2009年11月16日

マリインスキー・バレエ、キャスト変更

今日(16日)付けで、マリインスキー・バレエの『オールスター・ガラ』(11日)にキャスト・演目の変更が出ています。そういえば、もう少し前にも変更がありましたよね。そのときは、オスモールキナとコルサコフが怪我のために来日できなくなったということでした。今回は特に理由は書かれていないんですが、11日のガラにオブラスツォーワが出なくなってしまいました。ただ、他の日は降板していないので、怪我などではないのだと思います。

Japan Arts バレエ・ブログ

12月11日(金)19:00 『オールスター・ガラ』

【第1部】  「シェエラザード」
ゾベイダ:ディアナ・ヴィシニョーワ
金の奴隷:イーゴリ・コールプ

【第2部】  パ・ド・ドゥ集
「ジゼル」2幕のパ・ド・ドゥ
アナスタシア・コレゴワ、ミハイル・ロブーヒン

「ロミオとジュリエット」バルコニーの場面
アリーナ・ソーモワ、エフゲニー・イワンチェンコ
→ ヴィクトリア・テリョーシキナ、エフゲニー・イワンチェンコ

「別れ」
エフゲーニャ・オブラスツォーワ、ウラジーミル・シクリャローフ
→ 「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
 アリーナ・ソーモワ、レオニード・サラファーノフ

「瀕死の白鳥」
ディアナ・ヴィシニョーワ

「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」
ウリヤーナ・ロパートキナ、イーゴリ・コールプ

【第3部】  「海賊」組曲
メドーラ:ヴィクトリア・テリョーシキナ
コンラッド:ダニーラ・コルスンツェフ
アリ:レオニード・サラファーノフ → ウラジーミル・シクリャローフ
ギュリナーラ:アナスタシア・コレゴ
3人のオダリスク:マリーヤシリンキナ、ヤナ・セリーナ、イリーナ・ゴールプ


バレエ・ブログのダンサー紹介の記事(イスロム・バイムラードフの回)によると、今回のプログラムでは来日ダンサー全員の写真とプロフィールを掲載してくれるとのこと。そういうの大事ですよね〜。ジャパン・アーツさんの心意気、買います。これに関しては、すべての招聘元のすべてのプログラムで実現してくれればいいなぁと思わずにはいられません。

結局、『イワンと仔馬』のチケットしか取っていません。始めの頃は、もう一つ見るとしたら『オールスター・ガラ』(10日)だな〜と思ってました。いろいろなダンサーが見られるから。少し経つと、やっぱり全幕だよなという気持ちになってきて、ロパートキナの『白鳥』を追加しようと思ってたんですが、現在はヴィシとコルプの『眠り』が見たいという心境に至っています。いやぁ、人の気持ちって変わるもんですね、当たり前ですが。
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英国ロイヤル・バレエ団2010年日本公演 日程決定

来年のロイヤルの日程が、NBSのサイトで発表されました。東京以外では、西宮の『ロミオとジュリエット』が1回のみ。『リーズの結婚』と『うたかたの恋』は3回公演ですが、『ロミジュリ』は東京だけで5回公演が予定されているようです。

■ 英国ロイヤル・バレエ団 2010年日本公演

『リーズの結婚』全2幕
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:フェルナンド・エロルド(編曲:ジョン・ランチベリー)
【東京3回】
6月19日(土)昼・夜
6月20日(日)昼

『うたかたの恋』全3幕
振付:ケネス・マクミラン
音楽:フランツ・リスト(編曲:ジョン・ランチベリー)
【東京3回】
6月22日(火)
6月23日(水)
6月24日(木)

『ロミオとジュリエット』全3幕
振付:ケネス・マクミラン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
【東京5回】
6月26日(土)
6月27日(日)昼・夜
6月28日(月)
6月29日(火)
【西宮1回】
7月3日(土)

NBS

祭典席の対象は2演目なんですよね。ん〜、どの組み合わせにするか迷います。まあ、キャストが出ないと迷いようもないんですが、なんとなく考えてしまう。私としては『うたかたの恋』が一番楽しみなので、祭典枠に入れたいところ。でもそれも、キャストによりますよね〜。はぁ〜っ、考えても仕方ないか…。たぶん、ロホを中心に選ぶことになると思います。ロホが踊らない演目は、ロベルタ・マルケスにしようかな〜、と。コジョカルを見ておけば感動は確実に保証されているような気もするんですが、何故か敢えて他を選んでしまう私…。
早くキャストが知りたいな〜と思ったんですが、そういえばロイヤルよりも前に、5月に『マラーホフの贈り物』があるんですよね。そちらの詳細も年内には発表されるでしょうか。今回は誰が出るのかな〜。マラーホフが何を踊るのかも、すごく楽しみです。

3月はパリ・オペとグルジア、4月はモスクワ音楽劇場バレエ、5月はマラーホフ、6月はロイヤルとヴッパタール舞踊団。他にもまだ増えるかもしれないし、国内のバレエ団の公演もあるし(私にとっては東バも重要)、来年も楽しくなりそうです。
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2009年11月15日

K-BALLET2010Winter『海賊』/『くるみ』キャスト

K-BALLETの2010年Winter公演が発表されました。演目は『海賊』です。アリは、熊川さん以外は橋本さんが1回だけ。その日はコンラッドが遅沢さん、グルナーラ荒井祐子さんと魅力的なキャストで、しかも熊川設定よりも安い。これは是非見に行きたいと思ったんですが、なんと東バの『シルヴィア』マイ・キャスト日と重なってました…。うえ〜、残念すぎる、、、。

■ K-BALLET COMPANY 2010 Winter 『海賊』

2月25日(木)18:30
メドーラ:浅川紫織
コンラッド:S.キャシディ
アリ:熊川哲也
グルナーラ:松岡梨絵
ランケデム:伊坂文月
ビルバント:B.バットボルト
パシャ:L.ヘイドン

2月26日(金)18:30
メドーラ:浅川紫織
コンラッド:S.キャシディ
アリ:熊川哲也
グルナーラ:松岡梨絵
ランケデム:伊坂文月
ビルバント:B.バットボルト
パシャ:L.ヘイドン

2月27日(土)14:00
メドーラ:東野泰子
コンラッド:遅沢佑介
アリ:橋本直樹
グルナーラ:荒井祐子
ランケデム:浅田良和
ビルバント:内村和真
パシャ:L.ヘイドン

2月28日(日)14:00
メドーラ:浅川紫織
コンラッド:S.キャシディ
アリ:熊川哲也
グルナーラ:松岡梨絵
ランケデム:伊坂文月
ビルバント:B.バットボルト
パシャ:L.ヘイドン

S席:18,000円 A席:14,000円 B席:10,000円
27日(土)S席:12,000円 A席:10,000円 B席:8,000円 C席:6,000
会場:オーチャードホール
一般発売:12月12日(土)

未定だった『くるみ』のキャストも決定したようです。中村祥子さんの出演はなくなったんですね、、。しかしそれよりも、宮尾俊太郎さんがリハーサル中に怪我をされたそうで、12月の『くるみ』を降板するとのこと。熊川さん、橋本さんに続き、宮尾さんまで、、、。う〜ん…なんだか辛いですね、、、。

キャストの変遷は以下のとおりです。

【第一報】
マリー姫/くるみ割り人形・王子
12月23日(水・祝)17:00 荒井祐子 / 橋本直樹
12月24日(木)18:30 浅川紫織 / 清水健太
12月25日(金)18:30 荒井祐子 / 橋本直樹
12月26日(土)14:00 東野泰子 / 浅田良和
12月26日(土)18:30 SHOKO / 宮尾俊太郎
12月27日(日)14:00 浅川紫織 / 清水健太

【変更後】
マリー姫/くるみ割り人形・王子
12月23日(水・祝)17:00 未定 / 未定
12月24日(木)18:30 松岡梨絵 / 清水健太
12月25日(金)18:30 荒井祐子 / 橋本直樹
12月26日(土)14:00 東野泰子 / 浅田良和
12月26日(土)18:30 浅川紫織 / 宮尾俊太郎
12月27日(日)14:00 荒井祐子 / 橋本直樹

【最新版】
マリー姫/くるみ割り人形・王子/クララドロッセルマイヤー
12月23日(水・祝)17:00 浅川紫織遅沢佑介 / 神戸里奈 /S.キャシディ
12月24日(木)18:30 松岡梨絵 / 清水健太 / 神戸里奈 / S.キャシディ
12月25日(金)18:30 荒井祐子 / 橋本直樹 / 渡部萌子 / S.キャシディ
12月26日(土)14:00 東野泰子 / 浅田良和 / 星野姫 / S.キャシディ
12月26日(土)18:30 浅川紫織 / 遅沢佑介 / 神戸里奈 / S.キャシディ
12月27日(日)14:00 荒井祐子 / 橋本直樹 / 渡部萌子 / S.キャシディ

K-BALLET COMPANY
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2009年11月14日

パリ・オペ、キャスト追加発表

パリ・オペのキャストが追加発表されましたね〜。発表されたのは、『シンデレラ』の継母と『ジゼル』のミルタです。

『シンデレラ』 シンデレラ/映画スター/継母
3月12日(金)18:30 ルテステュ/マルティネス/ステファン・ファヴォラン
3月13日(土)13:30 ジロー/パケット/ジョゼ・マルティネス
3月13日(土)18:30 ムッサン/ガニオ/ステファン・ファヴォラン
3月14日(日)13:30 ジロー/パケット/ジョゼ・マルティネス
3月15日(月)18:30 ムッサン/ガニオ/ステファン・ファヴォラン

『ジゼル』 ジゼル/アルブレヒト/ミルタ
3月18日(木)19:00 ルテステュ/マルティネス/マリ=アニエス・ジロー
3月19日(金)19:00 ジルベール/エイマン/エミリー・コゼット
3月20日(土)13:00 ルテステュ/マルティネス/マリ=アニエス・ジロー
3月20日(土)18:30 シアラヴォラ/ペッシュ/エミリー・コゼット
3月21日(月・祝)13:30 デュポン/ル・リッシュ/マリ=アニエス・ジロー

パリ・オペラ座バレエ団 2010年日本公blog

よかった〜、無事にジョゼの継母が見られそうです。ホッとした、、、。ステファン・ファヴォランの継母も気になるけど、今回は『シンデレラ』は1回で我慢と決めているので…。ミルタはジロとコゼット、両方見られそうです。
マチアス・エイマンのインタビューも掲載されましたね。なんか、若いっていいな〜とか思っちゃいました。いや本当に、あの陰りのない若さを純粋に羨ましく思いました。「僕のジゼルはド・ロ・テ!そしてドロテのアルブレヒトはマ・チ・ア・ス!(笑)」だそうで(笑)、彼らの『ジゼル』を見に行く私としては楽しみな限りです。
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2009年11月13日

後藤和雄さん、松下裕次さん、ゲスト情報【新潟】

新潟なんですが、後藤和雄さんと松下裕次さんがゲストで出演する発表会があります。いいな、いいな〜。公演ではなく発表会のようで、入場料も書いていないので無料なのかもしれません(というのは私の勝手な想像ですが)。バレエ教室の発表会って、なかなか行くには勇気がいります。しかもそれが無料だったりすると、なおさら行きにくい、、、。まあ、今回の場合、新潟までは行けないと思うし、その日は山海塾のチケットを取っちゃってるので、見に行けっこないんですけどね…。
演目は『白鳥の湖』全幕。後藤さんと松下さんの他にも男性ゲストがいるので、2人が何を踊るのかはわからないんですが、男性が『白鳥』で踊るって言ったらなんでしょう? 王子、パ・ド・トロワ、道化、ロットバルト。あ、各国のディベルティスマンもあるか。結構いろいろありそうですね。

■ 高野廣子バレエスタジオ 第35回Plural Ballet Concert 2009

『白鳥の湖』全幕
12月6日(日)14:00
会場:新潟テルサ

<ゲストダンサー>
上田忠男、河原昌彦、後藤和雄、倉谷武史
松下裕次、須藤悠、合屋辰美、小川恵瑚

詳しいことはスタジオのサイトで。
高野廣子バレエスタジオ
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2009年11月12日

『聖なる怪物たち』対訳/他

なんだか最近NBSの「What's New」の更新が激しい。メディア情報とか公演blogの更新とか、載せるようになったからかもしれないですね。「ホワイト・シャドウ」のリハーサル写真の3回目が出ないうちに、リハーサル・レポート〔前編〕というのが始まって、もしやこのままリハ写Bは忘れ去られてしまうのでは…という不安が一瞬過ぎりました。たぶんそんなことはないと思うけど、、。

「聖なる怪物たち」の中で語られる台詞の対訳が掲載されたんですが、これは面白かったです。対訳をUPしてほしいというのは、ギエムの希望なんだそうです。もちろん本番では字幕が出るそうなんですが、字幕に集中しすぎて表情などを見逃してほしくないという、彼女の希望らしい。本番でいきなり字幕を読むよりは、こうして事前に少しでも世界観に触れていたほうが、楽しめるかもしれないな、と。もしかしたらキャスト表の裏に対訳が載るかもしれないけど、案外ボーっとしてて気が付かないんですよね、自分…。

髪が後退し始めた自分が、髪の美しいクリシュナ神をどうやって演じるか。
「人が思い描くクリシュナのイメージに近づくのか。
それとも、自分の中のクリシュナに近づくのか。」
<中略>
「クリシュナが私の中にいる。
怪物が私の中にいる。」
「アクラム、あなたは美しくて髪の薄いクリシュナだわ。」
「ありがとう、シルヴィ、君もだね。
いや、君は禿げていないか。
でも美しい。そして背が高い。」

なんでしょうね〜、この優しい感じ。静かに流れる強さというか、優しさというか。何気なく読み始めたんですが、最後まで読み終えたら、なんだかちょっと感動してました。なんとなく、アクラム・カーンという人が気になります。踊りも気になるんだけど、舞台での佇まいというか、どんな空気感を持っている人なのか、その辺がすごく気になるんです。そういえば、そろそろ祭典のチケットが届く頃ですね。

NBS

パリ・オペのプレリザーブ/プレオーダーが受付中です。

プレリザーブ:受付中〜11月18日(水)11:00
『シンデレラ』  『ジゼル』
プレオーダー:受付中〜11月18日(水)18:00
『シンデレラ』  『ジゼル』
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2009年11月10日

維新派『ろじ式〜とおくから、呼び声が、きこえる〜』10月31日

フェスティバル/トーキョー09秋
維新派 『ろじ式〜とおくから、呼び声が、きこえる〜』
2009年10月31日(土)14:00 にしすがも創造舎

作・演出:松本雄吉
音楽:内橋和久

出演:維新派

シーンタイトル
M1 「標本迷路」
M2 「地図」
M3 「可笑シテタマラン」
M4 「海図」
M5 「おかえり」
M6 「鍍金工」
M7 「金魚」
M8 「地球は回る、眼が回る」
M9 「木製機械」
M10 「かか・とこ」

維新派の『ろじ式』を見ました。維新派を見るのは初めて。野外に特設の劇場を設置して上演するのが話題の維新派ですが、今回の舞台は「にしすがも創造舎」。閉校になった中学校の体育館を利用した劇場です。高い天上と奥行きのある舞台を想像していたんですが、中に入ってみると意外に普通の小劇場という感じの、こじんまりとした空間が作られていました。最初はちょっと残念に思ったんですが、後から思うに、それも維新派の一つの表現だったのかもしれません。「路地」という一つの小さな宇宙が広がっていました。

路地という、懐かしくて温かい、それでいて非日常と紙一重で繋がっているような、どこか恐ろしい存在。一歩足を踏み入れるには勇気が必要な、非日常への入口のような空間です。複雑に入り組んだ路地は、ちょっと覗くとすぐそこが行き止まりのようであるのに、その向こうにどんな世界が広がっているのだろうかという、想像を駆り立てます。舞台に路地を出現させるのは、固定のものと可動のものと合わせて600個の標本。出演者たち自らが標本を移動し、積み上げ、様々な場面を作り出します。木枠のみで作られた標本は、高く積み上げても向こう側を垣間見ることができ、圧迫感はなく、独特の閉鎖感を生み出していました。それはまるで、他者を拒絶するようでいて、招き入れざるを得ない路地の、魅力的な閉鎖感と通ずるようでした。

野外以外の劇場で上演するなら、是非とも維新派には新国立劇場の中劇場を使ってほしいな〜と思いながら見ていたんですが、2003年に『ノクターン』という作品で既に中劇場を使って上演をしていました。

舞台は無音で始まりました。客入れの音楽もなく、無音のままスッと暗転して暗闇に。一瞬の暗闇には緊張感があり、それは一気に舞台空間に引き込まれるのを感じた私の高揚感だったのかもしれません。暗闇の舞台に、出演者たちの白い影が移動するのが見え、スッスッスッと足が舞台を擦る音が聞こえる。何度経験してもワクワクする瞬間です。
作品が始まって感じたのは、如何にこれまでの自分がダンスの、身体の魅力に取りつかれていたかということです。登場したパフォーマーたちは、普段見慣れているダンサーたちの鍛錬された身体とは違い、様々な体型を持った人たち。ちょっとガッカリしかけたんですが、彼らが一斉に言葉を発したとき、ゾワッと心地良い感覚に襲われたんです。あぁ、声の力だ、と。それは、歌でも台詞でもない、言葉の力。リズムを得た言葉の不思議な連鎖は、始めこそ意味を考えてしまって作品の世界に入り込めていなかったんですが、次第にそれは心地良く、ずっと浸っていた世界に変わっていきました。意味を探ろうとして気を取られてしまったら、勿体無いかもしれません。その世界に浸ることができれば、意味は自ずと付いてくるような気がします。それは、意味というよりは、世界観というか、もう少し獏としたものです。もちろん、感じ方や楽しみ方は人それぞれですから、何とも言えませんが、私はあの「維新派」という世界観を楽しむことができたので、それでいいのかなという気がしています。帰り道、あの不思議なリズムが頭から離れずに鳴り続ける。それだけでいいんじゃないかな、って。

いわゆる台詞らしい台詞というのではなく、ほとんどの言葉・文章がリズムを得て、連なり重なって、イメージを紡いでいきます。1人、数人、全員。様々な言葉のリズムが押し寄せてくる。それは、歌でも台詞でもなく、言葉が新しい生命を与えられたかのようです。演劇でもダンスでもない。維新派は維新派という種類のものでしかないという所以かもしれません。

それでもダンス好きの私としては、ちょっとダンスっぽいシーンになると、どうしてもワクワクしてしまいます。終盤、可動式の標本がすべて取り払われ、急にガランとした舞台をパフォーマーたちが埋め尽くします。全員がこちらを向いて地面を踏み鳴らすようにして踊り、言葉を発する場面では、とりわけワクワクしました。少し腰を落として、足で地面を踏むような踊り。地を踏み鳴らすことによって魂を鼓舞し、あるいは鎮静する、ダンスの根源的な高揚感を受け取るような思いがしました。

初見で、しかも全員白塗りをしているので、名前と顔はほとんど一致しません。それでもやはり見ているうちに、印象的な人が何人が目に付くようになります。何が違うのだろうと思いながら見ていたんですが、「目」かもしれないなと思いました。「いい目」をしている人って、いますよね。もちろん、見る側の好みもあります。私にとって好みの、響く目を持っている人たちがいるわけで、あのキラキラした真っ直ぐな目、あるいは静かに見据えた遠い目、それらを見ているとついつい吸い寄せられてしまいます。目がいいと、その人の声まで届いてくるような気がしてくるんです。グッと心を掴まれる、声や目。もちろん調和を乱しているわけではなく、でも引き寄せられてしまう、私にとって印象的な存在のパフォーマーたちがいました。


維新派は、「<彼>と旅をする20世紀三部作」として、2007年に南米篇『nostalgia』、2008年に東欧篇『呼吸機械』を上演していて、今回の『ろじ式』は第三部のアジア篇に向けた実験作なんだそうです。アジア篇は2010年に日本で、2011年にはエジンバラ演劇祭での上演が予定されているとのこと。2010年の日本公演では、是非関東でも上演してくれるといいんですが、どうでしょう、、、。今回のように劇場公演だと可能性もありますが、野外での上演だと厳しいかな…と。
今週末から始まる『ろじ式』の大阪公演では、追加公演が決定したようです。やはり、拠点である大阪での人気のほうが高いんですね。
posted by uno at 23:34| Comment(2) | バレエ公演2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今さらですが、天児さんの記者会見 【訂正有り】

このブログで山海塾のことを書くたびに、絶対に「バレエ日記」のカテゴリではないよな…と思いつつ、仕方なくそこに入れているわけですが、だからと言って「山海塾」というカテゴリを作るのは、なんとなく勇気がいるんです。たかが素人のブログでカテゴリ増やすのに、勇気も何もないけれども…。なるべくカテゴリはシンプルに、公演の感想とそれ以外の2つに分けたいのですよ。自分の山海塾熱がいつまで続くかもわからないし。ふと冷めてしまったときに、なんだかそのカテゴリが切ないじゃないですか。
まあ、そんなことはいいんですが、北九州芸術劇場での『卵熱』の公演(11月1日)に先駆けて開催された天児さんの記者会見のレポがあったので、今さらですが一応載せておこうかなと思いまして。北九州の『卵熱』も行きたい行きたいと思いつつ、12月に東京で見られると思うと、やはり見に行く決心はつきませんでした。単純に金銭的な問題。もうちょっと近場の関東とかだったら、見に行っちゃったんですけどね〜。

一つは「ドネルモ」という、“福岡発の文化系サイト”の記事。
  → 「ドネルモ」 山海塾『卵を立てることから−卵熱』天児牛大 記者会見
もう一つは、リバーウォーク北九州というサイトのブログ、「リバログ」です。
  → 「リバログ」山海塾『卵を立てることから−卵熱』 11月1日(日)公演決定!!

【訂正】リバーウォーク北九州の「リバログ」のリンクがちゃんと貼れていなかったので、修正しました。しかも、ブログ名も間違えてました…。(コメントで教えて頂きました。ありがとうございます♪)

で、もう私は12月の『卵熱』が楽しみで楽しみで仕方ないんですよ〜。2009年の舞台鑑賞も残すところあと僅かとなってきたわけですが、東バの『くるみ』と『卵熱』が、私の中で楽しみな公演のツートップです。はぁ〜、本当に1年って早いですね。もうすぐ2009年が終わっていきます、、、。そろそろ東バの2010年のラインナップが知りたいな〜。昨日、新しいNBSニュースが送られてきましたが、東バの予定はまだ出ていませんでした。
posted by uno at 16:09| Comment(2) | バレエ日記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月08日

パリ・オペ発売状況。

今日(7日)はパリ・オペのセット券の発売日だったわけですが、NBSのトップページに「発売状況」という珍しいお知らせが出ました(珍しいですよね?)。もしかして、あんまり売れ行きがよくないから、販促のためのお知らせ?と思ったら、オーレリとル・リッシュの『ジゼル』が完売したというお知らせでした。完売というか、先行発売枠のS・A・B席が満席になったということらしいです。明日からのWEB先行では、オーレリとル・リッシュの日は取り扱わないとのこと。一般発売の分は残してあるだろうけど、少ないんでしょうね、、、。祭典会員の席も、やっぱりその日に集中したのかな〜。
  →パリ・オペラ座バレエ団ブログ

アッサンブレからDMが。<ルグリの新しき世界>Aプロの優先予約のお知らせです。Bプロは対象外らしい。水香さんが出るんだから、Bプロだって対象にしてくれてもいいのにな〜と、ちょっと思っちゃいました。Bプロは売れると踏んでるのかしら。二つ折りの完成チラシも同封されていました。


昨日はお休みだったので、本棚の整理をしました。出した漫画が全然入らなくなっちゃって、しばし途方に暮れた…。「捨てる予定」と「売る予定」のものを本棚から出して、なんとか埋め込んだんですが、おかげで「予定」の山ができちゃって、片付いたんだか散らかったんだか、という感じです。自分でも久々に見る漫画とかあって、ついつい片付けの手が止まってしまいました。古本屋で買った「マンガ奇想天外」に山岸凉子さんのインタビューが載っていたので、読んでから捨てようと思ったら、読んでるうちに話題に上った短編とかが気になっちゃって、今度はそっちを引っ張り出して…。これまた古本で買ったハードカバーの作品集で、「キルケー」とか「パンシー」とか「ダフネー」とか、久々に読んでしまいました。あの辺の山岸さんの短編も、いいんですよね〜。あんまり詳しく年代とか意識して読んでるわけではないので、どの辺かって言えないんですが(適当…)。まあ、山岸さんの場合、私はどの時期のものでも好きなので。昔の絵が好きな私としては、今の山岸さんの絵はときどきツライけど、『テレプシコーラ』もやっぱり読まずにはいられない。バレエ漫画のバイブルも、私にとっては『アラベスク』>『スワン』。今でもときどき文庫版で読み返してます。花とゆめ版は保存用。りぼん版までは揃えてないけど、、、。また読もうかな、『アラベスク』。
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2009年11月06日

ルグリ公演ページ/リハ写A/他

<ルグリの新しき世界>の公演ページがいつの間にかできていました。トップの写真の色合いが、すごく綺麗だな〜、と。イントロダクションにルグリのインタビューが載っているんですが、これがちょっと面白かった。NBSニュースvol.273より転載と書かれているので、チラシの山を探してみたんですが、見当たらず。11月号なのでまた私は手に入れてなかったみたいです。ド・バナのこと、イレールのこと、ギエムのこと。「ダンサーのキャリアは長く、いろいろなことが起こります」と語るルグリ。本当に、人生にはいろいろなことが起こるよなぁと思ってしまいました。ほんの数年で、以前には考えられなかったような気持ちに変わることができたりもする。「どうしてあのときは、こうできなかったんだろう…」と、自分を愚かしく思うこともあるけど、そのときはそうしかできなかったんですよね、きっと。そうなるようにしか、なっていなかったんだろうな、と。過去の自分を正当化しているのではなく、変わったということに意味を見出していかなければ、前には進めないなぁと思ったんでした。まあ、ちょっとルグリとは関係ない話になってしまいましたが(苦笑)。一緒に踊ることを電話で切り出すと、ギエムは驚きもせず、幸せそうにウィと答えてくれたという件に、なんだかジ〜ンとしてしまいました、と言いたかったんです。

インタビューによれば、「クリアチュア」は25分くらい、「ホワイト・シャドウ」は50分くらいの作品。ということは、Aプロは2時間くらいで終わりそうだな〜、と。Bプロの「マリー・アントワネット」は、ド・バナがルテステュのために振付けた作品だそうです。それを見てルグリは振付家としてのド・バナに注目したということなので、これもまた楽しみになってきました。
  →NBS

で、リハーサル写真は第2回目。「ホワイト・シャドウ」の出演者は23人だそうです。

ルグリ、ド・バナ、吉岡美佳、上野水香、西村真由美
松下裕次、氷室友、小笠原亮、宮本祐宜、岡崎隼也
高木綾、奈良春夏、川島麻実子
コール・ド・バレエ 10名

ルグリと西村さんのパ・ド・ドゥ、ド・バナと水香さんのパ・ド・ドゥ、そしてルグリとド・バナのパ・ド・ドゥなど、13景で構成されるとのとこと。ルグリと西村さんの組み合わせって、素敵そうですよね〜(♪)。
  →NBS

ちょっと話は変わりますが、シンフォニア岩国のサイトに、佐伯さんと松下さんのコメントが載りました。スペシャル・トークとストレッチ講座のレポートもあります。
  →シンフォニア岩国
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