。次号で取り上げてくれるかしら?
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2006年11月27日

取れるかなぁ…?

結局、Kバレエの『白鳥の湖』は、都さんのオデットの日だけe+のプレオーダーに申し込みをしました。当たる気がしないが…。どうやらチケットスペースというところで優先予約があったみたいですね。サイトには何もその旨が記載されていないので、会員のみの優先予約だろうと思い参戦はしませんでした。一度でも購入歴があると案内が送られて来るのか、ただ登録すればいいのか、その辺りが気になったので、15時ごろに試しにかけてみると話し中。人気があるんですね〜。繋がったところで聞いてみると、やはり会員のみの優先予約で、その場で会員になってもKバレエの優先は受けられないとのこと。当たり前よね。「登録されますか?」と聞かれたけど、仕事中で時間があまり無かったのでとりあえず登録はしませんでした。こんなことならボ〜ッとしてないで、優先予約の前に会員になっておけば良かった、、、。

e+のプレオーダーの抽選結果が29日にわかります。チケットぴあのプレリザーブが30日の朝まで。e+の方に外れたら、急いでぴあに申し込まなきゃ。どちらでも取れなかったらどうしよう…。一般発売(12/3)か、、、。
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2006年11月26日

Kバレエカンパニー『二羽の鳩/三人姉妹』

少し遅くなりましたがKバレエの感想を書きました。

K-BALLET COMPANY Winter Tour 2006
『三人姉妹』『二羽の鳩
2006年11月14日(火)18:30 Bunkamuraオーチャードホール


『二羽の鳩』
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:アンドレ・メサジェ
見術:ジャック・デュポン

少女:吉田都
少年:輪島拓也
ジプシーの少女:松岡梨絵
愛人:ドゥ・ハイ
ジプシーの少年:アレクサンドル・ブーベル

友人:長田佳世、神戸里奈、小林絹恵、東野泰子、副智美
柴田有紀、中島郁美、中谷友香
ジプシー達/観光客:K-BALLET COMPANY ARTISTS

『三人姉妹』
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ピョートル・I・チャイコフスキー
編曲/ピアノ:フィリップ・ギャモン
美術:ピーター・ファーマー

オリガ:松岡梨絵
マーシャ:ヴィヴィアナ・デュランテ
イリーナ:荒井祐子
ヴェルシーニン中佐:熊川哲也
クールギン(マーシャの夫):スチュアート・キャシディ
トゥーゼンバッハ:輪島拓也
ソリョーヌイ:芳賀望
アンドレイ・プローゾロフ(兄弟):ドゥ・ハイ
ナターシャ(アンドレイの妻):長田佳世
軍医チェプトゥイキン:イアン・ウェップ
アンフィーサ(乳母):高橋佳子
メイド:中島郁美
兵士:橋本直樹、田中一也、リッキー・ベルトーニ、ピョートル・コプカ

指揮:磯部省吾
演奏:Kバレエ シアターオーケストラ

14日に行ってまいりました。初Kバレエです。
見てもいないくせに熊川さんが苦手で避けていたカンパニーなんですが、吉田都さんが出演するということで、初めて一歩を踏み出した訳です。一言で言うなら、そんなに嫌いじゃなかった。熊川さんの踊り自体は、はっきり言ってあまりタイプではないです。でもやっぱりテクニックはすごい。大きな跳躍では着地がドスンドスンすごかったけど、回転は速いし軸は綺麗だしたくさん回るし、なるほど〜と思いました。
彼の踊りはタイプではないけど、でも踊る姿からは、バレエを好きで大切にしている気持ちが伝わってきたんです。私が思っていた程、「俺様」だけの人ではないのね。確かにそういう部分もあるんだろうけど、それさえも「愛すべき俺様」に思えてきました。カーテンコールでも独特の雰囲気がありますよね〜。そう、「独特」な人でした。そんなに嫌な感じはしなかったなぁ。むしろ面白かった。最後の最後に、やっと笑顔がこぼれたんですが、「あ、笑ってくれた♪」と思ってしまった自分がいた…。かと言って、じゃあまた熊川さん目当てで行くかと言うと、多分行かないと思う。チケットがもっと普通の値段だったら、時々は見たいかもしれません。
カンパニーとしては、どうもやっぱり女性が強い印象がありました。男性陣のコールドがちょっと物足りなかったです。あまり揃ってないし、よく見るとあまり踊れていないような気が…。皆さんパワフルでしたけど。とても好かったのは、女性も男性も足音が静かだったこと。
熊川さんを中心に、良いものを作っていくんだという気持ちが満ちている感じがして、なかなか良いカンパニーだなと思いました。ただ、やっぱり今のレベルではあのチケット代は高いですよね。って、またお金の話で申し訳ないんですが…。でも、Kバレエはこの価格を維持するんでしょうね。バレエはこういうものなんだという熊川さんの主張なのかもしれないと思いました。これくらいのお金を出す芸術なんだという。カンパニーがそのレベルに達しているかどうかは別として、、、。

『二羽の鳩』
この作品を見るのは初めてでした。いい作品ですね。都さんが可愛かった!そして、彼女の感情豊かな踊りに感激。クルクルとよく変わる少女の感情を、とても魅力的に踊っていたと思います。怒ったりすねたり、ムキになったりするところも可愛かったんだけど、少年に「行かないで」と懇願する場面や、少年が去ってしまった後の場面がとても好かったです。少女の悲しみが、見ている私の胸にもグッと迫ってくるのがわかる。そしてなんと言っても最後のパ・ド・ドゥがとっても素敵でした。『ア・ビアント』のときも思ったんですが、彼女の感情表現は丁寧で真っ直ぐで衒いがなくて、とても好きです。
それにしてもアシュトンの振付は大変そうだな〜と思う。都さんは難なく踊っていましたが。と言うか、大変さを感じさせなかった。他のダンサーは足捌きが大変そうに見えてしまう部分もありました。
パートナーの輪島拓也さんは、いつもお邪魔しているブログ「BALLET一色」のほみさんがご推薦ということで、楽しみにしていました。公演の前にチャコットに寄って、季刊誌(ですよね?)「DANCE MOVE」VOL.8をもらってきて輪島さんをチェック。輪島さんと松岡梨絵さんが表紙で、見開き1ページのインタビューが掲載されています。これは雰囲気がタイプだと認識。
で、実際の輪島さんは、素敵でした〜。踊りとサポートはまだちょっと不安な部分もあったんですが、エレガントで柔らかな雰囲気があって、なんだか期待できそう♪ おそらく若い方だと思うんですが、妙に落ち着いているというか、ギラギラしたところがないんですよね。そこが好きなんですけど。
松岡梨絵さんは、Kバレエがプッシュしているダンサーなんだという認識はあったんですが、もちろん見るのは初めて。ジプシーの娘という役柄は、私が勝手にイメージしていた彼女の雰囲気と違ったので驚きました。いい意味で押し出しが強そうなところが、いいじゃないですか〜。
ジプシーの男性陣に関しては、もっと頑張って〜という感じでした。ちょっと迫力不足。そのせいか、野営地の場面は少し長く感じてしまった。ジプシーの少年を踊ったアレクサンドル・ブーベルが好かったです。割と小柄だったので、キャラクターを踊る人なのかな?芝居も自然で上手だったし、軽やかでしなやかな踊りは見ていて気持ちが良かったです。
一番好かったのは、最後の少年と少女のパ・ド・ドゥですね〜。とても美しいパ・ド・ドゥでした。ちょっとジ〜ンとしちゃいました。私が見に行った日の鳩さん2羽は、ちょっと失敗してたのかしら…。少年が椅子の背もたれに止まらせた鳩さんは、途中で自ら椅子を下りて、テクテク歩いて上手に退場してしまいました。あれでいいの?最後に上手から2羽が放たれて、少年と少女の近くの床で仲良く寄り添っていましたが…。これは想像なんですが、本当は最初の1羽は椅子に止まったままで、そこへもう1羽が上手から飛んできて、仲良く椅子の背もたれに寄り添って幕、となるのではないでしょうか?まあ、本物の鳩さんだから、仕方ないですけどね。ん〜、正解が知りたい…。それにしても、何で本物の動物が出てくるとこんなに楽しいんでしょう?『ファラオの娘』で馬のケイコさんが登場したときもワクワクしちゃって、舞台そっち退け…。鳩も可愛かったな〜。

『三人姉妹』
この作品はとても好きなんですが、この日のKバレエの『三人姉妹』は、私としてはまあまあでした。
松岡/デュランテ/荒井の三人姉妹はとても好かったし、スチュアート・キャシディのクールギンもとても素敵だったし、輪島さんのトゥーゼンバッハも好かった。熊川さんは、ヴェルシーニン向きではないなぁとは思いましたが、熱演だったと思うし。何て言うんでしょう、、、各シーンがバラバラな印象があったんですよね。『三人姉妹』という作品全体を包み込む、と言うか作品に覆いかぶさる、何とも重苦しいあの閉鎖的な空気感が無かった。私の好きな決闘のシーンにも雰囲気がないし、最後に雪の中で三人が肩を寄せ合う場面も、舞い降りてきた雪に助けられた感有り。舞台に漂う行き場のない悲しみが感じられませんでした。案外カラッとした『三人姉妹』だったように思います。
そして、決定的に残念なのは、最後のマーシャとヴェルシーニンのパ・ド・ドゥにあまり心動かされなかったということです。二人の感情の迸りが私には感じられませんでした。2人のパートナーシップはとても良かったと思いますが。

松岡さんは化けますね〜。最初は「松岡さんがオリガって、イメージが違う…」と思ってたんですが、そんなことはありませんでした。素顔はとても可愛らしいし、古典の主役も映えるでしょうね。荒井さんのイリーナも意外に可愛らしくて好かったです(初めて見たくせに、失礼な言い方してすみません…)。どっちかって言うと、年齢的にも雰囲気的にも彼女がオリガで松岡さんがイリーナじゃないかと見る前は思ったんですが、違うんですね。輪島さんのトゥーゼンバッハがまた好くてね〜。髪をペッタリ撫で付けて、メガネをかけたモヤシくんが実によく合っていました(←褒めてます)。頼りないけど誠実そうで、結婚するならソリョーヌイより断然トゥーゼンバッハだよな〜と思いながら見ていました。驚きはスチュアート・キャシディのクールギン。とっても素敵だったんですよ〜。ダウエルで見ちゃってるから、こりゃ誰が踊るんだろ…と心配していたんですが、キャシディ・ブラボーでした。流石にちょっと若いクールギンでしたけど。

カーテンコールが何度も続きました。スタンディング・オベーションは妙に1階センターブロックに集中。あの辺りがファンクラブの席なのね、と思いながら見ていました。カーテンコールでも熊川さんは独特でしたね〜。なんか、「ふてぶてしいけど憎めない、ちょっと可愛い人」的なものなのかもしれない(←褒めてます)。ファンにはあれがたまらないのかもしれない、と思ったのでした。
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2006年11月25日

DVD「マリインスキー劇場のスター達」発売開始

フェアリーのサイトで、DVD『マリインスキー劇場のスター達』の販売が始まっているようです。初回4タイトルのうち、ロパートキナとヴィシニョーワは既に発売済み。ゼレンスキーとルジマトフは予約受付中。発売は12月上旬だそうです。

ということは、ロパートキナとヴィシニョーワのDVDは、来週のマリインスキーの会場で買えるのかしら?39分で4,830円は高いですよね〜。でも、買っちゃうのかな、自分…。ルジマトフはNHKで放送されたのを見たので、他の3タイトルを買おうと思うんですが、揃えたい衝動にも駆られる…。全幕ものの映像も好きだけど、結構ドキュメンタリーが好きだったりするので、このDVDも欲しいんですよね〜。

詳しくはフェアリーのサイトで→こちら
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Kバレエ『白鳥の湖』プレオーダー他

Kバレエカンパニー『白鳥の湖』(2007年)のプレオーダーとプレリザーブが始まっていますね。
まだ迷ってます。都さんの『白鳥の湖』はやっぱり見たい。でも、オデットとオディールを両方見るには、2日間/36,000円が必要。両方A席でも28,000円。今月初めてKバレエの公演を見に行って、やっぱり18,000円円は高いよな〜と思ってしまった。後で感想も書こうと思っているんですが、結構楽しんだんですよ。良いバレエ団だと思います。でも、毎回18,000円のチケット代を出して通おうとは思えませんでした。都さんが出なければ、やっぱり今後もあまり足は向かいないと思います。
他に見たい公演もたくさんあるし、ここは我慢してどちらか一つだけ見ようかしら。どちらか選べと言われたら、やっぱりオデットですかね〜。彼女の『白鳥』は見たことがないので何の根拠もないんですが、オデットが良さそうな気がする。ジークフリートも芳賀さんか輪島さんだったら、輪島さんの方が見たいし。松岡さんのオデットも綺麗だろうけど、オディールも似合うと思うんだよね〜。でも…、都さんのオディールも見ておかないと後悔するかなぁ、、、。これが最後じゃないとは言い切れないですもんね…。

Kバレエカンパニー『白鳥の湖』
e+プレオーダー:11月22日(水)〜11月26日(日)
電子チケットぴあ:11月24日(金)〜11月30日(木)

マリインスキーの公演が遂に始まりましたね〜。初日の愛知はどうだったのかしら?私は東京の初日からスタートです。マリインスキーの得チケがe+で発売されています。S席20,000円が→16,000円。これは結構お得。ペアチケもお得だけど、1人で行く方も多いですからね。東京公演の『海賊』と『白鳥の湖』が対象で、席種によっては終了していますが、まだ比較的残っているようです。
ジャパンアーツのサイトでは、キャストの変更と演目の変更が出ていました(24日付)。アントン・コールサコフが怪我のため来日中止となり、彼が踊るはずだったそれぞれの演目にキャストの変更有り。それから、『オールスター・ガラ』のヴィシニョーワの「瀕死の白鳥」が、「眠れる森の美女」第1幕のアダージョに変更。これに関しては何も書かれていないので理由は不明。期待とは違うけどちょっと楽しみではあったので、残念です。

マリインスキー・バレエ 得チケ → e+
■ジャパンアーツ マリインスキー・バレエ

東京バレエ団のベジャール3演目セット券ですが、e+でも取り扱うようになったんですね。ベジャールの『くるみ割り人形』はペアシートが出ています。
井脇さんの日記によると、『くるみ』の2幕ではパリを踊るみたいです。すごく楽しみです〜♪ パートナーが知りたいな♪ 東バの公式ブログも更新されていて、今回のDancerインタビューは高村順子さん。1枚目の写真の可愛らしいこと! 彼女は中国を踊るんですね。やっぱり2幕のディベルテスマンは当日発表でしょうか?気になる〜。

■東京バレエ団 ベジャールの『くるみ割り人形』ペアシート → e+
■東京バレエ団 ベジャール3演目通し券 → e+
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2006年11月24日

続・東京バレエ団『ドナウの娘』

東京バレエ団は次の海外公演に『ドナウの娘』を持って行くのでしょうか?ピエール・ラコットに振り付けてもらって、衣装・装置もすべて新調。ここまで時間とお金とその他にも色々かけたら、持って行かない訳がない気がします。他愛のないストーリーだけど、踊りが満載ということで、楽しんで頂けると良いな〜。

ストーリは他愛がないどころか、突っ込んだらきりがないという感じなんですが、まあそれは「お話」だし時代も違うからということで置いといて、私は結構楽しむことができました。好きなバレエ団じゃないと厳しいかもしれないですね。

木村さんを堪能しました。なかなか古典全幕を踊る機会は少ないですから。ベジャールを踊る木村さんも素敵ですけど、古典の主役は格別な喜びがあります。色々な木村さんを楽しませて頂きました。珍しいのは、やっぱり1幕のラブラブバカップルの木村さんですかね〜♪ あんなに溶けそうな笑顔や、スネる顔、フルールとヒシっと抱き合う姿や、極めつけの膝枕姿なんて、滅多に見られないから本当に幸せでした。そんなときでも、額にかかる黒髪がセクシーなんですよね。でもやっぱり素敵なのは、舞台の下手で1人、薬指の指輪を見つめてウットリしている姿とか、護衛に抑え付けられてもがく姿、2幕の冒頭で踊るソロとか、どちらかというとしっとり暗い系なんですよね〜。下手で指輪を見つめる姿なんて、幸せを噛み締めているはずなのに苦悩するジークフリートに見えてしまった。
ここ最近の木村さんの踊りは冴え渡っています。跳躍が本当に綺麗。高さと浮遊感があってフォルムが美しいです。着地も静かで、常に足音もほとんどしません。何より今回は、ラコットのあの過酷な足捌きを正確で美しく、クリアにこなしていて感動しました。
初めて東バを見たときから木村さんは好きだったけど、正直、年齢的にこれから下り坂なのかと思っていたんです(失礼なこと言ってすみません…)。実際、時々見るクラシックものはテクニックが不安なところも無くはなかったし。踊りの中にハッとするほど美しい瞬間と「惜しい!」という瞬間があって、勿体無いな〜と思っていつも見ていたんですが、その「惜しい!」の瞬間が無くなってきたんです。私が勝手に「これからが下り坂なのかな」と思ったのは大きな間違いで、私はまだ木村さんが完成される途中を見ていたのかもしれない。今この木村さんが来年のバジルを踊らないのが、やっぱり残念だと思ってしまいました。いつまで言ってても仕方のないことなんですけど、、、。

斎藤さんはやっぱり上手いなと思いました。好みが分かれる斎藤さんですが、私はわりと駄目じゃないんです。初役とは思えないほどすんなりと物語に馴染んでいるところが、斎藤さんのすごいところだなと。1幕の最後の方は体力が心配になりましたが、あの過酷なラコットの振付も難なく踊っているように踊ってくれたし。1幕の無邪気な(あれを一言で無邪気と言って良いのかは微妙ですが)フルールも好かったけど、2幕のオンディーヌになってからは流石と言うか、体力的には2幕のほうがキツイはずなのに、それを感じさせない生き生きとした存在感に脱帽。1幕の城のシーンも実に見事に演じていたなと。

意外にも吉岡&後藤ペアよりも、斎藤&木村ペアの方が恋人たちの熱々な感じが出ていたように思います(1幕)。見るまでは、斎藤さんと木村さんってあまり合わないんじゃないかと思っていたんですが、そうでもないんですね。吉岡さんと後藤さんは、若々しくて見目麗しいカップルでした。でも、初日の斎藤&木村の印象が強くて、私としてはやや薄味な印象が残ってしまった。
吉岡さんは城のシーンの演技も結構控えめ。ラコットの細かい足捌きはちょっと大変そうに見えるときもありました。後藤さんは、木村さんのシャープでクリアな踊りに対して、もっと輪郭の丸い甘やかな印象。時々ちょっと重たそうに見えるところもありましたが、すごく頑張っていて、彼も「惜しい!」の瞬間が本当に減ってきたよなと思いました。

パ・ド・サンクの4人がそれぞれに素敵で、嬉しくなりました。振付はそれぞれにハードそう。でも、皆さん優雅で可愛らしくて、見応えがありました。特に好きなのはやっぱり西村さんと小出さん。第3ヴァリエーションの西村さんは、胸のすくようなクリアな踊りを見せてくれました。複雑なステップも正確で丁寧、ごまかしがなくて余裕のある明快な踊り。そしてあの独特な優雅なオーラがとても好きです。小出さんの第4ヴァリエーションは、ゆっくりとしたテンポの優雅な踊り。難しそうなゆったりとしたテンポもしっかりと音を捉えて外さない、伸びやかで優雅な踊りにウットリでした。

男爵の中島さんは脚が綺麗!細くて、そしてシャープによく動くんですよ〜。丁寧に踊っているのが感じられて、とても好かったです。しつこいけどラコットの振付は、細かいステップがこれでもかこれでもかと続くんですが、中島さんは綺麗にこなしていました。もうちょっと背が高いか、身体がしっかりしていると、男爵らしい貫禄が出ると思うんですけどね〜。

井脇さんのドナウの女王は、優しい存在感でとっても素敵でした。彼女の笑顔って、可愛らしくて優しいんですよね〜。フワッと柔らかな踊りでニッコリ笑った瞬間、舞台の空気がパァ〜っと柔らかくなるような気がしました。ドナウの女王は踊りがやや少ないのが残念でした。田中結子さんが、またとっても好かったんですよ〜。嬉しい驚きでした。ドナウの女王のヴァリエーションでは気合の入った堂々たる踊りで、貫禄すら感じさせてくれました。細かいステップも軽快にこなして、清々しい踊りでした。健康的な明るさがあって好かったです。


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2006年11月21日

明日から旅行/ハンブルクのカレンダー到着

今日家に帰ったら、アマゾンからハンブルク・バレエ団2007年のカレンダーが届いていました♪ サイズとか確認していなかったので、予想以上の大きさに驚いた。ちょっと忙しくてまだ開けていないんだけど、とっても楽しみです♪

まだ『ドナウの娘』について書きたいこともあるんですが、今日も帰宅が遅くて書けませんでした。どんどん記憶が薄れてしまう、、、。ダンサーのことや、釈然としないストーリーのこと、男爵のこと。なるべく早く書かないと、今月末からは遂にマリインスキーの公演も始まるし。

明日から家族で旅行に行ってきます。近場で一泊ですけど。のんびりしてきま〜す。
posted by uno at 01:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月19日

東京バレエ団『ドナウの娘』

『ドナウの娘』の感想です。私は初日と中日を鑑賞。2日間まとめて書いてしまいます。突っ込みどころ満載でしたが、とりあえず私は東バのファンだということで、基本的にはとても楽しい2日間でした。

東京バレエ団『ドナウの娘』<全2幕>
日本初演
2006年11月16日(木)/17日(金)
東京文化会館
16日の主な配役
17日の主な配役


【第1幕】
1幕/森
幕が上がると、下手奥にフルール・デ・シャンが横たわっています。「あるときドナウ川上流の岸辺で発見され、村人の養女として育った」という設定らしいので、発見されるところから始まるのかと思ったら、どうやら居眠り、もというたた寝をしていたらしい。傍に青い花で編んだ首飾りが落ちているので、それを編んでいるうちにウトウトしてしまったのかなと想像。そこへドナウの女王が上手から台車に乗ってスーッと登場。彼女に祝福を授け(るように私には見えた)、花の首飾りを置いて下手へ退場。首飾りは後で、一つは養母に、もう一つはルドルフに。
舞台はこんもりとした森の中。下手にデシャンと養母の家。背景幕には遠くまで続くドナウの流れ。養母に起こされて一緒にデシャンが家に入ると、ルドルフ登場。青い花をデシャンの家の扉に差すと、デシャンが出てくる気配を察して(たぶん)大きな木に身を隠します。この辺りは本当に『ジゼル』に似てる。出てきたデシャンは、ジゼルが登場したときと同じように、恋人の気配にウキウキ。「あっちかしら?それともこっちかしら?」と探すけれど恋人はいない。しょんぼりしたところで背中越しにルドルフにぶつかります。
『ジゼル』と違うのは、1幕でも主役の2人の踊りが多いというところ。まずここで2人でひとしきり踊って、村人たちが登場してから、もう一度本格的に踊ります。この時点で既にちょっと体力が心配になってくるくらい、、、。しかもラコットの振付は本当にステップが複雑で細かくて大変そう。なんて言うんでしょう、男性のヴァリエーションは、床に足が付いている時間が極めて短い。あの浮遊感のある振付を美しく踊るには、相当体力が要りますよね〜。1幕の森の中の場面は、主役の2人は休む暇無しという感じでした。
ちょっと面白かったのは、指輪の演出。岸辺でうたた寝をする2人のところへ、またしてもドナウの女王が台車に乗って登場。2人の左手の薬指に指輪をはめて、スーッと消えていきます。起きた2人はびっくり!互いの愛を誓い合う訳なんですが、なんと言うか展開が早くて、サーッと出てきて、パッパッと指輪をはめてサーッと消える様は、ちょっとコメディ?入ってませんか?
コメディと言えば、噂の字幕です。城の男爵が花嫁候補を探しているというお触れが、大っきな字幕で出てくるんですよ〜。2本の棒に布を渡した字幕を、2人の人間でチュルチュル〜っと広げます。
「男爵は花嫁選びのため
 貴族・村人にかかわらず
 すべての若い娘を城に招待する」
これは完全にギャグだと思っていいんでしょうか?だって、小道具とマイムで説明できないことないですよね?『眠り』で「今後糸紡ぎをした者は…云々」みたいに。1日目は「え〜…」と思ったんですが、2日目には慣れた、ことにした。これはきっと、『パキータ』的なドタバタ喜劇の要素なのよね?

で、どうしてデシャンは城に行くことになったんだろうかと。あれは村人たちに推薦されちゃったのかしら?養母は乗り気だし、断れなくて行くことになったということでしょうかね。足を引きずって、ちょっと頭のおかしなふりをしてまで城に行かなければならなかったことに、説得力がないんです。「行かなきゃいいじゃん」と思ってしまった。あれは、美人の娘がいると噂を聞いた男爵の「命令」だったということで勝手に納得したんですけど。

1幕/城
男爵の城でのシーンは豪華です。とにかく舞台上の人数が多い。舞台の奥には7・8段くらいの階段があって、下にはドナウ川が臨めるらしい。それぞれの衣装は悪くないんだけど、全員が揃うと色合いが良くなかったと思います。48人のコールドが揃って踊ると色がバラバラ。もっと綺麗に調和してたらな…と、少々残念でした。
デシャンは頭にねずみ色の頭巾(ストール?)を巻いて登場。片足を引きずって、少しばかり頭の弱い感じを演じます。男爵の前では頭巾でギクシャクと踊り、男爵が見ていないと頭巾を取ってルドルフと踊る。それを村人たちが庇って隠す場面が延々と続きます。ちょっと長かった。デシャンに興味を持つ男爵。「顔を上げてごらん」とデシャンの顎に手をやる中島男爵が素敵でした。「この娘はちょっと頭がおかしいんですよ」と言うルドルフを、真面目な顔で制する男爵がまた素敵。男爵は美しく哀れな娘、デシャンに本気で興味を持ったんでしょうか?それとも、彼女の嘘を見抜いて怪しんでいたの?中島さんの演技からは前者を感じましたけど。プログラムのあらすじが簡潔すぎて、説明不足にも程があるんですよね〜。あれだけ長い1幕の解説が、たったの9行ですもん。森5行、城4行。謎が残るわ〜。
舞台を対角線上にズラッと並んだ(確か)28人の娘の中から、デシャンを選ぶ男爵。平野さんの伝令官が、端から「この娘はいかがですか、ではこの娘は」と男爵に尋ねるも、すべて首を横に振る男爵。真ん中辺りはすっ飛ばして、デシャンのところまでツカツカと歩み寄って、やや威圧的な感じでデシャンを指名。あの威圧感があるから、ひょっとして男爵は嘘を見抜いていたんじゃないかと思っちゃったのよね。
デシャンとルドルフは、自分たちが恋人であり結婚の約束をしていることを説明して、何とか見逃してくれるように男爵に懇願します。その間、護衛に押さえ付けられている木村さんが素敵。男爵の怒りと、デシャンが身を投げてからの取り乱しようが、尋常ではないので、かなり色々と妄想が広がりました。その辺はまた書きますが。
デシャンはパーッとテラスの階段を駆け上がり、ドナウ川へと身を投げます。「男爵、あんたのせいだ!」「私が!?何を言う、お前が悪いんだ」「あいつをひっ捕らえい!」というような遣り取りがありまして、駆け出したルドルフを護衛たちが追って行きます。舞台の中央、突き上げた両手で顔を覆って嘆く男爵の姿で幕を閉じます。男爵の嘆きが妙に心に残った幕切れでした。

【第2幕】
2幕/ドナウの川岸
幕が上がると、舞台の中央に倒れているルドルフ。そこへデシャンの幻影が現れて、ルドルフと踊ります。デシャンの幻影が消え、再び同じ場所に倒れたルドルフのもとへ男爵一行が到着。ルドルフを起こそうとした伝令感を制して、男爵自らルドルフを起こします。目覚めたルドルフは、既にこちら側の人ではなくなっていて、男爵の姿も目に映らない。デシャンの幻影を追い求めるように彷徨います。自分でも何がどうなったのか分からない、、、デシャンを失った悲しみを一つ一つ記憶を辿って思い出し、伝令官の顔を見たときにピントが合ったような、そんな感じでした。伝令官の腰から刀を抜き取り、男爵に切りかかろうとします。
で、ルドルフの投身の場面なんですが、「アレ??」っていう。デシャンのときと違って、高いところから飛び込むのではなく、フラットな舞台で岩のセットの向こうにパタって倒れるだけなので、ちょっと笑えちゃって悲劇感が薄れてしまいましたよ…。

2幕/ドナウの川底
緞帳が上がると紗幕。その向こうを、ルドルフが川底へと落ちていくシーンから始まります。これが上手くいけばすごくいいアイデアなんですけど、危なっかしくてヒヤヒヤしてしまいました。舞台の上から網が下がってるんです。その網に足と手を上手く引っ掛けて、グルグルと回転しながらゆっくり落ちてきます。遠くだと網が見えなくて、ちょっと不思議なシーンなのではないかしら。初日の木村さんは、最初に足が引っかかっちゃたのを除けば、とても上手に下りてきたと思います。後藤さんは衣装が何度も引っかかってしまって、残念でした。
ルドルフは、しばらく舞台の中央に伏せたまま。いよいよオンディーヌたちの場面です。後はひたすらロマンチック・バレエの白の世界。ヴェールを被ったオンディーヌたちの中からデシャンを見つけ出すのは、最後の見せ場なんだと思ってたら、わりと最初に見つけてしまいます。で、ひたすら踊る踊る。

最後は背景の紗幕の向こうを、地上へと向かって上っていく二人の姿で終わります。『ラ・シルフィード』でも、シルフィードが空中を舞いませんでしたっけ?あれは一瞬「おぉ〜」とは思うけど、それが効果的でなかった場合に、「それだけかい」と突っ込まれる危険な演出だと思うのですが、今回はちょっと突っ込みたくなったな…。だって、大掛かりに吊ったわりには、盛り上がらないラストなんだもん…。その後、陸で2人の結婚式とか、大団円が待っているんだと思いました。流石にそれやったら長いですけどね。何も悪いことしてないのに、男爵の扱いに救いがなくて、ちょっと悲しかったです。


誰もが知っている話ではないので、全体の流れを書いてみたんですが、幕を追って書くのがすごく苦手な私にはシンドイ作業でした、、、。記憶違いもあると思いますので、ご了承を〜。
posted by uno at 01:57| Comment(4) | TrackBack(0) | バレエ公演2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする