2006年08月31日

後藤兄弟の予定など

ずっと迷っていたんですが、佐多達枝バレエ公演『庭園』を見に行くことにしました。もちろん一番の理由は、元東京バレエ団の後藤和雄さんが出演するからです。最初は見に行くつもりはなかったんですけど、サイトの公演写真が綺麗でね〜。ちょっと見たくなっちゃんたんです。
私は、佐多達枝・川内昭和バレエスタジオに電話をしてチケットを取りました。電話の第一声(男性)は「はい」しか言ってくれなくて、「○○バレエスタジオです」みたいなアナウンスは無し。ちょっぴり不安な対応でしたけど、感じは悪くなかったです。大丈夫かな〜と思ってたら、次の日にはチケットと郵便振込用紙が届きました。早い!しかも送料など手数料は一切取られませんでした。本当にチケット代のみ。ありがとうございます〜。同封されていた案内によると、「まだ良いお席が残っております。お知り合いの方でご希望の方がおいでになりましたらどうぞお誘い合わせ下さるようよろしくお願い致します」とのこと。確かに届いたチケットはいい席でした。やや舞台から距離はあるけど、通路のすぐ後ろの列なので前の人の頭を気にせずに見ることができる良席です。チケットぴあでも、まだいい席が残ってましたよ〜。

2006 佐多達枝バレエ公演『庭園 the summer garden』<新作>
9月26日(火)19:30
9月27日(水)18:30
会場:メルパルクホール
A(指定席):5,000円(当日5,500円)
B(自由席):3,000円(当日:同じ)

佐多達枝・川内昭和バレエスタジオ


もう一つ、見に行くかどうか迷っている公演がありまして、、。
『小林恭バレエ団公演56』です。東京バレエ団の後藤晴雄さんが「シェヘラザード」で金の奴隷を踊ります。これは見たいです〜。チケットぴあで見てみたら、まだ全席種残っているようです。でも、前回セェリ・ユース・バレエ団の公演で、後藤さんが怪我のため降板というショックがあったので、変に警戒してしまいます。あと、マラーホフ版の『眠れる森の美女』で、何故かフォーチュン王子を降板してませんでしたっけ?楽しみにしていたので、あれも結構ショックでね〜。不吉なことばっかり言ってすみません…。降板を恐れていたら何もチケットなんて取れないんですけどね。もう少し考えて、近々電話をしてみるかもしれません。

小林恭バレエ団公演56
「シェヘラザード」「ペトルーシュカ」「韃靼人の踊り」
2006年10月14日(日)18:30
会場:ゆうぽうと簡易保険ホール

「シェヘラザード」
 ゾベイダ:下村由理恵
 金の奴隷:後藤晴雄
「ペトルーシュカ」
 ペトルーシュカ:小林貫太
 踊り子:前田新奈
 ムーア人:窪田央
「韃靼人の踊り」
 フェーダルマ:下村由理恵

小林恭バレエ団


それと、ぴあとe+からメールが届きました。小林十市さんの次の舞台が決まっているようですね〜。次々に舞台のお仕事があって、十市さんが活躍しているのは嬉しいですね。こちらはプレリザーブ/プレオーダーともに8月30日から開始だそうです。

『BURN THIS』=焼却処分=
2006年11月17日(金)〜11月22日(水)
会場:青山円形劇場
e+
電子チケットぴあ


★ぴあのプレリザーブに新機能が加わったそうです。
【メールから引用】
「1つのプレリザーブの中で複数の公演を購入可能な「複数公演エントリー」が新たに使えるようになります。「何回でも観に行きたい」というお客様に、大変便利なサービスです。」
※公演によっては相変わらず「1公演1回のみ」だそうです。

これは結構ありがたいサービスだと思います〜。私自身はあまりぴあやeプラスで複数申し込むことはないけども…。
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2006年08月30日

吉田都 出演/『学校へ行こう!MAX』

本日8月29日(火)放送の『学校へ行こう!MAX』(TBS)を見ました。

「悩めるバレエ学生を応援」という企画はシリーズ化されたんですかね?今回は吉田都さんが登場です。と〜っても素敵でした。レッスン着で少し踊っただけで、空気が変わるのを感じました。本当に!

「悩めるバレエ学生」は15歳の望月理沙さん。身長153cmという彼女の悩みは、体型へのコンプレックス。今年高校一年生の望月さんは、高校を中退してバレエの道へ一筋に進むことを決めたんだそうです。それを聞いた都さんが、「それだけちゃんとした意思があれば、絶対叶うから大丈夫」と力強く語っていたのが印象的でした。

望月さんのレッスン場を訪れたV6のお2人は、彼女を連れてとあるバレエ会場へ向かいます(メルパルクホールでした)。そこでまず、「英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル吉田都物語」という映像を見ます。都さんのインタビューも交えた、彼女のバレエ人生を綴ったVTRです。その映像の最後に、都さんから望月さんへのメッセージが送られるんですが、もうなんか私が勝手に感動しちゃって、泣きそうになりましたよ〜。で、続いて都さんご本人がステージに登場。また泣きそうになりました。

その後は、都さんによる特別レッスンです。題材はキトリのヴァリエーション。「自分の脚と遊ぶような感じで」とアドバイスする都さん。実際に都さんがそのステップを踊ってみると、「ああ、なるほど〜!」と頷けるんです。そのステップの安定して軽やかで美しいこと!短い放送なのでわかりませんが、教え方も的確でとても上手なのでは?という印象を受けました。

最後に都さんから望月さんへ、その場でサインを入れたトウシューズのプレゼント。8月の初めの公演で履いたと言っていたので、スタダンの『くるみ割り人形』のことですかね?またここでも何故か私が感激して泣きそうになりました〜。

8月20日(日)に放送された芸術劇場も見ました。ここでも都さんがインタビューに答えているんですが、彼女の姿はおっとりとして、不思議な魅力を発していますよね。9月からの移籍先がKバレエというのは、正直ちょっと微妙な部分も無くはないんですが、でも今日の「学校へ行こう!」や芸術劇場での彼女の姿を見ていたら、これから先、今まで以上に彼女の踊る姿を日本で見ることができるかもしれない幸せを感じてワクワクしました。
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2006年08月29日

吉田都さんKバレエ移籍の話題。

既にあちこちで話題になっていますが、吉田都さんが9月から熊川哲也のKバレエに移籍するそうですね。

久しぶりに本っ当にビックリしました。
移籍話が多い最近の中でも、これほどバレエブログを駆け抜けた話題はなかったのではないでしょうか?
「へぇ〜」な移籍。「えーーっ!」な移籍。ショックな移籍。中にはあまりに悲しくて夜中に涙してしまった移籍…。色々ありましたが、都さんのKバレエへの移籍は本当に驚きました。これは比較的予想範囲内の移籍なんでしょうか?私は、都さん事情もロイヤル事情もKバレエ事情もあまり詳しくないので、予想だにしていなかった。都さんはロイヤル・バレエでバレエ人生を終えるんだと思っていました。
まあ、でも、日本のバレエ団でどこに移籍するかって言ったら、やっぱりKバレエなのかな〜。

実は私、まだKバレエの公演を見たことがないんです。熊川さんが踊っているところを見たこともない。な〜んとなく好みじゃないような予感がして、敬遠しております…。チケット代が高いのも理由かもしれない。好きならチケット代が高かろうとサクサク見に行っちゃうんですけどね〜。これが他の日本のバレエ団みたいに、S席10,000円〜12,000円くらいだったら、試しに見てみよっかな〜と思えるんですけど。舞台セットが豪華らしいので、そこはすごく惹かれます。

都さんが日本で踊る機会が増えるのはいいことですよね。Kバレエなら地方公演もあるし。たくさんの人たちに見てもらうことが都さんの希望でもあるんじゃないかしら。っていうのは私の勝手な想像ですが、都さんってそういう印象があるんです、私の中で。

私自身、都さんを見る機会が増えるのは嬉しいんですが、なんとなく彼女には最後までロイヤルで踊ってほしかった気もします。そして、移籍先がKバレエっていうのも、ちょっぴり微妙だし…。ついに私がKバレエを見に行く日が来るのね〜。こうなると、去年のロイヤルの日本公演で都さんが踊った『シンデレラ』を見に行かなかったことが、ますます悔やまれます…。もう私はロイヤルで踊る都さんを見ることはできないのね、、、。あ〜、失敗。

Kバレエのサイトによると、
8月31日(木)に記者会見
9月1日(金)以降、正式な移籍
 
だそうです。随分急な発表でしたね、、、。記者会見っていうのは、テレビで見られるのかしら?


因みに私は今日、無事に東バ3演目通し券の申し込みを済ませました。どんな席になるのか楽しみだな〜。
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2006年08月27日

東バ3演目通し券◇アッサンブレ優先予約

少し前なんですが、アッサンブレからDMが届きました。
東京バレエ団『くるみ割り人形』&3演目特別通し券のご案内です。よかった〜。アッサンブレは3演目通し券は扱わないんだと思ってました。全演目全日程見に行く私にとっては、こんなにありがたい話はないですよね。受付期間は明日から3日間。電話かFAXなので、私は電話で申し込みます。FAXは届いたかどうかいつも不安なんです。と言って、今までに届かなかったことはないんですが、できるだけ不安を解消するために電話を利用しています。まあね〜、電話は時によっては対応があまり良くないので、なるべくNBSやアッサンブレには電話したくないんですけどね…。アッサンブレはそうでもないっけ?

そういえば、さらに少し前に『ドナウの娘』のアッサンブレ優先予約も申し込ました。斎藤&木村と吉岡&後藤の2日間見に行く予定。

ピエール・ラコット氏のイベントが企画されていますね。講演会?トークショーと言うのかしら?NBSチケットセンターで買っても買わなくて応募できるらしい。希望者が定員を超えた場合は、期間内(9月20日〜10月20日)に受付を終了する場合があるそうです。会場は東京文化会館の大ホールなんだけど、定員っていったいどれくらいなんでしょうね?

アッサンブレでも特別イベントとして、『ドナウの娘』のリハーサル見学会があります。チケットを購入したアッサンブレの会員が対象で、抽選で80名。私は応募する予定はないんですけどね〜。

ラコット氏のイベントについては、東京バレエ団のNews Blogで。
こちら
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2006年08月26日

世界バレエフェス【ファニー・ガラ】メモ

今更ですが、世界バレエフェスティバル・ガラ公演のおまけの演目、ファニー・ガラのメモを。既にかなり記憶が薄れていますので、簡単に。しかも結構間違っているところもあるかもしれません…。

その前に、一つ思い出したことがありまして。
ガラのカーテンコールで、リアブコ&ウルバンのハンブルク組の隣がジル・ロマンだったんですが、ジルとリアブコが互いの腰に手を回して労をねぎらうようにしていたのが印象的でした。わりとお知り合いなのかしら?以前から交流はあるんでしょうかね〜?まあ、ノイマイヤーとベジャールが親しければ当たり前?兎にも角にも素敵な場面でした。

第11回世界バレエフェスティバル【ファニー・ガラ】
2006年8月13日(日)15:00 東京文化会館



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2006年08月25日

マリインスキー・バレエ◇キャスト変更…/【追記】

早くも出てしまいました…。マリインスキー・バレエ日本公演のキャスト変更がジャパンアーツとフェスティバルホールのサイトで発表されています。

ジャパンアーツ
フェスティバルホール

要は、ゼレンスキーが出演できなくなったみたい…。

残念ですー!!

東京の『海賊』『白鳥の湖』に関しては、ゼレンスキーのまま。これももしかして危ないのかしら?うぅ…、考えたくない、、、。

【追記】
コメントで教えて頂きました。ありがとうございます。
どうやらゼレンスキーの降板はダブルブッキングだったんですね〜。11/28〜12/2まで、サドラーズ・ウェルズ劇場でダーシー・バッセル&イーゴリ・ゼレンスキーの公演があるのだそうです(何て魅力的な公演…)。ダブルブッキングって…。ジャパンアーツさん、しっかりしてよ〜。

12月4日(月)東京文化会館<オールスター・ガラ>

◆「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
ノーヴィコワ/ゼレンスキー → ノーヴィコワ/ファジェーエフ
◆「ロミオとジュリエット」
ゴールプ/ファジェーエフ → ゴールプ/クズネツォーフ

11月26日(日)びわ湖ホール『海賊』
◆イーゴリ・ゼレンスキー → レオニード・サラファーノフ

12月2日(土)フェスティバルホール『白鳥の湖』
◆イーゴリ・ゼレンスキー → ダニーラ・コルスンツェフ

いつの間にやらブログもスタートしていました。因みにgooブログ。「今日の秘蔵写真」というヴィシニョーワのリハーサル中の写真がすーごく綺麗。
→マリインスキー・バレエ 公式ブログ
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全幕特別プロ『ジゼル』東バ編

全幕特別プロ『ジゼル』、東京バレエ団の面々の感想です。15日・17日合同でいきます。

第11回世界バレエフェスティバル全幕特別プロ『ジゼル』
2006年8月15日(火)18:30
2006年8月17日(木)18:30
東京文化会館


東バの『ジゼル』でいつも楽しみにしているのが、木村和夫さんのヒラリオンです。彼のヒラリオンは至芸の域に入ってますね〜。よく考えられていて、演じ込んでいて、そして全てが自然。細やかな演技に感心してしまう。彼もまたジゼルが好きで好きでたまらない人なのね…。1幕ではやっぱり、幕切れが最高です。アルブレヒトに剣を向けられ、「殺すなら殺せ。いっそ殺してくれ!」と言っているかのように、両膝を着いて両腕を広げるあの姿にいつもウットリ。その後は拳で地面を叩いて嘆き、片腕を天に突き上げて、幕。1幕の最後はいつも大変です。ジゼルは既に息絶えているので、アルブレヒトを見るか木村さんを見るかで悩む…。2幕では美しい踊りを堪能。息も絶え絶えに踊る姿がセクシーなんですよね〜。

井脇幸江さんのミルタも楽しみにしている一つです。今回もとっても好かった。井脇さんのミルタが創り出す冷たくて透明感のある空気が素晴らしかった〜。2幕の冒頭で彼女が踊る場面は、青白くて透明な幽玄の世界でした。あの揺るぎない踊りがとても好きです。輪郭がはっきりしているというのかしら?単に私の好みなのかもしれませんが。
大島由賀子さんのミルタも好かったんですが、やっぱりまだ井脇さんには敵わないな〜と。いや、私は大島さんはとても好きなダンサーなんですよ。ミルタのソロでは、ほんわか優しい雰囲気が漂っていて(それが彼女のいいところなんですが)、「この世ならざる存在」という意味ではやっぱり井脇さんでした。

井脇さんのもう一つの役どころであるバチルド姫は、とにかく気位の高いお姫様という感じ。身分の高さが歴然としています。ピンと背筋の伸びた毅然とした身のこなしが見事でした。井脇さんのバチルドは、ジゼルが狂乱している場面で、ジッと一人、アルブレヒトを見つめているんです。他の人たちは、もちろんジゼルを見てるの。ジゼルの一挙一動に反応しているんだけど、井脇さんだけはアルブレヒトから目を逸らさない(時々顔を伏せている時以外は、です)。見つめているというよりは、「睨んで」いる。許せないのだと思います。自分を裏切ったアルブレヒトを。それなのに、彼はジゼルの方を、ジゼルだけを見ている。ただ憎くて許せないのではなくて、やっぱり井脇さんのバチルドもアルブレヒトを好きだったんじゃないかなぁと思ったんです。身分が高くてプライドも高いお姫様なので、単純に「許せないわ!信じられないわ!」という感じも一見するんですが、なんかそれだけではない気がするんですよね。彼女自身気が付かないうちに、アルブレヒトを目で追ってしまっているんじゃないかしら? しかもこれは、マラーホフのアルブレヒトだからですよね。マラーホフが本当にジゼルを愛しているアルブレヒトだから、こんな風に感じたのかもしれません。まあ、あの、私の妄想もかなり入ってますので…あしからず。

ペザントの踊りでは、今回は平野玲さんに釘付けでした。散髪した?髪型がすっきり素敵になっていて、さらに格好よくなっていました〜。脚が綺麗♪ジャンプも高さがありました。東バのパ・ド・ユイットは、どこを見ていいかわからなくて困ります。特に男性陣!東バファンの私にとっては豪華すぎる〜♪ 女性陣は、やっぱり小出さんを見てることが多いです。好きなんで。そういえば、やっぱり門西さんがどこにも出ていないのが気になります。全幕プロはどれも出てないんじゃないかな?前は、このペザントを踊っていたのに、、。今回は佐伯知香さんが新たにペザントに参加。小柄で丸っこいお顔がとっても可愛らしい人です。

ドゥ・ウィリの西村真由美さんが東バのブログの中で、ポワントを変えた話をしていて(→こちら)、それによると新しいポワントは足音がうるさいとのことだったので、気がかりだったんです。彼女はいつも足音が静かで、そこも好きなところなんで。確かにいつもの西村さんよりもコツコツいっていた気がするんだけど、そう思って聞いていたからかな?でも、全然気になる程ではなくて安心しました。乾友子さんのドゥ・ウィリもとても好かったです。小出&長谷川ペアに比べると大人の雰囲気ペア。素敵でした。


今回の東京バレエ団の『ジゼル』、2日間ともとてもいい舞台だったのではないでしょうか?ヒラリオンは両日とも至芸の木村さんだし、森田雅順さんのウィルフリードも健在(素敵でした)。着実にソリストが育ってきていて、コールドは相変わらずよく揃っていて見応えがあります。一時、世代交代などの余波を受けて、ややコールドも精彩を欠いていた気がするんですが、その感じもすっかり無くなったし。ミルタやドゥ・ウィリも、どちらもいいわね〜と余裕の構えで楽しむことができました。あれだけ色合いの違う2組の主役に、違和感なくしっくり溶け込んでいて。いや、なんかダラダラ取り留めがなくなりましたが、全体としてとても出来がよく、全員がいい舞台にしようと心を一つにしているのが伝わってきて、とても嬉しくなりました。


続きを読む 両日のキャストはこちらで。
posted by uno at 01:46| Comment(4) | TrackBack(0) | バレエ公演2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月24日

全幕特別プロ『ジゼル』8月17日

ヴィシニョーワ&マラーホフの『ジゼル』もとてもいい舞台でした。日を置かずにこんなに素敵な『ジゼル』を2つ見ることができるなんて、なんて幸せなんでしょうね〜。

第11回世界バレエフェスティバル全幕特別プロ『ジゼル』
2006年8月17日(木)18:30 東京文化会館

◆主な配役◆

ジゼル:ディアナ・ヴィシニョーワ
アルブレヒト:ウラジーミル・マラーホフ
ヒラリオン:木村和夫

【第1幕】
バチルド姫:井脇幸江
侯爵:後藤晴雄
ウィルフリード:森田雅順
ジゼルの母:橘静子
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):
 小出領子―古川和則、高村順子―中島周
 長谷川智佳子―平野玲、佐伯知香―大嶋正樹
ジゼルの友人(パ・ド・シス):
 浜野香織、西村真由美、乾友子、高木綾、奈良春夏、田中結子

【第2幕】
ミルタ:大島由賀子
ドゥ・ウィリ:西村真由美、乾友子

指揮:アレクサンドル・ソトニコフ
演奏:東京フィルハーモニー管弦楽団


全くの別物でしたので比べても仕方がないんですが、今回に限って言えば私はコジョカル&ルグリ組に感情移入して見ていました。単純に、よりたくさん泣いた、ということなんですが。2人の間の「ラブラブ度」という意味では、ヴィシニョーワ&マラーホフ組の圧勝。(いや、コジョカル&ルグリにも深い愛があったんですよ。) マラーホフは、ジゼルが好きで好きで堪らないというアルブレヒト。井脇さんのバチルド姫がとにかく怖くて、彼女との婚約はアルブレヒトにとっては意にそぐわないものであるということに説得力を与えていました。だからマラーホフは、バチルドの手にキスをしないの。腹を決めて彼女の手をとり、ゆっくりと顔を近付けるんだけど、あと5cm!(勝手な想像ですが、気持ち的には5cmくらい)ってところで、沈痛な面持ちで顔を横に背けるんです。しかも観客とは逆に。表情は見えないけど、その姿からアルブレヒトの心の叫びが聞こえるようでした。で、間髪入れずにジゼルが割って入ります。

1幕のヴィシニョーワは、どんなに可愛らしく素朴に振舞っても、やっぱりお姫様度が高い。美しくて華やかで、なかなかどうして村娘には…。でも、前に見たときよりはかなり素朴感も増していたと思います。実は私、ヴィシニョーワの狂乱の場面があまり好きではないんです。あの“イッちゃってる”顔が怖い…。でも、今回はもっと抑えた演技をしていました。
それよりも気になったのは、アルブレヒトが剣を落とす場面です。ヒラリオンが角笛を吹くと、観念したように「そうだよ、俺おはお城の王子さ。これで全て終わりだよ」とでも言うように(すみません、妄想入ってます)、ジゼルの方へ剣を放るように捨てるんです。こんな演技したっけな〜?と思ってDVDを見直したんですが、やってました。なんか今回は気になったの。なんだろう?そこだけジゼルへの愛が薄れちゃったというか、「え〜、そのやり方、冷たいじゃん!」って思っちゃったんですよね。あれはどういう意味なんだろうか?この恋が終わってしまったことへの絶望?彼にとっても一巻の終わりというくらいに計り知れない喪失だったんでしょうか?それともやっぱりジゼルとの恋は遊びだったのかな…。

1幕で気になったのは、村人たちが1列になって、その両端にジゼルとアルブレヒトがついて踊る場面。その直前に具合の悪くなったジゼルをベンチに座らせて、アルブレヒトだけ踊りに加わり、ベンチにいるジゼルに手を振るという演出でした。これは私は初めて見ました。「これはいい!」というほどではなかったけど、「へぇ〜、これはこれで新しいな」と。ジゼルへの気遣いが感じられて好かったです。具合の悪くなったジゼルを見て、「お前が大丈夫か」というくらい取り乱すマラーホフが結構好きなんですけどね〜。
あと、ヒラリオンに対して思わず剣を抜こうとして腰に手を当てる、という演技をしていませんでした。いつもやってましたよね?なんか、色々新しい演出というか、解釈にチャレンジしているのかもしれないですね。

2幕のヴィシニョーワは、踊り始めると舞台がほんのりピンクというか、ほんのりクリーム色というんでしょうか、やや明るい色合が差してしまうんですよね。彼女の個性でもあるし、いいところでもあるんですが、『ジゼル』の2幕にしては生命力がやや強い気がします。

最後、百合の束を持ったマラーホフは、お墓から遠ざかりながら一輪また一輪とそれを落としていきます。白い百合の道ができる。舞台に崩れ落ちながら、最後に手に残った小さな花をお墓の方へ差しのべるんですが、床からあと10cm!(これも想像ですが、気持ち的には、、、)っていうところで、その白い花をポトッと落とすんですよ〜。あ〜、その花だけは落とさないで…と思ってしまった、、、。

という訳で、マラーホフは新しい演出を考えているんだな〜とか、ヴィシニョーワのジゼルは前回よりとても好くなっていたな〜とか、やっぱり2人のパートナーシップは最高だな〜♪と思いながら見ておりました。ヴィシニョーワとマラーホフが生み出すあの幸福感が、何とも言えず好きなんです。

またしても東バの感想が書けませんでした…。また書きます(って、そればっかり…)。
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2006年08月23日

全幕特別プロ『ジゼル』8月15日

世界バレエフェスティバル全幕特別プロ『ジゼル』を2日間見てまいりました。日が経ってだいぶ記憶も薄れてきましたが、印象的だった場面などを中心に感想を書いていこうかなと。

第11回世界バレエフェスティバル全幕特別プロ『ジゼル』
2006年8月15日(火)18:30 東京文化会館

◆主な配役◆ 

ジゼル:アリーナ・コジョカル
アルブレヒト:マニュエル・ルグリ
ヒラリオン:木村和夫

【第1幕】
バチルド姫:浜野香織
侯爵:後藤晴雄
ウィルフリード:森田雅順
ジゼルの母:橘静子
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):
 小出領子−古川和則、高村順子−中島周
 長谷川智佳子−平野玲、佐伯知香−大嶋正樹
ジゼルの友人(パ・ド・シス)
 大島由賀子、西村真由美、乾友子、高木綾、奈良春夏、田中結子

【第2幕】
ミルタ:井脇幸江
ドゥ・ウィリ:小出領子、長谷川智佳子

指揮:アレクサンドル・ソトニコフ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団



最初に書いておきたいんですが、この日は1階L席で見ていたので、お墓は全く見えませんでした。本当に全く。『ジゼル』でL側は危険なのはわかっていたんですが、これほど完全に見えないとは思いませんでした。一応アッサンブレで取ったチケットなのに…。辛うじて見えるだろう思い、チケットは買い直しませんでした。完全に失敗…。『ドン・キ』のジプシーの場面のベンチより、『ジゼル』のお墓はじゃないですか?いいシーンなのに舞台は空っぽ…。むなしくオケが響いておりました。

今回の公演で一番驚いたのは、アリーナ・コジョカルのジゼルです。彼女のジゼルに落涙するとは思わなかった。と言うか、『ジゼル』でこれほど涙したのは初めてかもしれません。とても新鮮で現代的なジゼルでした。
現代的だと感じたのは、彼女が素朴で身近な、普通の女の子に見えたからかもしれません。物語の中の架空の女性ではなく、「そこにいる」女の子に見えたんです。派手ではないけど、丁寧な感情表現や仕草の一つ一つが彼女のジゼルを創り上げているようでした。
1幕のコジョカルは、とても可愛らしいジゼル。少しシャイだけど、無邪気で子供のようなジゼルでした。印象的だったのは、細かいことなんですが、バチルド姫が座る椅子を自分のスカートでササッと拭いたり、自らコップに水を注いで、そのコップの底の滴を同じくスカートでサッと拭ってからバチルド姫に渡す演技です。彼女が愛されて育って、真っ直ぐで純粋な心優しい女の子に成長したことが、そういう細かい演技から窺うことができました。ジゼルって、父親はいないみたいですよね?母親がジゼルに不憫な思いをさせないように、本当に愛して慈しんで育ててきた感じがしたんです。「お父さんはいないけど、わたし、寂しいなんて思ったことないわ」みたいな。この辺はかなり妄想が入ってますが……。彼女の丁寧な表現が、ジゼルの性格だけでなく、例えば母親との絆の深さだったり、そういうサイドストーリーまで感じさせる重層的な、通り一遍でない物語を創り出していたと思います。
1幕で印象的だったのは、やっぱり狂乱の場面です。実は私、この狂乱の場面でそれほど感情移入できたことってないんです。普通に感動して、最後にポロっと涙がこぼれる時もそりゃあります。でも、コジョカルのこの場面では、図らずもポロポロと泣いてしまいました。大袈裟じゃない彼女の演技がとっても好かったんです。少し眉をひそめただけの表情が、何とも悲しそうで…。アルブレヒトがした誓いのポーズをなぞって、小さく小さく何度も頷くのが切なかった。アルブレヒトを恨んでいる訳でも、自分の運命を嘆いている訳でもない。ただただ悲しげで、見ている私まで胸を締めつけられる思いがしました。

2幕のコジョカルは、生きていた時のままアルブレヒトを愛しているジゼルでした。なんか、悲愴感がない。自分を裏切ったアルブレヒトに対しても、自分が歩まなければならなかった運命に対しても、恨んだり絶望している感じはしない。ただ言えることは、アルブレヒトを愛しているということだけ。ジゼルの、全てを差し出したアルブレヒトへの愛に、心を打たれずにはいられませんでした。
生きている時と同じようにアルブレヒトを愛しているんだけど、その姿はやっぱり死んでいると言いますか、「踊ると溌剌としちゃうよね」という感じではない。青白い(でも、冷たくはない)幽玄の世界を創り出していました。
夜明けを告げる鐘が響くと、コジョカルは一瞬安堵の表情を見せます。そして次に、少しだけ眉をひそめた、あの何とも悲しげな表情を見せるんです。ここでもう私は、堪えきれずにポロポロと泣いてしまいました。その後、アルブレヒトを後ろから包み込むように大きく腕を広げて彼を起こします。ここで彼女が見せた母性的な暖かい表情に、さらに涙がこぼれました。
このラストの場面で、自分でも驚くくらいポロポロと泣いてしまいました。最初にも書きましたが、お墓が全く見えなかったので、最後の百合のやり取りが見られなかったのが本当に残念でした。


百合のやり取りが私には見えないところで行われて、百合の束を抱えたルグリが舞台の中央に戻ってきます。ゆっくりと前に進みながら百合を落としていくと、アルブレヒトの手には小さな白い花が残る(あれも百合?)。ここでルグリのアルブレヒトが、身悶えして嘆いたり悲しんだりしないのがとても好かったんです。もっと色々なものを噛みしめた表情。深い後悔と感謝の念を、彼は一生忘れないだろうなと思わせる、あの凛とさえしている表情に、また涙が溢れました。

そのルグリですが、彼はもう登場したときから貴族!ジゼルは遊びの恋なのか?と思わせる感じも有り、、。しかも、浜野さんのバチルド姫が美人で可愛らしくて、いい人そうだからさ〜。意にそぐわない婚約に見えないんですよね。ジゼルがバチルドに「どいうこと?彼は私の婚約者よ」と詰め寄っているときに、後ろでルグリがバチルドに「シー!」って!人差し指を唇に当てて「言わないで」っていう仕草をするんですよ。そりゃないよ〜。その後にジゼルがすがり付いてきても、まったく目を合わせないし顔も向けないんです。ジゼルは結構長いこと(ヴィシニョーワよりは長かった)、アルブレヒトの顔を両手で掴んで訴えているのに…。「嘘でしょ?」と言っていたのが、「どうして私の目を見ないの?」に変わる。ここでジゼルは壊れましたね、、、。本当に可哀想だった…。

ルグリの『ジゼル』を見るのは、これが最後でしょうね、、。でも、年齢的な違和感はなかったし、踊りも素晴らしかったし、また踊ってくれないかな…。

どうやら、会場にはカメラが入っていたので、テレビで放送されるようですね。1階17列〜19列のど真ん中、2・3個ずつ席を潰して録っていました。私としては、できればDVDも出してほしい。

東バの面々ともう一組の『ジゼル』については、また書きます〜。
posted by uno at 02:49| Comment(8) | TrackBack(0) | バレエ公演2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月21日

【ガラ】感想■第4部■/第11回世界バレエフェス

第11回世界バレエフェスティバル 【ガラ】
2006年8月13日(日)15:00 東京文化会館


■第4部■
30周年記念セレモニー
今回で7回目の出演となるジル・ロマンとマニュエル・ルグリ、今回が最後の参加となるアレッサンドラ・フェリ、そして指揮者のアレクサンドル・ソトニコフさんに、記念品の贈呈が行われました。ルグリはアルマンの衣装、ジルは黒のスタンドカラーのスーツ。フェリはジュリエットのヘアスタイルに私服の真っ赤なドレス姿でした。ここで、佐々木さんからオーレリ・デュポンの怪我についての説明もありました。

『椿姫』より第2幕のパ・ド・ドゥ
オーレリ・デュポン/マニュエル・ルグリ
オーレリの膝の調子が良くないため、予定されていた演目『ソナチネ』は急遽変更。Bプロと同じ『椿姫』第2幕のパ・ド・ドゥになりました。『ソナチネ』に十分なリハーサルを取ることが困難とのこと。バランシンの『ソナチネ』をとっても楽しみにしていたので、これは残念でした…。仕方のないことなんですけどね…。
オーレリの膝が気になってしまって、「無理をしないで、大事にしてね〜」と思いながら見ていたので、ちょっと作品に入り込めなかったというか、かなり雑念が入りました…。見た目には全然わからなかったと思います。ルグリのリフトも不安は感じませんでした。

『アダージェット』
ジル・ロマン
ジルのこの作品は、もう尋常な精神では見られなくなってます。冒頭、額に手を持っていく、あの遠くを見る仕草から涙が止まりませんでした。自分でもおかしいんじゃないかと思うくらい。両方の目から涙が滝のように流れて、本当に止まらないの…。リアルな話をしますと、後半は鼻水との格闘でしたけど…。
ジル・ロマンの『アダージェット』は、私の心の中のスイッチをポンと押します。どうあっても抗うことはできない、、、。そして、自分は「孤独」というものに弱いのではないかと最近思ったんです。(私自身が孤独な状態に耐えられないという意味ではなくて、です)。そのアプローチは様々に違っていても、孤独や喪失を表現しているものに弱いんです。どうあっても埋まることのない、心にポッカリ開いた穴を抱えている存在に心打たれます。どうしようもない喪失感に胸を締めつけられる思いがするんです。
ベジャールの描く孤独や喪失が、なぜか私の心に響くようです。彼が創り出すそれらの作品には、何とも言えない優しさが漂っているからかもしれません。人生というものに対する、人間というものに対する、ベジャールの尽きることのない愛が溢れていると思うんですよね。
ジルについては、もう何を書いていいのかわかりません。全ての動きが好きだし、全ての表情が好き。振り向く時の髪の動きも、飛び散る汗も忘れられません。流石に「歳をとったな…」と思う時はあります。お顔がね、疲れているときがある…。でも、踊りの美しさと切れは衰えを知らない。そしてそのオーラは、むしろ増す一方です。

『ロミオとジュリエット』(マクミラン版)
アレッサンドラ・フェリ/ロバート・テューズリー
もう一度フェリのジュリエットを見ることができて、本当によかった!今回、ポリーナ・セミオノワとマイヤ・マッカテリがジュリエットを踊ったわけですが、誰よりもフェリがジュリエットでした。女優フェリの真髄を見せてくれた気がします。本当に少女のようで、フェリより全然若いはずのポリーナやマイヤよりも「恋する少女」!
なぜか今回とても感動してしまったのが、ジュリエットが舞台を駆けるシーンです。あのフォルム!どうしてただ駆けるだけで、恋をしたジュリエットを造形できるんでしょう。
フェリが女優バレリーナと呼ばれることに、今回改めて深く頷きました。物語の中を生きることができる人なんですよね。それは、役者で言う「憑依タイプ」みたいなものとは全然違います。うまく言えないんですが、その物語や演じる人物を「生きる」ことができる、そういう人なんだと思います。

『ドン・キホーテ』
ルシンダ・ダン/マシュー・ローレンス
今回、3組が『ドン・キホーテ』を踊った中で、一番しっとり丁寧に見せてくれたと思います。Aプロのキューバ組を上回る超絶技巧で会場を沸かせることはない訳だけど、しっかり自分たちの『ドン・キホーテ』を踊っていたなと。キューバ組は「すごいもの見たな〜」と感動、Bプロのヴァルデス&コンヴァリーナは「私的には一番受け付けないタイプだわ〜」と敬遠。このオーストラリア組が一番安心して見ていられた気がします。ただ、この第4部の最後というのがね〜。キューバ組も、フェリ→ギエム→ジル→ヴィシニョーワ&マラーホフという、恐ろしいメンバーの後に踊ったわけですが、彼らは別次元の驚嘆があったからさ。オーストラリア組の正統派ドン・キは、やや分が悪かったかもしれません。と言うか、正直なところ私は『アダージェット』のおかげで普通の状態ではなかったので、あまり記憶がないんですけどね、、。でも、今回のフェスでルシンダ・ダンは結構好きになりましたので、来年のオーストラリア・バレエ団の公演は見に行こうと思っています。なんか、佐々木さんの思う壺なのが嫌だけど…。


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posted by uno at 01:32| Comment(4) | TrackBack(0) | バレエ公演2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする